日本人はパンの作り方を知らない?!パンにまつわるお国柄の違い

私達カップル
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こんにちは!はねうさぎです。

はねうさ夫は温厚な性格で、何に対してもあまり文句を言ったりディスったりしないのですが、ある時おもむろに「日本食もおいしいし、食べ物は全体的にレベルが高いし、日本人の食に対する情熱もわかったけど、パンだけは話が違う」と言い始めました。

「日本人はなんでも上手に作れるけど、パンの作り方を知らない」とまで言い始めました。

今まで何度も日本に来ているのに突然言い始めたのには少し驚きました。

日本のパンは白くて柔らかい

私は朝食を作りません。

パン、ヨーグルト、フルーツ、コーヒー・・・頑張っても卵料理です。

つまり、買ってきたものですべて賄っています。朝は昔から大の苦手で、頭も体も機能していないからです。

はねうさ夫も「朝は君、死んでるよね」と大小判を押してくれました!苦笑

なので、ドイツにいる時は夫が朝食を準備してくれるのですが、日本にいる時は私が何かしなくてはいけません。

はねうさ夫は、私が働いているので気を使って、スーパーのパンコーナーに売っているアップルパイで良い、と我慢してくれていました。

私は勝手に、アップルパイが好きだからアップルパイを選んでいると思っていたのですが。汗

ある時、両親が住んでいる雪国へ遊びに行った時の事、弟家族が地元でも人気のベーカーリーからパンを買ってきてランチに食べました。

彼らは自分の好みのパンを把握していますが、私たちのことまではわかりません。

ただ、はねうさ夫は割となんでも食べるので、お腹いっぱいになりそうなサンドイッチをお願いして買ってきてもらいました。

はねうさ夫は出されたものを黙々と食べていて、何も言いません。

「どう?」と聞くと、「It’s OK.(大丈夫)」とのこと。

後でわかったのですが、この時のサンドイッチに使われていた白くて柔らかいパンに憤慨していたらしい・・・。

日本では一般的に白くて柔らかい、モチモチとした触感のパンが好まれると思います。

実際に、海外で生活している日本人で、住んでいるところではなかなか日本のパンが買えないので、自分でパン作りまでしている人もいます。そのくらい、日本のパンが恋しいということなんですよね。

なのに、その白くて柔らかい日本のパンを全否定。

日本に売っているパンはバリエーションもいろいろあるし、どちらかというとフランスパンを日本人好みにアレンジしたパンが多いような印象ですが、はねうさ夫はフランスのパンもおいしいけど、日本のものとは違う!と納得しません。

ドイツは世界屈指のパン王国

ドイツのパンというと、酸味が強くずっしりとした黒パンや、プレッツェル(これもパンの一種です)を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実はドイツは、パンの種類も豊富で大型のパンでも300種類以上、菓子パンや小型のパンを含めると1500種以上のパンがドイツ国内だけで存在していると言われています。

一口にドイツパンと言っても、さまざまな種類があるということですね。

また、はねうさ夫によりますと、日本同様ドイツと言っても東西南北地域性が濃く、パンの種類も地域性を反映したものや、ご当地パン的なものもあるとのこと。なので、彼の試算では3000種類くらいのパンがあるに違いない!とのことなのです。

また、パンの図鑑によると、「ドイツでは小麦粉とライ麦の配合の割合の違いによっても名前がついており、小麦粉の割合の多いものから順に「ヴァイツェンブロート」「ヴァイツェンミッシュブロート」「ミッシュブロート」「ロッゲンミッシュブロート」「ロッゲンブロート」の5種類に分けられます。

更に粉の挽き方によっても呼び方が変わる事から、ドイツ人のパンに対する強いこだわりは、このような細かい部分からも感じ取る事ができると言えるでしょう。」とのこと。

ドイツ人のパンに対する情熱はガチすぎますねー!

つまり、ドイツ人にとって噛みごたえの無いふわふわした白いパンは、パンじゃないーーー!!と言いたいようです。

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ドイツのホテルに泊まると朝食のパンの種類が多い

彼の話を聞いて、初めてドイツのホテル(私の場合はホステル・・・くわしくは「海外旅行での宿泊場所、ユースホステル利用のススメ」をどうぞ)に泊まった時の感動を思い出しました。

ドイツで初めて泊まったホステルは、ニュルンベルクにある古城をリノベーションしたホステルでした。

ドイツのホステルには大抵無料の朝食がついています。

通常、ホステルの無料朝食というと、あまり期待でいない内容なのですが、パンとハム、チーズの種類の多さに驚いたのを覚えています。

私は朝食を気に入ったので、朝が弱いにもかかわらず、おいしい朝食を食べたい一心で、頑張って早起きしていたので思い出しました。

もちろん、これが、ホテルレベルになると、もっと豪華です。

友達のドイツ人によりますと、ドイツ人は朝食を重要視するのだとか。

確かにその友達のご両親の家に泊まらせていただいた時に、素敵なテーブルセッティング(ゲストがいたからかもしれませんが)に、様々な種類のパンとハムとWeißwurst(白ソーセージ)とフルーツが準備されていました。

そして家族でお祈りをします。

ちなみに、白ソーセージは、バイエルン州の伝統的なソーセージで、朝しか食べないそうです。(泊まったおうちは、南バイエルン地域でした)

また、白ソーセージの皮は実は食べないらしい!!普通に皮ごと輪切りにして食べていたので、恥ずかしかったです・・・

伝統的な皮の剥き方というのもあるらしく、お手本を見いせてもらいましたが、私はそこまでナイフとフォークを器用に使えなかったので(指を使ってソーセージを押さえてはいけないそうです・・・滑るんだけど!)皮をむいてもらいました。

東京もそうですが、世界中の大都会ではこのように、家族と過ごす朝食の時間というのはほとんど無いと言ってよいと思います。(うちだけ?)

なので、私は驚いたとともに、とても贅沢な時間をいただいているのだな~と感動しました。

ドイツパンのおいしい食べ方

ドイツパンは、もちろんそのまま食べても美味しいですが、ドイツ人はジャムやチーズをつけて食べることが多いです。

はねうさ夫のご両親の家に行くと、必ず朝食のテーブルにはホームメイドのジャムが2種類でてきます。

ドイツ人は、常にジャムを常備しているようですが、パンと一緒に食べるハム・サラミやチーズも冷蔵庫に常備しています。

また、ドイツには、「Brotzeit(ブローツァイト)」と呼ばれるサンドイッチのような軽食のようなおつまみのような食べ物があります。(調べたところ、どうやらバイエルン州の料理のようです)

これは、直訳すると「Bread time(パンの時間)」を意味していて、イメージ的には、ワインのおつまみに出てくるようなパンのスライスとハムやサラミ、チーズ、ピクルスやオリーブの盛り合わせプレートに近いと思います。

Brotzeitプレートはこんな感じ
Paulaner-Brotzeit-Platter1.jpg

料理のできないはねうさ夫の得意料理の一つが、このブローツァイトです。(っていうか切って皿に盛りるだけじゃん!)

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私個人的には、ドイツの黒パンにバターをたっぷり塗って、そこに塩気のあるハムやサラミを乗せて食べるのが大好きで、お勧めの食べ方です!

バターの代わりにクリームチーズでもすごくおいしいです!

黒パンの酸味とずっしり感に、クリーミーなバターやクリームチーズとハムの塩気が最高に合うのです。

でも、私は日本の白くてふわっとしているパンも好きですし、フランスパンも大好きです。

正直、アメリカにいる時も、そんなに何も思いませんでした。(というか、日本とアメリカのパンは若干似ている気もします)なので、はねうさ夫の表現には納得がいきませんが、ドイツパンがおいしいのは事実です。

ドイツに来たならぜひお試しあれ!!

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