ドイツ三大カーニバルのひとつ、ケルンのカーニバルをご紹介!

ドイツの習慣・風習・イベント

こんにちは!はねうさぎです。

先日、ドイツには「第五の季節」があることをご紹介しました。(詳しくは「ドイツの春を告げるお祭り、カーニバルがやってきた!」をどうぞ)

ドイツの三大カーニバルと呼ばれるケルン、デュッセルドルフ、マインツの中でも、ケルンとデュッセルドルフはカーニバルの盛大さを競うライバル同士の街と聞き、まず今年は国内外ともに有名なケルンのカーニバルへ行ってみることにしました。

ケルンでもデッュッセルドルフでも、パレードの盛大さ、華やかさとともに有名なのが、観客達の仮装の力の入り具合らしい。

日曜日にビュルツブルグのカーニバルパレードに行ったので、その時の反省点なども踏まえ、お菓子を入れる袋と防寒具の準備を入念に行いました。

一度は行く価値あり!楽しいケルンのカーニバル

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ケルン市民のカーニバルへの情熱は、バイエルンに住んでいたらちょっと理解に苦しむかもしれませんが、とにかくすごかったです!

バラの月曜日(Rosenmontag)のパレード開始は10:30からとのことだったので、当初の予定としては月曜日の朝7時に出発し、3時間ほどでケルンに到着し、その後、パレードの後半を観光しようというものでした。

そう、パレードは朝一番にいかなくても間に合います。

ただ、なんと、アウトバーン(ドイツの高速道路)のど真ん中で車のバッテリーが上がってしまうという緊急事態があり、雪が降る中、暖房無しの車内でサービス車が到着するまで1時間半待ちぼうけしなければならないトラブルに見舞われ、現地に到着したのは12時半ごろ・・・Oh! NO!(とにかく大惨事にならずによかった!)

さて、カーニバルは、11月11日に始まり、年明けと共に、カーニバルの3大大役と言われる、Prinz(王子)、Bauer(農夫)、Jungfrau(ヴァージン:日本語では乙女と訳されることが多いのかな)の3役が発表されます。

ケルンでは、毎日のようにカーニバルの特集番組があり、色々な場所で「Sitzung」と呼ばれるカーニバル集会が行われます。

カーニバルのパレードはもちろんですが、この「Sitzung」もテレビで放映されます。Youtubeで検索するとすでに今年のものを閲覧できますので、興味のある方は観てみてください。

ケルン出身の友達曰く、この王子は、カーニバルの秩序を統制する「権力」の象徴で、農夫は「市民」の象徴、そしてヴァージンは「美しさ」の象徴とのことです。

この3役に選ばれるのはケルン市民の憧れらしいのですが、選ばれるためには何らかのコネクションが必要らしく?結構な資金が必要らしいです。そして、面白いのは、この3役ともすべて男性なのです。

コスチュームはおさげのウィッグをかぶった女子なのですが、ヴァージン役も男性が選ばれるのが伝統なんだとか。

この選ばれた3人はカーニバル終了まで、毎日Sitzungに出席したり、施設や病院、老人ホーム等を訪問したりと、忙しいスケジュールが組まれています。もちろん、パレードにも登場したらしいのですが、私たちは見逃してしまいました。

パレードのルートはインターネットでも検索することができます。

ちなみに、土曜日の夜には街を練り歩く星の行進(Sternmarsch 2018)と呼ばれるもの、日曜日にもSchull- un Veedelszögと呼ばれるケルン中すべての学校と各種団体によるアマチュア団体によるパレードが行われました。

どんだけカーニバルに真剣なんだ、ケルン市民!

私たちは、ヴュルツブルグの時と同じカブリものだけ用意して市内へ乗り込みました。地下鉄の中は仮装している人々でいっぱい!

