ミュンヘンのピナコテーク・デア・モデルネに行ってきた

Art/ Design
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こんにちは!はねうさぎです。

なんだか、色々忙しくしていて気づけば約2週間ぶりのブログ更新です。

忙しかったのもありますが、実は2週間前まで「めっちゃ日本へ帰りたい病」でした。

ホームシックと言えば簡単なのですが、コロナの影響で外出に制限がある中での生活、家にいる時間が増えたことにより増えた家事、その家事によって慢性化した酷い手荒れ・・・本来ならば友人とヨーロッパ旅行を楽しんだはずのゴールデンウィーク・・・等、様々な要素が絡み合って、私の心はボロボロでした。

そんな時に、はねうさ夫が仕事でミュンヘンへ行くというので、気晴らしに一緒に行くことにしたのです。

超久しぶりの都会(笑)

心が躍ります!^^

ミュンヘンでやりたいことは色々あるけれど、夫が仕事をしている間の決められた時間に行きたい場所は、もちろん美術館!

前回ミュンヘンに行ったのはいつだろう・・・去年かな・・・その時に時間が足りずに行けなかったので、「ピナコテーク・デア・モデルネ (Pinakothek der Moderne)」を訪問することにしました。

ボロッボロ、カラッカラだった私の心に、何か目に見えない美しいものがすぅーーーーーーーーーーーーと入ってきて、100%復活しました!(単純)

やっぱりアートって良いですね!素晴らしい!

と、いう事で、今回はミュンヘンにある「ピナコテーク・デア・モデルネ (Pinakothek der Moderne)」をご紹介したいと思います。

「ピナコテーク・デア・モデルネ (Pinakothek der Moderne)」について

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「ピナコテーク・デア・モデルネ (Pinakothek der Moderne)」は、バイエルン州の州都ミュンヘンにある、ヨーロッパ最大規模を誇る近代美術の美術館です。

ドイツ国内外から集められたコレクションは25,000点を越え、20世紀から21世紀の現代美術・グラフィックアート・建築・デザインを展示するモダンアート美術館です。

とにかく素敵な空間!

ピナコテーク・デア・モデルネは、単なる近代美術絵画や彫刻を展示している美術館ではなく、現代美術・グラフィックアート・建築・デザイン(プロダクト及びグラフィック)の4分野の総合的な美術館の集合体と考えると分かりやすいです。

むき出しのコンクリートで作られた白い建物自体は、ドイツ人建築家のシュテファン・ブラウンフェルス(Stephan Braunfels)が設計を担当し、エントランスを抜けて建物内に入ると「ロタンダのドーム(Lichtkuppel der Rotunde)」と呼ばれる自然光を取り入れた幾何学的なデザインの丸く巨大な天井窓が大きな吹き抜けになった空間を照らしていました。

この時点で「モダンアート美術館の雰囲気」MAX!!!(笑)

天井から巨大なな銀色のたまごのようなオブジェが吊るされており、ゆらゆらとゆっくり動いていて、何人かの方が動画を撮っていました。

コレクションの展示スペースは、地上2階、地下2階の全4フロアーで、現代美術・グラフィックアート・建築・デザインのコレクションを展示しており、常設展示の見ごたえがあるのは勿論の事、特別展示もユニークでインタラクティブなものが多いようです。

謎のドイツ語ピナコテーク(Pinakothek)って一体何?!

ドイツ語で「Thek」が付く単語はいくつか存在します。

図書館=Bibliothek(ビブロテーク)

ワイナリーショールーム=Vinothek(ヴィノテーク)

テレビ・ラジオのアーカイブ=Mediathek(メディアテーク)

・・・等

実は、ミュンヘンには「ピナコテーク(Pinakothek)」と付く建物が全部で3つ存在します。

このピナコテーク・デア・モデルネの他に、アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek)と、ノイエ・ピナコテーク(Neue Pinakothek)があります。

「アルテ(アルト)」とはドイツ語で古いことを意味し、「ノイエ(ノイ)」は、新しい事を意味しますので、想像がつくと思いますが、アルテ・ピナコテークは古典巨匠から18世紀までの絵画のコレクションを所蔵しており、ノイエ・ピナコテークは18世紀から19世紀の絵画等を展示しています。

