こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
チェコが好きで何度も足を運んでいる私ですが、ドイツ側からは少し距離があるため、なかなか訪れる機会がなかったチェコ第二の都市「ブルノ(Brno)」(ドイツから行くとチェコ東部は距離がある)。
今回、急に日程が決まり、やっとブルノへ行くチャンスがやってきました!
ブルノに行ったら、どうしても行きたい場所がありました。
それが、近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエが手掛けた世界遺産「トゥーゲントハット邸(Villa Tugendhat)」。
数年前から夫に「ブルノに行きたい!」と言い続けていたほど憧れていた場所だったのですが……事前のリサーチ不足から、現地で超ショックな大失敗をやらかしてしまいました。
今回は、私のリアルな失敗談をもとに、トゥーゲントハット邸の恐ろしい予約事情と、「初見殺し」すぎる公式サイトの仕様について詳しくシェアします。
これから行く方は本当に気をつけてください!
ホテルのルーフトップで絶望。トゥーゲントハット邸は数ヶ月前から満席!?

急に決まったブルノ旅行だったため、お恥ずかしながら事前予約の重要性を深く考えていませんでした。
トゥーゲントハット邸の公式サイトは時間がある時に度々チェックはしていましたが、事の重大さに気づいたのは、ブルノに到着した当日。
ホテルにチェックインした後にホテルの内部を探索しながらルーフトップテラスがあることが分かり、最上階まで上がってみた時のこと。
そこで、あるドイツ人旅行者と会話が始まり、ブルノ観光の話をしていました。
私が「ブルノでは、絶対にトゥーゲントハット邸に行きたいと思っているんだよね」と話すと、そのドイツ人からこう言われました。
「予約はしてあるの?あそこは何ヶ月も前から予約で埋まっちゃうよ」
その言葉に血の気が引いた私は、慌てて部屋に戻ってパソコンで公式サイトの予約画面を開きました。
奇跡の「残り3スポット」!滞在を1泊延ばして執念の予約

画面を確認すると、案の定、直近のツアーはすべて満席。
はねうさぎ見学ツアーのチケットを予約しないと中を見れない事は知っていましたが、まさかの誤算。
しかし、諦めきれずに何度か画面を更新していると、なんと「90分のツアーが3スポットだけ空いている」奇跡のような表示が現れました!
元々の旅行日程から少し外れていましたが、「これを逃したら一生後悔する!」と思い、わざわざブルノの滞在を1泊延ばして、チケットを執念で勝ち取りました。
「やっぱり私は旅の運がある!」 この時は、そう信じてまったく疑っていませんでした。
翌日の夜にに同じドイツ人にまたもやルーフトップで会い、「教えてくれてありがとう!チケットが運良くとれました」と言ったら「おお、それは、超ラッキーだね!良かったね!」と言ってくれました。
まさかその時は、チケットの種類の複雑さがあるとも知らず…。
ツアー開始で感じた違和感。「60分未満」で終了したツアーの真相

翌日、満を持して憧れのトゥーゲントハット邸へと向かいました。
トゥーゲントハット邸は、ユダヤ人実業家一家の邸宅として建てられましたが、1938年に一家はナチスの迫害を逃れて亡命。現在は修復され、世界遺産として公開されています。

お庭もあると聞いていたので、ツアー時間よりも45分ほど早めに到着。お庭を散策したり、当時の建築計画や邸宅のオーナー家族についての展示を展示室で見学したりして、ツアー時間になるまで写真を撮りまくりました。
1930年に建てられたとは思えない、余計な装飾を削ぎ落とした「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」を体現する美しいモダニズム建築。
外観を見ただけでかなりワクワクしました!
はねうさぎ当時の最先端技術がいたるところに取り入れられた素晴らしい様式で、随時メンテはされてきたようですが、100年近くたった今でも全く古臭さを感じない素晴らしい建物でした。
いよいよツアーが始まり、ガイドさんの説明を聞きながら敷地内を巡ります。
しかし、時間が経つにつれて、私はある違和感を感じていました。
「…あれ?建物の中に入る気配が全くない?てか、いつ内部へ入れてくれるんだろ?」
さらに、ツアーはチェコ語オンリーで、注意事項などのときだけガイドさんが英語で説明。
チェコ語以外の言語背の説明を希望する人にはその言語の説明の紙を配ります、と事前に言われ、私は日本語、はねうさ夫はドイツ語の説明文を受け取りました。
ツアーが進行する中、ようやくエントランスから内部へGO!

