【わが家deごはん】魚卵・燻製好きなあなたへ贈る!欧州生活おうちごはんのヒント

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

海外で生活していると、見たこともない野菜や果物、食べたことのない食品をスーパーや市場で見かけることがあります。

私は今ドイツに住んでいるのですが、先日も見つけちゃいました・・・今回はいつもの【我が家deごはん】の番外編的な感じで、その食材について書きます^^レシピもありますよ。

さて、ドイツ生活今年で5年目に突入しますが、ドイツと言えばソーセージやハムなどの加工肉系は勿論ですが、私の大好きな魚介系は燻製やマリネなどの保存食として販売されていることが多く、海から遠く離れたココ南ドイツのドドドド田舎では、ここ1~2年でようやく生の魚のバリエーションが増えてきたところ。

以前、ロシアンスーパーでイクラやたらこ、日本クオリティのカニカマが買える事はこのブログで書いたのですが、今回は「燻製たらこ」についてリサーチ?!しました。

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そう!ドイツのスーパーに燻製たらこが売っているのを発見したのは良いのですが、食べ方がわからない・・・(汗)

さっそく購入して色々な食べ方やアレンジを試みましたので独断と偏見でレビューを載せます(笑)

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目次

ドイツのスーパーで買える「燻製たらこ」はボリューム満点!そのままおつまみにも

©haneusagi.com

まず、燻製たらこの事をドイツ語で「Kabeljaurogen geräuchert」と言います。または「geräucherte Kabeljaurogen」。

Geräuchert(ゲロイヒャートみたいな発音)とは「燻製された」という意味で、スモークサーモンのパッケージに良く印刷されているのでドイツ語圏に住んでいる方なら問題なく理解できることでしょう。

まだドイツ生活がそんなに長くない場合、なかなか書いてあるタグを読むのに時間がかかると思うので、スーパーのお魚カウンターにあまり人が居なかったら、ディスプレイされている物をひとつずつじっくり見る事をお勧めします。

札に「Kabeljaurogen」と書いてあれば、それは「たらこ」の事(Rogenは塊の魚卵の意)で、大抵は燻製化されています。

また、「Kabeljau(カベルヤゥ/カベルニョンのような発音)」の白身魚の切り身をスーパーで見たことがあるかと思いますが、これは「大西洋タラ」のことで、日本で食べられている太平洋産のマダラとは若干違うそうです。

でも、タラはタラw

ちなみに、「Kabeljau」と「Dorsch」は何が違うの?と、はねうさ夫に質問したところ「同じ魚だよ、言い方が違うだけ」との返答がありました・・・ややこしいぞ!ドイツ語め。

ですので、「燻製たらこ」の事は「Dorschrogen geräuchert」とも言えるわけです。

日本では、たらこや明太子を買って、わざわざ自家製の燻製たらこを作る方もいると思うのですが・・・ドイツならデフォルトで燻製されているので、そのまま切って食べればビールのおつまみに最適です!

結構お腹もいっぱいになるのでスライスする分量は気を付けましょう。

たらこのカロリーは、100gあたり140kcal、糖質は0.4g、塩分量は4.6gあります。

ドイツのスーパーで燻製たらこを見つけたいきさつ

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実は燻製たらこを発見したいきさつは、スーパーのお魚コーナーで、じいぃぃぃっとショーケースを眺めていたところ、以前おそらくロシアンスーパーでも見たような?見た目が何かの巨大な魚卵の塊のようなモノを見つけたので、お店の方に聞いてみました。

※写真はお店の方に許可を取って撮影しました

すると、「Kabeljau」という魚の卵で燻製されているものだ、と教えてくれたのです。

見た目からその食感や風味の想像ができなかったので、ここは「物は試しにまず言ってみる文化」のドイツ。

「買うかどうかわからないけど、試食させてもらえますか?」とダメもとで聞いてみたところ(←めちゃくちゃ図々しいw)、「いいわよ~」と、お姉さんが燻製たらこを薄くスライスして食べさせてくれました(コロナなのに、ありがとう!w)。

始め、「たらこ燻製」という事を頭で理解していなかったので、食べたときの一番最初の感想は「柔らかい!そんなに燻製がきつくない!」というモノでした。

(なんか、たらこみたいな味だなあ・・・)←ガチで理解していないw

「おねえさん、これはドイツでは皆どうやって食べるの?」と質問してみると、「パンに塗って食べるのよ」とこと。

「ほかにレシピは?」としつこく聞く私。

「う~ん・・・パンに塗る以外は知らないわ。でもパンにバターを塗ってこの燻製たらこを塗ると美味しいわよ」と教えてくれました。

なるほど・・・ロシアスーパーに行った時に友人がたらこの缶詰を「ポイっ」と私のかごにおおもむろに入れて「パンに塗って食べると美味しいのよ❣」と言っていたのと一緒か・・・と思い出しました。

【実食その1】ドイツで売られている燻製たらこをパンに乗せて食べる

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さて、お待たせしました!

