1月6日「スリー・キングス・デー(公現祭)」って何?ドイツではどのようにお祝いするの?

ドイツの習慣・風習・イベント
©AnnetteHauschild / Kindermissionswerk

こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。

2021年、明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いいたします。

さて、新しい年が明けて、なんだかんだでもう1週間が経とうとしています・・・早い!!

皆さんの年末年始はいかがでしたか?ゆっくりできたでしょうか?

今年の年越しは初めてドイツで過ごしましたが、いい年越しができたと思っています。

2021年の抱負は、いくつか考え中ではありますが、友人と一緒に「ダイエット」と、「毎日10分掃除」というモノを試してみたいと思っています。

何か変化があればまたブログでご報告しますね^^

年が明けたな~とは思っても、なんとなくドイツ人が「正式に(?!)」お正月が終わったなあと感じるのは、1月6日の「スリー・キングス・デイ」が終わってからとのこと。

「スリー・キングス・デイ」って何?!と思うあなた!

説明しますよ!(笑)

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ドイツの一部地域では祝日になる「スリー・キングス・デイ(Heilige Drei Könige)」とは

The Three Wise Men are seen during the Three Kings parade on January 5, 2016 in Madrid, Spain.
GETTY IMAGES

まず、この「スリー・キングス・デイ」は、ドイツ語では「Heilige Drei Könige」と言います。

「Tag der Heiligen Drei Könige」、英語にすると 「Day of the Holy Three Kings)」。

聖なる3人の王の日・・・・うーん、直訳w

ですので、わかりやすく「スリー・キングス・デイ」とここでは書きました。

「公現祭(東方の三博士の来訪記念日)」とか「エピファニー」とか、在日ドイツ大使館のホームページには「三王来朝」と書いてあったり・・・言い方や呼び名は色々あるようですが、簡単に言うと、キリスト教のイベントの一つです。

ドイツが連邦制度を取っている国であることは何度かこのブログでもお話していますが、その理由もアリ、ドイツ全土ではなく、ドイツの一部の州で祝日となります。

この1月6日が祝日となる州は、主にカトリックが多い地域のバイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州、ザクセン・アンハルト州の3つ。

とは言え、ドイツ全土のキリスト教徒やカトリック教徒のコミュニティでも祝われています。

私はバイエルン州在住の為、1月6日はお休みとなるので、今日スーパーに行って買いだめしてきたところです(スーパー閉まるので)!^^

ちなみに、1月6日は、私とはねうさ夫の結婚記念日でもあります・・・理由は簡単で「日本ではまだ正月気分でのんびりできるし、ドイツも祝日だからこの日にしよう!」となったわけです。

良く考えてみたら、今の生活で「祝日」とか「休日」ってあまり関係なかったな・・・な~んて思いますがw

さて、話がずれましたが、この1月6日は、カトリック教会および聖公会では固定祭日で、とても重要なキリスト教のイベントと聞いております。

ドイツでクリスマスは勿論重要な日ではありますが、1月6日の「スリー・キングス・デイ」も重要なのです。

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クリスマスイヴは始まりでスリーキングズデーはクリスマスの終わり

©haneusagi.com

12月25日のクリスマスは、神の子であるイエス・キリストの誕生日(とされている)というわけで、ドイツではその前夜祭的な感じで12月24日の夕方から大きくお祝いするわけですが、1月6日に何が起こったかと言うと、聖書にその言い伝えが書かれているというのです。

イエスが誕生した際に、3人の王(日本語では「博士」や「賢者」と訳されます)が、当方から12日間にわたって、砂漠を横切る星の道をたどり、赤ん坊のイエスを見つけます。

その12月25日に誕生したイエスの元にこの3人の王(博士/賢者)がたどり着き、キリストが神の子として誕生したことを公にした記念日が1月6日と言うわけです。

王の名前は、Caspar(カスパー)、Melchior(メルヒオァー)、Balthasar(バルタサー)と言われています。

そしてその時、この3人の賢者は、贈り物を持ってきていたのだとか。

贈り物は、それぞれ、「黄金(ドイツ語:Gold,)」、「乳香(ドイツ語:Weihrauch)」、「没薬(ドイツ語:Myrrhe)」の三品。

オーストリアでは、「Weihnachtszwölfer」と呼ばれ、クリスマスを12日間祝うという古い習慣に由来していると考えられているそうです。

そう、つまり、1月6日は、正式にクリスマスが終わる日!

日本だと、12月26日には急にお正月飾りに取り換えられると思いますが、ドイツでは1月6日にクリスマスツリーを片付ける、またはオーナメントを外すことが多いので、クリスマスツリーは年末年始も飾ってあります^^

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本来1月6日にはクリッペに三人の賢者を追加して祝う?

©haneusagi.com

クリッペとは、もともとは、「馬のえさを入れる桶」を意味する言葉。

クリスマスシーズンになると、イエス・キリストの生まれた馬小屋の情景を木彫りや粘土などで模した、この「クリッペ」と呼ばれる人形・フィギュアが教会やクリスマスマーケット、各家庭に飾られます。

我が家にもクリッペがあるのですが、いつもこの人形たちの配置が良くわからない・・・。

はねうさ夫曰く、「三人の賢者は、贈り物を持っているからわかりやすい」と言って、何か手に持っている人形たちを小屋に「駆けつけている」かのように配置していました。

ところが!!!!!

