「英語がドイツ語訛りになったよ」ドイツ移住後やり直し英語独学法

[英語] Listening & Speaking
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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

ドイツへ移住して2年半。

実は移住して半年後に日本へ一時帰国した時に、ネイティブスピーカーの友人達から次々と言われたこの言葉。
「はねうさぎの英語がドイツ語訛りになってるんだけど!(笑)」

そんなにすぐにドイツ訛りの英語になるのだろうか・・・汗

でも、海外旅行に行くと必ず「あなたは何人・・?」的な疑問が湧くらしく、見た目としゃべりのギャップがあるようで良く質問されます。(まあ、見た目もあまり日本人に見られず寂しいのですが)

このドイツ語訛りの原因として、自宅では、はねうさ夫とは英語で話しているのですが、彼、かなり「ざ・ドイツ人がしゃべる英語!」で訛っているのと、付き合い始めのころ私が早口でしゃべると彼が理解できなことが多かったので、彼に合わせた話し方に慣れてしまっていることがひとつ。

また、自分がドイツ語を学習し、耳がドイツ語に慣れてきたこと、ドイツでは英語ネイティブの友達がいないことが原因かなと思っています。

ドイツ生活も、もうすぐ3年・・・。

「その前にドイツ語をなんとかしろよ!」という耳が痛い声も聞こえては来るのですが、私は仕事上、英語と日本語の通訳や翻訳もしている関係で、最低限の英語能力の維持、(できれば)向上には努めたいと思っています。

また、自分の英語力を仕事できちんと使えるレベルまで上げることができたのも、ひとえに長い時間をかけて勉強し、こつこつと努力してきたからこそ。

なので、今まで自己投資した時間やお金を無駄にしたくない、絶対に英語を忘れるものか!という執念のようなものさえあります(笑)

今回は、ドイツに住む多くの日本人から聞く「ドイツ語を勉強すればするほど英語を忘れてしまう」という問題に対して、自分へのモチベーション維持と言い聞かせという意味も含め、独学でできる英語能力維持のコツをお届けします。

もちろん、英語学習中の方にもどうぞ!

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やり直し英語独学法1:英語のYoutubeビデオを見る

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英語を忘れかけている理由としては、大きく2つあるかなと考えています。

1つ目は、英語を聞く機会が極端に少なくなった、または無くなった。

2つ目は、英語しか喋れない英語ネイティブとの会話が減った。

私の場合は、日本にいる頃は、アメリカ、イギリス、スコットランド、オーストラリア、カナダ出身の身近な友人がおり、頻繁に出かけることが多かったのと、仕事上、色々な人と英語でやり取りする機会があり、今のドイツ生活よりも不特定多数の人と英語で話をする機会がありました。

また、こういった人々が周囲にいると、自然と会話の内容も、直近のニュースから映画、本や趣味のアートなどの話題になっていたので、英語ニュースを読んだり見たりすることも多かったのです。

しかし、現在は、夫としか英語でしゃべる機会がありません。

「英語しか喋れない英語ネイティブとの会話」が重要だと思うのは、夫と一緒だと、つい3か国語ミックスになってしまい、お互いに言いたいこともわかるので、難しい表現や単語を使わなくても会話が成立してしまいます。

例えば、「It’s sehr Oishii(とてもおいしい)」とか、「It’s Mendokusai Dinge(それ、めんどくさいね)」等、頭にすぐに思い浮かんだ言語の単語が出てくるのが特徴で、もうめちゃくちゃです。

主人は、長くて言いにくい日本語を省略して言っていて、私もその意味が分かるので、そのまま放置・・・2人にしかわからない会話というか言語?!が作られているのです。

この「英語を聞く機会が極端に少なくなった」、つまり正しい情報のインプット量が減ったという事ですので、これをインプットしなおす必要があります。

そこで、Youtube。

もちろん、CNNなどの英語ニュースをVideoで聞いてもよいですが、Youtubeの良いところは、自分の好きな時間に自分の好きな専門分野や趣味のビデオを英語で見ることができることです。

字幕モードにすれば完璧ではないですが、字幕も見ることができますし、聞き取れなければ何度でも戻って再生することができます。

今では、日英バイリンガルの方のチャンネルもありますし、英語学習・英会話に特化したチャンネルもあるので、選びたい放題です!

>>あわせて読む

やり直し英語独学法2:会話力の向上には音読/シャドーイングが効果的

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「英語しか喋れない英語ネイティブとの会話が減った」ことに関しては、つまり、アウトプットをする機会が減ったという事。

仕事で通訳をすることがあるとはいえ、通訳の場合には瞬発力のようなものや、専門的な知識があるが故に理解できる言葉のニュアンスもあるので、一概に英語能力だけに頼っているわけではありません。

