こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
海外旅行でタクシー料金の交渉やボッタくりに悩んだことはありませんか?
そんなときに頼りになるのが、配車アプリ「Yandex Go(ヤンデックス・ゴー)」です。
私はこれまで、ウズベキスタン・カザフスタン・モルドバ・アルメニア・ジョージアなど旧ソ連圏を旅してきましたが、どの国でもこのアプリひとつで快適に移動できました。
この記事では、2025年最新版のYandex Goの使い方・対応国・安全性を、実際の体験をもとに詳しく解説します。
Yandex Goの基本的な使い方と配車方法を簡単解説

Yandex Goは、もともとロシアで開発された配車アプリですが、現在ではアルメニア・ジョージア・ウズベキスタン・カザフスタン・モルドバ・ベラルーシ・セルビアなど、旧ソ連圏を中心に300以上の都市で利用できます。
はねうさぎセルビアの首都ベオグラードでは、2025年から公共交通機関が無料化されたので、バスを移動手段として使うのもおススメ!
ウクライナやバルト三国(ラトビア・エストニア)ではすでにサービスが終了していますが、中央アジアやコーカサス諸国では今も日常的に使われている人気アプリです。
Yandex Goは、タクシー配車だけでなく、配達・交通機関情報・支払い管理なども統合された多機能アプリ。
似た名称の「Yandex.Taxi」は配車専用版ですが、旅行者が使うなら 「Yandex Go」アプリ一択 です。
※営業地域や都市に関しての最新情報は、Yandex Goの公式ウェブサイトやアプリストアで詳細を確認してください。
Yandex Goの基本操作ステップ:
1)アプリをダウンロード
App StoreまたはGoogle Playで「Yandex Go」を検索し、インストールします。
2)アカウント作成またはログイン
電話番号で簡単に登録可能。日本の番号でもOKです。
3)乗車地点(ピックアップ場所)を指定
GPSをオンにしていれば自動的に現在地が表示されます。
以下例)タシケント国際空港(オレンジ色の〇部分)をピックアップ場所としました。

4)目的地を入力
住所・施設名・地図上のピン指定が可能です。料金もこの時点で表示されます。
目的地が無名でランドマークの近くであればそれを地図上で指定するという使い方ができます。

ここでは事例として、タシケントのプロフセンター(BESH Qozon)を目的地に入力してみました(ピックアップ場所の下段にグレー色の〇で表示)。
目的地の住所を入力すると、乗車料金を事前に確認できます。

5)行先を指定すると、「Who will take this taxi?(自分が乗車するのか、他人のために配車予約するのか)」を聞かれます。
自分の場合は「Myself」を選択します。

目的地を入力すると、目的地までの所要時間、配車可能な車種の料金などが表示されます。
6)配車のサービスクラスを選択。
Yandex Goでは、車種(普通車、プレミアム車、バイクなど)を選択できます。
以下の事例では最低料金「Start36,000 Sum(36,000スム~)」のコンパクトカーの表示が出ています。
1人~2人の場合はこれで十分で、450円弱でリーズナブル。
7)配車手段を選択したら、「(Order)注文」または「Request(予約する)」をタップして、配車をリクエストします。
以下の画像の事例では「Request(予約する)」になっています。

8)配車を手配してから近くの車を探し、配車が確定されると、ドライバーの情報や車両の詳細が表示されます。
ドライバーの位置や15分後に到着など、予想到着時間も確認できます。
例:White Chevrolet XXXXX(白のシボレー車 ナンバープレート)
支払い方法を選択します。上記画像事例では現金がデフォルトで選択されています。
配車リクエスト後、支払い方法を現金からカードに変更することもできます。
ご自身のアカウントに複数のカードが登録されている場合は、それらのいずれかを選択することができます。
9)目的地に到着すると、料金が自動的に請求されます。
以下のように「Payment methods」セクションから支払い方法を事前に設定しておくと便利です。