隣に座っていたご夫婦に、「私たちはケルンのカーニバルは初めてなので、見る場所などアドバイスがほしい」と話しかけたところ、「パレードの最終地点の少し前で見るのがオススメで、自分たちもそこまで行くから連れて行ってあげる」と親切なオファーをいただいたので、駅を降りて少し歩いたところまで一緒に行きました。

ちなみに、パレードのルートはインターネットで確認できますが、土地勘が無いとちょっと難しいかもしれないので、街の人に聞いてみるというのはいい方法かもしれません。

2018年、バラの月曜日のパレードルート(出典:http://www.koelner-karneval.org)
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ケルンカーニバルの掛け声:Kölle Alaaf!

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ヴュルツブルクのカーニバルに「Helau!」(ヘラウ!)という掛け声があることはわかったのですが、ケルンでは、「Alaaf!」(アラーフ!)と掛け声をかけます。

どうやら、ライバル都市のデュッセルドルフでは「Helau!」と掛け声をかけるらしいので、間違ってもケルンで「Helau!」と言ったり、デュッセルドルフで「Alaff!」と言ってしまったりしないように気を付けましょう!

そして、私たちはパレードの最終地点付近にいたからかもしれませんが、ひな壇のようになっているたくさんのパレードの観覧席(こちらは有料席で、チケット持参者以外は入れないようでした)をはじめ、沿道に集まった人々は、パレードの山車が来るまでの間は、とにかく飲みまくり歌いまくり踊りまくりです。

常に音楽が流れていて、待っている時間を飽きさせません。

MCっぽい人がいて、その人がマイクで音頭を取るのですが、「Kölle!」(ケルンの方言でKölnが訛ったものらしい)と叫ぶと、人々は手を挙げながら「Alaaf!」と返し、これを3回繰り返すのがお決まりのパターンらしい。

つまり、

「音頭とる人:Kölle!」=>「一般大衆:Alaaf!」

「音頭とる人:Kölle!」=>「一般大衆:Alaaf!!」

「音頭とる人:Kölle!」=>「一般大衆:Alaaf!!!」

AlaafもHelauと同様、掛け声であって、意味は・・・ないと思います。(by はねうさ夫)

パレード鑑賞の注意点

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ケルンのカーニバルパレードは、ドイツ国内でも最大級です。

とても規模が大きいので、安心安全にパレードを楽しむために、私が考える注意点を4つお伝えします。

1. 防寒対策はきっちりと!

何と言っても、2月のドイツ!寒いです。

毎年同じ時間なのかはわかりませんが、今年のケルンのパレードは、10:30にスタートし、16:00終了予定でした。

予定通りのスケジュールで、すべての山車を見た場合でも5時間半はかかります。

また、今年はある観客が投げたボトルが馬を刺激し、ある山車が転倒する事故があったため、あるグループの山車とそのあとのグループの山車の間隔が約1時間半あいて、終了時間も(はっきりはわかりませんが)おそらく17:30~18:00くらいだったのではないかと思います。

山車は、可愛い系のもの、マーチングバンド+チアリーディングチームのパフォーマンス、政治などの世相を反省させたもの(今年なら、トランプ・アメリカ大統領や北朝鮮の金正恩の山車など)も多く、デコレーションがとても凝っているため、沿道に立ちっぱなしで2~3時間はあっという間に経ってしましますので、寒さ対策が必須です。

私は、手袋にマフラーマもちろんですが、厚手の靴下、ロングブーツ、ユニクロのヒートテック2枚重ね+ヒートテックのハイネックシャツ+厚手セーターにウィッグをかぶっていきました。

かぶり物のコスチュームは寒さ対策にもなるのでお勧めです!

2. お菓子やお花を入れる袋を持参しよう!

ニュースで見たのですが、なんと、今年のケルンのカーニバルパレードで投げられたチョコレートは300トンを超えていたとか。

山車の数が多いのもそうですが、バラまいてくれるチョコレートやグミ、おもちゃなどなどの数は半端ないです!

