ドイツに移住して8か月。現在のドイツ語力とオススメ教材をご紹介

ドイツ語の辞書

こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。

今週からドイツ生活9か月目を迎えたので、自分のドイツ語力の現状分析をしつつ、私が実際にドイツ語教材として活用しているものをご紹介します。

ぜひ、ドイツ語学習に役立ててみてください。

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目次

ドイツ移住8か月:まずは現在のドイツ語力を自己分析

2017年の7月にドイツに来てから早8か月が過ぎましたが、ドイツ語学校のVHSへは去年の10月から通い始めています。(つまり、ドイツ語を勉強し始めてから5か月だよ!という言い訳をしたい・・・笑)

語学語学校へ通い始めて5か月が経ち、現在はB1レベル(A1~A2の初級コースを修了)のクラスに突入したのですが、まず自分のドイツ語力を冷静に分析してみたいと思います。

【聞き取り】
・ほぼできない。ネイティブの日常会話はほとんど聞き取れない。
・なぜか隠語だけが聞き取れるというレベル・・・苦笑
・テレビや映画はほとんど理解不可能。
・天気予報は画像の助けもあってか、なんとか理解できる程度。
・買い物の時にレジの人に「いくらいくらです」と合計金額を言われるが、いつも数字が聞き取れない。(ドイツ語の場合は、1の位の後に10の位を言うので:例えば28ユーロなら、8と20ユーロという言い方)

先日は、スーパーで買い物していたら近くにいたおばちゃんが何か言っていたので「???」という顔をしたら、もう一度言ってくれて、それは何とか理解できました。

また、トラムの中で若い男性に話しかけられ、「Wie bitte?(え?何ですか?)」と返したら、即座に英語に切り替えられ同じ内容を質問された・・・。ちーん。

【読解】
・街の情報誌程度なら単語を予測して読むことが可能。
・中学生程度向けの本を読んでみようと挑戦したが、頭がくらくらしてきて3ページで挫折。
・ALDIなどのスーパーマーケットに置いてある旅行チラシ(薄い冊子になっている)を見るのが日課。旅行関係のものは写真も掲載されていて、まあまあ理解できる程度。
・新聞は、カルチャー的な軽い内容のものであれば単語を予測して、多少文章を理解できる。
・レストランのメニューが大分早く読めるようになってきた。

【ライティング】
・正直、パソコンやスマホを使用すると、なかなか自分で長文を書くことが無い。そのため、テスト対策として出される手紙の筆記宿題などはいつも簡単な文章をつなぎ合わせてなんとか書いている状態。
・E-mailなどは、フォーマルとカジュアルな内容で書き出しやしめくくりの言い回しが決まっているが、まだ完璧にそれを覚えられていない状況。
クラスメートとのWhatsAppグループチャットでも、翻訳機能をつかってSMS送信している。いけないなあと思いつつ、文明の利器の誘惑には弱い。

【スピーキング】
・スーパーやパン屋での買い物がスムーズにできるようになってきた
・レストランで注文、清算ができる
・クラスメートとの会話が途切れないようになってきた(かなりブロークンジャーマンですが)

ドイツ人の夫がいると言うと、必ず突っ込まれるこのスピーキング。

「いやいや、うちは英語で会話してますから!」というと、「え?(ドイツに来て大分経つのに)いまだに英語で会話してるの?」とか言われることもしばしば。

言うほど簡単な事ではないのですよね。

パートナーとの良いリレーションシップを作るには、コミュニケーション能力が不可欠。ほとんど話せないドイツ語で何をしろというのか。

ただ、ドイツに来た始めのころは、英語で注文していたパン屋やスーパーのお肉コーナーでは、きちんと定冠詞der・die・dasの使い分けを理解して注文できるようになってきたのを実感できるのは良いことかなと思います。

買い物やレストランでの食事はほぼ困らない。ただし、「今日のお勧めは?」等の込み入った会話はできません~

ドイツ移住8か月:現在B1クラスを履修!一気に学習する単語量が増えた

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B1コースを終了したら、移民が必ず受けなければいけないB1のテストがあるのですが、授業の内容が徐々に、そのテストに向けた準備や練習に向けられています。

B1レベルの定義としては、「明瞭な通常のドイツ語であれば、仕事や趣味や生活など日常的な事柄についてのドイツ語の発言や文章が理解できます。

例えば、旅行中に出会うさまざまな出来事に対して、必要な対応ができ、また、自分の経験や夢・希望・目標などについて話すことができます。

さらに、自分に身近なテーマあれば、意見を述べたり、その論拠を説明したりできます」(by ゲーテインスティチュート)というもの。

授業で使っているテキストの内容も、ドイツの食事・食文化と自国の食生活や文化を比較して意見を述べるようなものがあったり、仕事を探すシチュエーションだったり、政治やドイツの歴史だったりして、難しいのですが大切な内容のものが多くなったと思います。

ただ、B1クラスになってから一気に単語の量が増えました。

政治、歴史に関しては、特定の名詞も多く登場するため、なかなか覚えられません。

単語だけでなく、新しい文法も学びながらなので覚えては忘れ、忘れてはまた覚え・・・・そしていつも忘れる、という繰り返し。あ~、昔から暗記ができないのよね、困ったもんです。

唯一の救いは、勉強している内容がとても興味深いこと。

例えば、今は歴史のチャプターなのですが、1989年にベルリンの壁が崩壊したのは、日本人の私達も学校で習った(またはリアルタイムでテレビで見た)と思うので、知らない人はいないと思うのですが、個人的に、なぜ人々はベルリンの壁が崩壊するのを知っていたのか?という疑問がありました。

なぜなら、壁の崩壊を知って皆壁に向かって歩いたわけですから。

それがやっとわかりました。

1989年の11月9日の19:07分に、テレビでプレスカンファレンスの様子が突然映し出され、「近いうちに東西ドイツを分けていた壁が開く」という発表があったそうなのです。

私はもっと詳しく知りたかったので、夫に質問し、その日のテレビをYoutubeで探してもらい、一緒に見ました。

プレスカンファレンスで「近いうちに東西ドイツを分けていた国境が開く」と発表した人も、紙に書かれていることを読んでいただけなので、書いてあることを信じていないような印象がありました。

記者から「いつ開くのですか?」という質問に対し「・・・今日」と。(笑)

実際に、発表があった11月9日の21:00に国境が開いたのですが、テレビ放送を見た多くの人々が壁に向かったので、国境が開いた時には東西見知らぬドイツ人たちが抱き合い、キスをして喜びを分かち合った、ということでした。

また、世界で初めての実用的なガソリン動力の自動車を発明し、妻のベルタ・ベンツと共に「メルセデス・ベンツ」の基盤を築いたCarl Benz(カールベンツ)という人についても、知らないことだったので、とても勉強になりました。

このカール・ベンツさんは、自動車エンジンの設計者だったのですが、設計に関しては天才的だったのに、シャイな性格で、実際に長距離乗車を成功させたのは妻のベルタさんだったとか。乗車して問題点を見つけ出し、改良設計を夫に依頼する等、夫婦がお互いの才能を補い合って会社を発展させたことは興味深いなあと思いました。

ちなみに、この世界初の長距離自動車ドライブのコースを参考に作られた「ベルタ・ベンツ・メモリアルルート」というものがあり、ドイツ観光街道の一つとなっています。(マンハイムからベルタの生まれ故郷プフォルツハイムまで)

ドイツ語の勉強はイマイチですが、内容は面白いです!(笑)

オススメのドイツ語WEB教材でドイツ語を勉強

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ドイツ語学習に役立つWEBマテリアルをご紹介したいと思います。

現時点でまだ初級~中級レベルですので、上級の方の参考にはならないかもしれませんが・・・。ご参考まで。

ドイツ語おススメWEB教材:Youtube「Learn German」でドイツ語も英語も?!

これは英語ができる方に限られてしまうかもしれないのですが、(または、英語とドイツ語両方勉強したい!英語でドイツ語を勉強したい!という方にはオススメ)個人的にはわかりやすいし、しゃべりもゆっくりなので、ほぼ毎日見ていました。

結構気に入ってます。

レベルは、A1、A2。

「体のパーツ」「バスルームの単語」など文法以外のレクチャーもあり、興味のあるものを選んでみることができるのが良いです。

例えば、こちらの動画Common Mistakes in Germanは、um, im oder amのプレポジションの違いを説明しています。

ドイツ語おすすめWEB教材:NHKラジオ講座「まいにちドイツ語」

リンクはこちらから

海外にいると、すべてのNHK語学講座を利用できるわけではないので、ストリーミングで聞くことができる「まいにちドイツ語」がオススメです。

クリアーなドイツ語なので聞き取りやすいし、自分で反復して言ってみたりできるので、ちょっとした言い回しの練習にもなります。

実生活は訛りなどもあるので、なかなかこうはいかないですが、学習用としては良いと思います。

ドイツ語おススメWEB教材:DW(Deutsche Welle)

ドイツ語学習者の間では有名な「DW」。

ドイツのニュース情報を発信するだけでなく、ドイツ語学習者向けの「LEARN GERMAN」のコンテンツが充実しており、初級から上級までのレベルをカバーしています。

公式サイトはこちらから。

私はこのサイトの中の「Nicos Weg」というショートストーリーがお気に入り。

スペインから来たNicoという青年が、空港で荷物を無くすところから物語が始まります。

1つのビデオは2分程度なので、隙間時間にも見ることができるし、ドイツ語の字幕もついているのでわかりやすいです。

物語の内容も面白いので、私は一気にA2まで全部見てしまいました。

DWのアプリをダウンロードすれば、スマホからも見ることができます。

パソコン上では、各ビデオのパートに設けられている練習問題で、文法や単語の練習もできるようになっています。

ドイツに来て、すぐにいきなりここまで会話力が上達するのか?!というクエスチョンは残りますが、そこは深く考えずにビデオを楽しみましょう(笑)

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