『ドナウの真珠』と呼ばれるハンガリーの首都ブダペスト2泊3日で絶対行くべき観光スポットと注意点

ブダペスト観光

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

父のことがアリ、久しぶりのブログアップ。

コロナ禍でありながら2021年の夏はドイツの規制が少し緩和されたため、ドイツ近隣諸国をいくつか旅行したので、若干時間が経ってしまいましたが、できるだけ記事にしていきたいと思っています。

今回は、はねうさ夫の遠い親戚が住んでいる「ハンガリー」に関する記事です。

親戚は別の場所に住んでいるのですが、折角なので足を延ばして首都であるブダペストに2泊したので、ブダペストの情報をお届けします。

ブダペストは、ドナウ川河畔に位置し、ハンガリーの政治、文化、商業、産業、交通の一大中心都市で、東・中央ヨーロッパ では最も大きな都市の1つで、ドナウ川の流れに沿って平地のペスト地区と丘や谷のあるブダ地区に分けられていることから「ドナウのバラ」や「ドナウの真珠」とのニックネームもあるとっても美しい街です。

ブダペストのオススメシーズンは、春か秋ですが、冬でも十分に楽しめるスポットが沢山あります。

私が初めてブダペストを訪れたのは2012年。

約10年前ということと、コロナ禍ということもあってか、ハンガリーの首都は色々な変化が見て取れました。

これから初めてブダペストへ行く方の参考になればと思います。

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目次

ハンガリーのコロナ規制・入国に関する情報

©haneusagi.com 写真は2012年に撮影したもの

ハンガリーのコロナ規制は頻繁に変更されますが、今年2021年の夏は、EU各国の中でも最も自由に旅行できる国の一つであったと言って良いと思います。

ハンガリーの日本大使館のホームページのコピペではありますが、ハンガリーへの入国については、以下の制限措置が実施されています。

リストフェレンツ国際空港のホームページでも案内されていますので、参考にしてください。

(1)日本からの渡航者(観光目的を含む)は、ハンガリーへの入国時間から起算して72時間前以内に日本で受検したPCR検査陰性証明書(様式は特に指定されていませんが、英語又はハンガリー語で記載)を入国時に提示することができる場合、入国後の隔離措置が免除されます。
※警察への特別入国許可申請は不要です。

(2)なお、次のいずれかに該当する場合は、入国前のPCR検査は不要であるとともに、入国後の隔離措置も免除されます(主なもののみ記載)。

  • 商用目的での入国
  • ハンガリー又はEUの免疫証明書を保有する方
  • クロアチア、オーストリア、ルーマニア、セルビア、スロバキア及びスロベニアからの全ての入国者(ただし、民間航空機での入国を除く)
    ※ワクチン接種の有無を問いません。
  • ハンガリー政府と協定を締結した国等※が発行した免疫証明書を保有する方
  • ハンガリー政府、EU又はハンガリー政府と協定を締結した国等が発行した免疫証明書を有する監督者(保護者)と一緒に入国する18歳未満の方

私たちは、オーストリアからPCR検査をしてそのまま陸路で入国したのですが、大使館から案内されている内容を見る限りでは、それさえも不要だったようですねw

【注意】ブダペストと言えば良く絵ハガキで見るセーチェーニ鎖橋…しかし!

©haneusagi.com 写真は2012年に撮影したもの

「ブダペストってピンとこないなあ」と思っていても、西岸のブダ地区と東岸のペシュト地区(ペスト地区)を結んでいる美しいセーチェーニ鎖橋は写真で見た事がある方も多いはず。

イングランドの技師ウィリアム・ティアニー・クラーク(William Tierney Clark)が設計し、1849年に完成したこの鎖橋はブダペストのシンボル及びハンガリーで最も重要な橋で、堂々とした昼間の姿はもちろん、ロマンチックにライトアップされる夜の姿にもうっとりしてしまいます。

ただ・・・この「セーチェーニ鎖橋」は現在工事中!😨(T_T)

©haneusagi.com

ハンガリーデイリーニュース紙によると、

計画通りに進めば、工事期間は30ヶ月、つまり2023年の秋には完成することになります。落札した建設会社が作成したスケジュールに基づいて、18ヶ月間は橋全体が工事現場として通行止めになり、工事を始める前に主任技師の承認を得ます。

If everything goes according to plans, the whole process will last 30 months, meaning that it can be concluded by the Autumn of 2023. The entire bridge will be closed entirely as a construction site from traffic during 18 months, based on the schedule wrote by the winner construction company and accepted by the chief engineer before the works can begin.

