【2021.05 コロナ関連情報共有】異変種の流行地域から帰国後3日間の政府指定ホテルのお弁当全集

Japan
© haneusagi.com
スポンサーリンク

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

4月後半に日本に「緊急一時帰国」し、自主隔離中の日本からこんにちは。

正直いうと、このタイミングで日本へ行くことは全く検討も予測もしていなかったため、準備にはあまり時間をかけられませんでしたが、「日本人ならまた出て戻ってくればいいや」と、一時帰国することに関しては楽観的に考えようと決めました。

と、言うのも、私はすでにEUの永住権を持っているので、「よほどのことが無い限りは行き来ができなくなることは無いだろう」という、勝手な予測からです。

運よく、今やっている仕事も、インターネットさえあれば世界のどこからでも仕事をすることが可能です。

日本入国の要件を確認し、正式なコロナテストを受けられる場所を検索し、はねうさ夫と話し合い、ドイツ領事館へ問い合わせをし、その2日後にドイツを旅立ちました。

日本政府は現在、新型コロナウイルスの変異種に対する水際対策の強化を行っており、変異種の流行地域から日本へ入国する人は全員、以下のリストの入力、提出および、3日間の政府指定ホテルにて隔離が必要です。

おそらくこの記事を読んでくれている方は、ドイツまたはヨーロッパなどにお住まいで、日本政府が指定した異変種の流行地域から日本へ入国したら「あの噂の3日間のコロナブートキャンプはどんな感じ?!」という興味と恐れと不安でいっぱいの方だと想像します。

そんなあなたのために?!前回の記事では入国云々のことを書いたので、今回は、日本政府指定ホテルでの3日間隔離で出されたお弁当を全て公開したいと思います(笑)

なお、ここではあくまでも私自身の実体験を書いていますので、すべての方が同じ境遇になるわけでは無い事をご承知ください。

>>前回の記事をあわせて読む

スポンサーリンク

「成田空港検疫の手際は?隔離ホテルの食事・お部屋は?」私の感想

コロナテストの結果を待つお部屋 © haneusagi.com

まず、ホテルの食事の前に、異変種流行地域からの入国者がどのようにホテルへ振り分けられるのかを簡単にご説明します。

食事やホテルだけでなく、全体的な個人的な感想を一言で言いますと、「日本政府さん、ありがとう!!」という感じ。

そして、自分も多少支払っているとはいえ、日本国民の税金で成り立っているわけですから、日本で働いている皆さんへ「ありがとう!!」と伝えたいです。

TwitterなどのSNSのタイムラインにはよく、「手際が悪い」、「待たされた」、「お弁当がまずい」、「ご飯が冷たい」、「部屋が狭い」等、よく読むのですが・・・う~~ん・・・?私は運が良かったのかな??

ちなみに、私は、フランクフルト国際空港から成田空港へ直行便のJALさんを使いました。

毎年の一時帰国には全日空(ANA)さんを愛用していたのですが、1)前回のコロナ禍での一時帰国の時のJALさんの対応が良かったこと、2)2021年9月までは何度でも基本無料でフライトの変更ができる事、3)ANAに比べてリーズナブルだった事、4)夜のフライトであれば当日の6時間プレミアムPCR検査のスケジュールと合うこと、を理由として、JALを選びました。

昨年の11月にJALを使った時にいらっしゃったグランドスタッフのドイツ人男性がチェックインの担当をしてくれました。

ここで日本政府推奨のコロナ陰性証明にきちんと記入がされているか、他の書類を持っているか、などを話していた時に、何故この事態に(また)日本へ行くのか聞かれました。

この方は、おそらく昨年11月に搭乗した時に私の事を覚えていたのだと思います。

「父が病気で入院してしまった」と言うと、凄く悲しそうな顔で同情してくれ、搭乗手続きの時にも「お父様、早く良くなると良いですね!」と声をかけてくださいました(泣)

