【我が家deごはん】自宅で本格的な焼肉を!ウチのレシピ大公開

我が家deごはん
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こんにちは!はねうさぎです。

海外生活で一番日本が恋しくなるモノ、それはおいしい日本の食事です。

中でも焼肉屋さんはドイツでは、ある一定の街以外では、外食しても食べることができるわけではないので、自宅で焼肉ディナーをすることになります。

特に、我が家のように田舎暮らしは・・・苦笑

もちろん、日本の一般家庭でも、ホットプレートを使って自宅で焼肉をする人は多いと思います。

私が小さいころ、私の両親もよく自宅で焼肉をしていました。

ドイツへ移住する時に、はねうさ夫がフリーマーケットで自信満々で買った「鉄板焼きグリル」。

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日本からホットプレートを持って行こうと考えていた私は「誰が鉄板焼きするの?!」と小バカにしていましたが、今となっては、お好み焼きから焼肉まで大活躍しています!

日本のものではないので、鉄板の取っての部分の溶接が微妙に曲がっていて、いびつですが、問題なく使えていて重宝しています。

今回は、私が大好きな都内の韓国レストランの焼き肉を自宅で再現したと思い、独自にアレンジした我が家の焼肉レシピをお伝えします。

ドイツには薄切り肉が売っていない?!準備は自宅でお肉をさばくところから始まる

ドイツの自宅で焼肉をやる時に、まずやらなければいけないのは「薄切り肉を入手すること」から始まります。

ドイツのスーパーやお肉屋さんへ行くと、お肉は種類別、部位別、分量別に購入することができるのですが、大抵はブロックの塊肉や、薄くても1センチほどのスケーキ肉で切り売りしてもらうのが一般的です。

もちろん、アジアスーパーや日本食材店に行けば薄切りのパック肉も販売されていますが、ちょっとお高めです。

※フランクフルトやデュッセルドルフなどの日本人が多い街では「カルビ」と言うと焼き肉用に切って販売してくれるお肉屋さんがあると聞いたことがあります。(が、うちはド田舎なんで・・さばくしかない)

以前、アラビアンショップの精肉コーナーで子牛やラム肉を買ったときは、叩いて薄く伸ばしたお肉を販売してくれましたが、私の好きな韓国居酒屋のお肉は豚肉です。

それも豚バラ(schweinebauch)。

アラビアンショップではイスラム教徒のお客様が多いので、豚肉の販売はしていません。

ドイツ人の友人に「ドイツでは薄切り肉が売っていない」と愚痴ったところ、「カタマリを買って自宅で冷凍、半解凍にして自分でスライスすればいいじゃん」と言われました。

「え・・・?自分でスライス?」

ドイツ人家庭の一家に一台はある「万能スライサー」

はねうさ夫が独身の頃は、まったく料理をしなかったことは以前書いた通りです。

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そんな「まな板と包丁さえ持っていなかった」彼のキッチンに堂々と君臨していたマシン、それが「万能スライサー」です。

「Brotschneidemaschine(パン切りマシン)とか「Allesschneider」(万能スライサー)とか言われていて、アマゾンをはじめ、ネットショップでも購入することができます。(写真以下イメージ)

ダイヤルで切る厚さを調節可能です。

始めは、パンやサラミだけをスライスするためのモノと思い込んでいた私は、キュウリや玉ねぎ、パイナップルまでそのスライサーでカットしている義理母の姿を見て「?!!?!」と衝撃を受けました。

「そうか・・・あのスライサーを使ってみよう」と、思ったのは良いのですが、このマシンは電動で、とても大きな円形状の刃がついており、電源スイッチを入れると円形の刃が高速回転してモノを切ることができるというシロモノなので、とにかく始めは恐怖しかなく、このマシンの使用は夫に一任していました。

義理母のように手慣れた感じでササっと使いこなせてはいませんが、現在は、ゆっくり慎重にならば色々なものをカットすることができています。

特にサラミなんかは、ミリ単位で厚みを決められるのですごく便利!!

もしドイツへ来てまだ買っていない方は、絶対にお勧めですので、すぐに購入しましょう!!!

