ジョージアのおもてなし!食いしん坊夫婦お勧めクタイシのレストラン【Toma’s Wine Cellar】

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

ジョージアは、私たち夫婦の好きな国ですが、理由の一つに「美味しい食事」があります。

初めてクタイシに降り立ち、新鮮野菜やハーブを使用したサラダや、小籠包のようなヒンカリ、お肉の煮込み料理やスープ、チーズ入りのジョージアパンとも言えるハチャプリなど・・・とにかくそのクオリティとバリエーションに驚きました。

私はジョージア料理の本まで買ったほどの大ファンです(笑)

今回、コロナ禍を経て2回目のクタイシ訪問だったので、美味しいジョージア料理を楽しみにしていたのですが、新しいレストランを見つけたのでご紹介します。

クタイシの人気レストラン「Toma’s Wine Celler(トーマスワインセラー)」の訪問体験をレポします!

目次

1人2500円でジョージア料理のフルコース!自家製自然派ワイン付きのジョージアレストラン

©haneusagi.com

ジョージアと言えば長いワインの歴史がある事を知る人も多いでしょう。

最近では大きなワイン工場で製造されたジョージアワインも楽しめますが、このToma’s Wine Cellerでは、ホームメイドワイン、つまり自家製自然派ワインをいただくことができます。

「ホームメイドワインってジョージアでは居酒屋をはじめ一般的じゃない?」という意見も聞こえてきますが、このレストランの素晴らしいところは、パンをはじめピクルスなど、すべて自家製なのにリーズナブル、そして素晴らしい雰囲気のレストランなのです。

店内にワインセラーもあるのでジョージア風味満載!トイレもキレイでした。

もともと、ジョージアのレストランは自家製のものを提供するコンセプトのお店が沢山あったのですが、近年は冷凍食品、保存食品、加工食品も見られるようになり、衛生面や保存性、手軽に時短でいただけるメリットはあると思うのですが、私たち夫婦が好きなジョージアは「古き良きジョージア」だったちするわけなのです。

その点、Toma’s Wine Cellerは、その古きよくジョージアなのに近代的かつアットホームな雰囲気を兼ね備えています。

カップル、友人同士、グループで行くのにおススメ!

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オーナーのトーマスさん曰く、2018年にレストランをオープン。

「もちろんコロナ禍はかなり苦しかったけど、苦しかったのは僕たちだけじゃないしね」と笑顔で話してくれました。

ずっとワインを作っていた家族の歴史があり、ワインセラーを改装して、伝統的なジョージア料理を提供するレストランを始めたそうです。

調理はトーマスさんのお母さまが担当し、ワインやチャチャもすべて自家製の家族経営レストランです。

メニューは「Supra」と呼ばれるコースセットメニューのみ!

価格もわかりやすく、1人あたりいくら(私たちの時は1人50 GEL)というシステム。

シーズンによってメニュー内容を変更しているとの事ですが、ハチャプリやキュウリとトマトのサラダなど、ジョージアを代表する定番メニューは年中提供しているとのことです。

私たちが行った時のセットメニューは・・・

前菜

  • チャチャ(食前酒)
  • 自家製パン
  • ジョンジョリ(ミツバウツギ属の花と葉のピクルス)
  • トマトときゅうりのサラダ
  • 自家製チーズとパイ生地のようなものにハーブ入りフレッシュチーズを乗せたもの
  • 野菜カナッペ(この日は人参とナス)にクルミペーストを乗せたもの

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メイン

  • 自家製ソーセージの盛り合わせ・自家製トケマリ(プラム)ソース
  • チキンのサツィヴィ(クルミソース煮込み)

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シメ

  • 自家製ハチャプリ
  • もう一杯おかわりチャチャをいただくww

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これに、1人500mlの自家製ワイン付き。お水もサービス!

この内容で、料金は1人当たり50 GEL(日本円約2500円ちょっと)はお得感があります。

身長189cmの大柄ドイツ人のはねうさ夫と2人でいただいても十分おなかいっぱいになるポーション!

女性2人で来ているテーブルもあったのですが「え?!こんなに食べれないかも!!」と言っている人もいました。

ちなみに、クタイシで何件かレストランへ行きましたが、クタイシの食事はこの地域の気候のせいなのか比較的他のジョージアの地域よりも味付けが濃いめなのですが、Toma’s Wine Cellerでは味付けは濃く感じず、ちょうど良かったです。

ワインは通常のホームメイドワインという感じで、そりゃこの価格ですしお味としてはジョージア屈指のワインをセレクトしたワインバーのワインと比較してはいけません。

「このレストランの為だけにジョージアに行っても良いくらい美味しかった!」by はねうさ夫【レストランが人気の理由】

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Toma’s Wine Cellerのレビューをトリップアドバイザーで見てみると、380件以上のほぼすべての方が5つ星を、Googleレビューでは500人以上が5つ星をつけています。

