ドイツで食べたいドイツ料理10選!有名・定番・ご当地・季節限定グルメをご紹介

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

ドイツ旅行を計画しているなら、現地の美味しい料理も楽しみの一つですよね。

多くの方が「せっかくドイツに行くならドイツ料理を食べてみたい!」と思う事でしょう。

ドイツには、有名なソーセージやビールだけでなく、地域ごとに特色のあるご当地グルメや、季節限定の料理もたくさんあります。

今回は、ドイツでぜひ食べてみたい10種類の料理と、季節限定グルメを厳選してご紹介します。

観光や出張の合間に、本場の味を堪能してみてください。

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目次

ドイツの多様な食文化と地域ごとの特徴

ご存知の通り、ドイツは東西南北その土地によって有名な「ご当地」的な美味しい食べ物があります。

南ドイツには海がありませんし、北ドイツには山がありません。

このように、地域によって地形や気候が違う上、ドイツの隣国は全部で9か国ありますから、接している隣国との距離などによっても、その土地の料理に大きな影響があります。

ドイツでは近年外国料理の人気が高まっており、どんな小さな町にもイタリアのピッツェリアがありますし、私達に嬉しいアジア料理(主に、スシ、ベトナム、タイ、中華料理など)、ギリシャ料理、インド料理のレストランを見つけることができます。

また、トルコ料理のケバブはドイツ全土で人気で、私の住む場所はドドドド田舎にもかかわらず、ケバブ屋さんが2軒もあります(苦笑)

個人的に、メキシコ料理やタイ料理は、多くのレストランでかなりドイツ人向けにローカライズされているお店が多い印象で、お味は本格的とは言い難いですが、ドイツ人には人気があります。

とは言え、中高齢の方を中心に、まだまだ「Deutsche Küche(ドイツ料理)」の人気は、いまだにトップに君臨しています。

この後、ドイツだからこそ味わえる、ドイツで食べてみたい伝統的な食べ物(お料理)や季節限定の食べ物をご紹介します。

ドイツで食べたいドイツ料理1:Sauerbraten(ザウアーブラーテン)

フランケンスタイルのザウアーブラーテン ©haneusagi.com

ザウアーブラーテン(Sauerbraten)とは、赤ワインビネガーなどを使用した少し酸味のある特製マリネ液を使った牛肉(または豚肉など他の種類のお肉を使う地域もアリ)のローストの事。

通常は赤キャベツを甘酸っぱく煮た「Rotkohl(ロートコール)」と一緒に食べます。

何度か日本からの友人やお客様をレストランへお連れして、この料理をお勧めしていますが、個人的な統計的でいうと、男性がこの「ザウアーブラーテン(Sauserbraten)」が美味しかった、という方が多いです。

でも、私も好きです!

薄くスライスされたお肉に、ロートコールを乗せて、グレービーソースと一緒に頂くと、とっても美味しいです。

現在南米のある国に住んでいる私の義理妹に「ドイツ料理で一番恋しくなるモノってある?」と質問したら、一番はこの「ザウアーブラーテン」だと答えました。

「ドイツ人にとってのふるさとの味!」、「ドイツの国民食!」と言っても過言ではないこの「ザウアーブラーテン」の有名なご当地はドイツ国内にいくつかあるので、ぜひ味わってみてください。

ドイツで食べたいドイツ料理2:Wurst(ソーセージ)

©haneusagi.com

ドイツと言えばソーセージ!(笑)

最も一般的なのは、焼きソーセージ(Bratwurst)です。

当然のことながら、ドイツにはあらゆる場面に登場する色々なソーセージがあります。

上記写真は私の住む村から近い街のヴュルツブルク・スタイルのソーセージ。

指位のサイズの小さめなソーセージで有名なのは「ニュルンベルクソーセージ」で、クリスマスマーケットの屋台でも必ず出ています。

ニュルンブルクは、クリスマスマーケットでも有名な、バイエルン州でミュンヘンに次ぐ二番目に大きな町です。

また、テューリンゲン州にもご当地ソーセージがあります。

その名も「テューリンゲンソーセージ」(笑)

©haneusagi.com

テューリンゲン州にほど近いバイエルン州の街ホーフ(Hof)で食べたソーセージもかなり美味しかったです。

こちらはスチームしたソーセージで、皮はパリッとクランチーで中はとってもジューシーです♪

詳細は、ホーフ(Hof)のめちゃウマソーセージとしてご紹介しています。

さらに、ベルリン発祥のスパイシーなカレーケチャップに特製カレーパウダーをかけて食べるCurrywurst(カリーヴルスト)はドイツ人に人気の軽食です。

ドイツのソーセージと言うと、一般的な焼きソーセージにポテトサラダを添えたもの(Würstchen mit Kartoffelsalat)は、ランチによくドイツ人が食べるので、ビアガーデンなどでも良く見かける事でしょう。