10)乗車後にドライバーを評価
ウズベキスタン旅行時にはあまりにも低額で申し訳ない気持ちになったので、手持ちの現金でチップをあげていました。
Yandexアプリで支払いオプションを選択する
Yandexの配車アプリでは、現金またはカードで支払いが可能です。
始めは現金で支払っていたのですが、十分な現金をその場で持ち合わせていなかったり、ドライバーが「小銭がない」などと言って面倒なことが多かったので、すぐにクレジットカード情報と連携してカード払いにしました。
海外旅行の際には現金の持ち歩きが面倒だったり、慣れない通貨の計算が億劫だったりすると思いますが、カード払いに設定しておくとスマートに支払いができます。
配車リクエストをして乗車、目的地に到着すると、アプリが自動的にカードから料金を差し引く仕組みなので簡単かつ明確です。
Yandexアプリ:支払い方法の選択の仕方
配車を手配する前に アプリメニューの「→ Payment methods(お支払い方法)」を開き、支払い方法を選択します。

配車手続き中に 目的地の住所を入力した後、ピックアップ住所の横に表示される支払いアイコンをタップします。
すでに乗車開始している場合は、現金からカードに切り替えることはできますが、カードから現金に切り替えることはできません。
カード払いでチップを私たち場合は少額の現金を渡すと喜ばれます。
地域によっては銀行カードと連携できるようで、銀行カードをアプリに登録している場合には、カードでチップを払う事ができるようです。
また、当然ではありますが、カードで支払いを設定しているにもかかわらず、カードがブロックされていたり、残高が不足している場合は、支払い方法が自動的に現金に変更されることがあります。
この場合、アプリから乗客とドライバーの両方に通知が届きます。
Yandexアプリでの配車をキャンセルしたい場合
車を探している間に乗車リクエストをキャンセルするには、画面下部のCancel(キャンセル)をタップします。
すでに配車が決定している場合は、配車、ドライバー、乗車に関する情報が表示された画面下部のメニューを上にスワイプし、「Cancel(キャンセル)」をタップしてください。
車が到着した後にキャンセルすると手数料がかかりますので、注意してください。
Yandexドライバーとのコミュニケーションのポイント
まず、アプリ上で乗車する際の情報をアプリ内で追加できます。
「Special Option(特別オプション)」セクションをタップすると、特別に必要なもの(例えば、I can only communicate in text(文字でしかコミュニケーションができません)」や「I’m in a wheelchair(車いすがあります)」、その他チャイルドシートなどあれば)を含めることができます。
オプションによっては追加料金がかかる場合があります。

