モンテネグロ観光!ブドヴァとセレブの島スヴェティステファンの見所

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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

モンテネグロはアドリア海に面した美しい観光地が点在する国。

記憶が消えないうちに早速記事にしておこうと、今回は、モンテネグロ最大のリゾート地「ブドヴァ(Budva)」と、ブドヴァから5Kmほど離れた「スヴェティ・ステファン(Sveti Stefan)島」のご紹介とその見どころをお伝えします。

リゾート感満載のビーチはもちろん、トレイル、旧市街地の街歩きなど、モンテネグロの海沿いの温暖な気候の中、色々な楽しみ方ができるのは、ブドヴァの最大の魅力です。

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そもそもモンテネグロって・・・どこ?どんな国なの?

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まず、モンテネグロについて簡単に書きます。

国のバックグラウンドや歴史を知ると、旅行も数倍楽しく、興味深く、感慨深い物となりますので、ぜひ旅行の前に簡単なその国の知識をインプットしておきましょう。現地の方との会話もしやすくなります。

モンテネグロは、岩の多い山々や中世の村々、アドリア海(地中海の一部)に沿った細長いビーチで知られる、バルカン半島に位置する国です。

ヴェネト語で「黒い山」を意味する国名の通り、日本では見られないような岩肌がむき出しになった絶景の山々があり、大自然豊かな国土と古代ギリシャと古代ローマ帝国時代の入り混じった文化も感じられます。

激動の時代とユーゴスラビアの時代を経て、2006年に完全に独立したまだ若い国家です。

様々な国家支配や宗教・人種・文化的な背景を理由とした戦いや紛争が繰り広げられた歴史を持つ事から、フィヨルドのようなコトル湾の沿岸には、教会や、コトル、ヘルツェグ・ノヴィなどの要塞の町が点在しています。

1980年に世界自然遺産に登録されたドゥルミトル国立公園には、クマやオオカミ、ヨーロッパオオライトウなどが生息しており、公園内には、石灰岩で覆われた頂、氷河湖、深さ1,300メートルのタラ渓谷があります。

首都は、ポドゴリツァ。2020年の世界銀行の調査による人口は、約62.17万人。千葉県の船橋市ほどの人口です。

公用語はモンテネグロ語ですが、セルビア語とほぼ同じと言われており(使用文字は別)、セルビア語はもちろん、多くの場所で英語やロシア語が通じます。EU加盟国ではありませんが、通貨はユーロを導入しています。

モンテネグロというと、近年ですと「ユーゴスラビア」とか「戦争・紛争」のイメージが強いですが、実際に戦地にはなっておらず、終戦して20年以上たつにもかかわらず未だに『良くわからない社会主義国で戦争した国だし怖い』というイメージを持っている人が多いことに驚きます。

モンテネグロが独立したのは2006年ですが、2017年にはNATOにも加盟、EU加盟国候補で交渉中ということで、EUへの加盟も目指しています。失業率が23%(2022.05時点)と経済的に厳しい国ではありますが、人々はフレンドリーで向上心も高く現地の人と楽しく会話をすることができました。

ちょうど私たちがモンテネグロを旅した時に、独立記念日の週末に当たっていてお祭り騒ぎだったので(正式な独立派6月なのですが、投票が行われた日が5月らしい)、モンテネグロの歴史や独立の背景などをWikipediaで読んで興味深かったので、さらに詳しく知りたい方は読んでみてください。

モンテネグロで最も古い沿岸リゾート地ブドヴァ

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ブドヴァは、モンテネグロ屈指のリゾート地です。

典型的な地中海性気候で、1年中比較的温暖かつ水温もさほど低くないため、ビーチリゾートとして人気があります。

ロシア人がビザなしで入国できることから、温暖な気候のビーチリゾートの街としてとても人気で、ここ10~15年の間に大規模な開発が進みました。ただ、ここ数年のロシア経済の横ばいと今回の侵攻の件で建設途中の高級ホテルやマンションの建物が沢山ありましたね・・・。

とは言え、近代化だけでなく、『多量の考古学的証拠から、ブドヴァの地にはアドリア海沿岸最古の定住地があったと見られ、多くが歴史的な証拠から紀元前5世紀に遡るとする』とても古い歴史のある街なので、リゾート開発されているエリアとは別に旧市街地もあります。

ブドヴァの楽しみ方1:旧市街地を散策する

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ブドヴァの旧市街地にはとても古い教会や、城壁を持つ要塞などがあり、可愛いカフェやレストラン・バーもあるので旧市街地の街歩きも楽しめます。