焼いたソーセージにドイツ風のポテトサラダ(またはザウアークラウトが選べる場合も)が添えられてきます。

「ドイツ風のポテトサラダ」は、大きく分けると、1)ブイヨンとお酢ベースのポテトサラダ、2)マヨネーズ風味のポテトサラダ、と、2種類あります。

南ドイツへ行くと、1)番が主流で、北ドイツへ行くと、2)が主流となります。

個人的には、1)のブイヨンとお酢のシンプルなドイツ風ポテトサラダが大好きです。(以下写真)

参照:www.kochbar.de

これを食べると「お~!ドイツに来たな!」という感じがしますし、ドイツビールとの相性もいいです♪

ドイツで食べたいドイツ料理3:Kartoffelgerichte(ジャガイモ料理)

ジャガイモは付け合わせの定番 ©haneusagi.com

先ほどドイツ風ポテトサラダのことを書いたので、ここではジャガイモをご紹介します。

ドイツと言えばジャガイモ!のイメージを持っている方もいる事でしょう。

とは言え、ジャガイモは南米発祥と言われていますので、私のドイツ語学校時代のペルー人から言わせると「ドイツのジャガイモは種類も少なくてマズイ」とのことですが、日本人にとっては興味深い食べ物の一つです。

何と言っても、ドイツのスーパーには、調理するメニューやレシピによって仕上がりに違いが出るので、ジャガイモの種類が分けられて販売されています。

例えば、

「Mehlig kochende(でんぷん量多め)」

でんぷん多めのジャガイモは、マッシュポテトやポタージュスープに適しています

「Festkochend(でんぷん量中度)」

煮崩れしにくいので、茹でイモ用、炒め用、オーブン用など適しています

等々と、他にもたくさんのジャガイモのネットの表示があるので、それを見て買うとお料理や用途の指標になります。

ジャガイモは、フライパンで焼いたもの(Bratkartoffeln)、茹でたもの(Salzkartoffeln)、フレンチフライ(Pommes frites)、マッシュしたもの(Kartoffelpüree)など、ほとんどすべての食事に使われます。

注意点としては、レストランだと、半端ない量のジャガイモが出てくる事です。

一度、フランクフルトのステーキ屋さんで、ステーキの付け合わせのジャガイモはどんな風に調理しますか?と好みを聞かれて、ベイクドポテトを選択しました。

しかし、私の手のひらよりも大きなサイズのジャガイモが付け合わせに出てきて、完食できなかったことを覚えています。

食事の量が気になる方は、注文の時に確認してみると良いでしょう。

ドイツ料理と言えばジャガイモ!かもしれませんが、実はジャーマンポテトと言う料理がドイツに無いことを以下の記事で書いていますのでご興味のある方はぜひ!

ドイツで食べたいドイツ料理4:Schnitzel(シュニッツェル)

フランクフルトへいったら必ず食べたいグリーンソース付きのシュニッツェル ©haneusagi.com

もともとはオーストリア料理であるシュニッツェルは、ドイツのレストランは勿論の事、一般家庭でも食べられています。

スーパーにはシュニッツェルの冷凍食品もあります。

オーストリア本家では、仔牛肉を使用しますが、ドイツでは、お手頃価格で手軽に入手できること、宗教上の理由や好みなどから、豚肉や七面鳥、鶏肉のシュニッツェルもあります。

これらのお肉をミートハンマーで薄くたたいて伸ばしたものに小麦粉を付け、溶き卵にくぐらせてパン粉をつけて油で美味しく揚げます。

そう!日本のトンカツに似ていますので、ドイツ人の好きな日本料理を聞くと「トンカツ」と回答する人も結構いますw

このシュニッツェルを原型として、グレービーソースとマッシュルームをかけたイェーガーシュニッツェル(Jägerschnitzel)、ハムとチーズを詰めたコルドンブルー(Cordon-Bleu)、クリームソースとコショウをかけたラームシュニッツェル(Rahmschnitzel)など、さまざまなバージョンがあります。

はねうさ夫(私も)、オーストリアオリジナルの「ウィナーシュニッツェル」が好きなのですが、まだ夫と知り合うかなり前にウィーンへ一人旅した時に、旅人のカン事があります。

