こんにちは！はねうさぎです。
はねうさ夫は、現在1人暮らし中ですが、週末（厳密には金曜日のランチ前に仕事を切り上げる）になると実家にもどり、両親や地元の友達と週末を楽しんでします。
週末に実家に戻る理由は大きく2つあります。
1．地元の友達と遊んだり、金曜日の夜にチェスクラブに出かけたりしたい
2．食事などの面で両親からのサポートを受けられ、節約できる
念を押してはしていますが、私がドイツへ引っ越した後は、週末帰省はしなくなる、と約束してくれております。苦笑
金曜日は魚の日
食べ物の話をするのが好きな私達は、「今日のランチなんだった？」とか「今日はどこどこ産のワインを飲もうと思う」など、よく食事の内容が会話に出てくるのですが、はねうさ夫がよく言うのは「今日は金曜日だから魚だった」という話です。
もしや、日本の日曜日はカレーの日に決めてる的な、家庭での習慣なのかと予測しつつ・・・
「なぜ金曜日はお魚なの？」と聞いてみると、
「金曜日はキリストがなくなった日だから、肉を食べないんだ」と言うわけです。
へ～～～～！？
そういえば、以前テレビ番組でイタリアの伝統的なレストランを紹介する番組で、レポーターの男性が食べたかったメニューが、曜日の関係で作らない日であることを知り、「なんで？」と質問したら、隣に座っていたイタリア人カップルが曜日とキリスト教の食事の関連について説明していたのを思い出しました。
イタリアでも、キリスト教に準じて、金曜日はお肉を食べず、木曜日はその前日でおなかをいっぱいにする為、ニョッキを食べるのだと言っていた記憶があります。
日本人には不思議な感覚ですが、もちろん日本にもクリスチャンの方々はいるので、割と一般的に知られている内容なのかもしれませんが、わたしは驚きました。
話をドイツに戻しましょう。
はねうさ夫のおじいさんは90歳超えてますが、まだ健在で、毎週教会へ行ったり寄付をしたりしている熱心なクリスチャンで、両親もそれなりに信仰深いようです。
「昔みたいに、金曜日は絶対！と決めているわけじゃないけど、それなりに風習に従った食事内容が多い。ま、ぼくは宗教なんて全然信じてないけどね！だってめんどくさいし、教会なんてつまらないし・・・」by はねうさ夫、とのこと。
ちなみに私は神道を信仰しています。
若い頃は、こういったことを考えることすらしませんでしたが、アメリカへ留学してから、世界中の様々な人々にはきちんとした信仰があり、日本や日本人の宗教観などを質問されたときに、私はうまく説明できず、それから自分自身の信仰について考えるようになったからです。
日本生まれ日本育ちの自分には、確かに仏教の教えのようなものも生活に浸透していると思うのですが、概念に共感できるのは神道だなあと思い、死ぬときも仏教式じゃなくて神道式のセレモニーがいいなあ・・・と思っています。
そうは言っても、深くハマっているわけではなく、かといって彼ほどブっち切っているわけではありませんが、ほぼ無宗教です。
ドイツでは、出生証明書に両親の宗教宗派が記載される
彼曰く、彼のおじいさんの世代では、同じキリスト教同士でも、プロテスタントとカトリックでは結婚が許されていなかったとか。
実は、彼のお父さんとお母さんの出身は宗派が違うので、親の世代ではすでにそういった慣習はゆるくなっていたようです。
これがわかったのは、婚姻届を出すために彼の出生証明書を取り寄せたときでした。
私はせっせとグーグル先生を最大限利用して翻訳をしたのでじっくり内容を見ました。
ドイツでは、出生証明書には日本の戸籍抄本に似たような感じで、両親の出身も書かれているのですが、そこにカトリックかプロテスタントかも記載されています。
彼のお父さんはカトリックでお母さんのところにはプロテスタントと書かれていました。
実は、彼の両親が結婚する時に、お母さんの方がカトリックではなかったため、お父さんの両親（はねうさ夫の祖父母）からは大反対されたという経緯があるらしいです・・・。
これには文化の違いを感じましたね。
そして、「もしかして、私みたいな外国人が教会で結婚式を挙げることは難しいのでは？」と疑問を持ち始め、色々調べたところ、洗礼を受けないとドイツの教会では結婚式を挙げられない等のうわさを聞いたので、彼の地域の教会の牧師さんに確認してもらうことにしました。
結果、国籍関係なく何の宗教がバックグラウンドの人間でもOK!との若干ゆるい感じだったので、ラッキーでした。
どうやら、最近は移民の受け入れ問題や、国際結婚が増加しており、教会によっては割りと許容範囲が広くなっているのではないか？とのことでした。
はねうさ夫に「じゃあ、これからも金曜日はお魚料理にしたほうがいいの？してほしい？」と聞いたところ
「いや～、ラーメンでもいいよ」とのことでした。
良かった。(笑)
コメント