「おお~!ようやく中へ入れるのね!」と興奮したのもつかの間…。玄関ホールで説明を聞き、ガイドさんからは「他の部屋や地下へは勝手に入らないでください」との説明がありました(再度めちゃ違和感)。
お部屋を見る事はなく再び屋外へ。
予約画面では確かに「90分のツアー」と書いてあったはず(私の見間違いか、あるいは別の仕様だったのか)。
しかし、ツアーはまさかの1時間も経たないうちにあっけなく終了。
楽しみにしていたあの美しいガラス張りのリビングや、有名なオニキス(縞瑪瑙)の壁がある内部を見ることは一度もないまま、ガイドさんがツアーを締めくくろうとしたのです。
はねうさぎ窓ガラスが大きいので外から中の様子は若干見えるものの…
不審に思った私は、ガイドさんに直接聞きに行きました。
私:「あの、建物の中はいつ入るんですか?私は90分のチケットを予約したのですが…」
ガイドさん:「チケットをもう一度見せてください。あぁ~、あなたのチケットは『Outside(庭園・外観)チケット』ですよ」
『アウトサイドチケット?!』その瞬間、頭が真っ白になりました😨
その場にいたメキシコからの学生旅行者が「正直ここのウェブサイトの予約ページはわかりにくいよね…。このツアーに参加する前に○○時からの内見できるツアーに空きがあると言われたよ。当日でも運がよかったら空きが出る事もあるみたい。受付で聞いてみたら?」と言ってくれ、確認しましたが、すでに売り切れとのことでした。
はねうさぎショックすぎる….
超ショック!「Outsideチケット」は本当に文字通り“外だけ”だった

私が必死の思いで予約し、そのために滞在まで1泊延ばしたチケットは、建物の中には一歩も入れない「敷地内(庭園)と外観+玄関ホールのみを見学するチケット」だったのです。
予約したときは、焦りと興奮のあまり「Outside」という文字を深くチェックしていませんでした。
はねうさぎチケットが取れたという興奮しかなく….
それに90分ものツアーだし、邸宅のガイドツアーなのに屋内を見れないとか、想像することさえありませんでした。
だって、お金を払っているのに外観だけって….チョットイミガワカラナイ…

とは言え、現実は甘くなく、Outsideは、どこまでいっても100% Outside。
数年間憧れ続け、夫を説得し、わざわざホテルを延泊してまでやってきたのに、ガラスの向こう側にある内部を見ることはできませんでした(´;ω;`)
自分の確認不足とはいえ、これまでの旅行の中でもトップクラスにショックな出来事でした。
【怒】勘違いしてもしょうがない!予約サイトの不親切すぎる仕組み