中に入ったらびっくり!大繁盛で相席となりました。

ほぼ全員がピッツァくらいの大きさのシュニッツェルを食べていて(薄く伸ばしているので大量ではない、と言われたけど)、「揚げ物じゃなくて違うメニューありますか?」とお店の人に聞いたら「それなら他のレストランへ行った方が良いよ」と言われたのを思い出します(笑)

後から思うと、ウィナーシュニッツェルの有名店だったに違いありませんが、ネットの口コミなどが普及する前の時代だったので、どこのお店かは今でも謎のままです。

ちなみに、私はフランクフルトのご当地グルメである「グリーンソース」添えのシュニッツェルが大好きで、フランクフルトに行く際には必ず注文します。

ドイツで食べたいドイツ料理5:Spätzle(シュペッツレ)

参照:gutekueche.de

黄色く輝く卵麺の「ドイツのパスタ」とも称されるシュぺッツレ。

手作りの出来たてほやほやをいただくと、そこはもう天国

義理母も、シュペッツレ用の器具を持っていますし、また、中国の刀削麺を作るような要領でまな板の上に広げた生地を沸騰した塩湯に削り入れてシュペッツレを作る方法も教えてくれました。

柔らかい卵麺の一種であり、ドイツ、オーストリア、アルザス、南ティロル料理で使われる。Spätzleは、(ドイツ南西部の地域の方言の一種である)シュヴァーベン語で雀を意味するシュパッツの縮小形で、スイスではシュペッツリまたは クノップフリ、クネプフレ、ハンガリー語でノケドリまたはガルシュカ、ポーランド語ではザツィエルカという。
by Wikipedia

※ちなみに語源には諸説あるようです。

ドイツに来る前は、偶然ドイツ企業で働いていたのですが、本社が「黒い森」にあったので、バーデン=ヴュルテンベルク州に行って初めてレストランでこの手作りシュペッツレを食べたときの衝撃を今でも覚えています。(それもお代わり自由だった!)

このシュペッツレは、ほうれん草入り、チーズ入り、ベーコン入りなどもあり、とても美味しいです。

また、ドイツ版「マックェンチーズ(”Mac’n Cheese”: macaroni and cheese)」とも言える、ケーゼシュペッツレも大人気です(以下写真:カロリー高いのでお気を付けください!)。

チーズ入りのヤバいヤツ 参照:daringgourmet.com

ドイツで食べたいドイツ料理6:Maultaschen(マウルタッシェン)

参照:bofrost

こちらも南ドイツで良く食されている、ドイツ風のラビオリ「マウルタッシェン(Maultaschen)」。

地域により「Teigtasche(タイクタッシェ)」とも言います。

ひき肉や野菜などが入ったドイツ風ラビオリで、イタリアのラビオリよりもかなりボリュームがあります。

シュヴァーベンには、聖金曜日にこれを食べる伝統がある。現地での言い伝えによれば、マウルタッシェの由来は、四旬節の期間に肉が食べられなかった宗教的な背景から、どうしても肉を食べたい人が肉をパスタ生地の中に隠せば神様からは肉が見えないので見つからないだろう、という発想から作られたことにあるという。
by Wikipedia

ドイツ人は、このマウルタッシェンにソースをかけて焼いてグラタン風にしたり、スープにお団子?スープ餃子のようなイメージで入れたりして食します。

料理や好みに合わせて、大きさや形、フィリング(ほうれん草入り、ハーブ入り、きのこ入り等)の様々な種類をスーパーで買うことができます。

意外とお腹いっぱいになるので要注意!

宗教的背景による(ドイツの)金曜日の食事習慣に関しては、以下の記事でもご紹介していますのでぜひ読んでみてくださいね。

ドイツで食べたいドイツ料理7:Klöße/Knödel(クネーデル団子)

©haneusagi.com

ドイツ料理の代表的な一品であるクネーデル団子(Klöße/Knödel)は、特に南ドイツやオーストリアで親しまれています。

この団子(ダンプリング)はジャガイモやパンで作られ、肉料理やソースと一緒に提供されることが多いです。

家庭料理としても愛されるクネーデル団子は、ホッとする温かみのある味わいが魅力です。

呼び名や作り方は地域によって異なりますが、一般的に、ドイツ北部ではクルーゼ(Klöße)、南部ではクヌーデル(Knödel)と呼ばれています。

また、ドイツだけでなく、ハンガリーやチェコ、ポーランド、オーストリア、フランス等の隣国でも、同じような「クネーデル風の団子」があります。

ジャガイモから作られたものや、パンの残り物を丸めて作ったもの、パンとジャガイモ両方のハイブリッド等、色々なクヌーデルがあります。

パンを利用した小麦粉ベースのダンプリング「ゼンメルクヌーデル (Semmelknödel)」 ©haneusagi.com

調理方法は、茹でたり、蒸したりするものが一般的で、モチっとした食感があります。

一番初めにご紹介したザウアーブラーテンの付け合わせの定番でもあり、グレービーソースをからめて食べると美味しいです!

