【ドイツのお魚事情】日本よりおいしい魚はこれだ!

串にささっているサバ焼き

こんにちは!はねうさぎです。

ドイツに来て、早くも1か月が経過しました。

夏休みということもあり、ドイツ語の学校にはまだ行けていないのですが、だんだん生活事情が把握できてきました。

また、夏を思いっきり楽しみたいドイツ人ですので、週末にはいろいろなイベントが開催されています。

ちょうど近所で「魚祭り(Fischfest)」をやっていたので覗いてみることにしました。

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ドイツで販売されている魚の種類

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私が住んでいるドイツ南部は内陸と言うこともあり、あまりおいしいお魚にありつけないのが現状です。

また、残念なことに、スーパーのお魚売り場は、お肉・ソーセージ・チーズ売り場に占領されており、ほとんど存在感がありません。

日本は鮮魚コーナーがとっても充実していて、その代りチーズ売り場はショボイというのと一緒でしょうか。

◯サーモン(鮭)

ドイツの主流というか人気のお魚と言えばサーモン(鮭)です。

サーモンは大抵どこのスーパーでも手に入れることができ、また驚いたことに、日本で食べるサーモンよりかなりおいしい!

これは、ドイツに住む日本人が口をそろえて言っていることなので、私だけの感覚(味覚?)ではないことは実証されていると言ってよいでしょう。

サーモンの産地で有名なのは、やはりノルウェーなどの北欧地域。

地理的に見ても、日本よりドイツの方が近いので、ドイツで食べるサーモンが日本よりおいしいというのは納得です。

脂も乗っていて新鮮でとてもおいしいです。

スモークサーモンも割とリーズナブルに入手できます。

サーモンはドイツ語で「ラックス(Lachs)」と言います。

始め「ラックス」と聞いて、シャンプーブランドの「Lax」のスペルを想像したのですが、Lachsでした。苦笑

でも、これはレストランなどに行っても役に立つ単語な上に覚えやすいのでとても助かっています。

◯ニジマス、トラウト

サーモンのほかに、ニジマス(Regenbogenforelle)またはトラウト(Lachsforelle、Meerforelle、Seeforelle)も人気。

湖や川で取れる川魚なので、日本ではニジマスの塩焼きくらいしかイメージできないけど、ドイツでは、バターなどでムニエルにしてクリーム系のソースをかけたり、燻製にしたりしていただくことが多いようです。

◯スズキ

先日はスーパーでスズキのフィレを買いました。

ドイツ語でスズキはSeebarschと言います。

日本でも「シーバス」と言ったりするので、ドイツ語でも想像しやすかったです。こちらはオーブンで野菜と一緒にオリーブオイルをかけて焼いてみました。

簡単な上においしかったのでまた買ってみようと思います。

◯ヨーロッパ・タイ

日本のヘダイに似ているタイで主に地中海で獲れるらしい。

銀色のうろこに覆われていて赤くはないので、日本の鯛のイメージとは少し違います。鯛はドイツ語で「Dorade Royal、またはGoldbrasse」と言います。

ドイツでは塩を振って一匹丸ごとオーブンで焼くのが一般的で、スーパーでも切り身などではなくそのまま売られているのですが、ディスプレイの仕方が若干怖い…。魚が何故か皆こちらを向いている陳列方式。

◯ニシン

また、日本でも輸入食品店などでビン詰めを見かけると思いますが、ドイツ人はニシンをよく食べます。

ニシンは英語では「herring」ですが、ドイツ語もほぼ同じスペルの「Hering」なのでわかりやすいです。

ニシンは、北ドイツの地域では生でも食べることもあるようですが、塩水に漬けて発酵させたものや、マスタードにつけた瓶詰等が多く売られています。

バターを塗った黒パンに玉ねぎを乗せてニシンと一緒にいただくのがドイツ流です。

個人的には結構好きで、アメリカに住んでいた時に瓶詰を買ってよく食べていました。

◯スケトウダラ

ドイツ語で「Alaska-Seelachs」としてスーパーでたまに見かける白身のお魚。

フィッシュアンドチップスなんかでもこのお魚が使われていると思うので親近感がわきます。

臭みもほとんどなく、フライ、ムニエル、蒸し焼きなどいろいろなお料理に使えそうでうれしいです。

シーラックス(Seelachs)とサーモン(Lachs)みたいな名前が書いてあったからなんだろうと思いましたが、鮭とは関係なくタラとのこと。紛らわしい!!

