ドイツでコンタクトレンズを買った時のカルチャーショック2選

ドイツ生活
©haneusagi.com
スポンサーリンク

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

皆さんは眼が良いですか?

私は何と中学生の時からコンタクトレンズを使っています。

小学校に上がった時から弱い近視があると言われ続け、小学校高学年の時には常に教室の一番前の机に座らせてもらっていたのですが、そろそろ視力がヤバいという事で、健康診断の視力検査でメガネを作ったらどうか?と提案されたのです。

1学年1クラスの人数36人という超田舎の学校に通っていた私は「めがね・・・いじめられる!!」と子供ながらに思いました。苦笑

実際、当時メガネをしていたクラスメートは当時男子生徒1人のみ。

そろそろお年頃で「メガネなんてダサい」と思ってしまった事も理由のひとつですが、実は私の母も近視だったため、当時の田舎街としては画期的で?!眼科からコンタクトレンズを処方してもらっていた為、母親と一緒に眼科へ行き、コンタクトレンズを処方してもらいました。

当時はまだ子供でしたので、酸素通過率を考えて目の健康に良いハードレンズを処方されました。

今考えると、初っ端からハードレンズ+まだ13歳とか14歳とかそのくらいの年齢で、よく挑戦したなあと思います。

そのくらい「ダサイメガネを買うくらいなら目にガラス(?!)入れた方がマシ!」と考えていたのです(笑)

※当時のメガネ加工の技術が今ほど高くなく、私の強い近視ではかなりの「牛乳瓶底メガネ」になってしまうのとコスト面も考えてです。今はメガネがオシャレアイテムの場合も多くありますね。

前置きが長くなりましたが、自身のコンタクトレンズとのお付き合いの歴史は長く、なんとコンタクトレンズやメガネの商社で働いていたこともあるため、コンタクトレンズの知識はまあまああると思っています。

私の「ファーストコンタクトレンズ」がハードレンズであった事は先ほども書きましたが、現在はソフトレンズを使用しています。

理由は大きく2つあります。

1)ハードレンズは紛失した時の痛手が大きい(通常はスペアを常備していない)

2)ソフトレンズの方が目がきれいに見える(と言われた)

からです。

この記事を読んでいる方は、おそらくコンタクトレンズをしている方だと思うのでご理解いただけると思いますが、ハードレンズの方がレンズにたんぱく質が付着しにくく、衛生的にもメリットがあります。

ただ、ハードレンズだと、目にゴミが入った時の激痛やそれに伴って外出先でレンズを取り外すこともあったりして、紛失の可能性が高まりますが、ソフトレンズのように2週間毎に交換したりしないので、大抵はスペアのレンズがありません。

修学旅行で行った京都神宮のお庭を歩いていてレンズにゴミが入り、取り外した時の恐怖と言ったら・・・怖!

また、ハードレンズは黒目の瞳孔の上をカバーするサイズ感で常に涙の上に浮いてレンズが動いている感じが他人に見える?!様なのです。

ある時、コンタクトレンズショップへ行ってカラーコンタクトレンズに興味があったので、ソフトレンズを試してみたいと言った時に、担当者の女性から「お客様、ソフトレンズをつけるとお顔の印象が変わりますね」と言われたのです。

「????!」と思っていると、「ソフトレンズの方が目がきれいに見えます」と言われました。

つまり、ハードレンズは「何か目の上に乗っかってるのが見える」ことに対して、ソフトレンズの場合は黒目全体を覆っているのでシームレスでコンタクトレンズを使っているのがあまりわからず目力が発揮される・・・という言い分らしいです(この方の個人的な意見かもしれませんが)。

で、若いギャル(死語?)だった私は、「目がきれいに見える方が良い!!」と思い込み、それ以降はずっとソフトレンズを使用しています(笑)←単純w

>>あわせて読む

スポンサーリンク

カルチャーショック1)ドイツの視力検査は日本と違う?!「C」を読む方法ではなく数字を読む

ドイツに来てからも、メガネではなくもちろんコンタクトレンズ派です。

日本では眼科とコンタクトレンズショップが併設されているような場所が多いと思いますが(東京の場合)、基本的に医師の処方箋がないとコンタクトレンズを処方してもらうことはできない仕組みになっていると思います。

また、同じレンズをまとめ買いしたい場合でも最長使用できる機関が決まっていたと思います(私が引っ越した時は6か月だったような・・・)。

ですから、始めの6か月分は日本から持ってきたコンタクトレンズを使用していたのですが、いよいよたどたどしいドイツ語で検査を受ける事になりました。

担当者は少しは英語が話せる方だったので、私がまだドイツに来て半年・・・という事で、始めは英語で頑張ってくれました(笑)

ドイツの視力検査で一番驚いたのは、日本の視力検査だとあの「C」の文字のような円形の切れている部分を答える方式なのに対して、ドイツでは「数字を答える」という事です。

驚くことでもないのかもしれませんが、お国が違えば視力検査も変わる?!・・・「そうかあ~数字を読ませるのかあ~なんかドイツっぽいw(根拠のない決定)」と、勝手にフフフ・・・と、このプチカルチャーショップにニヤケけてしまいました。

『ドイツ語で「上」「下」・・・斜めってなんていうんだ?!』とか緊張していたのに、「では、左から読んでください~」と言われた時に「あれ?数字?!」と一瞬固まった自分を覚えています(笑)

