ドイツでのSIMカードの購入方法、利用方法や手続きについて

ドイツ生活
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こんにちは!はねうさぎです。

日本で使っていたiPhone SEをSIMロックフリーにして、海外旅行などで使用していたため、ドイツへ移住した際にもとりあえず同じデバイスを使って、ドイツで安いSIMカードだけ購入しようと考えていました。

ドイツに長く住んでいる日本人の友達から「ALDI talkがオススメ!スーパーで買えるし、プリペイド方式だけど、家にwi-fiがあるのであれば、十分!」と聞いていたので、早速スーパーマーケットのALDIに行ってきました。

12.99ユーロのALDI TALK Starter-setがお得

ALDI TALKの場合、一番初めはスターターキットを購入する必要があります。

こちらは12.99ユーロで、10ユーロ分の無料通話がついてくるというモノ。

実質3ユーロでプリペイドSIMを使用することができるというシロモノ!

その後は、他のプランのSIMカードを購入して継続して使用すればかなりお安く電話&ネットライフを手に入れることができます。

例えば、オススメは、高速インターネットオプション300MGの3.99ユーロ+EUローミングというプラン、または7.99ユーロで750MBの高速インターネット+EUローミング付きというプラン。

仮に3.99ユーロのプランを毎月チャージしたとしても、4ユーロ×12か月=48ユーロ!

つまり、レートにもよりますが、年間約6,000円前後でスマホ使用料がまかなえるのです。

日本も最近は、格安SIM会社の競争が激しくなっていますが、それでもドイツの方が断然安く使えますね。

SIMカードの購入の仕方

実は、ALDI TALKの「ALDI」というのはスーパーマーケットチェーンの名前。

ALDIのSIMカードは、ALDIスーパーに行くとレジのあたりに色々売っています。

ALDIに限らず、ドイツではいろいろなキャリアのSIMカードをスーパーで買うことができます。

SIMカードを買ったら、インターネットでユーザー登録が必要になります。

ALDIの場合、英語サイトはありませんので、すべてドイツ語で行います。

ただ、そんなに難しいことはないので、Google翻訳機能などを参照すれば大丈夫です。

また、ALDI TALKに限らず、大手ではTelekom(T-mobile) 、Vodafone、O2、E-Plusの4社が有名で、それ以外のMVNOではFONIC 、congstar、blauなどが格安SIMプリペイドカードを提供しています。

実は、ALDI TALKは、E-Plusの回線とアンテナを使用しています。

ちなみにE-PlusはO2に買収されたようで、実際にはO2の回線も使っているという噂です。

スーパー以外の場所でももちろんSIMカードを購入することができます。

フランクフルト空港やミュンヘン空港等の主要空港や駅構内、都市部に行けば街中に携帯電話のショップがあるので、SIMカードを購入できる場所は簡単にみつけることができます。

私のように移住するしないに関係なく、旅行でドイツを訪れる方も多いでしょうから、旅行者にとってもSIMカードをドイツで購入することは難しいことではありません。

SIMカードだけを購入してウェブ上でアクティベーションまたはユーザー登録を行う場合には、先ほどALDIを例にしたスーパーマーケットの他、MediamarktやSaturnなどの家電量販店や本屋さん、キオスクなどでもSIMカードを購入できますが、初めてドイツのSIMカードを使う場合は、キャリアショップで購入して、その場でスタッフに初期設定をしてもらうことをおすすめします。

2017年7月から、ドイツでのSIMカード購入規則が変更に

今までは、ドイツのスーパー等ではパスポートを見せなくてもSIMカードを購入することができたようなのですが、新規で使用する場合は、2017年の7月からパスポート情報の登録が必須になったとのこと。

なので、ALDIスーパーに行ってスターターセットを購入した時に、店員さんが専用端末で私のパスポート情報を入力していきました。

どうやらテロ対策という事らしいですが、どのキャリアも困惑しているという事でした。

ALDI TALKのアクティベーションに関して、結果から言うと、5日経っても開通しなかたので、SIMカードを返品して返金してもらいました。

登録は成功しているのに、スマホにずっと「No Service」と表示されていて、おかしいなと思い、2回もALDIスーパーに行ったのです。

1回目に行った時は、問い合わせが殺到しているからもう数日待ってくれと言われました。

また、iPhoneの電源を切ってみたりSIMを入れなおしたりしてみるように言われました。

登録情報をもう一度確認してもらうようにお願いしたのですが「すべてパーフェクトで問題なく登録が完了している」とのこと。

う~ん・・・・。何かがおかしい。

5月にアメリカで現地のSIMカードを使った時には30秒で開通したので、iPhoneの問題ではないという確信がありました。

たまたまそこのスーパーのマネージャーがそうだったのかもしれませんが、英語が話せないうえに対応が悪く、ぶっきらぼうで面倒くさそうな感じでした。

最終的にはSIMのリファウンドは出来ないと言い始めたらしく(はねうさ夫通訳)、挙句の果てには私が悪いみたいな雰囲気の話し方だったのです。

こういうのって不思議ですが、言葉は理解できなくても伝わるものですよね。

結局、街まで行ってT-mobile (Telekom)ショップでSIMカードを買うことにしました。

T-mobileはアメリカに住んでいた時にも使用していたキャリアなので親近感があったのと、自宅ではTelekomのインターネット端末を使っているので、スマホの使用料金のディスカウントが受けられるかもしれないという理由です。

でも、一番重要だったのは、担当者が英語が喋れるかどうかということです。

こういっては何ですが、やっぱりちょっと街の中心部から離れたスーパーの店員さんと、街の携帯電話ショップの店員さんでは、絶対街の中の店員さんのほうが英語で説明してくれる可能性が高いですからね。

そういう意味では、空港や駅でSIMカードを購入するのは良い考えかもしれません。

必ず英語ができる担当者がいますので、ドイツ語に不安がある方には良いと思います。

T-mobile (Telekom)ショップでは5分で開通

街にはTelekom(T-mobile) のほかにも、Vodafone、O2、他のキャリアのショップが沢山あり、お店にもたくさんの人が携帯電話をチェックしていたり、新しい契約の相談をしていたりしていましたが、迷わず、T-mobileショップへ行きました。

私の前に3人ならんでいましたが、ちょうど私の順番の前に、若いお兄さんがバックオフィスから出てきて、もう一つカウンターを開いてくれました。

彼の名前はドミニク(笑)

若いから期待できる!と思い「英語話せますか?」と聞いてみると「A little(少し)」とのこと。

ヤッター!!

と思い、ALDI TALKの経緯は話さず、ドイツへ引っ越してきたが、家にインターネットがあるので、プリペイドの安いプランを探している話をしました。

「でも、契約のほうがお得であれば契約も検討します」と伝えると、すぐに10ユーロのプリペイドプランを紹介してくれ、契約の場合だと日本と同じ2年契約の縛りがあるので、気に入らなかったら残念だから、とりあえずプリペイドのプランを試してみることをお勧めします、と言ってくれました。

良かった!

それも、ドミニク君、英語は少しだけ・・・と言っていたのに完璧な説明でした!

ドイツ人も日本人みたいに謙遜するんだねえ~。

そして、この時に彼から説明されたのですが、やはり今月から、すべてのプリペイドSIMの購入者の登録にパスポート情報と、そのパスポートに記載されている住所の登録が必要になるとのことでした。

旅行者に関しても、宿泊先のホテルの情報を登録に使用することはできないそうです。

よくわかりませんが、と、いうことは国外の住所を登録したらOKなのでしょうかね…?!これがなぜテロ対策なのか謎ですし、ドミニク君も「やりすぎだし、必要ないことだと思う」と言っていました。

ここで、もしや?!と思ったのは、実ははねうさ夫の住所が、実際に住んでいる住所ではなく、実家の住所になっているので、私も住民登録を彼の両親の住んでいる住所にしているのです。

例えば、東京に住んでいるけど横浜出身なのでそのまま住民票は横浜のままにしている、というイメージでしょうか。

ALDI TALKの登録の時に、そういった説明もなかったし、住民登録した住所と現住所の確認が無かったので、おそらくそれで回線が開通しなかったのだと憶測しました。

電話やネットをどのくらい使用するかによるけど、個人的には総合的にT-mobile(Telekom)のサービスには大満足です!