はねうさ夫曰く、「めっちゃくちゃ信仰深いキリスト教の人は、この3人の賢者を1月6日に追加して光を灯して祝うんだ」との事。

そうか・・・クリスマスはイエスの誕生を再現したクリッペで祝い、1月6日に現れた3人の賢者は当日に出現するようにするという事だね?!!

一度に一緒に並べちゃってました・・・私。まあいいか(笑)

ドイツでは1月6日はどのようにしてお祝いするの?

スペインを始め、南米などのカトリック教徒が多い国や、アメリカの一部の地域では、パレードでお祝いしたりするようですが、ドイツでは、子供たちが「シュターンシンガー(Sternsinger)」に参加します。

子供たちは、3人の賢者に扮し、住んでいる地域の各家庭を訪問して歌を歌い、慈善活動や困っている人々のためにお金を集めます。

そして、訪問した家の玄関ドアの上に日付と一緒に「C + M + B」と書きます。

例えば、今年2021年の場合でしたら、「20*C+M+B+21」と書かれます。

この星(*)は、ベツレヘムの星を表し、3つの十字架(+)は聖三位一体(父・息子・聖霊)を表しています。

また、ドイツの街を歩いていると、家のドアの上やポスト、またドアそのものに何か暗号のようなものがチョークで書かれているのを見かけたことはありませんか?

©BenneOchs / Kindermissionswerk

この「C+M+B」に関しては、3人の賢者Caspar、 Melchior、 Balthasarの名前の頭文字をとったもの、という説と、ラテン語で「Christus Mansionem Benedicat」の略でイエス・キリストがその家を祝福することを意味するという説があります。

英語で言うと「Christ bless the house」というイメージです。

ドイツのこの1月6日という祝日は、キリスト教の祝日としてだけでなく、賢者の到来とともに新年の始まりの象徴としてもとらえることができると思います。

ただ、残念ながら、今年はコロナの影響で、地元の「Sternsinger」は行われないだろう・・・との事です。残念です。

それにしても何故「王」と言ったり「賢者」と言ったりするの?本当は??

ドイツ語では「Heilige Drei Könige」

英語にすると「Biblical Magi」

Wikipediaを読むと・・・

The biblical Magi,also referred to as the (Three) Wise Men or (Three) Kings, were distinguished foreigners in the Gospel of Matthew and Christian tradition.

と、書かれています。

ここで、「3人の賢者」とか「3人の王」という言葉が出てきますね・・ただ、

「Magi」って何だろう?と思って調べてみました。(ありがとうWikipedia!)

マギ(ラテン語: magi 複数形、単数形はマグス (magus))は、本来、メディア王国で宗教儀礼をつかさどっていたペルシア系祭司階級の呼称。 ~中略~

キリスト教世界では新約聖書、福音書の『マタイによる福音書』にあらわれる東方(ギリシア語で anatole、当時はペルシャのみならずエジプト北部などその範囲は広い)の三博士を指して言う場合が多い。三人の王とも訳される。直訳すれば星見、すなわち占星術師であるが、マタイ福音書の文脈では天文学者と推測される。

やがて、マギという言葉は人知を超える知恵や力を持つ存在を指す言葉となり、英語の magic などの語源となった。これはマギが行った奇跡や魔術が、現代的な意味での奇術、手品に相当するものだったと推定されるからである。

なるほど。

日本人が想像する「王」って、やはりちょっとこのドイツ語の「König」とはイコールではないと感じるんですよね・・・歴史的な違いというか、権力者を想像した時のギャップというか。

なので、「博士」とか「賢者」と訳されているのではないかと思います!

因みに、余談なのですが、この3人の賢者のうち1人は肌の色が濃かったと言い伝えられているそうで、クリッペの人形もブラウン系の肌の色になっています。

ドイツでは近年この「ダークな肌の色の賢者Melchior(メルヒオァー)が人種差別だ!」と言っているドイツ人達がいるようでして・・・・ん??なんで??

言い伝えを再現しているだけで何が一体差別なのか・・・私にはよくわかりませんが、そういう意見があるらしいです。

そのうち、クリッペの肌の色も白く塗られちゃうのかな?!!

ドイツらしいなぁ・・・(苦笑)

と、いうわけで、キリスト教ではない純ジャパ生まれ育ちで全く親族や友人にもそのような人のいない環境で育った自分には、こういった習慣と言うか、ドイツの祝日に何の意味があるの??と考えることは、かなかないい勉強になります。

明日は、この「スリー・キングス・デイ」の風習にのっとり、我が家では、クリッペとクリスマスリースに明かりをともして、結婚祝いをし、クリッペとリースを片付けて終わりとなりそうです。

皆様も、素敵な一日をお過ごしください!

では、Tschüss!

参考:

The Local de「Three Kings’ Day: What you should know about Germany’s first public holiday of 2020

Newsweek「When Is Three Kings’ Day and How Is It Celebrated?

The German way and more「Epiphany and the Sternsinger

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