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ドイツではSUSHIがブーム

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ドイツに限らず欧米では少し前からお寿司がブームです。

私の住んでいるバイエルン州の小さな町でも、寿司ブームの波を感じることができます。

と、いうのも、ここ最近いろんなレストランが方向転換しており、伝統的なドイツレストランや中東・アフリカ系のレストラン(アラビアンレストランやモロッコレストラン等)が店じまいをして、その後ベトナムレストランや寿司バーとして新装オープンする事例が増えているからです。

海外の小さな町でありがちな「アジアンレストランでお寿司が食べられる」というイメージでしょうか。

先日は韓国レストランがオープンしたもの見つけたので、今度行ってみたいと思っています。

ただ、ドイツには生魚を食べるという文化がもともとなかったので、お寿司がブームというのは少し驚きでもありますが、旅行好きでも知られるドイツ人なので、海外や日本で食べたシーフードが気に入って、それから生魚を食べるようになったという人も少なくありません。

また、「SUSHIを食べる」ということが“カッコいい・オシャレ!”というような感覚もあるようで、寿司ブームはそこからも広がっているように思います。

日本人の私としては、手軽にお寿司を食べれるようになっている現状にはありがたい限りですので、いろいろな寿司バーに行ってみて、どのお店がおいしいか食べ比べをしてみたいと思っています。

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近所の「魚祭り」に行ってみた

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近くの街で「フィッシュ・フェスト(直訳で魚祭り)」というのをやっていたので覗いてみることにしました。

こちらの「魚祭り」は特に入場料もなく、開催時間に立ち寄って、飲み物を飲んだり、食事をしたりするというモノ。

当然ですが、ドイツのイベントには、ビアホール(テント)が欠かせません。

必ずビールをサーブするバーが用意されています。ドリンクバーでは、ビール以外にもビアカクテルやワインなども販売しています。

このお祭りでは、食事をしたい場合には、事前にフードカードを購入するシステムになっていました。

支払い専用のテントで前払いをして、カードを受け取り、その後メニューの内容によって別のテントに並んで食事を受け取るというシステム。

ただし、このお祭りのハイライトである「魚の炭火焼き」コーナーでは、直接並んでお魚を購入するというモノ。

その日は、サバの炭火焼きとウナギの燻製を販売していました。基本的に100g何ユーロ、というシステム。

ただし、焼き魚をグラム単位で買う人もいないので、焼いた魚一匹の重量を測り、その重さによって課金されるという方式でした。

2人で来ていても焼き魚4匹購入する人などもいて、かなりの人気。

焼き魚コーナーでは長い列ができていました。

また、焼いた魚にはパンがついてきます。ここが一番日本と違うところですね。

焼いた魚は、紙でくるまれてそのまま渡されます。超豪快!

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紙のお皿などは用意されていません。

お魚を家に持って帰るか、テントで場所取りをしてそこで紙を広げて食べるかということになります(驚)

サバは塩焼きかと想像していたのですが、おそらく軽く燻製にしたものにパプリカなどのスパイスがまぶしてあり、それを炭火焼きにしたのではないかと思う味付けでした。

確かに、これならパンにも合います。とても美味しかったです。

炭火焼きのほかには、3種類の魚の盛り合わせというものを注文したのですが、これはお魚を酢と玉ねぎを入れたお湯で茹でたものにオランデーズソースのようなものをかけた一品でした。

お魚の調理法一つとっても日本とはかなり違いますね。

また、ドイツ人もウナギを食べるのには驚きました。

ウナギは日本でもあまり好きではないので、食べてみなかったのですが、北ドイツの港町であるハンブルクでは、アールズッペ(Aalsuppe)と呼ばれるウナギのスープが名物料理だそうです。

北ドイツだと、もう少し手に入るお魚の種類や食べ方にバリエーションがあるようで羨ましいですが、ここは内陸の南ドイツ。魚祭りでは、ウナギは燻製にして売られていました。

魚の名前からドイツ語を覚えていくと、自分にとっては身近に感じられて良いかもしれません。(笑)

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