旧市街地はこじんまりとしているので、時間がなければ半日あれば十分に楽しめますが、私たちは夜の旧市街地と朝の旧市街地(教会の中や要塞の中は昼間でないと開いていない為)の2度行ってみて、街の違う顔が見れて良かったです。

中世の雰囲気そのままの狭い路地を歩いたり、要塞に上ってアドリア海を眺めたりと、美しい景色を楽しみましょう。

ブドヴァには2つの異なる文明が無数の痕跡を残した。古代ギリシャと古代ローマである。ローマ帝国が衰退し東西に領土が分けられると、2つの勢力を分ける防御壁がこの地域を通過し、その結果この町に文化と歴史の衝突を残した。中世、ブドヴァは南スラヴ人国家ドゥクリャの代々の王、ゼタ公国の貴族に治められた。

ヴェネツィア共和国がおよそ400年もの間この町を支配した。彼らは町をブドゥアと呼び、コトル湾地方を治め、オスマン帝国の侵略に対抗して強力な城壁で町を強化した。

激動の時代が来て、ブドヴァは幾度もその宗主国が代わることになる。オーストリア、フランス、そしてロシアである。コトル湾そしてブドヴァのモンテネグロとの統合は事実上1813年から1814年まで行われたが、1918年までブドヴァはオーストリア=ハンガリー帝国のもとに置かれた。第一次世界大戦後、セルビア王国軍がブドヴァを解放し、ユーゴスラビア王国の一部となったが、1941年にイタリア王国に併合された。

第二次世界大戦中、この地方に住む多くの住民が対ファシスト戦で戦った。1944年11月22日、イタリア降伏後に占領していたナチスからついに解放された。のち社会主義体制のユーゴスラビアへ帰属し、現在は新たに独立したモンテネグロの一部となっている。(by Wikipedia)

ブドヴァの楽しみ方2:ビーチ三昧・マリンアクティビティ

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ブドヴァに11km以上ある海岸線には良質の砂浜ビーチが何カ所もあります。

ブドヴァ・リビエラと呼ばれるエリアは、広めの砂浜ビーチ、他にも小石のビーチ、広いビーチ、こじんまりしたビーチなど、様々なビーチがあります。

Pizana Beach、Greco Beach、Becici beach、Kamenovo beach、Przno beach、Queen’s beachなど様々!

また、ボートで、スヴェティ・ニコラ島(Sveti Nikola)までエクスカージョンへ行くこともできます。

スヴェティ・ニコラ島(Sveti Nikola)は、小さな無人島で、ブドヴァから約1kmの場所にあります。島の長さは約2Kmで、面積は36ヘクタールあります。

モンテネグロで最大の島で、かつては岬から徒歩でアクセスできたと言いますが、今日では、灯台守を除いて無人で、日帰り旅行者が訪れています。

トロピカルなターコイズブルーの海が広がることから、「ハワイ」とも呼ばれています。この島は、映画に出てくるような、高く切り立った崖がビーチにそびえ立っています。

私たちは実際には行っていないのですが、ビーチは小石が多く、潮の流れが強いので、足を痛めないようにウォーターシューズを持参すると良いと聞きました。

また、パラグライダーなどのアクティビティやボートツアーもあり、海好き、ビーチ好きの人にはブドヴァはオススメです。

ブドヴァの楽しみ方3:スヴェティ・ステファン(島)へ行く

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ブドヴァは、その人口に比べてミリオネア―が多く住んでいる街として有名です。

その一つの要因と考えられるのか、この「スヴェティ・ステファン」です。

セルビア出身の男子プロテニスプレーヤー・ノバク・ジョコビッチ選手が、この近辺で結婚式を挙げたという噂がある事から、スヴェティ・ステファンで結婚式をするのが夢!というニューヨーク在住の昔の同僚がいるほどです(笑)

スヴェティ・ステファン島には、15世紀の家々が並ぶ美しい漁村でした。島にはいくつかの古い教会があり、その中には島に名前を付けた聖ステファン(Sveti Stefan)の教会も含まれています。

マーガレット王女、シルベスター・スタローン、ソフィア・ローレンなどの有名人から政治家、プロスポーツ選手などのセレブが利用しましたが、1990年代には衰退してしい、やがてスヴェティ・ステファンは世界の高級リゾートホテルチェーンのアマンリゾーツ(Aman)によって改修・修復されました。