私の友人はこのスライサーの購入を悩んでいた時に私がオススメして購入し、牛肉しぐれ煮を作ったそうです。

「悩んでないで、もっと早く買えばよかった!」と言っていました。

ドイツ生活に必須のアイテムですね^^

さて、話を戻しますと、始めは焼き肉用のお肉を頑張ってスライスしてくれるお肉屋さんもあったのですが、仕上がりが日本の焼き肉用のお肉みたいにはいかず、納得いかなかったことが多かったのと、当時詳細をドイツ語で注文できるスキルが私にはなく、凄くストレスでした。

今では豚バラ肉(schweinebauch)の骨なしをブロックで買い、家で軟骨や皮・脂身の多い部分をさばいて、小分けにした状態で冷凍し、使用する時に半解凍して万能スライサーまたは包丁で薄く切って焼き肉用に使っています。

さばいた脂身の部分は、ホットプレートに油を敷く代わりに使用しています。

実は、私の両親はいつもこのお肉の脂身部分を自宅の焼肉で使用していました。

「捨てるのがもったいないからかな?」と思っていたのですが、自分も鉄板で調理をするようになって分かりました。

市販の油を使うよりもゆっくりと油がお肉から出てくるので、無駄な油の投入を防げますし、焦げた部分はこの脂身でこするとすぐに取れて焦げ付きにくく、お料理にもコクが出るのでとてもお勧めです。

手作りキムチを用意しよう

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私は焼肉をしようと思っている週の前の週末、または前日くらいにキムチを手作りしています。

「キムチまで手作りしているの?!!」と驚く方がいるかもしれませんが、市販のキムチパウダーで、お好みの野菜をカットして漬け込むだけですので、どなたでも簡単に本格的なキムチを作ることができます。

私が使っているパウダーは、日本一時帰国でまとめ買いしている「マルコ」というメーカーのキムチパウダーです。

こちらのキムチパウダーは、韓国産の本格的唐辛子と乾燥キムチ粉を使用しており、有名な「桃●」さんや「エ●ラ」さんのキムチの素よりも甘みが少なく、本格的なお味がします。

上記2社さんのペーストも使ってみたのですが、私には甘すぎて、ダメでした。

お好みでお好きなメーカーさんのモノを使用してください。

ちなみに、ドイツのアジアンショップでも「キムチシーズニング」が販売されていますので、そちらを購入してもよいと思います。(こんな感じのが売っています:以下写真)

ロボキムチ調味料ミックスキムチは自分で100グラムを作ります

韓国直輸入のキムチやお店手作りのキムチを販売しているアジアンショップもありますが、自分で作った方が、分量、お味、入れる具材をアレンジしやすいので、ホームメイドがオススメです。

冷蔵庫も臭くなりますしね・・・苦笑

さて、このキムチを作る時に必ず使用していただきたいきたいものがあります。

それはネギ!!

ドイツには太いものではなくて、日本のわけぎとネギの間くらいのネギが売っているので、そちらを購入しましょう。

我が家は、焼き肉用のキムチを漬けるときは、このネギだけのことが多いです。

理由は後で書きますが、ネギをタテに切って糸のように千切りにし、みじん切りにしたニンニクとショウガ、それにキムチパウダーをジッパー保存袋にすべて入れて揉みこみ、1~4日漬けて出来上がりです。(日数はお好みで)

必ず白髪ねぎのような長細い千切りにしましょう。(写真は、キュウリとネギのキムチ)

「我が家は焼肉屋さん♪」はねうさ流ホーム焼肉の準備

我が家は、焼きたい野菜をお肉とは別で少しだけ準備します。

【準備その1:野菜を切っておく】

その日の気分によって色々ありますが、大抵以下のいずれかの組み合わせです。

・じゃがいも(皮をむいて5~10ミリに輪切り)

・エリンギ(縦半分に切り、それをさらに4等分)

・絹さや(筋を取って水洗いし、お好きなだけ準備)

・玉ねぎ(皮を取って、1センチ厚さに輪切り)

・にんにく(お好みで好きなだけ。1かけずつ皮をむいて、そのまま粒で準備)

※うちの両親は、エリンギやニンジン、しらたきも焼肉の時に準備していましたが、はねうさ家では、上記4点中の2点ほどをその日に準備します。

【準備その2:お肉をスライスしタレにつける】

冷凍しておいた豚バラ肉を半解凍し、薄切りにします。

冷凍庫から出して自然解凍で半解凍してもよいですが、私は電子レンジの解凍機能を使っています。

解凍時間が長すぎると、お肉が柔らかくなりすぎて切るのが難しいので、注意が必要です。

私は、最近は包丁で切っています。

その方が、厚みが手の感覚でわかるので程よくスライスできます。

お子さんもいて、お肉の量をたくさん準備する必要のあるご家庭は、スライサーを使うと時短できますね。

お肉の量は、野菜でカサマシするので、そんなにたくさん必要ありません!(笑)

薄切りにした焼き肉用のお肉に、焼き肉のたれを絡めてしばらく置いておきます。

私はお皿にお肉を並べてタレをかけるだけにしています(笑)

超簡単!