話はそれましたが、フランクフルトからのJAL直行便利用ですので、到着したのは成田空港です。

この夕方出発のJAL便は、日本時間の翌日昼過ぎに到着するので時間もちょうど良いです。

勿論、今回もガラガラなのに素敵な機内食とサービス、4シートまるまる使っての睡眠などなど至れり尽くせりで、本当に快適なフライトでした。

空港検疫で説明・ホテル振り分け・ホテルまでのバスについて

成田空港での抗原検査の前に、一か所に集められ、椅子に座った状態で担当者からの説明がありました。

この時に日本語と英語で書かれた書類が配られますが、説明は日本語だけでしたので日本語のできない外国人の方が1人で入国するのは結構ハードルが高そうです。

渡された書類には「東急イン成田空港」での説明書きが書かれていたので、「東急インなのね」と思っていたら、「マロウドホテル」というところにアサインされました。

これは噂ベースなので真実はわかりませんが、喫煙する方は東急イン、それ以外の方はマロウドホテルらしい・・・という予測があるようです。

私の乗ったJALのフライトは、今回は乗客16名で、前回より増加しています(笑)←前回14名

1歳~2歳くらいのお子さん連れの方が2組いらっしゃいました。

コロナテスト→搭乗前PCR検査の結果提示→誓約書の説明→コロナテスト結果待ち→アプリの説明→(まだなんかあったかもですが忘れました・・・)→テスト結果を持ってパスポートコントロールへ→荷物受け取り→ホテル行のバスへ誘導される

という順番でした。

基本的に、同じフライトに搭乗した全員を1グループとしてカウントしているようで、早く検査や説明を受けた人も最後の方の作業が終わるまで待機するような感じになっていましたが個人的には、「非常に待たされた」とは一度も感じませんでしたし、とてもシステマチックに入国の流れ作業が確立されており、ここでも若い外国人の方がテキパキとたくさん働いていました。

おそらく言葉の問題なのかな?日・英・中・韓・その他言語に対応できるスタッフが沢山いました。

書類をたくさんもらって、「日本ポイなあ・・」とも感じましたが、検疫の日本政府のオペレーションは素晴らしく手際が良く、気持ちよく空港から出ることができました。

実際、飛行機がランディングしてゲートに到着し、空港の自動ドアを出るまで1時間半くらいだったと思います。そう考えると、コロナ前とあまり変わりないように思います。

ちなみに余談ですが、過去ウン十年の間に何度も海外旅行や留学などで空港を利用していますが、今回初めて日本入国でスーツケースの中をチェックされました。

運び屋とかいるんですかね・・・?!苦笑

私は日本で買うとちょっとお高いので、お土産の意味も込めて同じブランドのオリーブ6パックを持って来ていたので、検査官から「オリーブですか・・・・・」と一言言われましたw

また、他の方はお子さん用にバナナを持ってきていたけど、没収されたそうです・・・厳しいですね!

さて、ホテルへ行くバスの前に誘導され、一定数のグループがまとまったら出発となりました。

荷物はバスからホテル、お部屋まで、すべて係の方が運んでくれますので、女性1人の場合や荷物が多い方は嬉しいと思います(っていうか、日本ってやっぱり手厚い!感動!)。

しかし、ホテルに向かうバスが結構衝撃的。

私達、完全に菌扱いなごとく、バスの座席、カーテン、窓、運転手席の周辺にビニールシートでガッチガチにカバーされていて、窓の外も見えません・・・。

© haneusagi.com

「なんだこれ・・・」と思いましたが、同乗していた他の方と「俺たち菌扱いやーー!!(笑)」と、大爆笑して写真撮りながら楽しく?ホテルに到着しました(笑)

ようやくホテルに到着しチェックインして「3日間の隔離ブートキャンプ」開始

© haneusagi.com

ホテルに到着すると、各グループごとに、ホテル滞在のルール、毎朝の検温の説明、退所時の説明などを受けます。

この時に、食事に関しては、「ベジタリアン、ハラル、特に指定なし」と、3つのオプションの中から自分の食事について選ぶことができました。

また、特定の食物にアレルギーがある方は申告します。

私は特に好みは無いので、通常の食事でお願いしました。

隔離ホテルの受付作業って仕事として考えたら結構恐怖な方もいると思うのですが、スタッフの方は全員笑顔で(ドイツだったら絶対にありえない!)、「あ~日本て本当にイイ!」と思ってしまいましたね←日本に飢えてましたw

このブートキャンプでは、お部屋のドアの横に置いてある椅子(以下写真)の上に配達されたお弁当などを受け取る以外は一歩も外へ出てはいけません。

© haneusagi.com

隔離ホテルのお部屋の説明と部屋にあったもの

© haneusagi.com

隔離ホテルのお部屋は少し古いビジネスホテルという印象でしたが、思ったより広かったです。

窓は上方のみの開閉式で、朝起きたときに少し空気の入れ替えの為開けた以外は閉めていました。

1人でしたら3日間、ぎりぎり耐えられる広さだと思います。

デフォルトの設備リストは以下です。

  • スーツケースを置く場所
  • クローゼット
  • ベッド(日本のダブルサイズ?結構広かった)
  • テレビ
  • デスク
  • 丸テーブル
  • 椅子2脚
  • 背の高いランプ
  • ベット横のナイトランプ
  • ラジオ
  • 使い捨てスリッパ
  • ハンガー
  • バスルーム(トイレ、洗面ボウル、バスタブ、シャワー、鏡、紙コップ)
  • シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ
  • ドライヤー
  • 冷蔵庫
  • 電気ケトル
  • 紙コップ
  • 湯沸し用の2L?ミネラルウォーター
  • 粉末緑茶3本

電話で問い合わせると、追加のトイレットペーパーやお水などを持ってきてくれます。

私は、「コーヒー」、「紅茶」、「体重計」、をリクエストしてみましたが、インスタントのコーヒーはあるけど、紅茶の用意は無いとのこと、体重計もレンタルはしていない、とのことでした。

紅茶派の方は、出発前にスーツケースに入れておきましょう。

また、時間もあるので、入浴剤を持って行くことをお勧めします。

水は使いたい放題、エアコンを含め電気も使いたい放題の超贅沢な隔離ですので、ゆっくりと毎日湯舟に使ってリラックスすると良いと思います。

私は顔に塗る泥パックも持って行きました(笑)

日本のお水はドイツに比べて軟水なので、本当に良いです!素晴らしい~~~♪

コロナ禍での政府指定隔離ホテルで出たお弁当を全部お見せします!

© haneusagi.com

隔離ホテルの食事一挙公開!

いよいよ本題です!お待たせしました(笑)

入所した日はすでに16:00くらいだったと思うのですが、ハラルの焼き鮭弁当・生野菜サラダ付きが配布されまして、「これ夕食かな?」と思ったら、なんと夕食の時間にも館内放送で食事が配られた旨、通達があってお弁当2個を食べる状態になってしまいました。

また、全ての食事には500mlのミネラルウォーターとお味噌汁またはスープが付いてきます。

© haneusagi.com

チェックイン後1日目すぐに渡されたハラル食:焼き鮭、サラダ、カボチャサラダ、卵焼き、フルーツ

1日目夕食:豚肉の炒め物、オクラ、ジャーマンポテト、春巻き、コロッケ、お浸し、信玄餅

2日目朝食:焼きサバ、カボチャ天ぷら、肉団子、パプリカ、お漬物、フルーツ缶

2日目昼食:豚肉の炒め物、魚フライ、エビフライ、生野菜、お漬物、シュークリームとミニケーキ

2日目夕食:チキンのカレー風味あんかけ、ブロッコリー、エビマヨ和え、煮物、ミニトマト、焼売、キュウリとクラゲのナムル、ゴマ団子

3日目朝食:パン2種、バター、トマトソースパスタ、ポテトサラダ、に三苫と、ブロッコリー、ヨーグルト

3日目昼食:塩焼きソバ、肉団子、牛肉、もやしといんげん、焼売、揚げ点心、ミニトマト

3日目夕食:豚肉柚子風味炒め、ホタテチリソース、エビフライ、焼売、ジャガイモと人参・コーンのクリーム煮、ミニトマト、お漬物、ミニケーキ

4日目朝食:あんこ入りクロワッサン、ミニパン、バター、クリームコロッケ、イカリング、茹で卵、ブロッコリー、ミニトマト、リンゴゼリー、コーヒー

4日目昼食:豚肉の味噌漬け焼き、アジ?の南蛮漬け、タケノコとサツマイモの煮物、キャベツともやしの炒め物、きんぴらごぼう、ポテトサラダ、ミニトマト

女性には少し分量が多い気もしましたが、全て美味しく頂きました!