また、ドライバーにコメントを残すこともできます。
例えば、”Wait for me at the gate”(ゲートで待っていてください)と書いておくと、運転手が見つけやすくなります。
また、私もそうなのですが(多分特に女性)、車の事って日本車やドイツ車ならロゴがわかりますが、そんなに知識がないと思うので、車体の色はわかるけど、車のメーカー名がアプリ上で表示されていてもどんな車かわからないケースが多いと思います。
はねうさ夫は、遠くからすぐに車メーカーを認識できていて「あ!XXの黒い車が来た!」などと見つけるのが早かったです。
さらに、ウズベキスタンでの注意点ですが、タシケントには近くにシボレーの生産工場があるらしく、道を走ってる車は90%くらいの確率で白のシボレーでした!
はねうさぎこれには爆笑しました。
「White Chevrolet XXXXX(白のシボレー車 ナンバープレート)」
と、表示され…
「え?走ってる車、ほぼほぼ全部白のシボレーじゃんww」という結果だったので、すべてナンバープレートを確認し、その後ドライバーさんに自分の名前を伝えていました。
さらに、リクエストした車のナンバープレートや車種を確認して乗車する際には、ドライバーに乗車前に挨拶をしましょう。
万国共通だと思いますが、丁寧な挨拶は良好なコミュニケーションの始まりですよね!
カザフスタンでは比較的英語ができる人もいましたが、ウズベキスタンやアルメニア旅行では英語はカタコト、もちろん私達もロシア語や現地語語はできないので、お話好きのドライバーさんの時は色々とお話をすることができました。
はねうさぎ一度、「日本語を勉強している」というドライバーさんに当たったことがあり、とても会話が弾んで楽しかったです。
うれしい( ^ω^)
配車アプリ使用時の安全性を確保するための注意点
Yandexに限りませんが、海外で配車アプリを利用する際は、安全面にも注意が必要です。
特に夜間や人通りの少ない場所での利用時は、少し慎重になるくらいがちょうどいいでしょう。
私自身、危険な目にあったことはありませんが、リトアニアのクライペダで一人旅の際、夕食後にYandexでホテルまで配車を頼んだときは、やはり少し緊張しました。
それ以来、人通りの多い明るい場所で待つ・ナンバープレートを確認するなど、基本的な対策を心がけています。
- 正規のアプリを使用すること:
当然ですが、Yandexの公式アプリを使用することで、セキュリティ面でのリスクを最小限に抑えることができます。
不正なアプリや偽のアプリをダウンロードしてしまうと、個人情報が盗まれる可能性があります。 - ドライバーとの情報照会:
Yandexアプリで配車をリクエストする際には、ドライバーの情報(名前、車種、ナンバープレートなど)を事前に必ず確認しましょう。特に空港などでは、Yandexを装って「Yandex?My car!」と声をかけてくる偽ドライバーもいます。アプリ上に表示された情報と一致しない車には、絶対に乗車しないようにしてください。 - 安全な場所での待機:
配車を待つときは、明るく人通りの多い場所や、ドライバーが見つけやすい場所(車を止めやすいエリア)で待機しましょう。夜間や人通りの少ない場所では、建物の近くやカフェの前など、できるだけ安全なスポットを選ぶのがおすすめです。特に女性の一人旅では、周囲の状況を常に意識しておくと安心です。 - 乗車前の再確認: ドライバーが到着したら、乗車前に車内の状態をチラッとみたり、ドライバーの態度を確認しましょう。
不審な点や異常な振る舞いがあれば、安全な乗車を確保するために配車をキャンセルすることも検討しましょう。 - 友人や家族との共有:
シチュエーションによると思いますが、乗車前後には、友人や家族と配車した車に乗車することや詳細を共有しましょう。
人と待ち合わせの場合などは、到着予定時刻や目的地などの情報を共有することで、安全を確保することができます。
>>リトアニアでもYandexが使えました!リトアニアのヴィリニュスの中にある未承認国の記事は以下。

海外旅行の移動手段としてとても便利なYandexをぜひ活用しよう!

Yandex Goが使える国や都市は、ロシアや旧ソ国が多いという事もあり、実はこれらの場所を旅行する場合の移動手段には言語の壁が大きくあるケースが多いですよね。
そうなると、どうしても現地の白タク(プライベートタクシー)、ましてや通常のタクシーのドライバーさんからでもびっくりするようなボッタくり価格を提示されることが多いので、Yandexはボッタくり防止に役立ちます。
また、言語ができなくてもピックアップ場所と行先をきちんと指定することができれば、支払い金額も事前に確認できて透明度のある決済システムになっているのも魅力的です。
とにかく、ボッタくり大嫌い!な私なのですが、はねうさ夫は、私が旅先で怒っているのがあまり理解できないようで、彼は、多少ぼったくられても仕方ないし、2~3ユーロの為にしつこく交渉したりするのは時間が勿体ないと考えている模様。
私のようにぼったくられるのが悔しくて仕方ない人は、ぜひ旅行前にYandexアプリをインストールして活用してくださいね!!
何度かYandexにお世話になったウズベキスタン旅行に関する記事も合わせて読んでみてくださいね!

カザフスタンのアルマトイでは、カフェのお姉さんからYandexで配車手配していただきました♪

モルドバ旅行ではとてもフレンドリーなドライバーさんに当たったので、直接交渉して翌日は半日定額料金で観光することができました。



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