この「瞬発力」を鍛えることと、よりナチュラルな発音で話すための「練習」をすることで、だいぶ改善されます。

このためには、やはり一番いいのはシャドーイングですが、音読だけでも効果があります。

インターネットのニュースサイトを使って自分で声を出して読む、音声ニュースがついている場合には音声を聞いてその後から自分でも同じように読むことが重要です。

以前にもお勧めしているのですが、「VOA」のサイトが良いです。

「VOA」は、Voice of Americaの略で、このサイトの中にある「Learning English」特設ページを学習に使います。

記事の内容は「1分英語」「新しい単語」「経済」「テクノロジー」「カルチャー」などなど多岐にわたっていて、英語学習初心者から上級者まで学習可能なコンテンツを提供しています。

難しい内容、例えば「トランプ大統領、シリア北東部からの撤退表明」などという時事ニュースに関連する高度な単語をゆっくりとした音声で説明するビデオなどもあり、とても便利です。

「VOA」の使い方の1例として:

1. まず、記事についている音声を聞く

2. 次に黙読で記事を読む

3. その後、もう一度記事の音声を聞く

4. 次に声を出して記事を読む(この時、音声の音を思い出しながら、真似しながら読む)

5. わからなかった単語の意味を調べる

6. もう一度音読する

この時、自分の喋りを録音し、冷静にサイトの朗読と聞き比べて、発音がおかしいところを何度も聞いて~話してみて~をきちんと発音できるまで繰り返します。

>>あわせて読む

シャドーイングは瞬発力も鍛えられるのでお勧め!

これで頭の隅っこに追いやられていた単語や言い回し、リエゾンなどを復習することもできますね。

私は、ドイツに来てから「ネギ(わけぎのような)」の英語をすっかり忘れてしまい、日本語で「ネギ」とかドイツ語で「Lauch」とか言っていたのですが、先日友人に会いにボストンまで行った時に「scallion」だった!ということを思い出し、勝手に1人で感動していました。

一度は学び、ちゃんとつかえていた言葉であれば、少し復習・練習するだけで、大分取り戻せると思います。

やり直し英語独学法3:音声以外のインプット方法!英語の本や新聞を読む

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私は割と音から入って記憶に定着するタイプだと思うので、実はあまり読むのは好きではありません。

読み始めたらハマってしまうのですが、毎日継続的に何かを読むことが難しいです。

もし、読書が好きな方は、英語の本を読んでみると良いと思います。「ハリーポッターを原作で読みたい」などと言う方は多いのではないでしょうか?

しかし、インターネットを使えば、日本のニュースを伝える国内英字新聞の「ジャパンタイムス」や「アサヒウィークリー」など、国内の事を英語で読む事もできますし、もちろん、王道の、CNNやガーディアン、ブルームバーグ等、様々な海外メディアのニュースを読むこともできます。

最近は、スマートフォンのニュースアプリもありますから、アプリで興味のある分野のニュースだけを英語で読んでみてもいいですね。

読解力の向上はもとより、英語の語録が自然と身についていきますし、日本語では別な言葉や言い方に変更されている事を、そのまま英語で読んで理解することができるので、時事ニュースやトピックを他の人と英語で話すとき(私の場合は海外旅行で知り合った人と話すときに役立っています)に重宝します。

例えば、現中国・国家主席の「習近平」さん。

日本語では「しゅうきんぺい」と発音しますが、これをそのまま発音しても誰もわかりません。

英語では「Xi Jinping」(シー・ジンピンのような発音になる)さんとなりますので、英字新聞を読むと、こういった違いを理解することもできるのが良いと思います。

他の方の記事ですが、以下、英字新聞の選び方の良い例がありますのでご参考まで。

>>あわせて読む

やり直し英語独学法4:短い時間でもいいので一定期間毎日続けること

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「来月アメリカに出張だ」、「今度カナダに旅行しようと思っている」、「急に通訳を頼まれた」など、今まではそこそこ英語に不安が無かった人間でも、ずっとドイツにいたために、いざ英語を何とかしなければ!と言う場面も出てくるはずです。

ドイツ語訛りになってしまっていようが日本語訛りのままであろうが、少し練習しておくだけで1か月もあればキャッチアップできますよ。

ポイントは、やはり「たとえ少しずつでも毎日やる事」です。

英字新聞も、短い内容で良いので、毎日読む。

英語のYoutubeも毎日15分ずつ見るとか。

先日、日本でドイツ語を教えている方のSNSにこう書いてありました。

担当生徒さんの中には本当驚くくらいドイツ語が「できる」方が時々いて、共通してるのは、
・学ぶのが好き
・ドイツ語が好き
・勉強する時間を惜しまない
かなあ・・・
勉強法を聞くと大概「毎日書いて覚えてレッスンで話して復習して…だけです」と・・・
いやいや、その「だけ」が難しいんだよすごいよ

と、ありました。

そうです。「その毎日書いて覚えてただ復習するだけ」がものすごい力になるんですよね。

そして簡単そうに見えるけど意外とできないのが人間ってもの、そんな簡単なことですらできないのが人間ってもの、です!

英語やドイツ語に限らず、どの語学学習でも言えそうなことだな、と思いました。

以前はすごく英語が好きで、コツコツやる事が苦痛とは思わなかったけど・・・やり直し英語、私も頑張ろう・・・!!

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