セルビアの首都ベオグラードのニコラ・テスラ博物館へ行ってきた

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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

先日7日間のモンテネグロ~セルビアの旅を終えてきた私達夫婦。

モンテネグロのブドヴァコトルの見どころ、アクティビティは前回の記事を読んでもらえればと思うのですが、今回は寝台列車で移動した、セルビアの首都ベルグラードのレポートに移りたいと思っています。

まず一発目は「ニコラ・テスラ博物館」。

セルビアには世界的に超有名な2人の偉大な男がいるのです。

まずは、テニスのジョコビッチ選手。これは言わずと知れたセルビアが世界に誇る超有名な人物ですが、もう一人は、ニコラ・テスラです。

セルビアの誇り!ニコラ・テスラについて

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ニコラ・テスラは、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家です。

オーストリア帝国時代のグラーツ工科大学で学んだあと、1881年にブダペストの電信会社に入社し技師として勤務。

その後、1884年にアメリカに渡り、エジソンのもとで働きますが、1年後に独立し、1887年に『Tesla Electric Light and Manufacturing』という自身の会社を設立した天才。

ニコラ・テスラの偉業は、長距離送電を可能にしたほか、無線通信やエネルギー伝達についての研究、交流電源の特許取得など数々の功績を残しています。

私たちの毎日の生活に欠かせない蛍光灯を始め、電子レンジ、ラジオ、車の電子キー、テレビのリモコンなどの原理も、ニコラ・テスラの発明だというから、なんとまあ凄いことですよね。

生涯における特許取得数はおよそ300件と言われ、ノーベル物理学賞受賞候補となったという噂があったそうですが受賞はしませんでした。

両親ともにセルビア人で、自身もセルビア国籍。子供のころから物覚えが良く神童的な評判だったとか。

当時のオーストリア帝国、現在のクロアチア西部の村で誕生し、渡米後はアメリカの市民権も取得していました。

セルビアの100ディナール紙幣には、ニコラ・テスラの肖像と磁束密度の単位(テスラ)が印刷されているほか、セルビアの首都であるベオグラード国際空港には、彼の名前が付けられ「ベオグラード・ニコラ・テスラ空港」と呼ばれています。

つまり、お国の通貨に印刷される位の偉人!、国際空港に名前が付けられるくらいのセルビアの誇り!という事ですね。

ちなみに、「テスラってあのアメリカの電気自動車のメーカーの事じゃない?」と思う方もいる事でしょうが、あれは、テスラ社の創業者であるイーロン・マスク(Elon Musk)は、ニコラ・テスラの信奉者として知られており、「テスラ」の社名は、ニコラ・テスラにちなんでつけられたものなのです。

イーロン自身も、南アフリカ、カナダ、アメリカの多国籍保持者で興味深いですね。

ニコラ・テスラ博物館の概要

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ニコラ・テスラ博物館は、セルビアのベオグラード中心部に位置する物理科学博物館です。

ニコラ・テスラの生涯と業績を称え、関連のものを展示することを目的としており、テスラの永眠の地でもあります。(そう!ニコラ・テスラの遺灰が博物館内にあるんです!)

博物館には、16万点以上の原文、2,000冊以上の書籍と雑誌、1,200点以上の歴史的技術展示物、1,500点以上の写真、技術的対象、器具、装置の写真プレート、1,000点以上の図面と図面が所蔵されています。

現在のニコラ・テスラ博物館は、セルビアの著名な建築家であるドラギシャ・ブラショヴァン(Dragiša Brašovan)の設計により1927年に建てられた住宅の中にあります。

博物館自体も、閑静な住宅街の中にあるので、一瞬「これが博物館?!」と思ってしまうかもしれません。

実は、1952年12月5日、ユーゴスラビア連邦人民共和国政府の決定によりニコラ・テスラ博物館が設立されるまで、この建物はさまざまな用途に使用されていたと言います。

テスラの甥であるサヴァ・コサノヴィッチ(Sava Kosanović)と親近者、弁護士のフィリップ・ウィッテンバーグ(Philip Wittenberg)の尽力により、博物館に展示する一部の物品が1951年9月7日にニューヨークからユーゴスラビアのベオグラードに輸送されました。

展示品は、家族などの働きかけで、アメリカからベオグラードへ帰ってきたと言う訳ですね。

ちなみに、ニコラ・テスラ博物館は、世界の電化の歴史とこの分野における将来の技術的進歩に重要な役割を果たすという事が認められ、2003年にユネスコの「世界記憶遺産」に登録されています。

ベオグラードに行って時間があれば行ってみようかな?くらいに思っていた「ニコラ・テスラ博物館」ですが、観光インフォメーションセンターで、海外からの観光客にナンバーワンで人気のあるスポットであるとお勧めされて、足を運ぶことにしました。

正直に言いますと、ニコラ・テスラという人物を知ったのは、あのEV車メーカーの「テスラ社」がきっかけと言うくらいで、そのほかの事はほとんど知らなかった私・・・汗

予想通り、若い男性が多かったです。

テスラの偉大さをこの博物館で実感してみてください。

ニコラ・テスラ博物館はガイドツアーで実際に体験できる仕組みになっている!