【準備その3:サンチュを洗っておく】

サンチュを準備します。

このサンチュが非常に重要ですので、必ず準備しましょう。

ヘルシーなだけでなく、お味もよりおいしく感じます。

ドイツでは「サンチュ」として販売されているものが無いので葉っぱの形状が似ている「kopfsalat」(以下写真)を購入し、葉っぱを1枚ずつはがして良く水洗いし、葉っぱは大きすぎるので、半分ほどに切っておきます。

「kopfsalat」の画像検索結果

【準備その4:焼き肉のタレと甘唐味噌ダレを作る】

ドイツに来たばかりのころは、どこで購入できるのか知らず、焼き肉のたれも自分で作っていました。

今は、日本から買ってきた焼き肉のたれを使用しています。

もちろんアジアンスーパーでも買えるので、お好きなタレを使用してください。

私が愛用しているのは「牛角・炭火焼風醤油タレ」です。

甘唐味噌だれは、以下5点を混ぜあわせて準備しておきます。

・お味噌 小匙1

・コチュジャン 小匙1

・豆板醤 小匙1/2(辛さはお好みで)

・ハチミツ 少々(お好みで調節してください)

・ごま油 少々

我が家は、醤油味以外のタレとして、レモン汁に塩コショウしたものを小皿に用意します。

手作りのネギキムチは器に盛っておきます。

「我が家は焼肉屋さん♪」おいしい焼き肉の食べ方

「えー?食べ方までウンチクがあるの?!」と思う方もいることでしょう。

ここでは、あくまでも我が家のやり方で、お勧めとしてご紹介します。

まず、焼けにくい野菜を先に焼きましょう。

玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンやにんにくを一番初めに鉄板に投入します。

その後に、鉄板の別の半分側で、キノコ類や絹さや(お豆類)を焼きましょう。

野菜を先に食べると血中の糖分濃度の急激な上昇を回避でき、糖尿病や高血圧に効果があると聞いたことがあり、私はいつもお野菜を先に食べるようにしています。(真実は不明)

また、はねうさ夫のような体の大きいドイツ人は、おかなペコペコでお肉に飛びつきたいところを、まずはお野菜で少しずつお腹いっぱいにすることもでき、一石二鳥?!です(笑)

きのこや絹さやを食べた後にお肉を焼きます。

焼肉屋さんで食べるように、1枚~数枚ずつ焼いていきます。(はねうさ夫は、掃除機並みに食べるのが速いので、4枚焼いて2枚づつ分ける形式です)

お肉が焼けたら、サンチュにお肉を乗せ、手作りネギキムチ=>甘唐味噌を乗せて、サンチュでお肉をくるくると包んで食べます。

この時に、ネギキムチが長い千切りになっていると、お肉の上に乗せやすく、サンチュで包みやすいです。

お野菜の切り方というのは、実は何でもいいように思えますが、味覚に与える影響が大きいんですよ。「料理はサイエンス」と言われる理由もうなずけます。

濃い味が好きな方は、焼き肉のたれをもう一度つけてもヨシ!こんがり焼いたニンニクを一緒にくるんで食べてもヨシ!です。

これが、本当に美味しいのです。

この食べ方だと、お肉とお野菜を一緒に食べることができ、味の濃い味噌や焼き肉のたれもバランスよく中和されるので、うまみが増すような気がしています。

レモン汁のタレでさっぱりといただいてもいいですし、野菜だけを甘唐味噌につけて食べてもおいしいですが、我が家ではこのサンチュに巻いて食べる方式を生み出してからと言うもの、夫もハマってしまい、ビールやワインを飲みながら食事が進みます^^

昨日は、はねうさ夫が「なんかのどの調子がイマイチ・・・」と言うので、風邪のひき始めか?!と焦り、にんにくをまるまる2個ほど用意して全部食べちゃいました。

今日の私たちはめっちゃ臭いに違いありませんが、にんにくは抗酸化作用もあり、とってもヘルシーなので、翌日予定の無い方はぜひお試しください!

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