残念ながら、島は一般公開されておらず、居住者、ホテルのゲスト、またはガイド付きツアーの一部としてのみ公開されており、島に入れる人は限定されています。

理由は不明ではありますが、現在Amanホテルは休業中とのこと・・・コロナだから??でしょうか。

ホテルの1泊の宿泊費は10万円以上ですので、私の様な庶民には無縁の島ではありますが、私のお勧めは、バスかタクシーで、ブドヴァからこのスヴェティ・ステファンまで行き、バス停のすぐそばにあるレストランで食事する(だけ)事をお勧めします。

とは言え、この場所にはSveti Stefan Beachもありますし、島までの橋は渡ることができます。

ホテルやヴィラ、高級コンドミニアム、素敵なバーやレストランもあるので、ゆっくり一泊して村を散策してセレブ気分を味わいたい?!方には、島の中ではなく近隣のホテルやアパートに滞在するもの良いでしょう。

私たちがランチしたレストランは「Hotel Adrovic」。

テラス席からの展望は最高で、美味しいシーフード料理を堪能できます。「Hotel Adrovic」はレストランだけでなく宿泊できるお部屋もあるのでお値段を調べてみてはいかがでしょうか。

ブドヴァの見どころ4:ウォーキングトレイルで自然を満喫

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先に書いたように、ブドヴァでは、美しい旧市街を囲むように素敵なビーチや入り江が集まっているので、ビーチでのアクティビティが豊富です。

ブドヴァを訪れる時期によって、その体験は大きく異なるだろうと予測できます。

私たちが訪れた5月末は、夏の繁忙期の前だったので、人は大勢いるものの、夏休みを利用した旅行客や夜な夜な繰り広げられるパーティが盛んになり人でごった返す・・・というハイシーズンではありませんでした。

その「ノイズ」を避けるために、高級リゾート地となったスヴェティ・ステファンを訪れる人も多いそうです。

ブドヴァの町の中心部から車やタクシー、バスで簡単に行くことができるからです。

とは言え、実は徒歩で行く「セブン・ベイ・トレイル(Seven Bay Trail)」というハイキングコースを歩いてスヴェティ・ステファンまで行くこともできるのです。

「セブン・ベイ・トレイル(Seven Bay Trail)」は、約7kmの海沿いのハイキングコースで、各ビーチには、ビーチバーやカフェがあるので、ちょっと休憩することも可能。

スヴェティ・ステファンからブドヴァまではタクシーで戻ることもできますね。

ブドヴァはビーチが有名ではありますが、背後に山もあります。山を一つ越えた村へのトレッキングやハイキングのコースもあります。

ドイツに住んで7kmの散歩コースは当然になったそこのあなた!(私は違うyo)は、セブン・ベイ・トレイルでモンテネグロの海岸線を歩いてみるのも良いかもしれません。

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ブドヴァの楽しみ方5:ポッドマイン修道院(Podmaine)へ行く

ブドヴァ中心部からポッドマイン修道院まで片道徒歩で約30分、ハイキング気分で行ける修道院があります。

ポッドマイン修道院は、15世紀にゼタ(現在のモンテネグロ)のブドヴァ近郊ポッドマインにクルノジェヴィッチ貴族(Crnojević)によって建てられたセルビア正教の修道院です。

もともとの修道院が設立された正確な年は不明とのことですが、修道院には大小2つの教会があり、小さいほうの聖母マリア教会は15世紀に建てられ、1630年に改築され、大きい方の教会(聖ペトカ教会)は1747年に建てられました。

1830年、王子司教のペートル2世はロシア皇帝の要請により、ポッドマイン修道院とスタニェヴィチ修道院をその領地とともにオーストリア帝国に売却しました。

充実のビーチバーと新鮮なシーフードもお忘れなく

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モンテネグロの港町・ブドヴァの見どころはいかがでいたか?

旧市街地で中世の世界にタイムスリップした気分になれつつ、ビーチリゾートもあり、ショッピングセンターやギャラリーもありますので、晴れの日以外でも心配はありません。

世界遺産の街・コトルに比べると、街の壮大さはありませんが、逆にコトルにはビーチが少ないので、海岸線沿い独特の、開放的な街の雰囲気や可愛いレストラン、常にDJが音楽を回しているオープンエアーのバーなどがあり、幅ひろい層が楽しめる街だと思います。

リビエラと呼ばれる場所には、美しいテラス席がセッティングされた数々のレストランが軒を連ねており、お魚のグリルやシーフードリゾットなど、イタリアンとギリシャの合いの子のようなモンテネグロの料理は、日本人の口にも合うと思います。

モンテネグロへの旅行を検討している方は、ブドヴァも予定表に入れてみてはいかがでしょうか。

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