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ニコラ・テスラ博物館は、ガイドツアーで展示内容を閲覧、体験できるようになっています。

まず、ガイドツアー開始の時間を事前に調べてから博物館へ行きましょう。(セルビア語か英語)

窓口でチケットを買い、英語ツアーに参加することを伝えられると、まずは動画を見てもらうところから始まるので、時間までに着席しているように説明を受けます。

英語ツアーなので、動画は英語ですが、主張すると自分の好きな字幕を付けてもらうことができます。個人的には英語字幕が欲しかったけど、イタリア人グループの方が「イタリア語お願いします!」とリクエストしたので、字幕なしで動画を見ました。

動画は、ニコラ・テスラの生涯のストーリーや発明品の説明などでした。

※ちなみに、日本語字幕はありません

テスラ博物館内の展示パネル ©haneusagi.com

発明品のいくつかの展示の一つに、1893年のシカゴ万博で展示された交流駆動モーター『コロンブスの卵』のレプリカの実演や、ネオンの展示などがあり、物理・化学大好き人間は絶対に楽しめる内容です。

また、現在では当たり前と思って生活している「電力を無線で送る」という事を考案し実験・研究したのもテスラ。

英語ツアーのガイドのおにいさんが、棒状の蛍光灯を参加者に1本づつ手渡し、ちょうどデカイコイルのような器具で発電したものが、この装置から離れて手に持っている蛍光灯を点灯させるというデモンストレーションを行いました。

私も蛍光灯を持っていたのですが、装置がうぃ~~んと唸り、バチバチバチ!ジジジジ!!!という音と共に蛍光灯が光るという、なんとも摩訶不思議な体験!

マルチ無線システムの装置を使って、実際に電気が無線状態で伝達されることを体験できます。

このほか、幾つかデモンストレーションの後に、各自自由に展示品を見てまわってツアーは自分の好きなタイミングで終了することができます。

テスラの発明品のひとつ電子水圧力計(液圧計) ©haneusagi.com

展示品を見てまわっていると、暗闇の中に光る金色のボールが・・・。

無線電力システムのてっぺんに丸い金属が付いていたので「これも何か発明したスンゴイ金属の何かかもしれない!?」と、私が興奮気味に話し、「どれどれ・・・説明書きは・・・」と見てみると、なんとニコラ・テスラの遺灰でした。

そう、ニコラ・テスラは、ニューヨークのニューヨーカーホテルの3327号室で一人で亡くなり、ニューヨーク州アーズリーのファーンクリフ墓地に運ばれ、後に火葬されたという事なのですが、遺灰がこの博物館にあり、ニコラ・テスラはベオグラードで眠っているのです。

何枚か写真を撮りましたが、館内は照明が落とされている状態だったので、セルビアの情報をとっても良く発信している「セルビアウォーカー」というサイトに詳細の説明があるので、そちらも参照にしてみてくださいね。

また、2019年には、山口県の防府市で「ニコラ・テスラ展」を日本初開催したそうです。日本とセルビアの友好関係も今後どんどん深まっていって欲しいと思います^^

「電気科学は光の本質を明らかにし、無数の機器と精密な装置をもたらし、それによって我々の知識の正確さを飛躍的に向上させた」- ニコラ・テスラの言葉『エレクトリカル・レビュー』、1897年1月27日号より

ニコラ・テスラ博物館の場所・料金・開館時間などの情報

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ニコラ・テスラ博物館

Nikola Tesla Museum | Home

所在地: Krunska Street, 51, 11111 Belgrade

開館時間
  • 月曜日: 10:00 – 18:00
  • 火〜日:10:00〜20:00

ガイドツアーは毎時00分にスタートし、所要時間は約45分。セルビア語か英語のみ。

ガイドツアーのスケジュールは、毎日ホームページでご覧いただけます。

チケット(常設展)
  • ガイドツアー(英語):1回券:800RSD
  • 英語ガイドツアーのグループチケット(10名以上):500 RSD
  • セルビア語ガイドツアー(1回券) :400 RSD
  • セルビア語ガイドツアーのグループチケット(10人以上):250 RSD 250 RSD
    ※7歳以下の子供は無料

英語ツアー料金はなんとセルビア語の2倍!!😨セルビア語、クロアチア語、モンテネグロ語などなど関連言語が理解できる方はセルビア語ツアーに参加しましょう!

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