ロマンチック街道の街ローテンブルクで食べたザウアーブラーテンに添えられたクヌーデル ©haneusagi.com

あまり「モチモチ感」が得意でない私は、好みの付け合わせではありませんが、一番最初にご紹介した「ザウアーブラーテン」の付け合わせには、紫キャベツとこのクヌーデルが王道ですし、好きです。

モチモチした食べ物がお好きな方は、ぜひドイツに来たら食べてみてくださいね。

ドイツで食べたいドイツ料理8:Eintopf(ワンポットシチュー)

参照:LECKER.de

ドイツ語「Ein(ひとつ)+Topf(鍋)」をそのまま直訳したような料理が、Eintopf(アイントプフ)というワンポットシチューや、煮込みを意味するこの料理。

ドイツ鉄道に乗って旅するなら、食堂車に座ってコーヒーやビールを飲んだり食事をする機会もあると思いますが、そのドイツ鉄道のレストランメニューにも大抵この「Eintopf」があります。

「シチュー」と一言で言っても、日本のクリームシチューでは無いので、クリームシチューを期待してはいけません。

その日やシーズンによって、具材や味付けが違いますが、大抵のEintopfには、ソーセージとジャガイモ、エンドウ豆やレンズ豆などのお豆などが入っています。

ドイツで食べたいドイツ料理9:Schäufele(ショイフェレ)/Haxe(ハクセ)

参照:Wikipedia

すでにいくつかご紹介しましたが、折角なので、私が住んでいるフランケン地域のお料理を最後にもうひとつ紹介します。

「ショイフェレ(Schäufele)」とは、主に南ドイツ(何度かフランクフルトのドイツ料理店でも見かけたことがあります)の伝統料理で、豚の肩肉から作られる、まるでマンガに出てきそうな「ザ!お肉!」な一品です。

私の住むフランケン地域はこの伝統料理が有名で、発音は「Schäuferla/ Schäufala(ショイフェラ)」のように、少し訛っていますw

ニュルンベルクやバンベルクに行くと、レストランのメニューによく登場します。

フランケン・スタイルの「ショイフェレ(Schäufele)」は、骨付きの肩肉のブロックを塩、コショウとキャラウェイで下味をつけ、さいの目に切った根菜と飴色に炒めたタマネギにダークビールを加え、オーブンで2〜3時間煮込んだ調理法が主流です。

ランチポーションのショイフェレ。ザウアークラウトとクヌーデル添え ©haneusagi.com

骨付きの塊肉ですが、長時間オーブンでじっくりと加熱しているので、お肉がホロっと骨から簡単に剥がれ、皮は黄金色にこんがりと焼けてカリとした食感。

好きな人はきっとハマる料理です。

日本から来たお客さんや友人をレストランへ連れて行くと、必ず他のお客さんが別のテーブルでショイフェレを食べているのを目撃します。

そして、「あのすごいお肉の塊は何!?」と興味津々に質問されます(笑)

レストランでは、グレイビーソースにジャガイモの団子(先ほど説明したクヌーデル)が添えられていますが、それ以外の付け合わせやサイドディッシュは、地域差・お店によって違いがあります。

意外とフランケン地域は広く、地域は「上・中・下」の3エリアに分かれています。

一般的に、ミッテルフランケン(中)ではミックスサラダ、オーバーフランケン(上)ではザワークラウトまたは赤キャベツ煮、ウンターフランケン(下)では、Wirsing(ヴィーシッヒ)と呼ばれるサボイキャベツをペースト状にしたような料理がサイドディッシュとして添えられます。

