ドイツ人は「グーテン・ターク」と言わない?!地域差のあるドイツ語7つの挨拶

[独]ドイツ語 学習Hints

こんにちは!はねうさぎです。

ドイツへ引っ越してくる前に、週に一回3か月だけ、東京都内のドイツ語クラスに通ったことがあります。

もちろん、そんな頻度でリスニングやスピーキングができるわけではありませんが、少しだけドイツ語の知識や単語は頭にはいった(かな?!)と思います。

語学学校では、ドイツ語の挨拶は、必ず「グーテン・ターク!(Guten Tag!)」または「Hallo!」と習いますよね。

ところが、ドイツに住み始めてかれこれ2年の間に、私の住んでいる地域でこの「Guten Tag」と言われたのは、おそらくたったの2回ほど。(それも一度は、ベトナム人)

そう、ドイツ人って実は「Guten Tag」って言っていない・・・。

これは何故でしょう?!
(それは、私の住んでいるバイエルン州って、めっちゃ訛ってるから~(笑)・・・ですが、おそらく、それだけではないですよ!)

実は、日本でも、地域によって、挨拶や感謝の言葉が違うように、ドイツでも、地域によって使われている挨拶の言葉が違います。

では、どんな挨拶が交わされているのでしょうか。

【その1】グーテン・ターク(Guten Tag)

なんだ・・・「グーテン・ターク」って言うんじゃん!

と、思ったことでしょう。

そう、ドイツの中欧から北部にかけてはこの挨拶をする人が多いです。

バイエルン州から車で北上して、テューリンゲン州に入ると、このGuten Tagを聞くことが増えます。

また、ニュースなどでも、Guten Morgan、Guten Abentなど、語学学校で習うおなじみのフレーズを漏れなく聞きます。

でも、南ドイツに住む友人の多くは、この「Guten Tagは、フォーマルすぎる」と言うのです。

だから、カジュアルに挨拶できるほど近しい(親しくフレンドリー?!)雰囲気を持つためにも、このGuten Tagは使いたくないんだとか( ^ω^)・・・なんとなく言いたいことはわかるけど・・・謎!

【その2】モイン・モイン(Moin Moin)

ハンブルクや、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州などの北西ドイツでは「モイン(Moin)」または連呼して「Moin Moin」と挨拶するようです。

Wikipediaによると、元々の語源はドイツ語ではなく、オランダの一部で話されているフリジア語が語源とのことです。

一度だけいう「モイン」と、二度連呼する「モイン・モイン」は使い分けがあるようなのですが、私は南ドイツに住んでいるため、詳細はわかりません。

「北ドイツではMoinが挨拶」というのは、VHSのドイツ語講座でも習いました。

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【その3】ハロー!(Hallo!)

下手したら、Guten Tagよりもドイツ全土で使われているのではないか?と思う挨拶が、この「ハロー!(Hallo!)」です。

Guten Tag!よりも気軽に使うことができ、また、英語の「Hello」とも似ているので、万人に使いやすい挨拶だと思います。

発音としては、スペルが一文字英語と違っているのがわかると思うのですが、英語の「Hello」とは異なって、もう少し「Ha」のアの部分をアーと発音する感じです。日本語の「ア」の音に若干似ています。

【その4】ターハ!(Tag!)またはタヒシェン(Tagchen)

ニーダーザクセン州などで使われている挨拶。

この地域は、Gの音が訛って「ヒ」と「ハ」の間のような喉から乾いた音を出す発音が特徴です。

良ーく聞いていると、そういう喉から乾いた「ッハ!」とか「ッヒ!」という音が多い・・・。
Tag(ターク)が、「タヒ!」とか「ターハ!」という音に近く聞こえます。

もちろん、発音は別として、カジュアルに「Tag!」だけの挨拶をするドイツ人もいます。

【その5】グルース・ゴット(Grüß gott)