彩りもきれいなお弁当で、「ザ・日本」を丸ごと味わえます(笑)

普段はデザートはあまり食べないのですが、ほとんどの食事に小さなデザートが付いていたのが嬉しかったです♪

だた、個人的には何十年ぶり?かに、和食の朝食を連日頂いたので、少し変な気分でした。

朝から塩サバと白米を食べた時には不思議な気分・・・でも、自分は日本人だから「あ、そうか、子供の頃こんな朝食だったかも?!」と思い出してみたりもしました。

おそらく若干時差ボケなのもあったと思うのですが、1~2日目は父の事があり、悲しすぎてあまり食事が喉を通りませんでしたが、このような素晴らしいお弁当を作ってくれているケータリング業者の方、配ってくれているスタッフに感謝しかありません!!

ホテル隔離中のお弁当が冷たい理由を自分なりに考えてみた

ホテルの部屋の窓から飛行機が見える © haneusagi.com

ツイッターで「配られるお弁当が冷たい」という批判の声を読んだことがアリ、冷たいお弁当が出ることは知ってはいたので、温かい食事を期待してはいなかったのですが、ぶっちゃけ、ドイツのちょっと変なレストランで温かい食事を食べるよりもずっ~と、この冷たいお弁当の方が美味しかった・・・(マジで本音です)。

また、冷たいお弁当が配られる理由を自分なりに考えてみました。

なぜかと言うと、お弁当が「努力して温かいまま届けたけど冷めてしまった食事」という感じがしなかったからです。

私の予想では、わざと冷めた食事を提供していると考えました。

お調理をする人、またはお弁当を毎日作っている方ならわかると思うのですが、温かいお弁当は基本的に荒熱をとってから蓋をします。

温かいままお弁当の蓋をすると、食品の熱から出る湯気(水分)でお弁当の中の食べ物がビシャビシャになるだけでなく、衛生面で非常に危険です(完全に冷ましてから蓋をしないと食中毒の原因になりますからね)。

配られたお弁当全てには1滴も水滴がついていませんでした。

ですから、冷えたお弁当の配達は、衛生管理の観点から、故意に行われていると考えました。

もちろん、電子レンジがあって温め直しができたいいいなあと思った事もありましたが、たったの3日。

また、入国するのは日本人だけではありませんし、スタッフによる電子レンジの清掃も考えると現実的ではありません。

お弁当の事で、こんなことを思い出しました・・・あれは、2011年の東日本大震災の後の事です。

多くの物流が止まってしまって、いつもコーヒーを買うカフェでカプチーノを買おうとしたら、牛乳が無いので提供できない、とお断りされ、逆切れしたことがあるのですが(恥ずかしい><)、それと同じで、今は非常事態ですし、冷たい食事は、長い人生の中のたった3日間です。

例えば、ただ写真で見ただけで体験せずに「なんで冷ごはん?!」と言うのは、まだ理解はできる部分もありますが、実際に隔離中の方で冷たいお弁当に対して文句しか言っていない人って、自分でお弁当作ったことあるのかな?と思っちゃいます。

もちろん、好き嫌いが多い方は、隔離中のお弁当はハードルが高いと思いますし、外国人の方はあのサバの塩焼きの朝食をどう思って食べるのかなあ・・・とぼんやり思ってしまいました。

はねうさ夫だったら、ちょっと厳しかったかもしれません。

便利になりすぎた世の中と現代人への試練なのかもしれませんねw

>>あわせて読む

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました