こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
日本の父の日といえば、毎年6月の第3日曜日です。
しかし、ドイツの父の日は毎年日付が変わります。
しかも、なぜか「木曜日」。
さらに、日本のように家族でお父さんへプレゼントを渡す日…というより、ドイツでは「男の日(Männertag)」として知られており、男性同士でビールを飲みながらハイキングやサイクリングを楽しむ人も多い、ちょっとユニークな祝日です。
今回は、ドイツ在住のわたしの視点から、
- ドイツの父の日が毎年変わる理由
- なぜ木曜日なのか
- 「キリスト昇天祭(Christi Himmelfahrt)」との関係
- ドイツならではの父の日の過ごし方
についてご紹介します。
ドイツの父の日はいつ?

ドイツの父の日(Vatertag)は、「キリスト昇天祭(Christi Himmelfahrt)」と同じ日です。
そのため、毎年日付が変わります。
例えば、
- 2024年:5月9日(木)
- 2025年:5月29日(木)
- 2026年:5月14日(木)
となっています。
そして、この日はドイツ全土の祝日です。
なぜ毎年日付が変わるの?

理由は、「キリスト昇天祭」がイースター(復活祭)を基準に決まる祝日だからです。
キリスト教では、イエス・キリストが復活した日を祝う「イースター(復活祭)」から40日後に、キリストが天へ昇ったとされています。
その出来事を記念するのが「キリスト昇天祭(Christi Himmelfahrt)」です。
つまり、
イースターの日付が毎年変わる
↓
昇天祭の日付も変わる
↓
ドイツの父の日も毎年変わる
という仕組みです。
ドイツのイースター文化については👇


なぜ毎年「木曜日」なの?

実は、キリスト昇天祭はイースターとの関連が大きいです。
なぜなら、イースターは必ず日曜日で、キリスト昇天祭は「イースターから40日後」と決まっているため、その日から数えると必ず木曜日になります。
そのため、ドイツでは毎年「木曜日が祝日」という少し不思議な感覚があります。
はねうさぎキリスト教関連のお休みが多いドイツですが、この「キリスト昇天祭の日」も例外ではなく、ドイツ全土で祝日となります。
ちなみに、金曜日に有給を取って4連休にする人も多く、旅行へ出かける人もかなりいます。
ドイツの父の日は「男の日(Männertag)」?

日本の父の日というと、
- 家族で食事
- プレゼント
- 感謝を伝える
というイメージがありますが、ドイツでは少し雰囲気が違います。
はねうさ夫に、「父の日はどんなお祝いをするの?」と聞いたところ、
「特に今まで何かしたことは無い。男たちが集まって、一日中お酒を飲んで楽しむ日だよ」
という、なんともドイツらしい(?)答えが返ってきました。
実際、この日は男性グループだけで集まり、
- ビールを飲みながらハイキング
- 自転車ツアー
- バーベキュー
- 朝から飲み会
などを楽しむ人をよく見かけます。
日本のように、子どもがお父さんへ感謝を伝える日というよりも、男性同士で楽しむイベントデーという色合いがかなり強い印象です。
ドイツでは普段からビール文化がありますが、この日は特に「男だけで盛り上がる日」という雰囲気があります。
また、この男性グループが楽しむための小道具として、ドイツの父の日でよく見かけるのが、「Bollerwagen(ボラーワーゲン)」と呼ばれるリヤカーのような荷車です。

この荷車に大量のビールや食べ物を積み込み、男性グループで街や森を歩いている姿をよく見かけます。
はねうさぎ朝から、この荷車に大量のビールケースを積んだ数人の男性がおしゃべりしながら家の前を通って行きます(笑)
地域によっては、朝からかなり酔っている人、大声で歌っているグループ、自転車で移動する集団などもいて、日本人から見るとかなりインパクトがあります。。。
そのため、「父の日」というより、「男の日(Männertag)」という呼び方の方がしっくり来るかもしれません。
日本とはかなり違うドイツ文化の内容は👇


「キリスト昇天祭の日(Christi Himmelfahrt)」とは?

「昇天祭」とは、復活したキリストが天に昇げられたことを記念し、祝う日です。
順番としてはこんなイメージ👇
- イエス・キリストが金曜日に十字架にかけられて亡くなる
- 日曜日に復活した事を祝う(イースター)
- イースターから40日目に彼は天に昇り「父なる神」の元に戻る(←キリスト昇天の日)
雲に乗って天に昇るイエス・キリストの姿は、美術や教会絵画の題材となることがよくありますよね。
ただ、キリスト教では「本当に空へ飛んでいった」というより、「神と共にある存在になった」ことを表す象徴的な出来事として考えられているそうです。
ちなみに英語でも、普通の空は「sky」、宗教的な“天”は「heaven」と区別されています。
父の日とキリスト昇天祭はなぜ結びついたのだろうか?

実は、ドイツの父の日がなぜ「キリスト昇天祭」と同じ日になったのかについては、はっきりした定説はなく、いくつか説があるようです。
一説では、キリストが「父なる神」のもとへ戻った日であることから、父の日と結びついたと言われています。
また、昔からドイツには男性同士で野外へ出かけたり、お酒を飲みながら親睦を深めたりする文化があり、それがキリスト教の祝日と結びついて現在の「男の日(Männertag)」のスタイルになったとも考えられているそうです。
特に19世紀の工業化以降は、労働者階級の男性たちの間では、休日に仲間と外出する習慣がが広まり、現在のような父の日の過ごし方へ変化していったとも言われています。
日本の父の日とはかなり違う?

ドイツに住み始めた頃、私は「父の日=家族でお父さんをお祝いする日」または感謝を示す日というイメージを持っていました。
ところが実際には、男性同士で集まってビールを飲んだり、ハイキングやサイクリングへ出かけたりする人が多く、日本とはかなり違う雰囲気で驚いた記憶があります。
もちろん家族で過ごす人もいますが、ドイツでは父の日というより、男の日という感覚の方が近いのかもしれません。
はねうさぎなので、基本的に義理父へ何かするということもなく…気楽で有難いです。
同じ父の日でも、国によってここまで過ごし方が違うのは面白いです。
もしこの時期にドイツを訪れる機会があれば、ビールを積んだ荷車を引く男性グループを見かけるかもしれません。
それが、ドイツならではの父の日の風景です。
とはいえ、ドイツにいるとよく見かける光景である、
- お酒を飲む
- ハイキング
- サイクリング
つまり、「何の日」と、決まっていなくても普段ドイツ人が日常的に集まってやっていることなので、『なんだかなあ』と思ってしまう私は天邪鬼でしょうか(笑)
はねうさぎ理由をつけて集まってお酒を飲みたいだけでは…



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