それぞれ、日本語で「旧絵画館」・「新絵画館」と訳されたりします。

※ちなみに、ノイエ・ピナコテークは2018年12月31日から大規模改修工事により、2025年まで閉鎖されます。昨年美術館の前まで行って涙をのみました・・・><

さて、「ピナコテーク」とう言葉は、ギリシャ語の「pínax(pinakos)」が由来で、絵画(painting)を意味し、thēkē は、保管・コレクション(memory、storage location、collection)を意味しているそうです。

つまり、「絵画や美術品のコレクションを収蔵している場所(美術館)」と言う意味なのです。

ただし、ひねくれている私には疑問が湧いてきました・・・。

そこで、ドイツ人の友人に、「何故ピナコテークと言う名前は、ミュンヘンの美術館にしかついてないの?他にドイツの美術館でPinakothekと言う名前がついている美術館知ってる?」と質問してみました。

返ってきた言葉は、「バイエルンは伝統を愛し、誇りに思っているから・・・?苦笑」とのこと。

なるほど、確かにね?!(笑)

バイエルン州、とくにミュンヘンっ子の伝統に対する誇りは住んでいると分かりますが、かなりのもので、ドイツ国内でも有名です・・・。(実は他からはあまりいい意味で言われません)

「ちなみに、ミラノにはPinacoteca di Brera、ブラジルのサンパウロにはPinacoteca in São Pauloがあるので、ローマ語圏の国・・・と考えれば、理にかなっていると思う。」との事でした。

なるほど!

アルテ・ピナコテークは、20世紀のドイツ革命まで存在したバイエルン王家のコレクションを展示する、世界でも最古の公共美術館と言われる伝統と歴史ある美術館として建てられているので、まあ・・・友人のいう事も一理あるかなと思いました。

ピナコテーク・デア・モデルネのみどころ

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サルバドール・ダリ(欲望の謎、わが母)

ピナコテーク・デア・モデルネは、大きく4つの展示エリアに分かれていることは先ほど書きました。

建物内も、4つのセクションに分けて展示していますので、自分の興味があるものから見て行った方が時間を有効に使えると思います。とにかく広いので!

私がインターネットで検索した時には、1人当たりの平均所要時間は1.5時間とのことでした。

自分としては、最低でも2時間は必要だなと感じたのですが、結局、はねうさ夫と約束した時間に間に合わず、全然時間が足りなかったので、地上2階から地下2階までゆっくり見て、ミュージアムショップも見たい方は、3~4時間は考えておいた方が良いかもしれません。

私は、

1.「特別展」から先に見て

2.「常設展」のクラシック近代美術作品

3. 1階の自動車とオートバイの展示

4. バウハウスコレクション

5. 現代デザインコレクション(家具・椅子・プロダクト・照明など見どころ沢山)

と言う順番で見たのですが、もう最後のバウハウス辺りから時間が気になってしまって、めちゃくちゃ駆け足で、ショップに立ち寄る時間が全くありませんでした・・・・><

常設展のクラシック近代美術コレクションは、アンリ・マティス、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、パウル・クレー、ワシリー・カンディンスキー、オットー・ミュラー、サルバドール・ダリ、オスカー・ココシュカなどの世界的アーティストの作品の他、ドイツ表現主義の代表的アーティストのエルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、エミール・ノルデなどのコレクションが充実していて、かなり見ごたえがあります。

あまりドイツのアーティストの作品を沢山見たことが無かったので、なかなか興味深かったです。

勿論私の大好きな、マティス、ピカソ、クレー、カンディンスキーの作品には目が輝きました!^^

プロダクトデザインが好きなら地下にも是非足を運ぼう

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絵画やグラフィック以外に、バウハウス、プロダクト(製品)デザインに興味がある方は、ぜひ地下にも行ってほしいです。

日本人アーティストがデザインした椅子や、歴代ソニーのウォークマンシリーズが日本のタンスの様なものの上に並んで展示されていたのは新鮮でしたし、少しですが、バウハウスのコーナーもありました。

