絶対知っておくべきドイツ口語表現!ドイツ人が良く使う10の言葉

[独]ドイツ語 学習Hints
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こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

ドイツ語を学校で習っているけど、外出すると全く現地のドイツ人が言っていることがわからない・・・。

そんなお悩みありますよね。

私が住んでいるバイエルン州は、特にドイツ国内でも独特な訛りと表現法があることで有名ではありますが、さらに輪をかけて、私の住んでいるバイエルン州の西北部「フランケン地域」は、これまた独特の訛りがあり、「ハイジャーマン=フランケン」の辞書まで売っているほどです!

さらに、フランケン地域も「上・中・下」と地域がわかれており、この3地域でも同じ単語の発音がめちゃ変わってしまって意味不明!という・・・なんともドイツ語学習したての外国人にはアンフレンドリーな地域でもあります(苦笑)

語学学校に通っていた時も「先生の言っていることは90%以上理解できるけど、実生活になると、人々が何を話しているかほとんどわからない・・・」と悩んでいたのは、私だけでなく、各国から来た若くて優秀なクラスメートたちも苦戦しているようでした。

もちろん、私は今でも実生活では、微妙です・・・・泣

これは、バイエルン州だけに限ったことではなく、ドイツと言う国は・・・ドイツ人と言う人種は・・・その地域性を重要視し、自分の街を誇らしく思う「ご当地大好き人間」がとても多いので、例えば、家族が喋っていることはわかるけど、隣町あたりへ行ったら全くわからない・・・または、ニュースなどのハイジャーマンは理解できるけど、家族の言ってる事は全くわからない(特にお年寄りの方々)!という方は結構いると思います。

こんな、ご当地感満載のドイツですが、学校では習わないけど、テレビでよく聞くよな~、とか、街の若者が良くしゃべってる時にこの言い方使うよなあ・・・という「ドイツ人が良く使う口語表現」がありますので、それを10つピックアップしてみたいと思います。

※口語表現ですので、カジュアルな表現となります。シチュエーションや話す相手に気を付けてくださいね。

では行ってみましょう~~!

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#1. keine Ahnung.(わからない)

「keine Ahnung」、または少し丁寧に言うと「Ich habe keine Ahnung」。

日本語では「わからない」「わかりません」「知らない」のように訳されますが、英語で考えるととてもよくわかります。

英語の「I have no idea」、「No idea」に当たります。

つまり、自分の知識や見解、経験値を超えた質問に対して使う答えで、「ich weiß es nicht.(知らない/わからない)」とは、微妙に違います。

例えば、

私がはねうさ夫に、「ネットが急に使えなくなったんだけど、なんかした?」と質問し、

「Keine Ahnung」と答えられる。

「1990年代にはこの町の不動産価格はXXX~だったらしいけど知ってる?」と質問し、

「Keine Ahnung」と答えられる、

等です。

ドイツ人によっては、この違いをあまり詳しく説明できる人もいず、同じ意味で使っている人も多いようで、ただ単に「keine Ahnung」の方が簡単に言いやすいからとか、自分が「わからない(wissen/ kennen)」という言葉をあまり使いたくないからKeine Ahnungと答える・・・という人もいるようです。

個人的には、なんだかドイツ人が言うと、すっごくそっけなく聞こえてしまうのですが・・・気のせいかな?!

#2.  auf jeden Fall(絶対に・間違いなく・いずれにしても)

はねうさ夫もよく使ってます(笑)

自分の意見にとっても自信がある時や、絶対そうだよ!と言う時に文頭や文中で使われてます。

英語の「Definitely!」に当たるこの言葉は、結構強い意味を持っていますが、ドイツ人は良く使うんですよね・・・。

やはりディスカッションが好きなんでしょうか(苦笑)

ディスカッションではありませんが、例えば、

Auf jeden Fall ist meine Lust auf Abenteuer vorerst befriedigt.(いずれにせよ、とりあえず冒険の欲望は満たされてる)

