ドイツのアパート騒音問題!ある夜突然脅迫された

ドイツ生活
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こんにちは!はねうさぎです。

以前、「ドイツのアパート生活「騒音問題」について」という記事を書きました。

実は、この「騒音問題」には後日談があります。

今回はそのことについて書こうと思います。

下階の同じ男性から何度も苦情を受ける

以前の記事「ドイツのアパート生活「騒音問題」について」は、2019年3月に書いたものです。

自分では意識していなかったのですが、約1年前なのですね。

タトゥーびっしりの、あのイカツイおにーちゃんから初めて苦情の手紙をいただいた後、椅子やテーブルに防音フェルトを貼ったり、キッチンにおいてある空瓶のケースの下に段ボールを敷くなど、下に音が響かないような工夫をしました。

正直言って、自分たちがそんなに騒音を出しているとは思えないし、DIYもしたりしないし、そもそも部屋の位置がきっちり上下になっているかどうかもわからないので、私達が騒音の原因である可能性はほとんどないとは思いましたが、自分の生活音が知らない間に他人に迷惑をかけていたと考えると、すごく嫌だったので、自分たちのできる限りのことはしました。

たまに建物のエントランスで、そのおにーちゃんを見かけて「その後どうですか?」と質問した時に「大丈夫!(Alles gut!)」と言っていたので、もうこの問題は終わったのだと思っていました。

ところが、昨年も、はねうさ夫がいない時や、他の時にも同じタトゥーおにーちゃんが来て、苦情を言われることが数回あり、私は、ちゃんと椅子やテーブルに防音用のフェルトシールを張ったことや、彼が寝る時間は私達は食事をしてワインを飲んでいる時間なので、テーブルを動かすような音は出していないことを説明していました。

以前話した時は、「Alles Gut!」って言ってたのに、なんだよ・・・と思いましたが。

ある夜突然夫婦団らん中にドアベルが鳴る

クリスマスは実家だったし、年末年始は日本へ一時帰国していたので、2020年に入ってからは、ほとんど家に居なかったのですが、そんな苦情の事を忘れていたころ、コロナ騒動の起こるかなり前に(1月?)、夕食を食べ終わって、はねうさ夫と大好きなワインを飲みながら楽しく会話していると、「ブーーーーッブーー」とドアベルが鳴りました。

夜の20:40過ぎ。

何かの間違いかな?と思うと、まだブッブーーとなっているので、はねうさ夫がドアを開けてみることに。

私はその間食器を洗おうとキッチンへ移動したのですが、夫が誰かと何やら言い合いのようになっています。

「どうしたの?」・・・・と、ドア口へ移動してみると、あのタトゥーびっしりイカツイおにーちゃんが、めちゃくちゃ怒りながら苦情を言っていました。

はにうさ夫は、私達は全く音など出していなくて、きっと他の部屋の音が壁の空間か建物の構造が原因で私達の部屋から聞こえるように感じているだけだ、と説明しようとしましたが、相手は怒り狂っているので聞く耳をもちません。

私が「そんなに言うならテストしてみたらいいじゃない」と提案しましたが、夫が「そんな必要ない。彼はクレイジーだよ」と言ったら「クレイジー?!ハ~?!!!」とさらに怒る、イカツイおにーちゃん。

「同じように眠れないようにしてやりたいから、早朝の3時に呼び鈴を鳴らしまくってやる!!」と私達を脅して戻っていきました・・・。

この騒音の話とは少し話がずれますが、こんな時、よく夫が言うことがあります。

「あ~いう学の無い奴は頭が良いとは思えない。少し考えてみたら、ぼくたちの部屋が彼の部屋の真上に無いことくらいわかるはずだ」。

ちなみに、はねうさ夫だけでなく、私の友達のドイツ人男性は結構こういう言い方をする人が多いです。

もちろん、本人を目の前にして言うわけでは無いのですが・・・。

日本と違い、ドイツの教育システムにより、皆が同じレベルの教育を受けているわけでもなく、またドイツは連邦制を取っているので、州によっても子供の学力が違うと言われています。

確かに、ドイツで高等教育を受けていない人というのは、確かに全員に当てはまるとは言いにくいですが、話し方や職業、身なり等ですぐにわかります。(このおにーちゃんの場合は、窓ガラス?掃除の仕事ということで、特に夫からすると「レベルの低い」人間がやる事、と思っているようです)

なので、ドイツでは、エリートはめちゃくちゃエリートですが、そうでない人のボトム値がめちゃくちゃ低いという事を感じます。

こんな風に考えると、日本は良い国だなあ~なんて思ってみたりもします。

ドイツで他人から根も歯も無いことを言われたらどうするか?

日本でも、こういった同じアパートやマンションの隣人(隣でも何でもなく、下の階に住む人ですが)や住人とトラブルがあった場合、管理会社や大家さんに話すこととなると思いますが、ドイツも似たような感じです。

もし、同じような騒音などの問題で悩んでいる方は、管理会社に相談しましょう。

ドイツのアパートには「ハウス・マイスター」という管理責任者が大抵いるのですが、この方は結局雇われているだけなので、その上と話す必要があります。

はねうさ夫が、「あいつは手を出さなかったけど、あのぶち切れ具合からするとケンカしたかったように思える。でも何も無い状態で先に手を出せば、ドイツでは速攻逮捕となるから我慢してたな・・・」とつぶやいていました。

当たり前ですが・・・こわ!

