こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
今週は金曜日までずっと雨続きだったドイツ。
ドイツ北部では、洪水などの災害に見舞われている地域もあり、逆にスペインなどのヨーロッパ南部では乾燥しすぎて山火事が起こったりしている地域もあるようです。やはり、異常気象なのか世界温暖化のせいなのか・・・。
金曜日から徐々に晴れはじめ、週末はとっても良いお天気になりました!
ご存知の方も多いかもしれませんが、ドイツ人は晴れの日が大好き!日の光が大好き!休暇やバケーションで行く場所としてもビーチリゾートが大人気の国民たち。
今日はちょっとドイツに来てからびっくりした事も含めてドイツ人の休暇の過ごし方についてお伝えしたいと思います。
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【日光大好きなドイツ人】休日は公園等でゴロゴロ
私はドイツバイエルン州の北部のワイン産地で有名な地域に住んでいます。
ワインのことなどはまた別の時に書こうと思うのですが、この辺には海がありません。
全く泳げない私ですが、海から遠い場所に住むのは結構勇気のいる選択でした。
ドイツに海が無いわけではないのですが、ドイツ北部にしかないので、まず距離的にちょっと海に行って遊ぼう、と言うわけにはいきません。
そう、バイエルン州には海が無いのです。
じゃあ、どこへ行くか?!
ドイツ南部で暮らす人々にとっての水遊びの場としては、まず、湖があります。
そして川があります(笑)
湖の周りを公園のように整備し、トイレやシャワー、着替えるための脱衣所、カフェを併設したような場所が点在しています。
また、その湖の水質などについても看板に表示されていたりするのですが、一見そんなにきれいには見えないんですよね・・・。
以前、アメリカのマサチューセッツ州に住んでいた時は、ボストン北部やケープコッドのビーチへ遊びに行ったりしましたが、湖も結構ありました。
きれいな湖もあって、そこで泳いだこともあり、湖そのものに抵抗があるわけではないのですが、私の今住んでいる近所の湖は、あまりきれいではありませんでした。
また、ドイツ人は人によっては川で泳ぐ人もいます。
ただ、このマイン川と呼ばれる川は絶対きれいじゃないので、かなり抵抗があります。
普通に、見た目は東京の多摩川みたいな感じなのです!
私は雪国育ちですので、川へ遊びに行ったこともあります。
毎年、山奥?!に住む親せきの家に遊びに行って、川辺でバーベキューをしました。
川の場合は流れがあるので、浮き輪のようなものが必須ですが・・・。
でも、この場合は東京で言ったら奥多摩のように上流にあるきれいな川で、魚釣りをしたり泳いだりできるきれいな場所です。
ドイツ人は、肌寒い曇った日でも、ビキニ姿になり、湖で泳いだり、公園や自宅の庭にビーチチェアーを設置し、日光浴したりしています!(驚愕)
一番衝撃的だったのは、特に若者に多いのですが、川や湖に行くわけでもなく、河川敷や公園の芝生の上で水着になり、まるでビーチがそこにあるかのように、読書したり日光浴したりデートしたりしていることです。
若者は、遠出したりしてバケーションに行くのが金銭的にきついのかもしれませんが、ビキニ姿で公園でピクニックデートしている姿には、いつも笑いをこらえるのに必死です。(←はい、完全にバカにしてますですw)
もちろん、たまにトップレスの方(または全裸の方)もいらっしゃいます!
【週末は皆でBBQ】やはりドイツ人はビールにソーセージがお好き?!
週末にバーベキュー!
と、いうことに関しては、ドイツに限らず、アメリカでも日本でも、フランスや他のヨーロッパでも同じかもしれませんが、土曜日の昨日は久しぶりに天気が良かったこともあり、午前中にスーパーへ買い出しに行くと、いつもより大量のお肉セレクションが並んでいました。
また、大抵のドイツのスーパーにはお肉屋さんが入っていて、サラミやソーセージの他、通常のお肉も少量の(または大量の)グラム単位で買ったり、特別なリクエストを受け付けたりしてくれます。(例えば薄めに切ってほしいとか)
そのお肉屋さんで注文するにも長い列が。
私達も、友人からバーベキューに誘われていたので、バーベキュー用にソーセージと、串に刺さっているお肉と野菜のコンボを買いました。
ドイツでは、一軒家の場合はほとんどの方がお庭を持っていて、そこにテーブルと椅子がセッティングされており、天気の良い週末は外で食事をする人が多いようです。
とにかく外でご飯を食べたいみたいです。
レストランでもテラス席はいつも大人気で、テラスに座りたい場合には予約が必要だったりもします。
日本と逆のような・・・(日本人はあまりレストランの屋外で食事をしたがりませんね、日焼けや虫の問題??)。
今週はずっと雨だったこともあってか、久しぶりに晴れたこの週末だったので、近所を歩くと、どこの家でもバーベキュー用のグリルが外に出ており、外でワインを飲みながら家族や友人と食事している姿を見かけました。
ちょっとかわいいですw
冬が長いドイツでは、一時でも日光に当たっていたいのかもしれません。
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【サイクリングや散歩が大好きなドイツ人】休日はひたすら自転車や散歩
※このパートは、2018年6月の段階で書き足しました。
とにかく、ドイツ人はサイクリングや散歩が大好き!