Bevor wir essen gehen, sollten wir auf jeden Fall einen Tisch reservieren.(食事に行く前に、絶対予約するべきだよね)

Wir müssen uns mal wieder treffen! =>Ja. Auf jeden Fall.(また会おうよ!うん、もちろんいつでも)

Nachdem du nach Hause gekommen bist, solltest du auf jeden Fall deine Hände waschen.(家に帰ったら必ず手を洗うべきだね)

#3. Naja.(う~ん・・まあ・・そうだね・・・)

Nein(いいえ)でもJa(はい)でもない、「Naja」。

意味や使い方はその時の会話によりますが、「自分の特別な意見が無い時」、「そのことについてよくわからない時」、「白黒はっきりしない(させたくない)時」、「ただの相槌」等に使います。

英語の「Well….(う~ん。。。そうね~・・)」に似た意味です。

#2の「auf jeden Fall」とはどちらかと言うと反対の意味合いになります。

Najaとは若干意味が違ってきますが、「Ja und Nein(はいでもいいえでもない)」=「Jein」なんて受け答えをする人もいます・・・ドイツ語、難しい!

#4. Was geht ab?(やあやあ・調子どう?・元気?)

まさしく、英語の「What’s up?」と同じような意味になる「Was geht ab?」と言う表現。

英語にも「Hey, how are you doing?」とか「How’s going on?」とか挨拶は色々ありますよね。

ドイツ語の挨拶「Wie geht’s?」も、もちろん使えますが、こちらの言い方も砕けた口語表現として友人同士の間で使えます。

特に仲のいい友人や、同年代の人で気さくに話せる相手(あまり年配の方は使いません)には、この「最近どう?」「調子どう?」「元気?」のような意味合いで「Was geht ab?」が使われます。

#5. Das passt schon!(大丈夫、OK!)

英語の「It’s ok!」や「Alright」場合によっては「I’m happy」に当たるこの言葉。

「Passt schon!」だけで使われることも多く、直訳だと「ぴったり」という事になるのですが、そこから転じて、

Das ist so ok.

Kein Problem.

のような意味合いで使われます。

例えば、友人と何かを共同で購入して、価格が31.50ユーロだったとします。

「あ、30ユーロしかないな・・・どうしよ?」と言ったら「え?(そんなの)いいよ」と言う感じで「Passt schon」(つまり、1.50ユーロは払う必要ないよ)と言う使い方です。

ちなみに、私の住んでいるフランケン地域では、これが訛って「Bassd scho」となります。

※実はこの方言は「Duden」辞書にも載っているいるという噂

そっけなくこれ一言だけ言われることもアリ、始めは「?!!?!?!?!?」となりましたが、なんだかいい意味で言ってるみたい?と思い、会話の感じからしてかなりポジティブだという事がわかります。

ただ単に「Ja」と言わず、「besser geht’s nicht(これ以上はあり得ないくらい良い)」という意味合いになるため、最高の感情表現、完全な承諾・賞賛、などなどと言えます。

#6. läuft(うまくいってる・もちろん・OK!)

英語の「Everything is fine!」に当たるこのカジュアルな口語表現。

語源は、走る(歩く)、どこかへ行くという意味の動詞「Laufen」から来ているようですが、意味としては「もちろん」「賛同するよ!」「OK!」「うん、私出来るよ!」と言ったような意味でつかわれます。

例えば、こんな言い回しに使われます。

Ja, bei mir läuft es ganz gut und ich bin zufrieden.(うん、すべてうまくいっていて、とても満足してるよ)

Kannst du Deutsch sprechen?=>Läuft.(ドイツ語喋れるの?=>もちろん)

「(調子)どう?」のような感じで単純に「Läuft?」と聞く場合もあります。

#.7 (auf etwas) Bock haben(~に興味がある/したい)

「Der Bock」=「Die Lust」と考えたらわかりやすいと思います。

Bock(ボック)とは、やる気や興味の事を意味しています。

Bockと聞くと想像するのは雄山羊だと思いますが、口語表現としての意味は「空腹」=そこから生じて「興味がある」となったという説があります。

例えば、以下のように使います。

Ich habe Bock auf Bier heute Abend.(今日の夜はビールを飲みたい)

Ich habe voll Bock auf Kino heute Abend.(今日の夜はめっちゃ映画に行きたい)

ちなみに、この言葉は、多くの若いドイツ人男性が使う印象があるので、女性?は使うときは気を付けてくださいね。

#8. Na Klar!(もちろん!)

英語でOf course!を意味する「natürlich」は、良くドイツ語でも使いますし、学校でも習いますね。

でも、ドイツ人が話しているのを聞いていると「Na Klar!」とか言ってます。

Na Klar!の方が驚きを表現して質問した時に「もちろん、そうだよ」っという感じで返事したいときに使われることが多い気がします。

例えば、会話で・・・

「この間、飲んだくれてる人がいて警察が来ちゃったんだよ!」

「こんなところでそんなことが起こるの?!」

「Na Klar!(もちろん、起こるよ!)」

#9. Die Nase voll haben.(うんざり・十分・飽きた)

直訳で、「鼻の中がいっぱいになる」と言う意味のこの言い回しは、よくドイツ人が使います。

英語だと「鼻の中がいっぱい」=「Enough is enough!」

様々なシチュエーションで使えますが、例えば、友人が自分のあまり好きじゃない音楽を大音量で流し続けていたとして・・・・

Ich habe die Nase voll von der lauten Musik!(大音量の音楽にウンザリなんだよ!)

という事ができます。

また、いつも遅れてくる部下に向かって、上司が、

Ich habe die Nase voll davon, das Sie immer zu spät kommen!(いつも遅刻してくる君にウンザリなんだよ!)

または、 同じ朝食ばかりの毎日に対して、

Mama, jeden Morgen Brot und Marmelade. Davon habe ich langsam die Nase voll.(ママ~、毎朝パンとジャム・・・もうそろそろ飽きてきたよ)

という事ができます。

10. Quatsch(っち!・馬鹿げてる・ナンセンス)

最後は、Quatsch(グワッチ)をご紹介します。

※発音は、クとグの間くらい・・・人によって若干差がありますが、私は「クワッチ!」とか「クアッチ」に聞こえます

語学学校に通っているときに、先生が良く使ってました(笑)

はねうさ夫もたまに使いますし、街中や電車でも聞きます。

使い方は、その時のシチュエーションや会話の内容によりますが、例えば、

Guck mal, ein UFO!(見て!UFO!)=>Quatsch.(バカバカしい)

Was soll der Quatsch?(いったいこれは何の騒ぎなの?)

また、学校の先生が良く使っていた使い方は、何かをお話、または説明していて、口が回らなかったり、間違えて別の単語を言ってしまったりして、「あ~私ったらバカバカ」みたいな意味合いで「ach, Quatsch!(っち!)」のように使っていました。

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ドイツ人が使う口語表現にはご当地性がある

「絶対知っておくべきドイツ口語表現!ドイツ人が良く使う10の言葉」いかがでしたか?

住んでいる場所が、バイエルン州なので、少し言葉を精査するのが大変でしたが、何人かのドイツ人、男女に聞いて、汚すぎない口語表現かつ、外国人でも使えそうなものをピックアップしてみました。

もちろん、言い方や、住んでいる地域、話す相手の年齢や職業などにもよりますが、一般的にドイツ全域で使われている言葉です。

「ドイツ人が良く使ってるけど、きちんとした意味や使い方がわからない・・・。」

私も、そんなものがいくつかあり、言っていることはわかるけど、使ったことが無い言葉もあります。

というか、そこまでうまくドイツ語を話せないので、使う言葉だけめっちゃ口語っていうのもね・・・苦笑

学生さんで、友達と話すときや、飲み会やバーで話す言葉としては「アリ」なものが多いと思いますので、ぜひ友達同士で遠慮なく話せる相手がいれば、こんな言葉があったな・・・と、思い出してみてくださいね。

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