ベルリンのDDR博物館に行って来た

Art/ Museum
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こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。

私の大好きなベルリンは、世界遺産にもなっている「博物館島」(Museumsinsel)を筆頭に、様々な美術館、ギャラリーやストリートアートなどを見てまわることがでる、アートやデザイン好きにはたまらない街です。

その中でも、DDR博物館は芸術作品を展示しているわけではないのですが、とても興味深いのでご紹介します。

DDR博物館は、旧東ドイツの生活や当時の東ドイツという社会主義国家の資料などを中心に展示が行われている、いわば、旧東ドイツのアーカイブ的な博物館となっています。

DDRというのはDeutsche Demokratische Republik(ドイツ民主共和国)の略で、東ドイツが国家として成立していたときの名称の頭文字をとっています。

ベルリンは、位置的に東ドイツのエリアだったにもかかわらず、他の街とは違って市内がまるで離れ小島のように東ドイツと西ドイツに分離されていたことを知る方も多いでしょう。

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ベルリン観光に!DDR博物館のみどころ

現地に到着したときにはすでに長蛇の列が。

入場制限がかけれれているようで、30分ほど外で待ちました。何気に人気のようです!(が、あまり日本人は見かけませんでした)

※調べてみたら、2016年ドイツの人気観光スポットTOP100で、36位と人気が高いことがわかりました。

一番の見所と言えるのは、旧東ドイツの人々の生活を見るだけでなく、体験もできるような展示内容になっていることです。

休暇をビーチで楽しむ当時の人々の写真や、子供たちのおもちゃやノートの展示、仕事で使っていたコンピューターや機械、作業着、政府機関の資料などがエリアごとに分けて展示されていました。

また、旧東ドイツ製の車であるトラバントの運転席に乗ってみることができたり、当時の生活を再現したリビングルームでテレビを見てみたり、電話の受話器をとると音声を聞くことができたりとインタラクティブな展示内容となっています。

旧東ドイツの一般的な家庭のリビングルームやキッチン、バスルームの空間展示では、当時の人々の生活空間を感じることができ、使っていた食器や水まわりの道具なども実際に見ることができます。

おそらく、当時は食料も物資も足りず、情報操作、監視などされているような生活で大変だったのではないかと思いますが、ちょっとレトロでキッチュにも思えるお部屋の壁紙や、当時の方々が着ていた洋服、カラフルなプラスティックの食器などは「かわいいかも」と思ってしまいました。

【DDR博物館】旧東ドイツの政治についての展示

一般市民の生活だけでなく、旧東ドイツの政治、旧ソビエト連邦とのかかわりなども説明されています。

書記長専用の執務室を再現した空間には大きなデスクや書類の展示、国民に相互監視を強いた国家保安官や政治犯の取り扱いについてなどが解説されています。

東西ドイツが統一されたのは1990年10月。

25年以上が経ち、社会主義国家というと資本主義国で生活する自分たちには若干ネガティブなイメージもあったり、西ドイツ出身者からはジョークのネタにされたりする旧東ドイツの生活や国家思想ですが、たった25年でここまで変化を起こしたドイツと世界の民主主義思想に関して、何かこの博物館は訴えかけるものがある気がしました。

ベルリンのDDR博物館への行き方

私は、国会議事堂(Reichstagsgebäude)からブランデンブルク門まで歩き、そこからベルリン大聖堂まで歩き、そこからDDR博物館まで歩きましたが、ハッケシャーマルクト駅(Hackescher Markt)から川沿いにベルリン大聖堂方面に5分ほど歩いていくと、案内の看板が見えます。

ベルリン中央駅からですと、都市近郊電車S5番もしくはS7番に乗って、そこから2つ目のハッケシャーマルクト駅(Hackescher Markt)で下車するのが良いでしょう。

近辺にはショップやレストラン、冒頭で話した「博物館島」もあるので、私のように散策しながら行くのもオススメですし、博物館の跡に散策するのも良いと思います。

展示は英語とドイツ語のみです。

英語がわかっても若干理解が難しい展示エリアもありました。

ドイツ語ができればベストですが、東西ドイツの背景や歴史の知識が若干ある方なら十分楽しめると思います。

DDR博物館

○開館時間
月曜日~日曜日
10am – 8pm
土曜日
10am – 10pm

○入館料
大人: 9,50 €
ディスカウント: 6,00 €
オンラインチケットは、7,50 €から
その他、グループ割引あり

※詳細は公式サイトでご確認ください
http://www.ddr-museum.de/en

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