サンセバスチャン絶品ピンチョス大特集!食い倒れ必至のおすすめバル15選

サンセバスチャンおススメバル

こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。

サンセバスチャン。そこは、美食家の楽園とも言われる、太平洋に面するスペインの魅惑の都市。

何とも言えない独自の雰囲気、美しいビーチ、そして何よりも心躍る食文化が織りなすハーモニーは、食いしん坊なら必ず行ってみたい街です。

私はこの「バスクの真珠」とも呼ばれるサンセバスチャンに足を踏み入れ、ピンチョスの魅力に魅了されることとなりました。

ピンチョスは、まるで小さなピースがたくさん詰まったアート作品のよう❣

そして、ピンチョスは、サンセバスチャンの旧市街地に集中している殆どのバルで楽しめます。

食い倒れにもってこいの?!おすすめバルが街中に点在しているのがサンセバスチャン❤

今回は、私が実際に訪れ、実食したサンセバスチャンの絶品ピンチョス群とバルをご紹介します。

※ちなみに、バルの紹介の順番は順不同であり、おススメ順と言うわけではありません。

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目次

サンセバスチャンの場所は?なぜサンセバスチャンが美食の宝庫なのか?

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サンセバスチャンはスペイン北部のバスク地方に位置し、ビスケー湾に面しています。

西岸海洋性気候で、メキシコ湾からの暖流の影響で高緯度の割には温暖という特徴があるため、訪れたのは10月後半でしたが、美しく広がる海岸線をみながら遊歩道を歩いたり、ビーチでヨガやボディーボードを楽しんでいる人もいました。

フランスとの国境からの距離は約20 kmなので、フランスからの旅行者も多くみかけ、メニューにもフランス語表記があるお店も多くありました。

公用語はバスク語とスペイン語。通貨はユーロ。

バスク地方は独自に発展した文化があり、バスク語を話すバスク人が暮らすスペイン領バスクとフランス領バスクに分かれています。昔は、バスク地方の独立運動も起こっていたようです。

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街の名前は、バスク語ではドノスティア(Donostia)と言い、街の正式名称はDonostia-San Sebastián(ドノスティア / サン・セバスティアン)。

調べると「サン・セバスティアン」表記も多いですが、このブログでは、簡単に「サンセバスチャン」と表記することにします。

バスク地方は独自の文化と美食で知られ、サンセバスチャンはその中でも最も輝く宝石で「ビスケー湾の真珠」と称されています。

太平洋に面していますが、湾になっており、海岸線も独特です。

比較的波が穏やかなビーチのエリア(La Concha beach)と、サーファービーチと呼ばれる荒波のエリア(Zurriola beach)に分かれています。

そして、サンセバスチャンは美食家たちの聖地とも言われている場所です。

バスク地方に位置するこの街は、美しいビーチと歴史的な建築物で知られていますが、何よりもその美味しい食べ物が注目されています。

サンセバスチャンのバルに並ぶ冷たいピンチョス ©haneusagi.com

では、なぜサンセバスチャンにはこんなにも美味しいものが集まるのでしょうか?

sansebastianholidays.com」によりますと、以下のようにあります。

サン・セバスティアンが観光都市として生まれ変わったきっかけはマリア・クリスティーナ王妃。ドクターに勧められた海水浴を楽しむため、王妃は1893年より当地を避暑地とし、サマーシーズンには全家族・宮廷人を引き連れて当市を訪れるようになりました。

そのおかげで、サン・セバスティアンはスペイン宮廷、特級階級層、貴族階級の人たちのお気に入りの避暑地の街となったのです。

宮廷の人たちを楽しませようと、サン・セバスティアンは一見してフレンチスタイルだと分かる一連の荘厳な建物と数々の観光スポットで埋め尽くされました。

こういった上流階級の人たちが訪れる場所として色々と整備され、発展した背景があるのですね。

食べ歩き以外にも見所のあるサンセバスチャン ©haneusagi.com

確かに素敵なお庭のあるミラマール宮殿も、サンセバスチャンで見逃せない観光スポットです。

サンセバスチャンが美食の街と言われる理由は、豊富なピンチョス文化でバル巡りが楽しめ、ミシュランスター獲得の高級レストランが革新的かつクリエイティブな料理を提供し、美しいビスケー湾の新鮮な海の幸と地元食材の質が絶えず魅了するからです。

