こんにちは!はねうさぎです。
コロナくんには早めに退場願いたいところではありますが、今週イタリア全土の事実上の封鎖が発表され、ドイツ国内でも感染者数はうなぎのぼり。
ドイツ政府もついに大きな対策に出ました。
劇場でのイベントやコンサートはずべて中止または延期で、ついにドイツ人が大好きなサッカー・ブンデスリーガも無観客試合と言う話もありましたが、1部2部全ての試合が延期と決定されました。
日本でも「無観客試合」と報道されて、日本人ならばすぐにこの言葉の意味が分かると思いますが、ドイツ語で「無観客試合」は何というでしょうか。
「Geisterspiel(ガイスターシュピール)」です。
Geisterspiel(ガイスターシュピール)は、
幽霊、亡霊、怪物、ゴースト等を意味する、「単数形:der Geist(ガイスト)、複数形:die Gaister(ガイスター)」
と、
ゲーム、試合、パフォーマンス、おもちゃ等の意味を持つ、「単数形:das Spiel(シュピール)、複数形:die Spiele(シュピーレ)」
が組み合わさった造語。
つまり、誰もいない状況でスポーツをプレーするという事ですね!
イタリアなどでこの無観客試合が決定された時、ドイツでも報道されました。
前回の「ドイツ語を覚えやすい環境?ウイルスとハリケーンの話」ではないですが、家でニュースを見たり、ネットやSNSで情報をこまめにチェックする機会が増えて、この「Geisterspiel」の文字をよく目に知るようになりました。
ドイツ人にとってもおそらく「新語」の部類に入るかもしれないこの言葉、聞いたら一瞬で意味を理解することができます。
ちょっと面白いですね。
とは言え、あまり役に立たなさそうな単語ばかり覚えてしまう私って・・・苦笑
今回は、このゴーストを意味する「Geister」にまつわるドイツ語をご紹介します。
>>あわせて読む
ゴーストを使ったドイツ語:Geisterflug
Geisterflug(ガイスターフルーク):Geister+ Flug。
先ほどの「Geisterspiel(ガイスターシュピール)」から連想できるかもしれません。
こちらも、コロナウイルスの影響で最近記事になった「ゴーストフライト:ghost flight」のドイツ語版。
Flugは、フライト、飛行の事を意味していますので、「乗客無しの状態で飛行機を飛ばすこと」を意味しています。
私は英語で読んだのですが、EU規定で、乗客無しでも飛行機を8割は飛ばす必要があるため、多くの航空会社が乗客無しでオペレーションを行っている事に対する言葉として、ドイツ語にも存在することがわかりました。
こちらもおそらく「新語」または「造語」として登場したドイツ語であると言ってよいでしょう。
ひとつの例ですが、ニュースの中で使われています。
ドイツ語の記事はこちら>>
ゴーストを使ったドイツ語:Geisterstunde
Geisterstunde(ガイスターシュトュンデ)とは、真夜中の0:00~午前1:00までの時間の事で、最も幽霊やゴーストが活動的であると(ドイツで)言われている時間帯の事。
これこそ、本当に幽霊と関係のある単語です。
Stundeは、時、時刻、時間などを意味するので、分かりやすいです。
この言葉を初めて聞いた時、日本の「丑三つ時」と言う言葉を思い出してしまいましたが、時間が違いますね^^
オバケたちのスケジュールは、お国によって違うのが興味深いですね(笑)
ゴーストを使ったドイツ語:Geisterbahn
Geisterbahn(ガイスターバーン)というドイツ語。
一番イメージしやすいのは「ディズニーランドの、ホーンテッドマンション / Haunted Mansion」と言ったらいかがでしょうか。
屋内のお化け屋敷の中で、小さな乗り物に乗って部屋から部屋へと恐怖体験をするという「楽しいアトラクション」の事です。
ドイツ人によっては、乗り物が無くても歩いて体験するお化け屋敷の事をGeisterbahn(ガイスターバーン)と言う人もいるみたいです。(本当はGeisterhaus??かな)
Bahnは、電車、レール、鉄道、道等の意味があります。
DB(ドイツ鉄道 :Deutsche Bahn)からも想像できますが、お化け屋敷の乗り物にも使われるなんて、ドイツ語は興味深いです。
ゴーストを使ったドイツ語:Geisterfahrer
ドイツ語でGeister(幽霊)を使った単語として真っ先に皆が思い浮かべるのがこの単語でしょう。
「Geisterfahrer(がイスターファーラー:幽霊ドライバー)」。
直訳で幽霊ドライバーを意味するこのドイツ語は、車で運転中にラジオのニュースでよく聞く言葉で、(主に)ドイツの高速道路・アウトバーンで逆走する運転手(または車)のことを言います。
「ドイツのアウトバーンで走行するのが夢!」なんて言う男性が多いと思いますが、その理由として、ドイツの高速道路は基本的に制限速度無し、料金なし!なのです。
ドイツ全土どこまで行っても無料のため、日本の高速道路のように料金所がありませんので、出入り口を間違えて逆走してしまう運転手がいるのです。
勿論、事故にあって亡くなる方もいますし、発見されてその付近が閉鎖され、保護されることもあります。
ドイツのアウトバーンでは、「Geisterfahrer(幽霊ドライバー)」に要注意です!
「幽霊・ゴースト」が使われているドイツ語単語まとめ
「Geisterspiel(ガイスターシュピール)」
「Geisterflug(ガイスターフルーク)」
「Geisterstunde(ガイスターシュトュンデ)」
「Geisterbahn(ガイスターバーン)」
「Geisterfahrer(がイスターファーラー)」
幽霊・ゴーストが使われている5つのドイツ語単語をラインナップしてみました。
コロナウイルスの影響で、耳にしたり目にしたりするドイツ語単語は結構記憶に残るものだなあと、不思議としみじみ実感。
家にいる時間が長くなったけど、真剣にドイツ語をまた勉強しなおそう!なんていう気分にもならないので、こういう豆知識的な単語をちょろちょろ覚えていく方が、私には気楽でいいかもしれません(笑)
>>あわせて読む
コメント