ブラブラ目的もなく歩く(散歩する)ことを意味するドイツ語(Spaziergang)まで存在するほどです。
公園や河川敷などでは、自動車進入禁止のサイクリング用レーンや、歩行者専用の歩道がたくさんあるドイツ。
人々が、サイクリングや散歩を安全に楽しめるような配慮がなされているのは良いことですね。
この、整備された専用パスの効果もあってか、晴れた週末ともなれば、ちょっとした自転車の「渋滞」も見受けられるほどです。
自転車専用レーンは、遠くの街までつながっていることも稀ではなく、20キロ、30キロ~50キロ・・・とひたすらサイクリングを楽しむドイツ人も多いです。
また、日本のシニア層も元気な方が多いですが、ドイツ人シニアもかなりアクティブ!
老夫婦でサイクリングを楽しむカップルも多く見かけるのが、ドイツの興味深いところかもしれません。
実際に、はねうさ夫も、カップルでサイクリングを楽しむことにあこがれていたようで、私が引っ越してくる前から自転車を購入し、一緒にサイクリングをするのを楽しみにしていました。
私にとっては、サイクリングはそんなに楽しいとも思えないので、ちょっと微妙ですが・・・。
また、サイクリングしながら、小さな町を回って、休憩にワインやビールを飲んでいる人も見かけます。(日曜日でもレストランやカフェは開いています)
自動車を運転する場合よりは、自転車のほうがお酒を飲めるっていうわけでしょうか(本当は、アルコール%何ミリ以下と規定があるようですが)、サイクリングの後はビール!っていうドイツ人も多いのではないかと予測します。
また、ドイツ語学校に通っていた時に、日曜日にお店が全て閉まる事に関して「不便」と回答したクラスメートは、アメリカや南米、アジアからの生徒だったのに関して、ドイツ以外のヨーロッパから来ている子たちは「日曜日休みなのは良い事。なぜならば家族の時間が持てる事とお金を使い過ぎずに節約できること」と回答している人が多かった事が興味深かったです。
週末はショッピングや食べ歩きなどへ行ってお金を使いたい日本人の私は、「日曜日はお金を無駄に使わずに良い」と言ったクラスメートの言葉に驚いたのでしたw
文化の違いと言えばそれまでですが、考え方を変えると同じものでも違く見えることが面白いですよね。
ドイツ人の日曜日の過ごし方:日曜日は「何もしない日」
ドイツでは、ほとんどのお店が日曜日はお休みとなることは、以前、ドイツ人はフリーマーケットが大好きである話をしたときに書きました。
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日によっては、道に人が歩いていないことも・・・電車やバスも、平日に比べると運行スケジュールが激減します。
いつもは渋滞する道も車が走っていません!
そもそもは、日曜日は教会に行く日であり、神をリスペクトする日なんだそうです。(by はねうさ夫。しかし教会になぞ行かない彼・・・汗)
だから、掃除機をかけたり日曜大工したり大きな音を立てるような作業は、本来は日曜日にしないのが暗黙の了解のご近所付き合いのマナーらしいです。
正直、始めはこの「何もしない日曜日は意味があるのか?!」と思っていたのですが、思ったより快適で、個人的には良いコンセプトだなあと思います。
ちなみに、日曜日でも観光スポットのお店や一部のレストラン、カフェなどは営業していますので、週末にご飯作りたくないなあ~というドイツ人は外食しています。
なので、天気の良い日は、ほとんどのドイツ人は、サイクリングしたり、湖に行ったり、公園に行ったり、家のお庭で読書したりして過ごします。
私の義理母は、晴れた日に私が家の中でパソコンしたり本を読んでいたりすると、「なんで外でしないの?!」と驚きます。
今朝は、街でコンサートがあり、無料だという情報をゲットしたので、ミニ・オーケストラを聞きに街まで自転車でいってきました。
このミニ・オーケストラは、市民グループで結成されていて、おそらくほとんどの方は何かしら別の仕事を持っていたり、学生さんだったりするようです。
全体的な出来上がりとしては、正直以前私が住んでいた世田谷区の「下高井戸の秋の街角コンサート」のオーケストラの方が数倍上手でしたが、お天気も良く、屋外のロケーションも良く、演奏を楽しむことができました。
ドイツと日本の全体的な休日の過ごし方を見ながらふと思うところがあります。
それは、2016年の国の国内総生産(いわゆるGDP)は、日本は世界で第3位ですが、実はドイツは日本に次いで4位ですが・・・
ドイツでは毎週日曜日は「何もしない日」であり、ドイツ企業での有休取得日が日本よりも多いことや、日本社会での長時間労働や残業時間を考えると、ドイツが日本に次いでGDP第4位というのは生産性の高さを物語っていると思うところです。
日本では今、働き方改革がニュースになることも多々ありますが、働き方に関してはドイツ人から得られるヒントがあるような気がします。
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