ドドン!実食そのいち~~~~!です。

黒パンに燻製たらこをスライスして食べてみました。

燻製たらこをまな板に乗せた感じは写真で確認ください。美しいです♪

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まずはバター無しでパンにそのまま乗っけていただきました。

「うまい!」

美味しいです。

でも、たらことバターって相性いですよね?なので、バターを塗った黒パンに燻製たらこを乗せて、食べてみることにします。

ちなみに、燻製たらこには皮が付いていて、そのまま食べることも可能ですが、舌についてちょっと邪魔なので皮は剥いて食べるのをお勧めします。
表面が少し乾燥しているので手で簡単に皮を剥くことができますよ^^

魚卵の独特な臭みには玉ねぎが良く使われるので、紫玉ねぎを乗せたバーションも試食します。

  1. バター無し、燻製たらこスライス乗せ
  2. バター無し、燻製たらこスライス、紫玉ねぎスライス乗せ
  3. バター有り、燻製たらこスライス乗せ
  4. バター有り、燻製たらこスライス、紫玉ねぎスライス乗せ

パンはREWEスーパーに売ってるコレを使用(以下)白より黒パンが合いそう。

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【レビュー】

1~4番、全て美味しい。

個人的にはバターを塗った方がコクとまろやかさが口の中に広がり、美味しく感じました。

玉ねぎの有り無しは好みで分かれそうかなと思います。チリのピクルスを乗せても美味しいかもです。

おつまみ、パーティーの前菜、クリームチーズとも合いそうなので、カナッペ的な感じで気軽に作れるのも手軽でいいですね。

【実食その2】ドイツで売られている燻製たらこをご飯に乗せて食べる

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ドドン!実食そのに~~~~!です。

  1. 白いホカホカご飯に乗せてみる
  2. 納豆に混ぜて白米と一緒にいただく

【レビュー】

柔らかいとはいえ燻製になっているので日本で売っているようなたらこのネトッホロっとしたたらこの柔らかさはありません。

白ご飯との相性は微妙・・・美味しくも無く不味くもないって感じ。

納豆には細かく切らないとうまく混ざらないのと、納豆自体が癖のある食べ物なので、わざわざたらこ燻製を混ぜて食べる必要ないなあ・・・というのが正直な感想です。

実験の為、白米は日本から持参した新潟県産コシヒカリを使用しました。納豆は、いつもお世話になっている「Natto24」さんのオーガニック手作り納豆を使用しました。

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結論としては、たらことは言え、基本的テーマが「和」ではないので、ご飯との組み合わせはイマイチ可もなく不可も無くと言ったところです。

【実食その3】ドイツで売られている燻製たらこを茹で卵に乗せて食べる

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ドドン!実食そのさ~~~ん!です。

茹で卵を1つ使います。それを半分にカットします。

  1. 茹で卵にスライスした燻製たらこをのせて食べる
  2. 茹で卵にスライスした燻製たらことマヨネーズをのせて食べる

※写真はマヨしか載ってないけど後で燻製たらこ乗っけましたよ!

【レビュー】

日本でもたらこの卵焼きがあるように、卵とたらこの相性はいいのでは?と想像し、手っ取り早くゆで卵に乗せて食べてみました。

1も2も美味しいですが、特にマヨネーズ(我が家はQP様を崇拝)と燻製たらこ、茹で卵の組み合わせが非常に美味しかったです!

ネギとかチャイブ、玉ねぎみじん切りを少し乗っけてもアクセントになりそう。

パンに、スライスした茹で卵+燻製たらこ+マヨっていうのもいいかも♥

オススメの食べ方の一つです。

【実食その4】ドイツで売られている燻製たらこをスパゲッティに絡めて食べる

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たらこと言えば、たらこスパゲッティ!という方も多いのではないでしょうか。

たらこスパゲッティは美味しいですよね❣

期待が膨らむこの実食、材料をご紹介します。

ドドン!実食、そのよ~~~~ん!