そして、豚の型肉を使った「ショイフェレ」と似た調理法ですが、豚肉のすね肉(脚部分)を使ったHaxe(ハクセ)と呼ばれる料理もあります。

ハクセも、豚肉をマリネ液やスパイスに漬けた後、長時間かけてローストした塊肉で、お肉はホロホロでやわらかく、皮の部分がカリッと焼かれているのが特徴の料理です。

ショイフェレとハクセの決定的な違いは、お肉の部位の違いですが、それで別名のお料理になるところが興味深いですね。

ベルリンのビアガーデンで食べたシュバイネハクセはボリュームたっぷり。クヌーデルではなく黒パン付きなのが北ドイツ風 ©haneusagi.com

「ドイツらしいお肉料理を食べてみたい!」という方もいると思いますので、ドイツを旅行した際には覚えておいてくださいね^^

ちなみに、ショイフェレの仕込み時にお肉にビールを使うことを書きましたが、バンベルクでは燻製ビールが有名で、黒ビールファンでなくとも、バンベルクの燻製ビールは好き!という女性も多いので、男女問わずビール好きにはおススメの観光地です。

ドイツで食べたいドイツ料理10:Fischgerichte(お魚料理)

厚切りタラに微粒パン粉をつけてカリッと焼いたもの。付け合わせはブイヨン味のポテトサラダ ©haneusagi.com

ドイツにシーフードのイメージは無いかもしれませんが、高級レストランや主に海が近い北ドイツでは、お魚料理もおいしいです。

近年は、ドイツ料理(またはヨーロピアンフュージョン)でも、お魚を使ったメニューはドイツ人にも人気があります。

「ドイツ料理ってイマイチ・・・(美味しくなさそう)」という方もいらっしゃると思いますが、年々レベルは上がっています。

多分ドイツ人に人気の魚トップ3は、サーモン(Lachs)、スズキ(Zander)、ニシン(Hering)←(はねうさ勝手にランキング)

これらの魚料理は、地域差はあるものの、ドイツのレストランで良く見かけます。

また、ドイツではマスや鯉などの淡水魚も食べますし、燻製や酢漬けにされたお魚も人気がありますので、お肉ばかりのドイツ料理に飽きたら、お魚料理も挑戦してみてください。

ドイツの季節の食べ物:春の味覚!Weißer Spargel(白アスパラガス)

義理母の手つくり白アスパラサラダ ©haneusagi.com

日本人も旬の食材へのこだわりや、「季節もの」、「季節限定」等の言葉には弱いと思いますが、ドイツ人も旬の食材にこだわりを持っていると言えます。

初夏にはシュパーゲル(Spargel)と呼ばれる、ホワイトアスパラガス(基本的に白)をスープやサラダにしていただきます。

「ポーションシュパーゲル」には茹でたジャガイモが添えられ、バターソースまたはオランデーズソースが選べる ©haneusagi.com

これらに関しては、過去記事があるので、白アスパラガスに興味のある方は以下リンクから読んでみてください。

ドイツの季節の食べ物:初夏から秋の味覚!Pfifferlinge(アンズダケ)

アンズダケのクリームソースのゼンメルクヌーデル添え ©haneusagi.com

ドイツのアンズダケ(Pfifferling)は、日本では「アンズタケ」として知られるキノコです。

ヨーロッパでは高級食材として人気で、ドイツでも、白アスパラガスの季節が終わり、夏から秋(主に6月から9月頃)にかけての短い期間に収穫され、新鮮なものは市場に出回り、レストランでもシーズンメニューとして人気があります。

アンズダケは、黄色やオレンジ色をしており、名前の通りアンズのような色合いをしています。

また、アンズダケは栽培が難しく、野生でしか採れないため、希少で価値の高いキノコとして知られています。

ほのかな果物のような香りと、やや辛味のある風味が特徴で、肉料理やパスタ、リゾットなど様々な料理に利用されます。

バターやクリームと良く合うんですよね♪

ドイツのレストランでは、バターやクリーム、ハーブと一緒に炒めたり、スープやソースに使われることが多く、特に「Pfifferlingsuppe(アンズダケのスープ)」、「Pfifferlinge mit Speck(アンズダケとベーコンの炒め物)」や「Pfifferling-Rahmsauce(アンズダケのクリームソース)」などが人気のメニューです。

夏の終わりから秋にかけてドイツを旅行する際には、レストランメニューに「Pfifferlinge」の文字があるかどうかをチェックしてみてくださいね!

ドイツの季節の飲み物:秋の味覚の若ワイン!Federweißer(フェーダーヴァイザー)

そして、初秋には初秋の新ワインを意味するフェーダーヴァイザー(Federweißer)も見逃せません。

新ワインはその年に仕込む若いワインで、発酵途中の為、アルコール度数は低めで甘みがあり、ワインが苦手な方にも飲みやすいと思います。

9月初めにドイツのワインの産地を訪れる方は、ぜひ飲んでみてくださいね。

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