【セルビア旅行】初めてのベオグラード観光で外せないおススメの見どころ5選

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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

セルビアのベオグラードを初めて観光。

モンテネグロのブドヴァ→スヴェティ・ステファンコトルバールから国境越え列車に乗り、セルビアのベオグラードまでやってきました。

それぞれの街の観光スポットや見どころ、お勧めのレストランに関しては別記事を読んでいただければわかるので是非参考にしてみていただきたいのですが、今回は、セルビアの首都・ベオグラードで外せない観光スポットをご紹介します。

「セルビア」ってどこ・・・・?旧ユーゴスラビア??!怪しい独裁主義の国なの?!などなど、共産主義国イコール「なんかよくわからなくて怖い国」という印象を持たれた方がいるならば、それは大間違いです!

ベオグラードに入ってからのセルビアの第一印象は「セルビア人は(旅行客には?)親切でフレンドリー」。おせっかいなくらいに教えてくれる方もいるほどでしたw

今回は、初めてセルビアのベオグラードへ行く方への絶対外せない観光スポット5選をお伝えします。

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セルビアの首都・ベオグラードについて

まずは、いつも書いていますが、旅行へ行く前に滞在予定地のお国事情や歴史、マナー、風習、文化についてリサーチすることをお勧めしていますし、自分もそうしているので、セルビアのベオグラードについてサクっとお伝えします。

ベオグラードはセルビア共和国の首都で、人口は170万人以上。

セルビア語で「白い町」を意味するベオグラードは、セルビア語でもБеоград / Beogradと発音しますが、英語では「Belgrade」となるのでご注意を。

公用語はセルビア語。ただし、多民族が居住しているセルビア北部のヴォイヴォディナ自治州ではルーマニア語、パンノニア・ルシン語、ハンガリー語、スロバキア語、クロアチア語も公用語。自国領土を主張している「コソボ」では、セルビア語の他、アルバニア語も公用語となっています。

かつてはユーゴスラビア社会主義連邦共和国の首都であり、旧ユーゴスラビア地域で最大の都市で、ドナウ川沿いでは2番目に大きな都市で、バルカン半島ではイスタンブール、アテネ、ブカレストに次いで4番目に大きい都市です。

ヨーロッパ最古の都市のひとつで、人類が文字を持つ前の前史文明の発祥の地でもあり、長い歴史のある場所です。

セルビア人は、ロシア語やポーランド語をはじめとしたスラブ系の言語を話す南スラブ系の民族で、男女ともに、スリムで手足の長いスラ――と背の高い美男美女が(もちろん低い人も)が多い印象でした。

ベオグラード観光で外せない見どころ1:カレメグダン公園とベオグラード要塞

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何人かのセルビア人と観光案内所の方に質問して最初に言われたのがこのベオグラード要塞とその周辺のカレメグダン公園。

宿泊していたホテルから近かったこともアリ、まずはこのベオグラード要塞から観光をスタートすることにしました。

共和国広場からカレメグダン公園へ続くショッピングストリートのKneza Mihaila通りを抜けて道を渡ると、カレメグダン公園があります。

コロナの影響で観光客が減っているからなのか、紛争の影響なのかわかりませんが、お土産屋さんはまばらです。

ザ!セルビアなプリントTシャツや、マグネット、カップ、ミリタリーっぽい帽子やグッズが並んでしました。

公園を歩いて要塞だったエリアへ進むと、世界大戦時に使用された戦車やミサイルが展示されている「屋外ミュージアム」があります。

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更に歩いて城壁へ着くと、サヴァ川とドナウ川の合流地点が見下ろせる場所があり、写真スポットになっています。

私たちもここで写真を撮りました^^

そして、見逃せないのは、要塞の中?横?には、セルビア正教の小さな教会があります。

Church of St Petra(聖ペトラ教会)と、Ružica Church(聖ルジツァ教会)です。

要チェック!武器でできたシャンデリアがある聖ルジツァ教会(Ružica Church)

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ベオグラード要塞の隅っこに、一見どうやったらあの場所へ行けるのか?と思う場所にひっそりと建つ2つのセルビア正教会があります。

その一つが聖ルジツァ教会(Ružica Church)です。(Rose Churchとも呼ばれているらしい)

先に書いた聖ペトラ教会のさらに階段を降りた下に位置しており、存在を知っていなければここまでたどり着くことは無いとも言えるような場所に、その教会があります。

聖ルジツァ教会の正確な起源については、13世紀までさかのぼるという学者もいるそうですが、今でも不明とされています。

歴史学者の多くは、この教会の始まりを14世紀までさかのぼると述べており、聖母マリアの被昇天教会として設立されたのが起源だと言います。

この教会は、歴史上、セルビア人、トルコ人、ハンガリー人、オーストリア人など、さまざまな支配下に置かれてきました。

16世紀には、オスマントルコの侵攻により教会は破壊され、モスクに建て替えられて、その後、埋め立てられ、再び教会に戻されたという奇妙な歴史もあります。

18世紀には、オスマントルコ軍の火薬の貯蔵所として使用され、19世紀にセルビア人が奪還し、1000人以上の兵士の聖地としての軍事教会となり、現在の聖ルジツァ教会という名称になりましたが、その後の第一次世界大戦でまたもや破壊されてしまいます。

この教会の見どころは、ロシアの画家、アンドレイ・ビチェンコ(Andrej Bicenko)が描いたフレスコ画と、天井に吊るされているユニークなシャンデリア。

なんと、シャンデリアが、弾丸の薬莢、剣、ライフル、大砲の部品など、つまり「武器」でできているのです!