キャリーバッグを持ってきているツワモノも見かけましたが、真剣にお菓子を拾いまくれば3~4袋にもなりそうです。

また、ヴュルツブルクではチューリップやカーネーションが多かったのですが、ケルンでまかれるお花はほとんどがバラの花です。(太っ腹~)

お花を手渡されたら両方のほっぺたにキスを返すのが通例のようで、皆さんそうしていたので私もそうしました。

隣にいた姉妹?女友達?は、投げキッスをしまくり、相当な数のお花をGETしていました。

私は20本くらいお花をGETしました。個人的には、お菓子よりお花の方が嬉しいです^^

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お子様連れの場合は、お菓子はもちろんですが、お風呂に浮かべるアヒルのおもちゃや、小さいサッカーボールなども手渡してくれたり、袋に入れてくれたりします。

子供にはとても親切なので、子連れはお得?!だと思います。

※ケルンに滞在する場合、このお花を枯れないように持ち帰る手段を検討するべきです。

私たちはホテルに一泊したので、部屋にあるグラスに水を入れて一晩おきました。

車で帰宅する際には、ビニール袋に水を入れてお花をまとめて入れ、その上から2重で袋をかぶせたのですが、アルミホイルを持っていけば、ティッシュに水を含ませてアルミホイルで枝の部分を覆うことができますので、アルミホイルを持参しても良いかもしれません。沢山のお花がすっぽり入るマチのついた袋がオススメ!

洋服を買った時などにもらう、ビニール製で手提げのついたものをいくつか用意すると良いと思います。

日本から旅行でパレードを見にくる場合には、お花は持って帰れませんので、もらわないようにするか、どなたかにあげるなどした方が良いかもしれません。

3. 身軽が一番!

お菓子を拾うのもパレードの楽しみ方の一つなので、袋などを持っていくのは必須なので、「身軽にと言われても・・・」と思うかもしれません。

私は特に感じませんでしたが、人混み+若干酔っ払い気味の人も多いので、スリやひったくり、トラブルや性被害などに巻き込まれないように意識して行動することも重要です。

大きなニュースにはなっていませんが、昨年のカーニバルでも20件以上の性被害が報告されているそうですので、女性同士の場合には要注意です。

パレードが終了しても、町中のバーやパブ、沿道に若者が溢れており、若い男性だけのグループもたくさんいます。

素敵な出会いもあるかもしれませんが、自己責任で楽しいケルンのカーニバルを堪能しましょう。

貴重品に関しては、私は旅行時に使うカメラも入れられる小さなバッグを斜めがけして常に体の前に置いておき、お財布は持っていきませんでした。(小さながま口の財布のみ)

スマホはジャケットのポケットに入れておき、その都度写真やビデオを撮りました。

男性の場合は、お財布はジャケットの内側のポケットに入れるなどした方が良いと思います。

ケルンの人は外国人には優しいという定評があるらしく、私なんかはアジア人で見るからに「ザ・観光客」だったので、逆に問題なかったのかな・・・?!

4. トイレとウェットティシュ

私は使いませんでしたが、簡易式のトイレがいろいろな場所に設置されています。

トイレットペーパーは基本的にあるのですが、心配な方はポケットティッシュやウェットティッシュを持っていくと良いと思います。

ウェットティッシュは、お菓子を拾った際に手が汚れることもあるので、パレードの後にも役に立ちます。

今年は、青空かと思ったら午後から雪が降り出すというおかしな天気で、沿道も濡れていたので、お菓子を拾う時も汚れている場合があります。

そんな時にウェットティッシュ、またはハンドタオルなどがあると良いですね。

ケルンへの行き方:特に車の場合の注意点

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●日本からケルンまで

残念ながら、現在日本からの直行便は無いです。ドイツ鉄道のICE(ドイツの新幹線)で、フランクフルトから約1時間10分、デュッセルドルフから約30分。ICEチケットは早めに購入すると割引になる場合が多いです。

●電車でケルン中央駅までいくのがオススメ

オススメは、電車でケルン市内まで行くことですが、今回の私たちのように車で行くことを考えている場合には、ちょっとしたコツがあります。(私たちは直前でケルン行きを決めたため、ICEのチケットが結構高かったため、車で行くことにしました)

●車で行く場合

パレード開催の為、ケルン市内中心部は車で入ることができません。

市内中心部から少し離れた場所に車を停め、そこから地下鉄や電車などで市内中心部まで行くのがオススメです。

私たちは、ケルン大聖堂から歩いてすぐの「ヒルトンホテル・ケルン」に宿泊したのですが、ホテルの方からアドバイスされたことをご紹介します。

ケルン動物園からほど近い、U-Bahn(KVB:ケルン市民交通局)の16番線「Kinder-Krankenhaus(Köln, Riehl Kinderkrankenhaus)」駅近くに駐車スペース(Parkhaus)があるので、そこまで車で行き、U-Bahnで市内中心部まで移動。

電車の中で出会った夫婦から、「Dom/Hbf」駅ではなく、その次の「Appellhofplatz」駅で下車し、パレードの終点付近で見るのが良いと聞き、そこまで一緒にいきました。

パレードの最後の方だからかわかりませんが、かなりの量のお菓子を投げてくれました。

私たちが停めた駐車場は1日半で12ユーロ。ヒルトンホテルの駐車場を使用した場合は、1日30ユーロほどはするのでお得だし、移動もスムーズでした。チケットは駅のホームで購入でき、大人一人の片道は1.90ユーロでした。

私たちは2時間半ほどパレードを見て(例の事故があったため、グループとグループの間に1時間半の間隔があいていたので)一旦切り上げ、歩いてホテルまで行きました。

ヒルトンホテルのロケーションは最高に良かったので、ホテルにチェックインした後もまた違う場所でパレードを見に行きました。その時には雪が降っていたので、1時間ほどで切り上げてホテルに戻り、サウナで温まりました。

面白いのは、ヒルトンだけでなく、他のホテルでもたくさん見かけたのですが、ホテルが独自にカーニバルのアフターパーティを用意していることです。

ロビーなどにステージが設けられ、ホテル内のバーではDJがカーニバルの音楽(Kölle Alaaf! やViva Coloniaなどの定番ソング)をかけ、皆が飲んで歌って踊るという・・・こんなドイツ人観たことない!というくらいのお祭り騒ぎでした。

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まとめ

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ケルンのカーニバルは、良い意味で、私の期待を想像以上に破ってくれて、とても楽しかったです!

ケルン市民のカーニバルへの熱狂ぶりと地元愛をとても感じるイベントでした。私の住んでいるバイエルン州フランケン地域も地元愛が激しいのですが、おそらく、ドイツ人はどの地域に住んでいても地元愛が強い民族なのではと思います。

パレードでバラまくお菓子やお花は個人負担がほとんどであると聞きました。(とても倹約家なドイツ人がそこまで意気込むとは・・・)そんなところも、ケルン市民のカーニバルへの熱い思いが感じられますよね。

カーニバルが(日本の)ハロウィーンと決定的に違うところは、やはり伝統的なお祭りであること、山車や馬車を使った大規模なパレードがあり、スイーツなどが振舞われること(川崎市等のパレードにも山車がありますが、仮装コンテストがメインではない)、若者だけでなく、お年寄りから子供まで・・・老若男女全員が仮装しお祭りを楽しむこと、だと思います。(カーニバル期間中はスーパーの店員も仮装!等)

日本でも、お神輿を担ぐグループや団体、盆踊りなどを披露するグループが伝統的なお祭りで見られるように、パレードに参加できる人というのも限定された団体や組合などだと考えると、イメージがつきやすいかもしれません。

ケルンの観光サイトでは、すでに来年2019年の大まかなカーニバルの予定が発表されています。

ちなみに来年は、2月28日(木)に始まり3月5日(火)に終了ですので、バラの月曜日は3月4日(月)となります。

カーニバルの臨場感は現地でないと味わえませんので、ぜひ現地で体験してみてはいかがでしょうか。

もちろん私もまた行きたいです!(笑)

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