【我が家deごはん】暑い夏にも寒い冬にも!すっぱくて辛~い酸辣湯を作ってみよう

はねうさにっき
@haneusagi.com
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こんにちは!はねうさぎです。

アメリカに住んでいた時に、中華料理屋さんへ行くと必ず注文していた「Hot and Sour Soup」。

大好きでしたが、これがイコール=酸辣湯であることを知ったのは、日本へ帰国してからのことでした。

そうか~~~、Hot(からい)あーんど、Sour(酸っぱい)スープ=確かに「酸辣湯」ですね!(←バカ丸出しw)

アメリカ生活では、ボストンとその近郊に住んでいた経緯があり、一度MITのインターナショナル学生寮で、国際的な食のイベントなるものが有り、友達に誘われて行ったことがあります。

その時に酸辣湯を作ってふるまっていた台湾からの学生さんがいて、「このスープ大好きなんだよね~どうやって作るの?」と質問したら「簡単だよ!」とだけ言われて作り方は教えてくれなかったことがあります・・・苦笑

さて、現在ドイツに住んでいる私は、この「Hot and Sour Soup」を中華料理レストランでいただけるものと期待していましたが・・・・・ドイツには無い様子!(うちの地域だけ?!)

実は、ドイツには「Peking Suppe(ペキン・ズッペ)」と呼ばれるものが存在します。

通称「Sauer Scharf Suppe」、つまり英語の「Hot and Sour Soup」と同じ意味を持つスープとして、ドイツのチャイニースレストランに君臨しているペキン・ズッペですが、これが・・・まあ・・・おそらく、ドイツ人向けにローカライズされたであろうお味で、辛くもないし酸っぱくも無い、トマトケチャップ味の甘めスープという印象なのです。

ですので、ドイツで酸辣湯を求めてレストランでペキンズッペを注文すると、とんでもない裏切りパンチを食らいます。

私は、本場でサンラータンはいただいたことがありませんが、日本、アメリカ、東南アジア諸国で、中国人移民が経営するレストランでいただいたことがありますが、お味はほとんど一緒なので、やはり太平洋ではなく、陸地・・・または大西洋を越えちゃうと、何故かお味が変わってしまうのね・・・と思っています。(勝手な妄想です)

さて、前置きが長くなりましたが、ドイツで私が求める「酸辣湯」が存在しないため、作ってみることにしました。

今回は、何とドイツのアジアンスーパーで見つけたシーズニングパックを使い、味付けを簡単にしています!

一緒に四川風の麻婆豆腐も作ってみましたので、そちらのシーズニングもご紹介しつつ、今回の「我が家deごはん」のレシピをご紹介しますー。

ドイツで本格酸辣湯!シーズニングパックで簡単調理!

今回使用したシーズニングパックは、こちら以下の2つです!

ちなみに、酸辣湯も四川料理または湖南料理のスープの代表格として有名で、この四川州(四川・云南・貴州)、湖南州は中国国内でも辛い料理が多いことが特徴です。

昨年、隣接しているラオスとミャンマーへ行きましたが、中華料理屋さんはもとより、これらの国の北部は辛い食べ物が多かったのが印象的でした。

食べ物も旅行と同じでなんだか背景にロマンを感じます。食べ物はその国の文化のひとつですよね。

     

さて、話を戻します。

左のグリーンのシーズニング(ペースト)は、以前の記事「【我が家deごはん】炊飯器で簡単!シンガポールチキンライスを作ってみよう」でもご紹介した、シンガポール企業の「Asian Home Gourmet社」のもので、ドイツ国内ではドイツ語のシールが貼られていますが、シールを剥げば、英語の作り方も読むことができるので便利です!

1パックにペースト状になった調味料が入っていますので、具材を準備して、調理し、ペーストを入れれば結構本格的なお味に仕上がります。

1パックで約4人分ですが、はねうさ夫はお替りしたので、1回で全部なくなりました!(笑)

麺を入れて、酸辣湯麺にするのもいいアレンジだと思います!

この記事内では、ペーストだけを使用せず、少しアレンジしたものを掲載します。

右側写真の四川風マーボー豆腐のペーストは、先日ベルリンのGo Asiaで購入したものです。

凄く本格的なイメージだったので・・・・辛いモノ好きな私とはねうさ夫にはぴったり!

パッケージを開けると、小分けになったペーストのパッケージが2つ入っていますので、2人分として1つだけ使用しました。

今回の記事では、酸辣湯のみの作り方をお伝えしますが、作り方やペーストを入れるタイミングは、日本の各企業様が販売している麻婆豆腐の素と一緒なので、迷わずに作ることができると思います!