とのことなので、どうしても「セーチェーニ鎖橋」を見てみたい!渡ってみたい!という方は、ブダペスト旅行の時期は検討した方がいいでしょう。

【注意】ハンガリー国立歌劇場(オペラハウス)も工事中

©haneusagi.com 写真は2021年に撮影したもの

ブタペストの国立オペラハウスでオペラを見たり、オペラハウス内をツアーで見学したい方はいる事でしょう。

ただ、オペラハウスも現在修復工事中・・・汗

ハンガリー国陸歌劇場の公式ホームページによりますと・・・

アンドラーシ通りにあるネオルネッサンス様式のオペラハウスの修復工事が行われているため、ハンガリー国立歌劇場の公演は2022年3月まで他の2つの会場で行われます。

Due to ongoing restoration works of the Neo-renaissance Opera House in Andrássy út, performances of the Hungarian State Opera take place at its two other venues until March 2022.

※オペラハウス公式HPより抜粋

とのことです。

オペラハウスは、演目を観なくてもガイドツアーで建物の中に入って見学することができていたので、修復工事が終わった後に見学するのを楽しみにしています。

オペラ・セールス・センター
1061 Budapest, Hajós utca 13-15. / ground floor I. (door bell no. 90)
+36 1 332 7914
月~木 10:00~17:00
月~木 10:00~17:00 金 10:00~14:00
Email:ticket@opera.hu

>>あわせて読む

それでも!ブダペストで見逃せないオススメスポット5選

ブタペストで見逃せないスポットは沢山あります。

今回、5選としましたが、その中でも絶対に行くべき私の独断と偏見でのお勧めの名所は、

  • 聖イシュトヴァーン大聖堂(Szent István-bazilika)※基本無料
  • 漁夫の砦(Halászbástya)※王宮の丘内 基本無料
  • 国会議事堂(Országház)※チケット予約制・有料

です。

時間がない場合は、ぜひ上記3か所だけでも観光することをお勧めします!

1. 聖イシュトヴァーン大聖堂(Szent István-bazilika)

©haneusagi.com

デアーク広場に近いペシュト地区の中心部にあるブダペスト最大の大聖堂。

建国1000年を記念して1851年から1905年の半世紀をかけて建造され、カトリック教会における「バシリカ」としての特権を付与された聖堂です。

祭壇には大理石製の初代国王イシュトヴァーンが祭られています。

金ピカの祭壇や美しい天井画は必見!

思わず「わあぁ」と声にならない声がもれてしまいます。

また、有料の展望台に上ると、ブダペスト街を360度見渡すことができますよ。

  • 公式HP:https://www.bazilika.biz/en
  • 住所:Szent Istvan ter 1, Budapest
  • 開館時間:
  • 月曜日〜土曜日:9:00開門
  • 日曜日:7:45開門
  • 教会と『聖なる右手』のガイドツアーは有料(英語またはハンガリー語)
    月曜日~日曜日:9:30~16:00 ※典礼行事がある場合は、変更あり。
    ガイドツアーの料金
    1~5名: 12,700 HUF(通貨単位:ハンガリーフォリント)
    6~25名:19,050 HUF

2. 漁夫の砦(Halászbástya)および王宮の丘

©haneusagi.com

ネオロマネスク様式で建造された白い石灰石でできた要塞で、数個の尖塔と回廊が美しく、沢山の観光客が訪れます。要塞の前には、ハンガリーでキリスト教を広めた聖人イシュトヴァーン1世の銅の騎馬像があります。

砦といっても戦いに使われたものではなく、マーチャーシュ教会を改修した建築家シュレックが町の美化計画の一環として建造したものだと言います。

かつてこの場所に魚市があったことや、城塞のこのあたりはドナウ川で漁を営む漁夫たちの場所だったことから「漁夫の砦」という名前がつけられました。

白い色だけでなく、どこをどの角度から切り取っても美しく写真映えする建物で、晴れた日には青空と白い建物のコントラストが美しく、夜はライトアップされてロマンチックな雰囲気になります。

また、高い丘に位置している為、ここはドナウ川と対岸に広がるペシュト地区を一望できる絶好のビューポイントで、後に紹介する国会議事堂も見えます。

©haneusagi.com

バルコニーの多くと140メートルに及ぶ7つの塔は無料で入ることができますが、上部の塔やタレットは入場料が必要です。

漁夫の砦のすぐ横にはラグジュアリーホテルの「Hilton Budapest」があり、新婚旅行のカップルや政治家と思われるような方々の姿を目にします。

王宮の丘に関しては、ブダペストの主要な観光地のひとつで、ブダ側の1区にある城の丘の上に位置し、ブダ城(王宮)、マティアス教会、漁夫の砦などがあるブダペストで最も歴史のある古い地区です。

漁夫の砦からブダ城へも徒歩で移動できますが、あまり時間のない場合には、王宮の観光は省いてしまっても良いと思います。どうしても王宮を見てみたい方は少し時間に余裕をもって計画しましょう。

  • 公式HP:https://www.fishermansbastion.com/
  • 住所:Szentharomsag ter, 1014
  • チケット(大人):HUF 1000(約3.4ユーロ)
    割引チケット(学生・14歳以下):HUF 500(約1.7ユーロ)
    6歳以下の子供:入場無料
    年金受給者(EU加盟国から):HUF 500

3. 国会議事堂(Országház)

©haneusagi.com

世界で最も美しい国会議事堂と言われる、ハンガリーの国会議事堂。

ハンガリー国内で最も大きな建築物であり、ヨーロッパで二番目、世界で三番目に大きな国会議事堂です。

金ぴかの豪華絢爛な国会議事堂の内部は、インテリアのすばらしさは勿論ですが、空調システムや防災におけるリスク回避などの観点から当時の最先端技術を凝らした建築には、ただ驚くばかりです。

©haneusagi.com

内部見学は、ツアーでしか見学できませんので、チケットを購入しましょう!

ちなみにEEA(欧州経済領域)市民とそれ以外では価格が違います(苦笑)

建物長268m、建物幅123m。内部には、10の中庭、13の乗客兼貨物用エレベーター、27の門、29の階段室、691の部屋がある。建物高は96mと、聖イシュトヴァーン大聖堂とともに、ブダペストで最も高い建物である。この「96」という数字は1896年の征服定住1000年目を、そしてアールパード朝初代の君主アールパード公のカルパチア盆地征服定住の年、896年にも因んでいる。

内外の壁には、全部で242体の彫刻が施されている。ファサードの上部には、歴代のハンガリー統治者、トランシルヴァニアの統治者、及び有名な軍人たちの彫像がある。窓の上部には王侯貴族の紋章が描かれている。正面玄関は東側にある階段で、2頭のライオンの像が並んでいる。

ハンガリー王が代々受け継いできた、聖イシュトヴァーンの王冠と宝珠や宝剣、王杓などの戴冠式用の品がこの議事堂内で保管展示されている。議会が開かれていない日に限り、専門ガイドによる見学ツアーで議事堂内の見学ができる。by Wikipedia

初めてブダペストを訪れた2012年にも国会議事堂のツアーに参加したのですが、その時は議事堂の横の扉の前に並んでガイドさんが洗われるのを待つ形式でしたが、現在は、ビジターセンターが国会議事堂のすぐ横に設けられており、そこがツアー開始の集合場所となっています。

チケットの購入やお土産屋さん、国会議事堂についてのビデオなどを他言語で観ることができます(日本語もあり)。

現在、コロナ禍という事もあり、ツアーの人数は限定されているため、私たちは、オンラインで英語ツアーの予約をしてからツアーに参加したので、事前にネット予約しておいた方が予定が立てやすいです。

