ドイツ語の勉強にも?!家で観たいおすすめドイツ映画

[独]ドイツ語 学習Hints

こんにちは!はねうさぎです。

私の住んでいるバイエルン州では、今週からすべての学校、大学、幼稚園などが休校に、美術館、博物館、映画館、バー、クラブ、プールなども閉鎖、レストランは時短営業・・・等々の措置が取られ、「プチ・ロックダウン」状態です。

すでにイタリアやスペインでウイルスの感染が広まってきた時から、自主的に食材などは多めに買い、自宅「ひきこもり」を自分で決めたため、私は他の方よりも自宅にいる時間が長いことになるのですが、そもそも1人の時間大好き人間だし、インドア派なので、そんなに苦痛ではないです。

とは言え、暗いニュースばかり読んで友達とオンラインでチャットやビデオチャットをしたとしても、時間もありますので、家で映画を見たい人もいるのではないでしょうか。

今回は、ドイツ語の勉強にもなる?!私がオススメする「ドイツ映画」をいくつかピックアップしてみます。(オススメ順不同)

予告編(トレーラー)は、ドイツ語のモノをリンクで貼りましたので、ぜひリスニングに挑戦してみてください。

【注意】
個人的な意見として、ドイツ映画は、歴史・時代物が多く、語学習得やドイツ語勉強と言う意味ではあまりヘルプにならないものも多いので、ドイツ語学習の要素として映画を使ってみたい方は、ジブリ映画のドイツ語バージョンなどのアニメや、Netflixで配信されているドイツドラマを見た方が実用性が高いと思います。

実際、私もドイツ映画を始めはドイツ語で観るのですが、途中で英語の字幕に変えてしまいます・・・苦笑

Good Bye, Lenin! (2003年)

東西ドイツ分断、東ドイツまたは東ベルリンの時代を考えたとき、暗くシリアスなイメージしか思い浮かばないと思います。でも、この「グッバイ、レーニン!」は違います。

東西冷戦が終わりを告げる時代がこの映画の背景となっており、一見シリアスに思えるその状況を、この映画は驚くほどコミカルに描いています。

ダニエル・ブリュール演じるアレックス(主人公)の母が、ある日心臓発作で昏睡状態に陥ってしまい、その昏睡状態の時にベルリンの壁が崩壊してしまうという事態が起こってしまいます。

ベルリンの壁が崩壊した後、母は奇跡的に目を覚ましますが、再び心臓発作を起こさせないために、壁崩壊の大事なニュースを隠すために色々な工夫をします。

少し滑稽でついつい笑ってしまう、ユーモアあふれる映画で、なんだかその時代の事や人間についても色々と考えてしまう作品です。

旧東ドイツが、資本主義の波にのっていくと同時に「Ostalgie(オスタルジー)」~ノスタルジーとドイツ語の東を意味する「オスト」を掛け合わせた言葉で、東ドイツ時代を懐かしむ現象や概念のこと)現象も起こる部分を描いた作品とも言えます。

とっても面白いのですが感動もしてしまう映画です。

●Good Bye, Lenin(ドイツ語版予告編) 

Ballon(2018年)

日本で公開されたか不明なので、とりあえず、「バルーン(気球)」と言うことにします。

1979年、ドイツがまだ西と東に分断されていた時代に、手作りの熱気球で、当時旧東ドイツだった現チューリンゲン州のある村から西側だったバイエルン州へ亡命した2家族の物語で、実話をもとに製作されています。

ベルリン映画祭でも上映され、旅行先で知り合ったドイツ人ご夫婦から「面白いから絶対見た方が良いよ!」とお勧めされたので、観てみました。

実話だし、最後にどうなるのかわかってはいても、2つの家族がどのように計画し、失敗し、追跡が迫っていくのか等、ハラハラドキドキで手に汗がにじんでしまいました(笑)

時代は冷戦時代のものですが、上映は2018年と新しいので世界観や映像に入っていきやすいです。

●Ballon(ドイツ語版予告編)

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Das Experiment(2001年)

日本では2002年に公開され、邦題は「es(エス)」として多くの人に知られています。

私はもともとこの映画はアメリカ人の友人から評判を聞いてみたのですが、本当に人間と言うモノについて考えさせられる映画です。

2010年には、アメリカでリメイクバージョンも放映されました。

この映画の原作は、マリオ・ジョルダーノの小説「Black Box」で、舞台は、1971年に実際にアメリカのスタンフォード大学で行われた「監獄実験」を元にし、ジョルダーノ本人が脚本作成に加わったことでも話題になりました。

実験の内容をご存知ない方のために・・・その実験と言うのは、スタンフォード大学の地下に刑務所の疑似体験部屋を作り、そこで20名の男性を「看守」と「囚人」という全く反対の役割を持つ2つのグループに分け、実験に参加した20名は、それぞれ与えられた役になり切って2週間生活するというものです。

そして2週間後には、その2つのグループを全く入れ替えます。つまり「看守」は「囚人」を演じ、「囚人」は「看守」を演じます。

●Das Experiment(ドイツ語版予告編)

Ich war noch niemals in New York(2019年)

日本語直訳で「ニューヨークにまだ行ったことが無いの!」というこの映画は、ミュージカルに基づいて制作された音楽映画です。

こういう感じの映画がお好きな方はぜひ観てみてください。

主人公のマリアは、事故後に記憶を失い、1つのことしか思い出せなくなってしまいます。

ある日彼女は「私は、ニューヨークに行ったことがない!」と、病院から脱出し、豪華なクルーズ船に忍び込み乗り込みます。

彼女の娘のリサは、テレビキャスターとして成功したキャリアを築き上げており、忙しい毎日を送っていたのですが、母の騒動を聞きつけ、一緒にニューヨーク行きを決心。しかし、リサがクルーズ船の船乗り場に到着すると、乗船前にクルーズ船が出発してしまいます。