ピンチョスとは、バスク地方のタパスのことを意味します。

2022年時点では、世界で一番ミシュランスターレストランが多い都市は東京ですが、サンセバスチャンはスペイン国内でもミシュランスターレストランが集中(1人当たりのミシュラン獲得件数が世界一)している地域の一つとして知られています。

これらのレストランの高品質でクリエイティビティの高さが、サンセバスチャンを美食の街として世界的に有名にしています。

日本料理も目で楽しむアート性があると思いますが、美しいピンチョスがショーケースに並ぶのを見た時には、生まれて初めてスイーツじゃない食べ物がキラキラした宝石箱に陳列されているように見えた瞬間でした。

実際に、あるバルのおじさんが言っていたのですが「美味しい所には日本人とフランス人が集まる。だからスペイン語以外のメニューには英語、フランス語、日本語だけでいいんだ」と。

日本人観光客も結構いました(ドイツの田舎より非常に沢山いましたw)

サンセバスチャンのバルめぐりのヒント!注文の仕方からお会計まで

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バルに入ってから注文まで:必ずはじめに飲み物を注文する

まずはお店に入ったら「Hola!(オラ)」と元気に笑顔で挨拶しましょう!

ドイツでもお店に入るときは、”Hallo”や”Guten Abent!”など、挨拶しますので同じ感覚ですが、日本在住だとお店に入ったらお客さんの方が「いらっしゃいませ~」と言われる方の文化なので、お客である自分からの挨拶を忘れないようにしましょう。

込んでいる時間帯や人気のお店はいつも混雑しています。

店内に入ったら、冷たいタパスがショーケースに陳列されているようなお店の場合は注文したい物を決め、カウンターに近づいてお店の人に直接注文します。

始めに飲み物を注文します。

言葉の壁もあり、地元民、スペイン語話者が優位になってしまう印象ですが、カウンターで目くばせしてスタッフの方に気づいてもらったら、すぐに飲み物を注文しましょう。

私はメニューを見るのが面倒くさかったり、カウンターが忙しそうなときはすべてチャコリ(白ワイン)を注文、はねうさ夫は生ビールを注文していました。

食べ物はその他との注文となるので、周囲をみて美味しそうなものを頼んでいたり、ショーケースやメニューを見て気になるものがあればそれを注文するとよいと思います。

私たちは、はじめの1~2日は、行き当たりばったりで気に入ったバルにふらっと入って無計画に注文していたのですが、その後は、ネットで調べたり、ピンチョスアプリを使って事前にリサーチしたりして、行くお店と注文するものをあらかじめ決めておきました。

欧州の殆どのレストランやバーがそうだと思うのですが、日本のように手を挙げて「すみませ~ん!」と大きな声を出したりして注文するのはマナー違反だと思います。(私はこれを知らずにドイツに移住して何度かやってしまった)

サンセバスチャンのバル、レストランでも、店員さんが気づいてくれるようにアイコンタクトを送り続け、それでもかなり待たされるようなら、ちょっと一指し指でポイントするようなイメージで合図を出してみると気づいてくれることが多いです。

忙しすぎて、ちょっとまってね!なんて言われることもあるので気長に待ちましょう。

バルの食事はほとんどがスタンディングスタイルの立ち飲み立ち食い

バルにもよりますが、多くは立ち飲み立ち食いのスタイルになります。

冷たいピンチョスしか注文しない場合は殆どがバーで飲食するように言われ、テーブル席はレストランエリアで、事前予約がひつようだったり、軽食ではない食事用だったりするので、お店の方や、その辺に建っているお客さんに聞けば教えてくれます。