そこで、はねうさ夫が翌日、管理会社へ電話すると「口頭では受け付けないから、文章にして提出(メールでも何でも)するように」と言われたらしい。

なるほど・・・ここはドイツでした・・・証明書類社会(苦笑)

夫は、「20:30過ぎに夫婦でワインを飲みながら団らん中に、男がやってきて朝の3時に呼び鈴を鳴らし続けると脅された」と書類に書いたらしい。

ちなみに、昨年末頃、アパートの階段やエントランスなどを週に1度清掃会社がお掃除してくれるのですが、誤ってある女性がうちのバックドアから鍵を開けて入ってきたことがあったのです。

うちの部屋はメゾネットになっており、アパートの中が2階建てになっています。

シャワーのあるベッドルームが2階に位置しているのですが、その2階部分が、このアパートの最上階部分になっており、非常用のドアがついています。

その非常用のドアにたどり着くには、もう一つ共通通路からのドアがあり、2回ドアを開けることとになります。

その日は、はねうさ夫が2階でシャワーを浴びて身支度しており、私は1階部分に居ました。

なぜか、夫が女性と話す声が聞こえるので、何だろう????とは思っていましたが、その後夫が「信じられないんだけど、突然掃除の女性がカギを開けて部屋に入ってきたんだ」との事。

夫は、このこともずっとクレームしたいと考えていて(私達が自宅にいたから良いものの、仮に留守で何か盗難にあったら・・・なんてことも考えられます)、タトゥーのイカツイおにーちゃんの兼と一緒に、抗議文を送りました。

「ほら!みて!この僕の文章!!我ながらすっごくエレガントに、良い感じにクレームできたと思うんだよね!」と、文書を見せてくれましたが、もちろんドイツ語さっぱりな私は「ふ~~~~・・・・ん・・・うん、まあ!いいんじゃない!?管理会社の反応を待とう!」と返答しましたw

ドイツのアパート騒音問題、思いもよらない結末が

はねうさ夫が、管理会社へ抗議文を送ってから大分時間が経ちました。

「管理会社から何か言ってきた?」と、質問しても「いや・・・何も言ってこない。今日電話して聞いてみるよ」なんていう会話が繰り返されてきました。

掃除の女性がカギを開けたことに関してはいまだに不明ですが、下階のイカツイおにーちゃんに関しては、昨日意外な展開が待ち受けていました。

現在、外出制限令が出されているドイツですが、家族と散歩に行くことは許されています。

最近とてもお天気がいいし、家にずっといてもビタミンDが不足して鬱になりやすい状態なので、できるだけ外出して日の光を浴びるようにしています。

昨日も、はねうさ夫が散歩へ行きたいと言うので散歩をして、アパートに戻ってくる時に、敷地内にあのタトゥーのイカツイおにーちゃんが。

彼は私達を見ると「Entschuldigung Sie! Entschuldigung Sie!」と連呼し始めました。

どうやら、何か私達に謝っている様子。

めちゃくちゃ感情的で早口、Sワードも連発だったので、全体像しか理解できなかったのですが、はねうさ夫から後で説明してもらいました。

実は、このイカツイおにーちゃんの真上のお部屋の住人(つまり、私達の隣の部屋の住人)と何度か話しているらしい。

その際に、「うちは騒音なんて出してないよ!隣じゃないか?」、「週末はどうせ家にいないからうちじゃない」等、色々なことを、このおにーちゃんに言ってきていたらしい。

それでこのおにーちゃんは、私たちがうるさいのだと信じていたらしいのですが、先日その私たちの隣人が「在宅していない」と言った日に家にいるのを見かけたとのこと。

隣人は、イカツイおにーちゃんを見て、気まずそうに隠れたそうで、イカツイおにーちゃんは、「あいつらが怪しい!」と考え始めたそうです(笑)

で、最終的に「本当に悪かった、ごめんなさい、ごめんなさい!謝ります!」、「握手したいけど、今コロナでソーシャルディスタンスが必要だから・・・できないのが悲しいよ!真の男として、俺のやったことを心から謝るから許してほしい!」と言っていたそうですww

私が「あの人、管理人から私たちからの手紙受け取ったのかな?」と、夫に聞くと、「たぶん、管理人はいまだに何もしていなくて、あの彼も僕たちが管理人に手紙を送ったことは知らないみたいだった」とのこと。

確かに、彼はそんなに賢い方ではないのでしょうけど、自分が間違った事をしたことに気づき、謝ってくれたのは良かったと思います。

以外と真面目・・・・w 真の男だから・・・・ww

少しだけ、ドイツ人が好きになった瞬間でした(笑)

今後、彼が舞い戻ってこないことを祈ります!!!

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