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【燻製たらこスパゲッティ材料1人分】

  • 燻製たらこスライス+刻み お好きなだけ(スライスは最後のトッピング用)
  • スパゲッティ 100g(今回はEDEKA BIOスパゲッティ使用)
  • バター 10~20g(お好みで調整)
  • ニンニク 1かけ
  • マッシュルーム 2個
  • 塩コショウ
  • 白ワイン 大さじ1
  • 生クリーム 大さじ2
  • ルッコラ 適宜(お好みで調整)
  • 青ネギ小口切り 大さじ1
  • パルメザンチーズ(おろしておく) 適宜
  • チリフレーク 飾り用 適宜(お好みで)

【燻製たらこスパゲッティの作り方】

  1. 燻製たらこをスライスし、3~4枚のスライス以外は細かく刻む。マッシュルームは薄切り、にんにくはみじん切りにし、ルッコラは洗って水けをきっておく。パルメザンチーズをおろし金でおろしておく(粉末使用もOK)
  2. スパゲッティを塩茹でする
  3. 茹でている間にフライパンに、バターを入れてマッシュルームとニンニクを炒め、火を消して粗熱が取れたら白ワイン、生クリーム、刻んだ燻製たらこを弱火にかけておく(炒めすぎ注意!)

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  4. スパゲッティがゆであがったらザルでよく水けをきり、プライパンに投入し、バターを追加し、素早く混ぜて塩コショウで味を決める
  5. 最後にルッコラと混ぜてお皿に盛り付ける
  6. スライスしておいた燻製たらこ、青ネギ、パルメザンチーズ、チリフレークをトッピングして出来上がり!

【レビュー】

これは間違いなく美味しいレシピの一つ。

たらこスパゲッティを作るのとほぼ同じ内容でイケます。

注意点としては、燻製たらこは通常のたらこよりも固いので、たらこの様にクリーミーに混ざりませんから、始めに細かく切っておくなどしておきましょう。

カラスミのような使い方をイメージして、たらこスパの上にスライスだけ乗っけても美味しいと思います!

何も言わずにしれと作って出しましたが、はねうさ夫も完食していました。

【その他レシピ:タラモサラダ】燻製たらこの食べ方アイディア

そんなに沢山魚卵ばかりも毎日食べることはできないので、インターネットで調べてみました。

意外とこの燻製たらこ、レア?な食材なようで、ドイツ語でもロシア語でも英語でもレシピはあまり出てきませんでした。

「ジャガイモと一緒に食べたらどうだろう?日本にもタラモサラダってあるよね」と思い、調べてみると・・・なんと!

「タラモサラダ」ってず~っと日本語だと思っていました(汗)

たらことジャガイモのポテトサラダだから頭文字を合わせて「タラモサラダ」・・・ですよね?!!

ところが、この大西洋タラの魚卵を使って「ギリシャ料理のタラモサラダレシピ」というのが沢山検索結果に出てきました。

ギリシャレストランに行って前菜を頼むと必ず(?!)出てくるあのピンク色のディップをご存知でしょうか。(以下写真イメージ)

参照:Wikipedia

あれ、味が魚卵ぽいなあとは思っていたけど、なんとあれを「タラモサラダ」というらしい。

Wikipediaから引用ですが・・・

タラモサラタ(ギリシャ語:ταραμοσαλάτα / taramosalata、トルコ語ではタラマ:Tarama)は、ギリシャおよびトルコの料理。タラモサラダとも呼ばれる。

タラマ(魚卵の意)とニンニクをパンまたはジャガイモに練り合わせたメゼ(軽食、前菜)である。地中海地方ではもっぱら塩漬のコイやボラの卵を使用し、タラコは代用品である。日本ではタラコとジャガイモを用いてマヨネーズで調味する場合が多く、その語感から「タラコとジャガイモのサラダ」の略と誤認されることも多い。

とのことです!

動画や料理サイトのレシピと作り方を見ると、オリーブオイル、レモン汁、玉ねぎ、ニンニク、たらこ、茹でたジャガイモ、生クリームなどをフードプロセッサーでペースト状になるまで混ぜたものが、正真正銘の「タラモサラダ」だったのです!

いや~、人間、何歳になっても学ぶことがありますねw(無知過ぎた)

なので、この「燻製たらこディップ」もレシピとしては自宅で簡単に作れそうです!

他のレシピは、なんと大胆にそのまま燻製たらこを塊でステーキ(つまりバターや油で焼くだけ)という写真も見つけました・・・さすがにちょっとこれは痛風になりそうなメニューなので、私は挑戦しませんでしたが、美味しいのでしょうかね?!謎

ドイツ生活つまらない?たまにはアドベンチャーも楽しんで

ロックダウンだし、言葉もよくわからないし、友達少ないし、何かドイツ生活で楽しいことないかな~~~!というあなた!

それは私でもあります(苦笑)

でも、ドイツに来て、日本では挑戦したことも無かったお料理を一から手作りしてみたり、自然の中をサイクリングしたり、テラスで美味しいワインを飲んだりと、まったりと緩やに流れる時間を楽しんでいる自分もいるので、できるだけ悲観的にならずに自分の好きな事(私の場合はお料理や食べ物全般の食いしん坊1000%発揮)を見つけていきたいです。

ドイツのスーパーで燻製たらこを見つけたら、ぜひ私の実食とレビューを参考に食べてみてくださいね^^

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