【ドイツのイースター2021】ロックダウン中の復活祭4連休/イースターのドイツ語も

ドイツの習慣・風習・イベント
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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

イースター(復活祭)に関しては何度か書いているので「今年はもういいかな~」と思っていたのですが、昨年食べたものや新たに発見した事などもあり、今年2021年もドイツのイースターについて書こうと思います。

ちなみに今年はドイツ政府の「イースター休暇中のコロナ対策」に関して紆余屈折あり、結局のところ、予定通りの4月3日と5日が祝日となり、実質4連休となりました。

国の祝日となる日はドイツではスーパー、お店、ほとんどのレストランが全て閉まります。今年はロックダウンの影響で全部閉まったのではないでしょうか?(お持ち帰りのお店は開いてるところもあるかも)

今日はネタとしてはもう古くなっている最終日の4月5日、イースターマンデー(ドイツ語:Ostermontag[オースターモンターク])ですが自分の振り返りの意味も含めて2021年のイースターについて書きます。

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イースターって何?イースターウィーク?ドイツではどういう意味があるの?

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まず、イースターって何ぞや?というくだりを毎年ながら簡単にご説明します。

ご存知、かつお腹いっぱいの方は読み飛ばしてくださいw

イースターとは、キリスト教において、クリスマスと並ぶくらい重要なイベントです。

イエス・キリストが亡くなってから3日後に奇跡を起こして復活したことから、日本では「復活祭」と呼ばれており、キリストの復活を祝う日の事です。

「復活祭ならなんか聞いた事ある!」という方もいるのでは?

面白いことに、イースターの日程は、毎年同じではありません。

2021年は、

4月2日(金)Good Friday(Karfreitag)
4月3日(土)Easter Saturday
4月4日(日)Eater (Ostern)
4月5日(月)Easter Monday (Osternmontag)

でした。

つまり、「イエス・キリストは、金曜日(Good Friday)に、十字架にかかって死亡し、月曜日(Easter Monday)に、復活してその後天国に行った」という言い伝えからこの習慣があると言えます。

確か欧米文化ではよく13日の金曜日は不吉な日ってことになってますよね。これはやはりイエスが十字架にかけられたことに由来しているものと思われます。

※ちなみにこのストーリーは、次のペンテコステ (Pfingsten)まで続きます・・・今年は5月24日です。

さて、イースターの日程が毎年違う理由として「春分の後の満月の直近の日曜日」という算出方法のようですが、キリスト教でもカトリックやプロテスタント、国などにより、イースターが同じ日にはならないようです。

因みに、本来イースターは木曜日から始まります。

ドイツ人でとても信仰深い方などは、このイースター(復活祭)前の月曜日から始まる週を「Os­ter­wo­che」と言って、禁酒、お肉を食べない等の徹底した食事管理と、より頻繁に教会へ行く等各自で信仰を深める方もいるそうです。

私の義理両親も、今年はイースターと言うよりは健康上の事も考え、この「Os­ter­wo­che(オースターヴォッヘ」は、禁酒していました。

2021年今年のイースターは?(ドイツ語以下)

Das Osterwochenende beginnt in diesem Jahr am 1. April mit dem sogenannten Gründonnerstag. Es folgen der Karfreitag am 2. April – einer der höchsten christlichen Feiertage im Jahr. Der Ostermontag fällt 2021 dann auf den 5. April.

(和訳:2021年、今年のイースターの週末は、4月1日のいわゆる「Maundy Thursday(聖木曜日)」から始まります。続いて4月2日の「聖金曜日」は、1年で最も尊いキリスト教の祝日のひとつです。その後、2021年のイースター・マンデーは4月5日になります。)

聖木曜日とは、「イエス・キリストと使徒たちの最後の晩餐を記念する日」とのことです。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は世界的に有名な絵画ですが、宗教的意味合いから見るとまた別の興味が湧きますね。

ドイツではイースターには何を食べるの?聖金曜日(独:Karfreitag、英:Good Friday)の食事

ドイツではKarfreitag(カーフライターク)は食事内容が配慮されることが多いです。

Karfreitag(カーフライターク)は、キリストが十字架にかけられた日、そしてその時彼は全く飲み物を口にしなかったということで、とてもまじめなクリスチャンの方々や、もちろん昔の方々はこのKarfreitagに飲み物を全く飲まない、またはお酒を飲まない、という習慣があった(ある)そうです。

通常は、教会でミサが行われますが、今年も、新型コロナウイルスの影響でいまだにロックダウン中ですので、個人的な大きなパーティー、集会、宗教的なイベントも禁止されているため、ミサはテレビやオンライン配信となりました。

ドイツのKarfreitagでは、お肉を食べない、お酒も飲まないというのが一般的です。

何を食べるかというと、お魚や、パスタなど、お野菜は勿論OKです。

チーズはご家庭や個人の見解によって違うようです。

日本に住む友人に「今日カーフライタークだから豆腐料理にする」と日本語でサクっと書いたら「カーフライタークって何だろう?と思ってカタカナで検索したら競走馬ばかり出てきてが沢山出て・・・競走馬でそんな名前の馬がいるらしい(笑)」と返事があって爆笑しましたw

カーフライタークは、「Karfraitag」ですw(ドイツ語)

他の言語では他の言い方があるようです(以下)。

聖金曜日(せいきんようび、英: Good Friday、西: Viernes Santo、仏: Vendredi Saint、独: Karfreitag)は、キリスト教用語で、過越の聖なる三日間の復活祭(日曜)の前の金曜日のこと。