「なんで!?ちゃんと90分ツアーの項目から予約したはずなのに!」
旅行が終わってドイツの自宅に戻った後、悔しさが収まらない私は、改めて公式サイトの予約画面を確認してみました。
すると、驚愕の仕様(というか運用の大問題)が発覚したのです。
トゥーゲントハット邸のツアーは、主に以下の4種類があります。
- Extended tour(90分・内部+技術設備) ←私が狙っていたもの
- Basic tour(60分・内部のハイライト)
- The Villa from the Outside(40分・外観と庭園のみ) ←私が掴まされたもの
- The Brno Villa Trilogy(70分・3つのヴィラを巡るツアー)
問題はここからです。
サイト上で一番左にある「Extended tour(90分)」の項目を開いて空き状況をチェックしているにもかかわらず、その日付に空きがない場合、予約システムは「現在空きがある“ほかの種類のツアー”もすべて同じ画面に自動表示する」という仕組みになっていたのです!
ここが最大の罠!
普通は「90分ツアー」の項目をクリックして探しているのだから、そこに出てくる検索結果はすべて「90分ツアーの空き」だと思いますよね。
しかし、実際には「90分は満席だけど、外観だけのチケット(Villa from the outside)なら空いてるよ!」という別商品が、同じ検索結果のリストにシレッと混ざって表示されるのです。
例えば、以下はトゥーゲントハット邸の公式サイトの予約画面ですが、90分のExtended tour(内部+技術設備)をクリックし、その中から訪問希望日をカレンダーから選択するとチケット情報が表示されます。
ここで私は3スポットが表示され、焦りと興奮の中にいた私は、その別ツアーのタイトル(Villa from the outside)を見落とし、「あ!空きが出ている!」と飛びついてしまったのでした。
以下の画像のピンクで囲った部分に現在3つのツアーチケットと時間、残数が表示されていますが、よ~くみると「Villa from the outside(外観のみ)」と表示されています。

でも、よく考えてみてくださいよ….わざわざこの場所へ足を運んでお金を払ってツアーに参加しようとしている人が、単純に外からだけ見たいと思いますかね…?
はねうさぎ怒りさえ湧いてきます(苦笑)
これは正直、サイトUIの設計に大きな問題があるとしか思えません!(どうか現地運用者に伝われ!w)
【公式】Villa Tugendhat | Tickets & Tours ブルノの世界遺産トゥーゲントハット邸の公式予約サイト👇
それでも美しい、ミースの「Less is more」を体感

しばらくは庭園と帰り道、その後のホテルでもショックを引きずっていました…。
とはいえ、外からみた建物も素晴らしかったし、中に入れずとも、その建築の素晴らしさは堪能できました。
直線を意識した構造、大きなガラス窓、そして周囲の自然と見事に調和する佇まい。

中に入れなかったのは悔しいけれど、この空気感を現地で肌で感じられただけでも、ブルノに来た価値はあったかもしれない、と、自分に言い聞かせました。
【超重要】これからブルノでトゥーゲントハット邸を訪れる方へのアドバイス

私のような悲劇の旅行者をこれ以上増やさないために、これからトゥーゲントハット邸の予約をする方へ、絶対に気をつけるべき鉄則をお伝えします。
- とにかく数ヶ月前に予約を完了させること
大前提として、数ヶ月前から予約が埋まる超人気スポットです。「現地で直前に奇跡の空きを狙う」のは、今回の私のような罠にハマるリスクが高すぎます。 - カレンダー下の「ツアー名(種類)」を死ぬ気で確認すること!
どのメニューから入ろうが、カレンダーの下に出てくる空きリストにはすべてのツアーがごちゃ混ぜで表示されます。
予約ボタンを押す前に、表示されているテキストが本当に「Extended tour」または「Basic tour」(内部に入れるツアー)になっているか、文字が擦り切れるほど確認してください!
「Villa from the outside」と書いてあったら、それは「中に入れないチケット」です。
まとめ|リベンジを誓って、次こそは絶対に内部へ!

念願だったチェコ第二の都市ブルノの旅。
公式予約サイトの不親切な仕様のせいで、憧れのトゥーゲントハット邸の内部に入れないという、まさかの大失敗に終わってしまいました。
わざわざホテルを1泊延ばしたのに…という悔しさはありますが、それも含めて今では忘れられない旅の思い出(そしてブログの強力なネタw)です。
Outside(外観と庭園)だけでも十分に美しかったからこそ、内部への期待はさらに膨らむばかり。
「次こそは、数ヶ月前からサイトの表示を完璧に見極めて、絶対に内部見学ツアーを予約してリベンジする!」
そう心に誓って、ブルノの街を後にしました。
みなさんもブルノ観光の際は、くれぐれも公式予約サイトの「ごちゃ混ぜ表示の罠」に気をつけてくださいね!
【次はどこへ行く?】
チェコには、歴史ある街並みや世界遺産、美味しいビールなど、まだまだ魅力的な場所がたくさんあります。
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