冷静に考えてみると、「似たようなレストランは他にあるのでは?」と思ってしまうのですが、このレストランが人気な理由はいくつかあると思います。

  1. 当然ですが、美味しいジョージアの材料を使った家庭料理が味わえるという事。ただし、他にも「家庭料理」を提供するレストランはありますが、より小奇麗でより洗練されている印象。
  2. ジョージアのおもてなしを感じられるサービスのすばらしさ!
  3. 改装したばかりの古いワインセラーの独特なアットホームな雰囲気!なのに清潔感がありモダンな店内。
  4. 料理のクオリティとポーションに対するお得感を感じる価格。

サービスに関してですが、まず、レストランに入ると、オーナーのトーマスさんが出迎えてくれ、レストランや家族の歴史の説明などをしてくれました。

テーブルに着くと、好き嫌い、食べられないモノ、アレルギー有り無しなどを質問してくれます。

ここに来るゲストのほとんどは、食に対してオープンだと思うので、ざっと見た感じでは皆さん同じ食事を食べていましたが、ゲストの好みを始めに確認してくれるのは欧米人に特にウケそうだと思いました。(そして、好みに合わせて調理することで、より一層美味しくいただける→レビューが良くなるというポジティブサイクル)

各テーブルには、日本でもよく見られるボタン式の呼び鈴ブザーが置いてあり、お店の方を呼びたい時にはボタンを押すことができます。

ただね、このお店、どこかに目でもついてるのかな?と思うくらい、絶妙なタイミングで次のお料理が運ばれてきます。キッチンは2階にあると言うのに驚きました!

また、各お料理をテーブルに置いた時に、お料理の説明をしてくれます。

もちろん質問があれば答えてくれました(だからメニューが何かをここで書くことができています)。

なので、ジョージア料理が初めての方や、よくわからないエキゾチックな料理だなあ・・・という他国のお料理に対するバリアが低くなると言うメリットがあると思います。

トーマスさんの人柄も人気の理由だと思います。

とても流暢な英語で、食事の説明、家族の説明、質問に対する受け答えもストレスなくできるので、その日の別のテーブルにいたお客さんも国際色豊かでした!(フランス、ハンガリー、イギリス、ロシアなどなど多言語が聞こえてくる)

クタイシ市内の中心部から距離があるので、帰りはタクシーを呼んでもらったのですが、そのようなリクエストにも気さくに答えてくれ、おまけにタクシーはローカル価格なのでぼったくられる心配もなしでした。

総合的に、来ているお客さんのマナーも良く、お店も良く準備しているので、一見普通のジョージアレストランなのですが、すべての要素が相まってお店の雰囲気が心地よく特別な空間で食事している感覚を覚えます。

とにかくお店の雰囲気が良いんですよね。不思議なことに、このお店ではちょっとスピリチュアルな雰囲気さえ感じてしまいました。

「Toma’s Wine Celler(トーマスワインセラー)」は必ず予約しよう

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「クタイシの超観光地へようこそ!(笑)」なんてジョークも飛び交うくらい、観光客が歩いていたら偶然このお店にたどり着いた・・・なんてことは絶対にありえない場所に位置しています。

この「隠れ家的存在」である事も人気の理由かもしれません。

ここにくるお客は、このお店目当てでここまで来るのです。

ですので、予約せずにこのお店にきてテーブルが開いてなかった・・・なんてことにならないように、予約必須です!

絶対に予約なしに行ってはいけません!

実際、ネットレビューが非常に良いので、人気らしく、私たちがもともと予約したかった日にちは満席で予約が取れなかったのです。

次の日が空いていてラッキーでした。

レストランに着くと、その日の予約分のすべてのテーブルセッティングが済んでいる状態でしたので、お店にとっても来客数をカウントできるし、Win-Winですよね。

クタイシのおススメレストラン「Toma’s Wine Celler(トーマスワインセラー)」の場所

レストランの場所は閑静な住宅街にあります。クタイシの市内中心部から離れているローカルしかいないようなエリア。

私たちはお天気も良かったし時間もあったので、ホテルから40分ほどあるいて徒歩で行き、帰りは暗かったのでタクシーでホテルに戻りました。ホワイトブリッジから徒歩で約30分ほど。

名称:Toma’s Wine Celler

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https://www.haneusagi.com/travel-europe-georgia-kutaisi-canyons-tour

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この記事を書いた人

旅行、おいしいもの・ワインが大好きのドイツ在住40代。旅行、デザイン&アート、国際結婚ネタ、語学学習(英語・ドイツ語)のヒントをお届けします。20代後半にアメリカでインターン経験。現在はフリーランス翻訳家。ひょんなことから2017年7月11日より南ドイツ在住。干支と小動物風な行動により、幼少時に父親から「うさ」と呼ばれて育つ。その最愛の父は2021年に他界。気ままに書いてます~
プロフィール詳細は「はねうさぎ」をクリックしてね!
★TabiTabiさんに寄稿した「旅行記」
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