私たちは多くの場合、すぐにカウンター席が空いたり、着席できる場所に座れたりしたので、ラッキーでしたが、相席になることもよくあります。

スタンディングが気になる方はテーブル席を予約できるお店に行く方が良いと思いますが、バルの醍醐味は、高品質な素晴らしいピンチョスを比較的リーズナブルな価格で楽しめる事なので、立ち食い立ち飲みも楽しんじゃったほうが良いと思います。

バルめぐりは1つのお店につき1~3品の注文にとどめる

食い倒れるには1夜で1~2店舗だけのバルで普通に飲食したらお腹いっぱいになり、いろいろなバルを試せません。

サンセバスチャンのバルめぐりの醍醐味は、1夜で何件ものバルをハシゴして、ちょっとづつ美味しいものを色々と試すことにあります。

少しずつ美味しいものが食べたい食いしん坊の日本人にぴったりのコンセプト❣

ですので、一カ所で飲み物は1杯、注文するアイテムは1~3品を目安とした方が良いです。

私たちは夫婦で殆どシェアして食べていましたが、どうしても1人1品食べたいピンチョスや、シェアが難しそうなものは2個注文していました。

ピンチョスアプリを活用する

ピンチョスアプリを使えば、毎年のピンチョスコンテストで賞を受賞したピンチョスがどこのバルで食べられるのか見る事ができるので、好きな食材やコンセプトのピンチョスを検索するのに一役買いました。

このピンチョスアプリはガチです!何と言っても地元の11名のミシュラン星付きシェフたちが、それぞれの嗜好を考慮し、匿名の形でリストを作成してコメントまでつけているという優れものなので、スマホにダウンロードしてバルめぐりの参考にしてみてください。

ピンチョスアプリのダウンロードはこちらから。

ピンチョスの賞を獲得したお店には、賞を取ったピンチョスの名前とロゴ入りのサーティフィケーションが飾られているので(例:以下写真)、それを読んで注文することもでき、わかりやすいです。

賞を受賞したピンチョスはサーティフィケーションが店内に飾られているのでわかりやすい ©haneusagi.com

ちなみに、メニューやおススメのピンチョスが黒板に書かれていて、その横に数字がある場合は、ユーロでの金額です。

ピンチョスの種類によっては、1つ5~6ユーロする高級ピンチョスもあるので、仮に5ユーロのピンチョスを2個注文したら10ユーロ(2023年12月レートで1500円超え)ですので覚えておきましょう。

バルでのお会計の仕方

バルでのお会計の仕方は、お店によって異なります。

カウンターで注文したと同時に支払いをするお店もあれば、全て食べ終わった後に支払いをするお店もあります。

1~2品しか注文しないことがわかっている場合には、注文した後すぐにお支払いをお願いしてもよいですし、カウンターにいるスタッフからその場で金額を言われることもあります。

殆どのお店がクレジットカードでお支払いが可能でしたが、たまに現金オンリーのお店もあるのと、少額の場合にはあまりクレジットカード払いも気が引けるので、現金も少し持ち歩いていたほうが無難です。

帰りは、Adiós!、Ciao!、Bye!、Have a good night!、Thank you!などと挨拶してお店を出ます。

混んでいて挨拶する暇もない場合もありますが・・・。

Itxaropena 1910:おススメは海老のホットピンチョス、マグロのピンチョス、アーティチョークピンチョス、ホタテ

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石とレンガの壁の店内で、スペイン料理のタパスやピンチョスを楽しめる、居心地の良いバル。

エビ、マグロ、パプリカにカニのタルタル入りの冷たいピンチョスを注文。

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そして、その日のおすすめメニューなどが黒板に書かれていたのですが、読めなかったので、隣のおじさん達が注文していたものを質問して、おススメと言う温かいグリル海老の海老油ソースのタパスと、アワードを受賞しているというアーティチョークサラダを注文。