また、日本のような緑と赤の乱視検査は無いです(少なくとも私の時は無かった)。

見えにくいか、とか、どんな風に見えにくいのか?とか質問されてそれに答える感じです。

でも確かに、実生活で考えると、丸の切れてる部分を見るってほとんどない・・・から、数字で解答するって理にかなっているという気もします。

「2」とか「5」とか「6」とか「9」とかって結局「つなぎ目が切れている部分」が存在するわけなので。

ちなみに、このコンタクトレンズを作るために検査して処方してくれる人の事を「オプトメトリスト(英:optometrist)」と言います。

日本で「オプトメトリスト」の資格を取るには、近視・遠視・乱視などの検査、両眼視機能検査(両眼の連動など)についての屈折・両眼視機能の測定方法や分析をはじめ、幾何・物理・生理・眼鏡の光学、眼科学、解剖学などの試験に合格した後、3年おきに研修を受けたりして、資格の更新を行っていかななければならないそうです。

ドイツの場合は、このオプトメトリストを「Augenoptiker」と言い、3年間の専門学習の後、週に4〜5日の実地訓練、そして職業訓練学校での研修があるそうです。(by ドイツ人友による説明)

また、追加の授業やテストに合格した場合、Augenoptiker MEISTER(オプトメトリスト・マイスター)となり、自分で開業することができるそうです。

さすが、ドイツのマイスター制度!

カルチャーショック2)ドイツと日本で同じコンタクトレンズの使用期間が違う?!

もう一つの視力検査の後のカルチャーショックがありました。

それは、私が日本で使用していたコンタクトレンズとまったく同じものを処方できると言われたのですが、日本では2週間毎に新しいレンズに交換する処方だったのに、ドイツでは1か月交換だったことです。

え・・・・?

これって、どういう意味があるのでしょうかね・・・?!?!

目の健康を考えて2週間交換としているのか、メーカーやショップの利益を優先して2週間交換にしているのか?!

そもそも論で同じレンズなのにお国によって推奨の使用期間が異なるってあり得るの?!同じレンズ・・・う~~~ん。

私にはわかりませんが、ドイツでは担当者に言われた通り、1か月間で使用してますw

と、言うのも、友人でオプトメトリストがいて、メーカーで推奨している使用期限と言うのは実は結構早めに設定されていて、使用の仕方、洗浄の仕方や手入れのマメさ、個人の眼の状態(乾きやすいとかたんぱくが多いとか)によってコンディションが違うので、本当はもう少し長く使えるんだよね、と言っていたからです(良い子の皆さんは真似しないでね^^)。

>>あわせて読む

ドイツでは薬局でコンタクトレンズが買えちゃいますが注意点も

コンタクトレンズの費用って馬鹿にならないですよね。

そんな理由もあって、ある友人は、全く同じものをインターネットでタイとか他の国から購入していました。

日本では、医師の処方箋が必要なコンタクトレンズではありますが、ドイツでは、「dm」や「Rossmann」等のドラッグストアーに並んでいて、自分の目に合うものがわかっていれば、眼科医の処方箋無しで購入することも可能です。

勿論、コンタクトの洗浄液も買えます。

洗浄液の場合は、ソフト用(Weiche Kontaktlinsen)またはAll-in-oneソシューション(All-in-One-Kombilösung)、ハードレンズ用(Hartlinsen)など、ドイツ語の表記を確認しましょう!

ネットで購入している方の場合には、ご存知の方もいると思いますが、コンタクトを購入する際にとても重要なのが以下の3つ!

1)BC(ベースカーブ)
2)DIA(レンズ直径)

3)PWR(度数)

ベースカーブとは、レンズの曲がり具合を示した数値の事で、これが合っていないと装着感が良くありません。

自分の眼球に合ったベースカーブのコンタクトレンズを選ぶことで、使用しているときの装用感が快適になり、目のトラブル予防にも役立ちます!

上記3点は、コンタクトレンズのパッケージに表示されていますので、すでに使用しているコンタクトがあればそれを確認して同じものを購入しましょう。

恥ずかしながら私のパッケージはこんなな感じ↓(BC, DIA, PWRの順番)

©haneusagi.com

ドイツのドラッグストアーには、1日用レンズ、1か月曜レンズの使い捨てが販売されています。

ドイツ語で、1日使い捨てレンズ(いわゆるワンデー)は「Tageslinsen」、1か月使い捨てレンズ(いわゆるマンスリー)は「Monatslinsen」と言いますので、購入の際にはよく表記を確認しましょう。

個人的には、小さいころから目が悪かったので、目はすごく大事だと思っていて、できる限り専門の人に見てもらいたい気持ちがあるので、ドラッグストアーではコンタクトを購入したことはありませんが、外出先で無くしてしまった場合には便利だと思います。

また、私は最近コンピューターを見ると少し目がちかちかすることがあり、先日の眼科検査で「度数の低いレンズ」が処方されました。

もしかして・・・「ちょっと老眼が進んでいるのでしょうか?!」と質問したら、静かに『うむ』と返事した担当者・・・泣

そうかあ~~~ついに来たか!

近視の人は老眼になりにくいと聞いたけど、人間のサガには誰も勝てないってことですよね。

乱視がすすんだか、老眼の気が疑われるなあ、と、自分では思っていたので、少しショックではありましたが、上手に老いとも付き合って行かないといけませんね!

こんなことも起こり得るので、ぜひドイツでも専門家の元で視力検査を行いましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました