ドイツの春を告げるお祭り、カーニバルがやってきた!

ドイツの習慣・風習・イベント

こんにちは!はねうさぎです。

皆さん、ドイツには「第五の季節」と呼ばれるものが存在するのをご存知でしょうか。

クリスマスが終わり、年末年始が終わると、寒くて薄暗い冬本番を実感してしまうドイツの冬ですが、2月には、カーニバルスミレの火曜日(Veilchendienstag)、ファストナハト(Fastnacht)と呼ばれるこの日に、カーニバルのお祭りは最終日を迎え、ドイツ国内の様々な地域でイベントが開催されます。

そう、カーニバル!

ドイツの2月と言えば、カーニバルを祝う月なのです。

この日に近い週末や、この火曜日の前日「バラの月曜日」と呼ばれる日ににパレードが行われる地域もあります。

私もドイツ語学校が「カーニバルホリデー」ということで1週間お休みなので、ドイツのカーニバルを堪能してみようと思います。

そもそもカーニバルって何を祝うお祭りなの?

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©haneusagi.com

「カーニバル」と聞くと、ブラジルのリオのカーニバルやベネチアで仮面をつけるカーニバル、アメリカニューオリンズのマルディグラ・・・などを思い浮かべる方も多いかとお思いますが、一般的には「謝肉祭」のことを指しています。

英語ではカーニバル (Carnival)、ドイツのラインラントではカーネバル またはカーニバル(Karneval)、ドイツ南西部ではファストナハト (Fastnacht)、南部ではファシング (Fasching)と呼ばれています。

オーストリアでもファッシングと呼ばれているとか。

もちろん、私の住んでいる南ドイツではファッシングと言う人が多いですが、私が外国人ということもあり、わかりやすく「カーニバル」と説明してくれる方もいます。

日本語でも「カーニバル」という言葉が使われることはあるかと思いますが、多くは宗教的な意味はなく、謝肉祭でもないので、華やかなパレードの方のみを指す場合がほとんどです。東京浅草のサンバカーニバルが良い例でしょう(笑)

ここからはWikipediaからの引用となりますが・・・

『カーニバルの語源は、俗ラテン語 carnem(肉を)levare(取り除く)に由来する。元々は四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれた、肉に別れを告げる宴のことを指した。ドイツ語のファストナハトなどもここに由来し、「断食の前夜」の意で、四旬節の断食(大斎)の前に行われる祭りであることを意味する。
別の説には、謝肉祭は古いゲルマン人の春の到来を喜ぶ祭りに由来し、キリスト教の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったという。カーニバルの語源は、この農耕祭で船を仮装した山車carrus navalis(車・船の意)を由来とする説もあるが、断食の前という意味の方が古いという研究者もいる』

つまりは、ヨーロッパその土地土地に根付いた春の到来を祝うお祭りが、キリスト教布教の後、謝肉祭となった説が強いのです。

この第五の季節と言われるカーニバルは、11月11日の夜11時11分にスタートします。

なぜこの日なのか?

それは、聖マルティンの日でもある11月11日をカーニバルシーズンの開始日と定めている地域が多いようで、ドイツでは、この11月11日の11時11分、というのが定説。

ドイツ国内でも多くの日本人が住んでいるデュッセルドルフでは、この日、カーニバルの精霊ホッペディッツ(Hoppeditz)が目を覚まし、カーニバルの幕開けを知らせるそうです。

カーニバルの最終日はほとんどの場合、火曜日(灰の水曜日の前日)で、2018年の場合は、2月13日の火曜日と言う事となります。

ケルンでは、最終日前日にあたる2月12日(月曜日)に、大きなパレードが開催されます。

私は月曜日にケルンへ向かう予定なので、追ってレポートしたいと思います^^

バイエルン州最大規模と言われるビュルツブルクのカーニバルパレード

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©haneusagi.com

一週間前までは春の訪れを感じる日も多かったのですが、今週に入って寒気がぶり返しています。

待ちに待ったファッシングのパレードの今日。

なのに、何と八甲田山のように雪が降っているではありませんか!

カーニバルのパレードと言えば、ドイツ国内ではケルンやデッュッセルドルフが有名なのですが、おそらくバイエルン州の最大規模のパレードがヴュルツブルクだということで、行ってみることにしました。(ミュンヘンにもパレードがあるようです)

パレードでは、日本のようにブラスバンドはもちろんのこと、バンドが乗っている山車などもあり、色々なコンセプトに飾り立てた山車と仮装した老若男女が町中を練り歩きます。

開始時刻は11:55分。15:00終了予定とのことで、150以上の山車が旧市街地を練り歩きました。

2時間近く外で見ていたので、寒かった・・・カーニバルのパレードに行く際には防寒対策を万全にしていきましょう!