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ホタテのグリルも有名。

観光客も沢山いたけど、地元民も食べに来ていたところがポイント高い。

アワードを受賞したというタパスはさすがで、さっとグリルしたアーティーチョークとトマトのサラダでした。

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今まで食べたの事のない風味の組み合わせとドレッシング?ソース?で、とてもおいしかったです。

お店は清潔感があって明るかったのも好印象。

Gandarias:おススメはフォアグラとサーロイン牛

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サンセバスチャン旧市街地の中でも有名な老舗バルで、日本人観光客も多いです。

あまり座るスペースは無いので、日本人らしき4人家族の方は席を確保するのに苦戦していました。

私たちは、カウンターに場所を確保し、隣に偶然アジア人と白人のカップルがいて、日本人の方だと勘違いして話しかけてみたら、シンガポール人とオーストラリア人のカップルでした(苦笑)

こちらはお店に入るとすぐにウニのピンチョスが目に飛び込んでくるので、日本人の多くは目が輝くと思います(笑)

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私もはねうさ夫も、ウニはそんなに鉱物ではないのですが、せっかくヨーロッパの地の果てまで来たので注文してみました。

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個人的にめちゃくちゃおいしかったのは、こちらの温かいフォアグラのピンチョス。

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表現が微妙ですが、照り焼きっぽい(絶対照り焼きじゃなと思うけど)様なバルサミコの様なソースがかかっていて、表面はパリッと中はソースと相まってとろ~りクリーミーで、かなり美味しかったです❣

はねうさ夫は、サーロインビーフのホットピンチョスが美味しかったようで、隣のカップルからも「それ何?」と質問され、そして彼らも注文すると言う流れでした(笑)

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やはり欧米人はお肉に目が無いのかな?w

温かいピンチョスを注文すると、出来上がるとお知らせしてくれる光るパネルを渡されるシステムで、こちらはわかりやすくて親切だと思いました。

Kamal Ostrería Donostiarra:おススメは生ガキ、マテ貝のグリルその他シーフード全般

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生ガキとシーフードタパスがいただける、海鮮系のバル。

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日本サッカー代表で、レアル・ソシエダに所属している久保建英選手も来ると言うから間違いないクオリティです。

「タケは友達だよ!この前も家まで行って牡蠣を開けてあげたんだ。数か月前に家族で来たかな」

と、このバルのオーナーのKamalさんは、とってもフレンドリー。

モロッコ出身だけど、サンセバスチャン在住20年以上とのことで、お店の名前もバスクの住民を意味するドノスティアラをつけています。

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バルでおいしいピンチョスだけでなく、オーナーさんとの楽しい会話も楽しめます。

私は、サンセバスチャン滞在中に2回も行ってしまいました。

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生ガキは当然新鮮なのでお勧めなのですが、スペインでよく見るマテ貝のグリルが最高です。

他にも、タコのピンチョスやムール貝のピンチョスもアリ、スパークリングワインのCavaがすすみます♪

Atari Gastroleku:おススメはキャラメルフレンチトーストとクリームブリュレ

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こちらはフォアグラで人気とあって入ったのですが、はねうさ夫がそんなにフォアグラばかり食べなくていい、と言うので、冷たいピンチョスをいくつか注文しました。

冷たいピンチョスは平均的というかいたって普通だと思うのですが、あとで調べたら、キャラメルフレンチトーストというものがイギリスの番組「Travel Man」でも紹介されたという事。

デザート好きの方、または赤ワインと合わせても美味しくいただけそうです。

Bar Casa Alcalde:フレンドリースタッフ!おススメは早めに行って新鮮なピンチョスをGET

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かなりの種類のピンチョスがあり、温め直しもしてくれます。

ピンチョスに番号が振ってあり、紙に何番を何個注文するか記入してスタッフさんに渡すとお皿に盛ってくれるシステムなので、バルが初めてでもわかりやすいです。

お店の奥の方に進むと、テーブルがあり、座って食事をすることができます。

こちらでは、カニの甲羅を使ったグラタンのようなピンチョスが目を引いたので、それを含め以下4点を注文してみました。

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週末という事もアリ、日本の居酒屋並みにワイワイガヤガヤしていてかなり賑わっていました。