とっても簡単!酸辣湯の具材を準備しよう

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【材料 4人分】※材料の一部、日本語の横にドイツで見つけやすいように食材名を書いています

準備時間20分程度目安

・竹の子水煮(細切り)[Bambussprosse] 60g
・干し椎茸(なければ生シイタケ)1~2枚
・きくらげ [Mu-Err-Pilze] 5枚
・にんじん 50g
・豆腐(絹ごし・木綿お好きな方で)100g
・豚バラスライス [schweinebauch] 80g
・水 800cc(4カップ)
・顆粒またはペースト状鶏がらスープ 小さじ1
・卵1個
・万能ねぎ 適宜

【調味料】
・Asian Home Gourmet社スパイスペースト(Hot and Sour Soupの素)
・お酢 大さじ1~2(今回はミツカンを使用)
・黒コショウ 小さじ1
・ラー油(今回はS&B山椒入り四川風を使用)
・水溶き片栗粉 [kartoffelmehl oder Kartoffelstärke] 大さじ1~2

※スパイスペーストが手に入らない場合は以下で試してみてください

・醤油 大さじ2
・塩 小さじ1/2
・豆板醤 小さじ1 [Chili bean Sause- Toban Djanで、アジアショップやスーパーで見かけることも]
・お酢 大さじ2~3(今回はミツカンを使用)
・黒コショウ 小さじ1
・ラー油(今回はS&B山椒入り四川風を使用)
・水溶き片栗粉 大さじ1~2

※ペーストを使わない場合は、鶏がらスープの素は「大匙1」を入れてください。

◆ドイツでの調味料調達のヒント

※鶏がらスープは、Go AsiaなどでAjinomoto等のブランドからChiken Powderとして販売されています。

手に入らなければスーパーのキチンブイヨンで。

私は日本から持ってきた中華だしのペースト状のものを使っています。

※豆板醤は、日本でもおなじみの「李錦記(りきんき, Lee Kum Kee)」ブランドの物が、スーパーのREALやアジアショップに売っているのでそれを使っています。

【準備と下ごしらえ】

1. 干しシイタケと乾燥キクラゲを水で戻し、十分に柔らかくなったらそれぞれを細切りにする。

2. タケノコ水煮は細切りタイプのものを使ってください。無い場合には包丁で細切りにし、湯どおししておく。

3. 豚バラ肉を細切りにし、塩少々を振って揉んでおく。

【注意!】ドイツ在住の場合、ブロックでSchweinebauchを事前に購入し、冷凍しておき、半解凍した状態でスライスし、細切りにすると奇麗に細切りにすることができます。

4. ニンジンの皮をむき、細切りにする。

5. 豆腐を細切りにする。(私は、今回韓国ブランド?のカッターい木綿豆腐を使いました)

6. 卵を溶いておく。

7. ミツカン酢大さじ2に黒コショウ小匙1を入れて合わせておく。(酸味控えめ好みの場合はお酢大さじ1)

8. 市販のスパイスペーストが無い場合は、調味料を準備しておく。

めちゃくちゃ簡単!酸辣湯の作り方

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「スパイスペースト」には、鶏肉を使用するように書いてありますが、鶏がらスープの素で代用するのと、鶏肉ではなく豚バラの方が本格的なお味に仕上がります。もちろん鶏肉を使っていただいてもOKです。

【作り方】

1. 鍋に水4カップを入れて火をつける。

2. 水が沸騰したら鶏がらスープの素を入れて軽く混ぜ、ニンジン、豚肉、シイタケ、キクラゲ、豚バラ肉を入れて煮る。(必要に応じてアクをとってください)

3. ニンジンに火が通ったら、中火にし、タケノコを入れる。

4. 「スパイスペースト」を入れてよく混ぜる。

5. 豆腐を入れ、味見をし、好みで黒コショウ入りのお酢を入れて味を決める。

6. 鍋をいったん火から外し、水溶き片栗粉でお好みのとろみ加減をつけて混ぜた後、鍋を火に戻す。

7. 溶き卵を箸などで細く回し入れた後、卵が固まるまで数秒待ち、お玉などでかるくまぜて火を止める。

7. スープカップに注ぎ、万能ねぎを飾り、ラー油を好みの分量だけたらして出来上がり!

※残った豆腐をこの後麻婆豆腐に使用しました。

※材料は目安ですので、お好きな具材を多くしたり少なくしたりして調節してください。

※「スパイスペースト」だけでも本格的なお味ですが、お酢・黒コショウ・ラー油を加えることでより本格的なお味になります。

※「スパイスペースト」だけではとろみが足りませんので、水溶き片栗粉でとろみをつけることをお勧めします。

※アレンジで、トマト(生)を入れてもおいしいです!

麺を入れて酸辣湯麺にアレンジも可能

茹でた麺を入れて「酸辣湯麺」にするアレンジも可能ですね!

私はスープだけをシンプルに味わうのが好きですが、アレンジ次第で1食完結するので良さそうです。

これから本格的に暑い日が続きそうなので、酸っぱくてから~~い酸辣湯は、具沢山でもするすると食べることができるので重宝しそうです。

調理の後すぐにいただいたので、辛さと暑さでじわじわと汗が出ました。

汗をかきながらいただくという意味では、夏だけでなく冬にもお勧めなスープです。

あ~!六本木ヒルズの飄香小院へ行きたい!!!と、夢見て、スパイスペーストで今は我慢します!!!

ドイツのペキンズッペはインチキだ!!と思っているあなた、お勧めですよ~~~~。

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