さて、食べ物食べ物・・・w

2021年のKarfreitagの食事、我が家は「豆腐餃子」にしました。

作り方はいたって普通の餃子と一緒ですが、ひき肉の代わりに豆腐を使用し、パンチを効かせるためにお味噌とオイスターソース、ごま油、つなぎに卵(これ食べていいんかな?)を使用して、餃子の皮で豆腐アンを包んで焼くだけです!(写真以下)

ニラ、キャベツ、ネギ、ニンニク、ショウガも入れました^^

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何かのレシピで「豆腐餃子は言われなければ、豆腐ってわからない!」のような事が書いてありましたが・・・ガチで豆腐の味でしたw

ウソはダメよね・・・ウソはw

お豆腐好きの方やベジタリアンのゲストが来た時にはオススメですが、私は普通の餃子が好きです!(笑)

ドイツ語で「ハッピーイースター」の挨拶をしてみよう!

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ドイツ語で、「ハッピー・イースター!」の事を「Frohe Ostern!」と言います。

発音は「フローエオスターン」のようなイメージ。(いや~カタカナで書くと違うんだけれどもあえてね!)

他には・・・

「Ein schönes Osterwochenende」(素敵なイースターの週末を!)

「Ein schönes Osterfest」(素敵なイースターを!)

「Erholsame Feiertage」(ハッピーホリデー!)

等がありますが、基本的に「Frohe Ostern!」一本張りでOK!w

ドイツのイースターの習慣・食事はどんなものがあるの?

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さて、イースター当日は本来は家族で教会へ行きますが、我が家は通常義理両親だけが行きます。

オンライン配信になった昨年から義理両親は教会へ行っていません・・・。

そして、イースター当日は、お庭や自宅内に隠された「イースターエッグ(チョコ)や現金」を、探すイベント「エッグハント」からこの日が始まります。(特に子供向け)

我が家の場合は、義理両親が、いつもカゴ一杯のチョコレートやスイーツの山を私達に各1つずつくれます。

毎年、この大量チョコレートの消費に頭を悩ませていたのですが・・・神に声が届いたのか、今年はチョコは少な目で、私の好きなワインと先日話題になったラズベリードレッシングが1本づつかごに入っていました(喜)

そして、イースター当日の食事はすごくゴージャスです。

基本的には、カーニバルが終了した後から断食やプチ断食、またはお酒を飲まない、お肉を我慢する、乳製品を食べない・・・などなど、何かを我慢して40日間生活してきたわけなので、イースター当日は、お肉メインの超豪華、山盛り食事が用意されています。(私たちは何も慢性してませんが・・・汗)

勿論お酒(や、たばこも?)解禁!でしたので、飲んで食べて騒いで・・・・というのが通常ですが、今年もロックダウン中なので自宅で「STAY HOME」・・・ひっそりと、でも確実に家族親戚と集まり、豪華な食事をしている方が多い事でしょう。

日本ではあまりメジャーではありませんが、ドイツ人にとってはイースターはクリスマスに次ぐキリスト教の大イベントと言っても過言ではありません。

その証拠に、食事だけでなく、テーブルセッティングや装いも少しゴージャスです。(義理母も私達とだけしか会わないけどちゃんとドレスアップしていました)

何でしょうね・・・お正月やお盆に少しおめかしして親戚の家に行くようなイメージw

そして沢山のお料理とお酒を飲む・・・(あくまでイメージ!)

イースターでよくあるお料理は、ラム肉(羊)、鶏肉、ウサギ肉、ベーコン、ハム、ソーセージ、バターたっぷりのケーキ等の「動物性たんぱく質のオンパレード」が食卓に並びます。

イースター休暇前のスーパーやお肉屋さんには、うさぎ、羊、BBQ用のお肉パック、七面鳥、ソーセージなどなどが所狭しと並びます。

また、地域によっては「オースター・フラーデン」と呼ばれるイースター仕様のパンを食べる習慣がある場所も。

ご自宅でこのパンを焼く方もいらっしゃいます。

我が家のイースターの食事はBBQでした!(上写真)

ラムチョップ、ぐるぐるソーセージ、子牛、ベーコンをグリルで焼いて、付け合わせは、南ドイツ風ポテトサラダ、グリーンサラダ、アーティーチョークサラダ、トマトのオーブン焼き、シーフードマリネサラダでした。

ソースはトマトのサルサソースと、行者ニンニクバターでした。

炭で焼いたお肉ってなんであんなに美味しいのでしょうか?!(笑)

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コロナ騒動になる前までは、多くのドイツ人は教会へ行っていました。

あいにく、今日はお天気も良くなく寒いので自宅でのんびりしている方が多いのではないでしょうか?

通常であれば、学校もイースターホリデーがあるため、このイースターに長い連休を取る会社員の方も多く、家族で旅行へ行く人も多いのですが、国境閉まってるし、旅行もままならないので、あえて出かけない人もいれば、この休暇にリスク地域から外れた近場のマヨルカ島へ旅行へ行く人もいますね。(日本人、ドイツ人限らず周囲でもチラホラ聞きました)

また、昨年もロックダウンの影響で家族と会えていない方もいるようで、今年も家族に会えないまま・・・というご家族もいらっしゃるようです。

ドイツの「普通の日常」が戻る日はかなり先になりそうですが、今まで通り手洗いうがいをきっちりして、自分のできることをしつつ、引きこもっているだけではせっかくの人生つまらないので、何か打開策を考えながらしのいでいきたいです。

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