グルース・ゴット(Grüß gott)は、バーデン=ブルテンブルク州やバイエルン州の南ドイツで使われている挨拶です。

私が住んでいる地域で「グーテン・ターク(Guten Tag)」を聞かないというのは、これが理由です。

ほとんどの人は、このグルース・ゴット(Grüß gott)を使っています。

特に年配の方はこの挨拶をする傾向が強いように思います。

この「Grüß gott」を直訳すると「神様に挨拶」・・・と捉えて、言葉にするのに気が引ける・・・という日本人にも会ったことがあるのですが、実際には、英語の「God bless you」みたいな感じで、「あなたにとって良い一日になりますように」というような意味合いの方が強いようです。

義理父や家族でお付き合いのある年配の方々は、「Grüß dich」という風に、「Gott(神様)」の部分を「あなたへ」に変えて挨拶してくれる人も多く、私はこの「グルース・ディッヒ(Grüß dich)」が好きです。

※発音的にはGrüßtig (グルースティッヒ)のような感じに聞こえます・・・ずっとただ訛ってるのかと思ってましたが、私が発音を聞き取れていなかっただけみたいです

はねうさ夫とまだ結婚していなかったときに、義理両親を初めて紹介され、その時に『週一回三か月のこん身ドイツ語』を披露?!した私は、「グーテン・ターク!!」と、思いっきり挨拶したのですが、後日、はねうさ夫から聞いたのは「彼女にちゃんとした挨拶の仕方を教えてないのか?!」と、義理父からはねうさ夫が責められた・・・というエピソードがあります。苦笑

バイエルン州では、そのくらい誰もグーテン・タークを使わないという事ですね。

バイエルン州へお嫁に行く方は要注意!!!(笑)

ちなみに、オーストリアでも、この「グルース・ゴット(Grüß gott)」が挨拶として使われています。

【その6】セアヴス(Servus)

バイエルン州でよく使われている挨拶です。

バーデン=ブルテンブルク州などでも使っている人もいるようです。

グルース・ゴットが年配の方が多く使っているように感じるのに対し、こちらは若者同士はもちろん、自転車や散歩ですれ違った見ず知らずの方で「セアヴス(Servus)」を使うシチュエーションが多いように思います。

はねうさ夫も、若いお友達や知り合いには、割とこの「セアヴス(Servus)」を使っています。

Wikipediaの内容を読んだのですが、この「セアヴス」という言葉は元々、ラテン語を起源とし、「奉仕しする人(servant)」または「奴隷(slave)」の語源とのことなのですが、旧オーストリア、ハンガリー、ボヘミア、バイエルン王国の貴族の間でも使用されていました。

なので、南ドイツ以外やドイツ国外でもこの「セアヴス(Servus)」を挨拶で使っている地域もあるそうです。

バイエルン州にきて、この「セアヴス(Servus)」と挨拶したら、かなりネイティブっぽいかも。

ちなみに、別れの「バイバイ」的な挨拶にも同様に使えて便利です。

【その7】ハービディーリ又はハーベデレ(Habidehre/ Habedehre)

バイエルン州でも、国境に近い街、例えばレーゲンスブルク等で、この挨拶をする人がいるようです。

オーストリアの一部でも使われているようです。

元々の意味は、「Habe die Ehre!」(ハーベ・ディ・エーレ)
※英語直訳で、It’s my honor. I have the honorを意味します

これが訛って、「ハービディーリ」に・・・!

いや~~~、びっくりです!

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多様なドイツ語の挨拶

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地域によってドイツ人の挨拶の仕方が違うことを、わかっていただけたでしょうか。

はねうさ夫は、北ドイツに行っても「グルース・ゴット」と言っていて、それも、おそらくわざと言っている様子。

「私たちは今北ドイツに来たんだから、グーテン・ターク!って言うべきじゃない?!」と言うと、「北のヤツラは、南ドイツに来てもGuten Tag!って言うんだから、僕らが彼らに合わせる必要はない」と、ムキになります。

そうそう、人によるのですが、若干、南と北ドイツの人間って、関係が難しいんですよね・・・苦笑

まあ、確かに、東日本出身の私が関西に行って「おおきに~」とか言えるか?って言ったら、言えないですし・・・。

私たちは明らかに外国人なので、特になんとも思われないはずですが、こんなことにならないよう?!、ドイツ全土で使える「Hallo!」と挨拶するのがオススメです!(笑)

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