ちなみに、10年前は『聖イシュトヴァーンの王冠』の写真撮影は許可されていましたが、現在はSNSなどの影響でしょうか・・・展示方法も変更されており、写真撮影も禁止されていました。時代は変わりますね。

  • 公式HP:https://www.parlament.hu/web/visitors/home
  • 住所:Kossuth tér 1-3, 1055 Budapest, Hungary
  • 開館時間:毎日8:00~16:00
  • チケット:
  • EEA市民(大人):3500 HUF
  • EEA市民の学生(6〜24歳): 1900 HUF
  • EEA非加盟国の大人:6700 HUF
  • EEA非加盟国の学生(6歳〜24歳):3500 HUF
  • ※6歳以下は国会議事堂の見学は無料

4. ドハーニ街シナゴーグ(Dohány utcai Zsinagóga, Tabakgasse Synagoge)

©Wikimedia commons

ドバーニ街シナゴークは、ヨーロッパで最も大きく、また世界ではエルサレムとニューヨークに次いで3番目に大きいシナゴーグです。

このシナゴークが位置するエリアはユダヤ教徒街で、ルンバッハ・シェベシチェーン通り、カジンツィ通り、クラウザール広場 Klauzál tér 、ヴァシュヴァーリ・パール通りなどと北方へ行けば、小さなシナゴーグやリーズナブルなレストランやバーが沢山あり、ハシディズムの衣装を着たユダヤ教徒を見かけることもあります。

中庭には、ハンガリーの彫刻家のヴァルガ・イムレが1991年に作った、ホロコースト記念碑があるので、ユダヤの歴史に興味のある方には特にお勧めします。

  • 公式HP:https://jewishtourhungary.com/en
  • 住所:1075 Budapest, Dohány u. 2.
  • 開館時間:シーズンにより変更有り。詳細はHPをご覧ください。
  • チケット:
  • 大人料金:5,500 HUF
  • 学生:4,200 HUF
  • 子供(6~12歳):1,900 HUF
  • ファミリーチケット(大人2人+子供2人):12,500 HUF

5. セーチェーニ温泉(Széchenyi gyógyfürdő)

©haneusagi.com 写真は2021年に撮影したもの

セーチェーニ温泉は、1913年にバロック・リヴァイヴァル建築で建立されたヨーロッパ最大の温泉です。

そう!実はハンガリーは温泉大国なんです。

ハンガリーの温泉の歴史は古く、国内にはセーチェーニ温泉以外にも様々な温泉があり、温泉好きの日本人はもちろん、ブタペストでは観光客にも人気です。

まるでお城のような美しいネオバロック様式の豪華なテレジア・イエローの建物が建つ広大な敷地内には、露天風呂が3か所、屋内風呂が15か所あり、まるで温泉テーマパーク。

もちろん、外見だけでなく内観もヨーロッパならではの造りなので、日本の温泉も情緒があっていいですが、「ザ・ヨーロッパの温泉」なので、非日常感を味わえます。

こちらの温泉は、水着を着て入りますが、家族連れやカップルなど観光客だけでなく、地元の人々が朝から晩まで楽しんでいます。

ブタペストの街歩きで疲れたら、セーチェーニ温泉でまったりしてみてはいかがでしょうか。

  • 公式HP:https://www.szechenyibath.hu/
  • 住所:H-1146 Budapest, Állatkerti körút 9-11
  • チケット:
  • デイリーチケット:5900 HUF
  • 週末チケット:6200 HUF
  • 基本パッケージ(デイリーチケット、タオル、バスローブ、スリッパ、スイミングキャップ、ヘアゴム付き):18,000 HUF

ブタペスト観光「おまけ」

©haneusagi.com 英雄広場

また、セーチェーニ温泉周辺には、「ヴァイダフニャディ城(Vajdahunyad vára)」や、「英雄広場(Heldenplatz)」などの見所もあるので、あわせて観光するのもオススメです。

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