母と娘の大西洋を横断の旅を、深く考えずに歌とダンスとストーリーでサッと見れてしまう映画。

ハリウッド映画のヘアスプレーやドリームガールズ等とは少しタイプの違う映画ですが、音楽とダンスがあるので色々考えずに見れるのがいいところ(笑)

マンマ・ミーアが好きならこの映画も楽しめると思います。

●Ich war noch niemals in New York(ドイツ語版予告編)

Kirschblüten HANAMI(2008年)

2008年のベルリン国際映画祭で上映された作品。

ストーリーは、余命宣告を受けた男性ルディが、自分より先に妻を亡くしてしまい、さらに子ども達から冷たくあしらわれてしまいます。

亡くなったルディの妻が、日本にあこがれていたことを思い出し、日本へ行くことを決めます。日本で、舞踏を踊る少女「ゆう」と出会う物語。

おそらく「HANAMI」と言うタイトルに、桜の花の周期と人間のはかなさを重ね合わせているのではないかと感じました。

義理母から強く勧められてDVDも貸してくれ・・・それで見てみたのですが、とても不思議な世界観をもつ映画で、好き嫌いが分かれそうです。

義理母からは「とてもロマンチックで自然や人間の描写が素晴らしいし、ドイツ語の勉強にもなるから絶対見て!!」と大絶賛されましたが、映画自体が割と古いので、「ドイツ人が考える日本・芸者」の描写が微妙・・・という印象は否めません。

1度では消化できていない自分がいますが、個人的には雰囲気は好きです。

日本ではほぼ知られていない映画だと思いますが、ドイツに住む日本人なら見て損はないと思います!

ちなみに、昨年、この映画に続編が出ています!

タイトルは「KIRSCHBLÜTEN & DÄMONEN」。

私はまだ見てないのですが、なんと調べたところ、今年2020年の2月に日本でもDVDがリリースされたようです。

邦題は「命みじかし、恋せよ乙女」。

公式サイトと予告編もありますのでここにリンクしておきます。

亡き樹木希林さんの最後の作品ということで、こちらは勿論日本字幕がありますので、先に「HANAMI」を観てからだと、より理解が深まるかもしれません。

内容や映像も現在版にパワーアップされており、良い感じです!日本語字幕で観たいなww

●Kirschblüten HANAMI(ドイツ語版予告編)

Das Leben der Anderen(2006年)

当時の東ドイツが置かれていた監視社会をリアルに描いた作品で、東ドイツのシュタージ(国家秘密警察・諜報機関)のエージェントであったゲルト・ヴィースラー大尉を主人公としたニューマンドラマ。

2007年に、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した大作で、邦題「善き人のためのソナタ」として知られています。

ヴィースラー大尉がスパイ容疑のあるカップルを監視していく上でのスリルある描写と緊迫感、映画全体を通して人間の権利とは何かを考えさせられます。

お互いを監視する義務があった当時の東ドイツの情勢などに思いをはせると、現在のドイツの生活と比較して深く考えさせられる作品です。

●Das Leben der Anderen(ドイツ語版予告編)

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【おまけ】Steiner- Das Eiserne Kreuz(1977年)

はねうさ夫に「一番好きなドイツ映画は何?」と質問してみたことろ、「ドイツに良い映画なんてない」と、ぶつぶつ言いながら、「あえて言うなら、これかな?」と、バッリバリの戦争映画を持ってきました。

「ドイツ映画じゃないじゃん・・・」と私が言うと、「イギリスと当時の西ドイツの合同制作だからドイツ映画って言ってもいいでしょ?」とのことです。

邦題は、「戦争のはらわた」。。。。すごいネーミング。。。苦笑

私が見る映画とは趣味が異なるので、戦争映画や超アクション好きな方にはオススメできると思います。(私は観ていませんが・・・苦笑)

Wikipediaで見つけたので、そこから抜粋します。

戦争のはらわた』(原題: Cross of Iron)は、1977年に制作されたイギリス・西ドイツ合作の戦争映画。サム・ペキンパー監督作品。

原題の『Cross of Iron』は、ドイツ軍の鉄十字勲章のことである。

また、視点がドイツ軍側になっていることも、それまでの連合軍側視点中心の戦争映画と一線を画する。

第二次世界大戦中の1943年の東部戦線、クリミア半島東隣のタマン半島でソビエト軍と対峙しているドイツ軍のクバン橋頭堡。そこに西部戦線のフランスから、シュトランスキー大尉が志願して着任してきた。プロイセン貴族出身である彼は名誉欲が強い男で、鉄十字勲章を得ることに執着していた。

●Steiner – Das Eiserne Kreuz(ドイツ語版予告編)

なんだか予告編トレイラーも時代を感じますね・・・苦笑

ハリウッド映画にはないドイツ映画の魅力

今回は、ドイツ映画7本(続編入れて8本)をご紹介しましたが、興味がありそうなものはありましたでしょうか?

ドイツ映画というとやはり典型的なものは、歴史的なものが多く、私もそういった映画は結構好きです。

ドイツの歴史や昔の習慣、人の考え方を知ると、ドイツでの生活やドイツ人との接し方も変わってくると思うので、ぜひドイツ映画を観てみてください。

ハリウッド映画のような派手さと明快さはありませんが、人の心にしみわたり、考えさせられる名作が多いのもドイツ映画の良いところだと思います。

また、映像の描写の仕方や俳優さんの持つ者の引き出し方等も、ドイツ人が監督だと、独特の世界観があり、私はそこも結構好きです。

最後に、家にいる時間が長くなっていると思いますが、ぜひ悲観せずに楽しく過ごし、この状況を乗り切っていきましょう!

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