ドイツ語でお疲れ様でした!知っていると便利な4つのセンテンス

[独]ドイツ語 学習Hints
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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

仕事が終わって「お疲れさまでした!」。

部下や同僚がタスクを終了して「お疲れ様です」。

何かの終わりに「お疲れ~」。

友達と会う前の満員電車に巻き込まれ「お疲れ!!」。そして友達としばらくぶりに会って「こんにちは」とは言わず「オツカレ~~^^」。

日本語の「お疲れさまでした」って、結構便利、かつ日本語特有の表現です。

日本語特有の表現ということは、日本人の考え方や、相手に対しての配慮、ねぎらうという文化背景があるように思います。

ドイツではこの言葉に該当するような言い方があるのか疑問に思い、タンデムパートナーに「お疲れ様ってドイツ語でなんて言うの?」と純粋に聞いてみました。

この便利で素敵なフレーズの直訳は、実は、英語にもドイツ語にもありません。

「じゃあ、ドイツ人は挨拶無しで仕事を終えて帰っちゃうの?」と思う方もいるかもしれませんが、タンデムパートナーとの会話で、日本語が意味する「お疲れ様でした」に該当するフレーズが、状況や場面別にあるというディスカッションになったので、今回は「ドイツ語でお疲れ様でした」は何と言うのか、状況別の4つのフレーズをご紹介します。

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ドイツ語でお疲れ様でしたN0.1:Mahlzeit!

みなさん、Mahlzeitって聞いたことありますか?

単純に直訳で「昼食」とか「お昼」という意味のドイツ語です。

発音は、カタカナドイツ語であえて書くと「マールツァイト」となります。ルはL(エル)なのでお気をつけて。

ドイツ人がお昼休みに入る前、ランチ前のあった時、実際にランチを食べる前等に、この「Mahlzeit」をよく使います。

私が以前ドイツの会社で働いていた時に、ドイツ本社へ出張すると、このMahlzeitを言ってる人がいました。

実は、この「Mahlzeit」は、「Hallo」などの挨拶と同様にも使われます。

「え?挨拶って、グーテン・タークじゃないの?」と思う方は以前の記事「ドイツ人は「グーテン・ターク」と言わない?!地域差のあるドイツ語7つの挨拶」を読んでみてくださいね。

はねうさ夫と家族は、この「Mahlzeit」を、昼以外のすべての時に使っていて、始めは「何のことだろう??」と思っていました。

例えば、

【例1】義理両親の家に遊びに行くときも「Mahlzeit~!」:おそらく「ただいま~」とか「来たよー」みたいな雰囲気の挨拶として。

【例2】食事の前に「Mahlzeit~」:おそらく「いただきます~」の雰囲気。

※本来、ドイツ語には「Guten Appetit」という「いただきます」「召し上がれ」のような言葉がありますが、「Mahlzeit」も使われます。

【例3】夕方人が訪ねてきたら「Mahlzeit」:おそらく「やあ~よく来たね」「いらっしゃい~」「お疲れ~」のようなユル~い挨拶の雰囲気。

つまり、マルチユースのスーパー単語!

もちろん、昼だけ使う人が多いのですが、タンデムパートナー曰く、退社時にも、この「Mahlzeit」を言って帰る人が職場でいるのだそうです。

老若男女問わずに使える言葉のようで、はねうさ夫も目上の方にも普通に使っていますが、上司の方の性格や地域性もあるので、「Mahlzeit」が少しカジュアルすぎると感じる上司や同僚の方もいると思いますので、関係性を考慮して使ってください。

もちろん、上司の方から「Mahlzeit」と言われて「Mahlzeit」と返すのは大丈夫だと思います。

とは言え、まさしく、日本のあらゆる状況で使う「お疲れ様」「オツカレ~」等と、同様に使えるドイツ語として、とても便利なので覚えておくといいかもしれません。

ドイツ語でお疲れ様でしたN0.2:Schönen Feierabend!

仕事が終わってねぎらいの言葉として使われる表現です。

ドイツ語カタカナですと「シューネン ファイヤーアーベント」。

英語で言うと「Have a good evening!」のようなイメージなのですが、「Schönen」は、皆様ご存知の、きれいとか美しいとか、良いとか、色々なポジティブな意味合いがあります。

そして、「Feierabend」なのですが、これは独特のドイツ語の言い回しで、日本語にも英語にも存在しないニュアンスの単語かなあと感じます。

意味合いを説明しますと、「今日(の仕事やタスク)は、これで終わり」「今日はここまで終了」といった、活動や就業の終わりを意味している感覚と、「仕事の後の余暇時間」「その日のやるべき事が終わってから楽しむ自分が自由に使える残りの1日の時間」と言った感覚です。

例えば、

【例1】

義理両親と一緒におじいさんの家のリフォームを手伝った時の事。

壁紙をはがしたり、いらないものを捨てたり、お掃除したりして、夕方の5時ごろになりました。

義理母が「はねうさぎ!今日はもうファイヤーアーベントにしよう」と私に言いました。

英語で言うところの「Let’s call a day!」つまり、今日の作業はこれで終わりにしよう!という意味で使っています。

【例2】

私がいつも聞いている「Relax Radio」というラジオ局があるのですが、夕方になると「Endlich! Feierabend」と言って、その後曲が流れます。

つまり、「やっとファイヤーアーベント(の時間)だね!次の曲は~~~♪」のような感覚。

「今日も一日お疲れさまでした。やっと仕事から解放されて自分の時間を楽しめるね!」といったニュアンスです。

「feiern」(ファイヤーン)というドイツ語は「祝う」という意味の動詞です。

なので、「Feierabend(ファイヤーアーベント)」とは、仕事や労働、アクティビティの後にある寝るまでの「余暇の時間(自分の趣味や家族との時間、自由時間など)を楽しむ」といった、どてもドイツ人らしい発想から来ている言葉だと感じます。

「お疲れさまでした!=Schönen Feierabend!」

は、目上の方や自分と立場の同じ同僚や友人、誰にでも使える言葉ですので、ぜひ使ってみてください。

ドイツ語でお疲れ様でしたN0.3:Du hast es gut gemacht!

別のねぎらいの言葉として、毎日の用務が終わった時の「お疲れさまでした~(さよなら~)」いうよりも、大きなプロジェクトやタスクが終了し、「よくやったね!」「頑張ったね!」「すごいじゃん!」という意味合いで使われるフレーズ「Du hast es gut gemacht!」です。

これは、学校で先生が生徒にテストでよく頑張った!などと言うときにも使えますし、親が子供に対して「良くできたね!」と言うときなどにも使います。

英語だと「You did a great job!!」のようなイメージですので、日本で毎日退社の時に使う「お疲れさまでした~!」とは少し意味合いが違います。

部下やプロジェクトチームが成功を収めた、仕事が問題なく完結した時に「Du hast es gut gemacht!」(お疲れ様でした!)と使ってみてはいかがでしょうか。

ドイツ語でお疲れ様でしたN0.4:Vielen dank für ihre mühe!

よく、Eメールやお手紙で見かける言葉「Vielen dank für ihre mühe!」。

英語の「Thank you for your understanding」や「Thank you for your effort」など、相手が何かしてくれたことに対して感謝を伝えるフレーズです。

「Danke für ihre mühe!」でもOK。

私もこのフレーズ、B1テスト準備の時に何度もライティングの練習で書きました(笑)

手紙の書き出しや(返信の場合)、最後の締めくくりに使ったりもします。

mühe(ミューエ)とは、苦労して何かすること、骨折り、努力、苦労、問題、トラブルなど色々な意味があるのですが、この「Vielen dank für ihre mühe!」で、つまり「あなたがしてくれた努力や苦労に感謝します」=「お疲れさまでした」と言えると思います。

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