ぜーんぶ違う椅子がオーケストラのひな壇のようにたくさん並べられているのを見たときには大興奮してしまいました。

インタラクティブかつ斬新な特別展も見ごたえあり

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私が行った日は、6月4日で、本来なら4月で特別展示が終了していたはずの「FEELINGS – KUNST UND EMOTION(フィーリングス~アートと感情)」という特別展を行っていました。

新型コロナウイルスの影響で展示を延長したと考えられます。

約40人の国際的に活躍するアーティストによる100点にのぼる写真・オブジェクト・ショートムービーの作品が、見る人に直感的にアートにアプローチするような観点で展示されています。

特別展「FEELINGS」は、芸術作品と鑑賞する人との間の直接的な「対話」を刺激して、激しい感情的な議論を促したいというコンセプトの元、製作されたと言います。

展示されている作品のほとんどは、不思議なモチーフと奇妙かつ時には不気味な空間デザインが特徴的でした。

少し怖くて、じい~~~とみることができない作品もありました。

でも、それが狙いの展示会。

作品を見ると、喜び、熱意、怒り、嫌悪感、悲しみ、そして他の何とも言えない不思議な感情が沸き起こります。

私の勝手な思い込みかもしれませんが、ドイツ人はこういう表現の仕方がとても上手ですね。

また、特別展のプレートには日本語でも説明がつけられていて少し驚きました。

詳細は、公式ページから確認できます。(ドイツ語)

ピナコテーク・デア・モデルネへの行き方・料金とコロナ禍での対応

【入場料】

通常料金:10ユーロ

※EU加盟国市民18歳未満は入場無料(インターネットにはそのように書いてありますが、念のため、日本国籍の方は受付で質問してみてください)

1日共通チケット:12ユーロ

(すべてのピナコテーク美術館、ブランドホルスト博物館、シャックギャラリー)

日曜チケット:特別料金1ユーロ

(すべてのピナコテーク美術館、ブランドホルスト博物館、シャックギャラリー)

5館共通チケット:29ユーロ

(すべてのピナコテーク美術館、ブランドホルスト博物館、シャックギャラリー)

ミュンヘンに数日間~1週間単位で滞在する場合には、5館共通チケットを買って、全部見てまわるとお得ですね。

【アクセス】

<トラムで>

ライン27:停車場 Pinakotheken(絵画館)

<地下鉄(Uバーン)で>

U2:停車場 Königsplatz(ケニヒスプラッツ)かTheresienstraße(テレージエン通り)

U3 または U6:停車場 Odeonsplatz(オデオンプラッツ)かUniversität(大学前)

U4 または U5:停車場 Odeonsplatz(オデオンプラッツ)

<バスで>

ライン154:停車場 Schellingstraße(シェリング通り) ライン100 (ミュージアムライン):停車場 Pinakotheken(絵画館) ライン100(ミュージアムライン):停車場 Maxvorstadt/Sammlung Brandhorst(マクスフォアシュタット/ブランドホルストコレクション)

ピナコテーク周辺には駐車場がないので公共交通機関を使いましょう!

【コロナ対策】

バイエルン州のすべての美術館は、新型コロナウイルスパンデミックにより8週間休業していました。

すべてのバイエルン州立美術館は、5月19日から再オープンしています。

が!

私が行った時は、コロナの影響か平日という事もあってかは不明ですが、人はまばらでした。

人と人との間隔(ソーシャルディスタンス)を開ける規則が適用され、衛生面の配慮から、狭い空間での作品鑑賞は、空間に1人までOK、とか注意書きがありますので、規則に従いましょう。

入館したらマスク着用は必須です。

学芸員さんやセキュリティの方は全員マスクをしていました。

コロナの影響なのか、とっても静かな空間で、スタッフの方々はとても暇そうでした・・・苦笑

まだミュージアムカフェ(6月4日時点)は閉鎖されていましたが、徐々に平常に戻ることを期待しています。

美術館は、一人で行く場合、人とお話しすることもほとんどないですし(私は、学芸員の男性に話しかけられてちょっとチワ話しましたが)、感染リスクは少ないかなと思っています。

コロナの影響で閉鎖されていたコレクションの場所もありましたが、基本的にあまり人出が無く、かなり自分の世界に浸って美術作品に没頭することができました!

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