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このシャンデリアは、オーストリア=ハンガリー帝国時代の戦場に残された武器などの残骸を利用して、熟練職人であったセルビア兵が作ったものなのだとか!

シャンデリアをデザインした芸術家たちのアイディアは、光と溶けたろうそくの蝋が溶けて武器に垂れていくという組み合わせを「世界大戦は決して繰り返してはならない残虐行為である」という平和のメッセージに例えるというものでした。(今の世の中、心にしみますね)

第一次世界大戦では、ベオグラードだけでも3万発以上の爆弾が投下されたと推定されており、シャンデリアには現在ろうそくでは無く電球が使われていますが、そのメッセージが薄れることは決してありません。

第二次世界大戦後は、軍の教会としての位置づけは撤廃され、一般市民の礼拝に開放されました。

1965年に、この教会は「国の文化歴史遺産」に認定され、現在では、第一次、第二次世界大戦をはじめとするさまざまな戦争でセルビア独立のために戦った兵士たちに敬意を表し、セルビア人が集う場所となっています。

実際に、何度もセルビア人観光客の方から「この教会と一緒に写真を撮りたいからお願い!」と言われて写真を撮って差し上げました。

礼拝堂の椅子に座ってしばらく教会内を眺めると、何とも言えない気持ちになります。

ベオグラード観光で外せない見どころ2:聖サヴァ大聖堂(Hram Svetog Save)

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聖サヴァ大聖堂(またはサワ大聖堂:Hram Svetog Save)は、セルビア正教会の創健者であり中世セルビアにおいて重要な人物である聖サワが奉られている、ネオビザンチン様式の記念碑的大聖堂です。

1935年に建設が始まりましたが、途中、戦争などの様々な理由から建設は中断されては再開し、実はまだ完成していません!

高さ77.34m、床面積は4,500m²で、11,000人を収容できるバルカン最大級の礼拝堂で、壁や床は大理石で出来ており、豪華な内装には、とにかく「スゴイ・・・・(言葉なし)」のひと言しかありません。

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ゴージャスな内装はもちろんですが、2021年に完成したばかりという金ぴかの地下聖堂は一見の価値アリです。

新しいので、趣のある印象はしませんでしたが、壁には聖職者のイコンが美しく描かれており、素晴らしかったです。

ベオグラード観光で外せない見どころ3:ボヘミアン地区のスカダルリヤ(Skadarlija)通り

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歴史的建造物が立ち並び、ショッピングも楽しめる賑やかなKneza Mihailaからも歩いて行ける距離のボヘミアン地区。

そのエリアのスカダルリヤ通り(Skadarlija)周辺には、オシャレなレストランやショップが立ち並び、観光客や地元の若者を惹きつけています。

もともとは、ユーゴスラビア時代の詩人や、舞台俳優達が自由を謳歌する「ボヘミアン・ライフ」を楽しむために集まっていた地域とのことで、ホテルのレセプションの人や観光案内の方にお勧めレストランを聞くと必ず返ってきたのが、「ボヘミアン地区へ行け」という回答でした。

石畳の道は風情もアリ、小道にある可愛いお土産屋さんを見て歩くのも楽しいですよ!

夜はレストランで楽器の演奏などがあり、観光客だけでなく地元の方々も食事に来ていて、とても盛り上がっていました。

ベオグラード観光で外せない見どころ4:ゼムン(Zemun)地区

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個人的にとてもお勧めしたいのが、サヴァ川のベオグラード要塞の対岸に当たるゼムン(Zemun/Земун)地区。

ベオグラードの中心地とは異なるオーストリア帝国時代の街並みが残り、また違った雰囲気の街歩きが楽しめます。

一番のお勧め写真スポットは、ガルドシュの丘の頂にたつ、1896 年築のガルドシュ・タワー。

タワーから、ドナウ川とベオグラードの街が一望でき、素晴らしい景色を眺めることができます。

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また、ゼムン地区には、壁画と美しいイコンで知られるバロック様式の聖ニコラス教会をはじめ、壮麗な教会も点在します。

ドナウ川沿いに沢山のカフェやレストランが並んでおり、セルビア料理のフィッシュ・スープなどを楽しめます。

マドレニアヌム歌劇場ではオペラと演劇を上演しており、19 世紀の優美な建物のゼムン住宅博物館では、地域の歴史に関する展示を行っています。 

私はベオグラード中心地から、橋を徒歩で渡り、バスで行ってタクシーで帰ってきましたが、バスは運行状況や時間帯ではなかなか来なかったり、満員の事が多いので、不安な方はタクシーを利用しましょう。

ちなみに、ベオグラードのバスはかざすだけで決済が終了するカード決済が取り入れられており(英語表記アリ)、観光客にもハードルの低い個通手段だと思います。

ベオグラード観光で外せない見どころ5:ニコラ・テスラ博物館

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セルビア人発明家のニコラ・テスラ。

アメリカのEV自動車「テスラ社」の名前もニコラ・テスラが由来ですね。

セルビアの100ディナール紙幣には、ニコラ・テスラの肖像と磁束密度の単位(テスラ)が印刷されているほか、セルビアの首都であるベオグラード国際空港には、彼の名前が付けられ「ベオグラード・ニコラ・テスラ空港」と呼ばれているほどの、セルビアが世界に誇る超有名人。

このニコラ・テスラの博物館がベオグラードにあります。

詳細は別記事に書いていありますので、ぜひベオグラード観光にお役立てください!

>>ニコラ・テスラ博物館の記事をあわせて読む
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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。先日7日間のモンテネグロ~セルビアの続きを読む

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