Telekomは元国営なだけに回線が安定しているという定評があり、日本人旅行者の間でも評判は上々です。

日本で言う、NTT Docomoみたいな位置づけでしょうか。

ALDIを紹介してくれた日本人の友達は、Telekomは高いし、いいイメージが無いと言っていましたが。。。

結局のところ、どこの会社も容量や通信速度などを細かく分けた多種多様な通信プランを設定していて、どれを選べばいいのか迷うところですが、各社を比較してもそれほど大きな違いはないといってよいと思います。

はねうさ夫も、ALDIの店員の態度は失礼だった、と言っていました。

ドイツ人が言っているくらいですから、ALDIは微妙ですね。

そして、今日、ALDIから私宛に郵便が届きました。

「もしや、サービスに関してのお詫びのお手紙かしら?!」なんて期待していたら「あなたの現住所が確認できませんでしたので回線を開通することができませんでした」という内容でした…。

SIMを購入してから1週間後です…。

ふう~・・・早くもドイツの洗礼を受けた感じ。

まとめ

「結局使えるのかどうかわからない」というコメントをいただきましたので、ここから先は追記します。(2017年8月4日現在)

結果から言うと、私にとってALDI TALKは使えなかったということになり、テレコム(T-mobile)は使えた、ということになります。

今月すでに10ユーロ分を使ってしまったので、また10ユーロを新たにチャージしに行くので、そこで新しい情報があれば共有したいと思います。

パスポートの情報入力が必須になった件は2017年の7月1日からですので、旅行者や在住者でプリペイドカードを使いたい人にとってどのキャリアが使いやすいのか、実際使えるのか、というのはその時に購入してみないとわからないところがあるかもしれません。

ALDI TALKはALDIというスーパーでしか買えませんので、今まではスーパーのレジでスターターキットSIMを買うだけで自分でネット登録ができたかもしれませんが、今はALDIのお店で扱っている端末で店員さんが入力してくれますので、その時点でドイツ語能力が必要になります。(店員さんが英語ができれば問題ないと思いますが・・・)

また、ALDI TALKの場合には、最大6時間まで回線の開通に時間がかかるとパンフレットに書いてあり、過去には早い人で3時間ほどで開通したという話を聞いています。

つまり、手続きしてから3時間~6時間は電話・ネットが使えないという状況を理解してALDIのSIMカードを購入する必要があると思います。(私の場合は結局最後まで開通しなかったので4日間は携帯が使えない状況となりました)

私がテレコムの店頭で手続きをしたときは5分で開通ですので、仮にテレコムとALDI TALKの価格差が毎月5ユーロだったとしても、利便性などを考慮したらどのキャリアが自分にとって納得できるサービスなのかということは自分で判断することとなります。

旅行者がALDIスーパーに行って問題なく登録ができるのかは定かではありませんし、その地域のALDIによって対応も異なる可能性もありますから旅行でプリペイドSIMを購入したいと考えている方は自己責任でお願いしたいと思います。

私の場合はALDIからレターが届いたとおり、パスポート登録の時の住所とドイツでの住民登録の住所が一致していれば使えるSIMカードとなるはずです。

ドイツ在住の方は、パスポートにきちんと住民登録した住所を記載しておくといいと思います。

なお、私は結果的にALDI TALKのSIMカードをリファウンドしましたが、始めは「リファウンドはできない」の一点張りでしたし、ドイツでは担当者によって言っていることが違ったり、対応が変わることはよくあります。

気になる人はテレコム、ボーダフォン、O2などはキャリアの店舗もあるので、実際に店頭で担当者に確認してみるのが最適な方法だと思います。

私も実際そうしました。

インターネット上で問題なく設定ができる方なら問題ありませんが、ネットもドイツ語だけだったりしますし、カスタマーサービスに連絡しようにもドイツ語ができる必要があると思います。

旅行でドイツに短期間だけ滞在する方にはALDI TALKよりもTelekom(T-mobile) 、Vodafone、O2、E-Plusなどの大手キャリアを選び、先にもお伝えしたように、初めてドイツのSIMカードを使う場合は、キャリアショップで購入して、その場でスタッフに初期設定をしてもらうことをおすすめします。

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