お店の入り口がイベリコハムの脚などを吊るしていて派手というか、立地の良さもあり、とりわけ目を引くので非常に目立ちます。

ピンチョスのクオリティとクリエイティビティは、普通かな~という印象。

居酒屋っぽい雰囲気が好きな方にはお勧め。

Bar Restaurante Bare bare:おススメは生ガキ、アンコウ串焼き

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シーフードのグリル料理とタパスが売りのバル。

レストランエリアとバルエリアと別れていますが、バルエリアも明るくて清潔、モダンな感じの内装で、シーフードの新鮮さがわかるように水槽もありました。

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私たちは、生ガキ、アンコウと海老の串焼き、カニ味噌グラタン、タコのグリルを注文しました。

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牡蠣も新鮮でおいしく、早い時間に行ったからか、比較的すいていてサービスも良かったです。

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ピンチョスは、普通に美味しかったけど「悶絶美味しい❣」の領域ではなかった・・・こんな風に言ってしまうなんてサンセバスチャンの美食パワーがヤバすぎます。

Casa Urola:おススメはホタテ、ピンチョス「Urola」

バルエリアとレストランエリアがあるCasa Urolaは、ミシュランガイドにも掲載されている、バスクの伝統料理をクリエイティブに提供しています。

ミシュランガイドのコメントは以下です。

市内旧市街の観光客に人気の歩行者天国に位置する。カサ・ウローラには、活気あるピンチョス・バーと、1階のダイニング・ルームがあり、魚介類のグリルとともに、市場にインスパイアされた素晴らしい提案による伝統的なバスク・メニューを提供している。

私たちは、お目当てのピンチョス「Urola」を注文。

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この日はサンセバスチャン2日目だったのですが、はねうさ夫は「今まで食べたピンチョスの中でTOP!」とのこと。

カニ身を使ったこのピンチョスは、身がふわっとしていてソースとの相性も抜群で、繊細でクリエイティブなプレゼンテーションもオシャレ❤

本格的なプロの味なのに、比較的リーズナブルにいただけるのもCasa Urolaの良いところ。

このお店では、濃厚なクリームソースがかかった、一見スープのように見えるホタテ料理が人気で、周りを見るとほぼ全員ホタテ料理を注文していました。

人気店ですが、私たちは運良く、すぐにカウンター席に座ることができたので、チャコリ(Txakoli:バスク地方の白ワイン)を注ぐのをじっくりと見る事も出来ました♪

チャコリをバルすると、店員さんがグラスの20cmほど上から注いでくれます。

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チャコリのこのような注ぎ方を「エスカンシア」と言うそうで、この独特な注ぎ方は、チャコリの香りを膨らませて酸を和らげ、適度に泡を立たせるためと言われています。

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チャコリとこのピンチョスの相性が最高に良かったし、他のお料理も美味しそうだったので、魚介系のピンチョスやお料理がお目当ての方におススメです。

La Cuchara de San Telmo:おススメはフォアグラ

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レビューポイントがとても良く、フォアグラが人気メニューの凄い人気のバルで、行った時は、テーブル席に座りたい人たちで行列ができていました。

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私たちは、運よく空いたカウンター席を陣取りましたが、フォアグラは切れてしまったとのことで、温かいタコとマグロステーキを注文。

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隣にはハノーファーから来たと言うドイツ人ご夫婦と、サンセバスチャンの美食について語り合うなど、カウンターで立ち食いだと、こういった楽しみもありますね。

ちょっと昔に流行った?高級フレンチを立ち食いスタイルで楽しめる「俺のフレンチ」を思い出してしまいました。雰囲気が少し似ていると思いました。

とてもおいしかったけど、個人的にそこまで「悶絶美味しい❣」という感動はなかったです。

食い倒れを覚悟してバルをはしごしているので、空腹具合、時間帯、曜日などでお料理やバルに対する感想は変わると感じます。

Bar Goiz-Argi:おススメは、イカの鉄板焼き、エビの串焼き

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日本人が多く訪れるようで、お店に日本語のメニューもあるBar Goiz-Argi。

どうやら何年か前に日本から有名人がきて、テレビの撮影もされたらしいです。

私たちは、こちらでスモークサーモン+アンチョビ+ピーマンを使ったマリフリというピンチョスと、タコのピンチョス、イカの鉄板焼きを注文しました。

はねうさ夫の大好物のタコ ©haneusagi.com

マリフリは、想像できるお味だったので、超クリエイティブな驚きはありませんでしたが、注文してから作ってくれるので、作りたてで美味しかったですし、シェアしやすいように半分にカットしてくれていました!優しい!

マリフリ ©haneusagi.com

イカの鉄板焼きは、小ぶりのイカをガーリックと一緒にオリーブオイルで痛めたもので、お酒がすすます♪

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お店の方は、イカとかタコなどの簡単な日本語がわかるようで、私たちが行った時もちょうど日本の方がお店から出て行くところで、日本人とフランス人の観光客が良く来るとの事でした。

言葉に不安がある方にはお勧めです。

Zumeltzegi:おススメはアンコウの串焼き、種類豊富なピンチョスとワイン

白で統一されたちょっとメルヘンな雰囲気の店内に、ピンチョスが並ぶバル。

こちらは、ピンチョスもありますが、ピンチョス以外のメニューもあり、小皿料理を食べたいときにぴったりです。

私たちは、フォアグラ+キノコとチーズのピンチョス、アンコウの串焼き、牛串焼きを注文しました。

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アンコウの串焼きは、表面がパリッとしていてなかはふっくらジューシーでおいしかったです。

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はねうさ夫曰く「悪くないけど、Gandariasで食べたサーロインビーフのホットピンチョスには負けるける」とのこと。

後で調べたら、こちらのお店は魚介のグリル串で人気のようです。

はねうさ夫は、アンコウ串の価値があまりわからないと言っていました・・・(ドイツ人よ)

Jose Mari Taberna:おススメはイベリコハムコロッケ、タルタルステーキ、おしゃれなピンチョス、リーズナブルなRiojaワイン

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Jose Mariのピンチョスは芸術の領域で、見ているだけで「かわいい~❣」を連発してしまったほどです。

旧市街にはバルがたくさんあるので、どこも似たような雰囲気だと思う方もいるかもしれません。

でも、このお店は、古いアンチョビ缶を使用するなど、プレゼンテーションがモダンで革新的!

開店して比較的直ぐ行ったこともあり、ショーケースはピカピカ、ピンチョスがキラキラと輝いて見えました。

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ハッキリ言って、味なんかどうでもいい!と言ってしまったら失礼ですが、たとえ好みの味じゃなくてもあのピンチョスを注文して、どんな味がするのか試してみたいと思ったことは真実です。

そのくらい見ていて美しかった❤

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私たちは、ピンチョスの他にフィッシュスープも注文しましたが、はねうさ夫は「価格のわりに量が少ない」とドイツ人丸出しのコメントをしていました。

かなり沢山の種類のピンチョスがあるので、迷ってしまうくらいですが、コロッケとタルタルステーキに定評があるようです。

La Viña:おススメはバスクチーズケーキ

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日本のバスクチーズケーキブームの火付け役となったと言われているお店です。

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実は、サンセバスチャンのホテル価格はスペインで一番高いと言われています。

ハイシーズンが終わっているにもかかわらず、旧市街地に近いホテルに連泊するには予算がきつかったので、私たちはゲストハウスに泊まりました。

ゲストハウスにチェックインして、お部屋の説明をしてもらったりシティーマップをもらったりして受付の女性と話をしていた時に「旧市街地でお勧めのバル、またはあなたが一番好きなバルを教えて」と質問したところ、この「La Viña」に行ってチーズケーキを食べるべきだと言われたのです。

私とはねうさ夫は2人ともそんなにデザートを食べないので「若い子だからお酒やおつまみじゃないチーズケーキをおススメしたのかもねw」な~んて気にもかけていませんでした。

ところが、後で調べてみたところ、「バスクチーズケーキの発祥のお店」とか「La Viñaのチーズケーキは、外側がカリッと、内側がしっとりとした食感が特徴で世界一美味しい」と知り、行ってみました。

1つをオーダーすると半分に切ってくれるのを知らずに、はねうさ夫が2個オーダーしたため、1人2スライスずつ食べる事になりました(汗)

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とは言え、そんなにケーキ好きな私達でなくても、あっという間に完食w

他にも美味しそうなタパスがあったので食べてみたかったのですが(写真以下)、このチーズケーキの為に15:00ごろのカフェタイムをとってお腹の空き具合を調整していたので、チーズケーキとコーヒーをいただいてお店を出ました(ピンチョス食べれなかったのは残念)

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これまたお店の中は激込みでしたが、運よくテーブル席をGETして座ってゆっくり食べる事が出来たので良かったです。

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お持ち帰りもできるようです。

Bar Sport:おススメはウニのクリーム、フォアグラ、イカのカニ肉詰め、個人的にはバスクチーズケーキも♪

サンセバスチャンのバルで、美味しくてリーズナブルという評判で日本人にも大人気のSport。

日本語メニューもあり、私たちが行った時も沢山の日本人観光客がいました。

私たちは、お店の長期休暇明けのブランチしか行くチャンスが無かったので、おつまみ系はあまり食べていないのですが、ウニのクリーム、サーディーンとチーズクリームのピンチョス(これ予想以上においしかった!)、牛ほほ肉のワイン煮、バスクチーズケーキにコーヒーを注文w

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朝食と言うかブランチと思って行ったので、この食事の組み合わせに、はねうさ夫は若干ブーブーいってました。

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こちらのお店のウニクリームが、サンセバスチャンでたべたウニ系のピンチョスのなかで一番おいしかったです。

そして、これって言っていいのかしら?

バスクチーズケーキの老舗と言われる「La Viña」のよりも、こちらのお店のチーズケーキの方がおいしかったです(私好みだった)❣

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フォアグラは食べていないのでわかりませんが、イカのカニ肉詰めも人気です。

また、お店によると思うのですが、このバルでコーヒーを3杯注文したのですがお会計に計上されていなかったのです(後でわかった)。

会計に入れるの忘れられてるのかな?と一瞬思いましたが、私はカウンターとテーブルを行ったり来た入りしていたし忘れてはいないと思い、あえて聞きませんでした。

はねうさ夫が「どこかのお店で、ドリンクだけを頼むと高いけど、料理を頼むとドリンクは安くなるか無料っていう事が書いてあったから、もしかしたらあのお店はソフトドリンクはサービスだったのかも(牛肉煮込みを注文したため)」と。

時間帯にもよるのか真相はわかりませんが、人気店で込み合っていました。

Txepetxa Taberna:おススメはアンチョビと魚卵を使ったピンチョス

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アンチョビと魚卵のピンチョスで有名なバルで、何度も賞を受賞しています。

イワシ好き、魚卵好きにはたまらないバルで、イワシを使ったピンチョスやイワシと魚卵のコンビネーションのピンチョスがが沢山あります。

なぜかこちらの店舗だけ写真が上手く残っていないので以下Tripadviserさんのものでご参考まで。

参照:tripadvisor.de

店内はこじんまりとしていますが、メニューが魚の形だったり、ボートが飾ってあったりして、マリンテイストな店内です。

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アンチョビは大抵どのバルにもあるのですが、こちらはブルーベリーソースと一緒など、想像を絶する組み合わせで美食家を唸らせます。

正直言って、サンセバスチャンに行くまでは、お魚とパンの組み合わせにはあまり納得していなかった(日本人だからやはりお魚には米!)のですが、初めてお魚とパンの組み合わせのハーモニーに感動しました。

Gatxupa:おススメはセビーチェ、生マグロのピンチョス

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こちらのお店は、レストランとバーがある、典型的なメキシコ料理レストランから抜け出したメキシカン×バスク料理のフュージョンレストランです。

モダンなインテリアとフレンドリーなスタッフさん達が色々なお料理の質問に答えてくれました。

サンセバスチャンのバルめぐりと言うと旧市街地に集中しがちです。

しかし、実は、旧市街地以外にも当然バルはあり、このGatxupaは旧市街地からウルメア川を渡った方の地域にあります。

旧市街地の方がバルが密集しているので、ハシゴしやすい利点はありますが、かなり観光客引きのお店でいっぱいですし、ちょっと雰囲気の違うエリアのバルに行ってみたい方もいる事でしょう。

こちらのお店は、基本的にはレストランなのですが、生のマグロを使ったピンチョスがあると知り、行ってみる事にしました。

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夕方ごろ、ピンチョスとビールだけを目的に一度目の来店。

はねうさ夫曰く、英語のガイドブックにもおススメと掲載されているということで、この日はお店を予約して、このメキシカンフュージョンのレストランで夕食をとることにしました。

ピンチョスは、かなり芸術的!

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カリッと揚げたトルティーヤにサルサソース、びんちょう鮪(たぶん)、アボカド、トッピングにザクロの実が乗せてあります。

お店の方曰く、サルサソースにはオレンジジュースを使っているのでフルーティなんだとか。

ライムやレモンではなく、オレンジを使うと、なぜか一気にヨーロッパな風が吹くのは気のせいでしょうか。

バケットの冷たいピンチョスも良いけど、こういう変化球のピンチョスも良い!

黒いスポイトのような物はチリオイルとのこと。

「スパイシーなのが好きならちょっとかけてね!」と言われましたが、結構辛くてまぐろのフレーバーが台無しになるので、かけすぎ注意です!

夕食にはセビーチェのハーフサイズと、ココチャ(KOKOTXA)という、メルルーサ(タラ科の魚)のえら付近の肉のみを使った料理で、さっと表面を炙ってあり、ソースがかかっているもののハーフサイズを注文しました。

少しピンチョスとコンセプトが似ています。

というかセビーチェからのインスピレーションがピンチョスになったのかも。

セビーチェ ©haneusagi.com

そして、ココチャという料理を始めて食べましたが、とろけるような柔らかさで、これまで食べたことのないお味のお料理でした。

バスク料理のココチャ ©haneusagi.com

ただ、サービスもお料理も素晴らしかったのですが、分量に対して結構価格が(雰囲気も良かったし仕方がないとは思いますが)強気だったので、次にバル巡りをするから沢山食事をする必要がないとお店の方に伝えてお会計をしました。

だって、ココチャはハーフサイズで4切れしかプレートに乗っておらず、デカいドイツ人男性と2切れずつ分けて18ユーロ(約2800円)、セビーチェはハーフサイズで12ユーロ(約1900円)ですよ・・・(((;゚Д゚))

日本で立派な刺身盛り合わせがいただける金額です。

お料理のクオリティは高いと思うけど、このお店でお腹いっぱい食べるのは、お財布に危険です!

まとめ

以上、サンセバスチャンで回ったうちの15ヵ所のバルのをご紹介しました。

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

3泊4日のサンセバスチャンの滞在で、このまま居続けたら破産する!と恐怖を感じるほどお店をハシゴしました(苦笑)

写真が無かったり忘れたりして、ここに載せていないお店もあります。

記事内にもチラッと書いた通り、バルに行った時間やシーズン、お腹の好き具合、注文した物などで、悶絶美味しいか普通か、特に真新しいものは無いと感じるかなどは、個人で違いがあると思います。

ですので、他のバルがダメと言うわけではないし、美味しいお店は沢山あるので、ぜひまたサンセバスチャンへ行った際には新しい冒険をしてみたいと思います♪

皆様のサンセバスチャン旅行の参考になれば幸いです。

スペインの美味しいものの記事に関しては以下もご覧ください♪

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