山車からはお菓子が投げられ、仮装した可愛い子供たちがお菓子を取り合う・・・いや!大人も負けていません。私も頑張ってお菓子を拾いました!(笑)

お菓子を入れるバッグや袋を持参していくのをお勧めします!

そして、お菓子だけでなく、お花やニベアクリーム、ドーナッツ(紙袋に入ってた)、なんと嬉しいことに紫色のカイワレ大根や野菜も投げられ(配られ)ます。

私はニベアのボディーウォッシュは逃したのですが、カット野菜のパックとカイワレ大根をGET!うれしいです。(完全に主婦化)

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私は、春らしい?ピンクと黄色のサイケデリックなウィッグ(7ユーロ)で仮装してみた ©haneusagi.com

ちなみに、カーニバルには掛け声がありまして、「Helau!」(ヘラウ!)というのですね。

手を一度降るイメージで、手をあげながら(振りながら)皆で「ヘラウ!」と言います。

ちょっと悪除け的な印象がありましたが、意味は不明です。

ドイツのカーニバルは、ドイツ人が羽目を外す日?!

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ヨーロッパでも、まじめで働き者、サービス業でも笑顔なんか見たことない・・・くらいの勢いの超まじめでお堅いドイツ人たちですが、カーニバルは何気に彼らにとって羽目を外す日なのか、老いも若きも仮装をし、ビールやワインを飲みながら皆がカーニバルを楽しんでいます。

カーニバルにはパレードのほかにも、有名コメディアンのコメディーショーやトークショー、政治家のトークショーなどのステージが設けられていることが多く、お笑いショーを楽しみにしているドイツ人も多いです。

しかし、なぜカーニバルと政治のつながりがあるのか不思議に思い、ドイツ人の友達に質問してみました。(はねうさ夫は私の質問に回答できず)

彼女曰く、カーニバルそのもの自体の運営には、莫大な資金が必要で、カーニバル協会なるものが運営していたり、ある団体に所属していないとパレードに参加できなかったりトークショーのステージを聞けなかったりするらしく、古くは、(政治家や名声ある方々が)カーニバルをコミュニティなどの人脈作りとして活用していたことが理由だと考えられる、とのことでした。

また、コメディー(お笑い)に関しては、思うがままにならない世界を笑い飛ばそうというポジティブな意味を含んでいるらしいです。

ドイツのお笑いのユーモアが全く分からない私にはハードルが高いですが、ドイツ語が堪能な方は、有名地域のカーニバルやコメディーショーの様子などは、テレビでも放映されるので、チェックしてみると勉強になるかもです。

それと、ドイツ人に「カーニバルとハロウィーンの何が違うの?」と聞くと、「ハロウィーンとカーニバルは全く違う!そもそもハロウィーンはアメリカ人がつくり上げたこざかしい仮装イベントだ!」と、鼻息あらくご意見する方が多いのですが・・・(もちろん真実は違います)

実際に、私もカーニバルとハロウィーンは何が違うんだ?と思っていましたが、パレードを見てみて、ハロウィーンとは違うと感じました。

やはりコンセプトが「春の到来を祝う」というところにフォーカスされているように感じました。

コスチュームも、日本のなまはげに近いような厄払い的な意味合いを持っていそうなものや、鮮やかな緑にお花がついた帽子、ミツバチとハチミツなどのコスチュームなどは、やはり春が待ち遠しいなあ~と感じると同時に明るい気分にさせてくれます。

家族や子供連れは「ほのぼの系」ですが、若者は金曜日や土曜日にクラブへ繰り出し、女性はちょっとセクシーなコスチュームでお酒を飲みながら音楽を楽しむ、というところは日本やアメリカのハロウィーンとあまり変わらないところでしょうか。

こちらは10月のハロウィーンと違い、2月ということとおそらく春の到来を祝うという理由からか、動物系の着ぐるみが多いです。

もちろん、パレードでは、クラブ化しているような山車もあり、皆お酒を飲みながら踊っている状態で、楽しかったです。

「2月のドイツは寒いし見るところない!」と思っている方も多いかと思いますが、カーニバルを楽しむツアーを企画している日本の旅行会社もあるようなので、一度体験してみても良いと思います。

お祭り好きの方にはお勧めです!!!

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