こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
カザフスタンの国民食である「ラグマン(Laghman)」。
ラグマンは、中国の西安より西部の地域や、私たちが旅行したカザフスタンとウズベキスタンをはじめ、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、中国・新疆ウイグル自治区など、中央アジアで広く食べられている麵料理です。
つまり、カザフスタン以外の場所でも食べる事ができるのですが、お店や家庭によって様々な味があり、日本でいうお味噌汁や肉じゃがが料理する人によって違うことを考えてみると想像できると思います。
今回は、カザフスタン最大の都市アルマトイでおススメのラグマン食堂をご紹介します。
ラグマンって何?何料理?どんな味?
ラグマン(Лагман、Laghman)は、中央アジア全域で広く食べられている手延べ麺(または麺料理)で、中国がルーツであるとされています。
小麦粉を塩水で練って伸ばしたものを茹で、羊肉や牛肉、野菜、チリ、パプリカを炒めてトマトペーストで味付けしたものをかけていただきます。
焼きうどんのように炒めて汁気が無いものをボソラグマン、スープの無い具だけのものをギュロラグマンと言います。
ウイグル語ではランマン(ﻟﻪﯕﻤﻪﻦ / ләғмән)、中国語では「拉条子」(拉條子 / 拉条子、ラーティアオズ、lātiáozi)もしくは拌面(バンミェン、bànmiàn)、ドンガン語ではлүмян(リューミエン、捋麵 / 捋麺 / 捋面)。by Wikipedia
カザフスタンは中国と国境を有していますし、アルマトイからもウイグル地区は近いので、納得してしまいまいました。
ラグマンの中細麺は、うどんとはまたちょっと違った触感で、昔給食であった「ソフト麺(これ知っているあなたは凄い!)」に味が少し似ている気もします。
これに、トマトベースの汁と具をかけていただくのは何とも不思議な感覚。
ソース(汁?)は、スパイシーなラグマンからマイルドなラグマンまで色々あるのでお好みのラグマンを見つけるのも楽しみの一つですね!問題は胃が一つしかない事・・・w
アルマトイで一番おいしいラグマンと言う噂の「ラグマンハナ・ウルムチ(Лагманхана Урумчи)」食堂
ラグマンを求めて三千里!
「今日はラグマンを食べたい!」と思い、ふらふらしながらひたすら街を歩いてラグマンを食べれそうな地元のお店を探して偶然見つけたのがこちら「ラグマンハナ・ウルムチ」食堂。
英語:Lagmankhana Urumchi、カザフ語:Лагманхана Урумчи
ウルムチと名前についているのでもしかしたらウルムチ風?ウルムチ出身のオーナー?なのかもしれません。
お昼時だったという事もあり、お店の中は満席!
4人座り席に1人で食べていた男性がいたので、お願いしてテーブルをシェアさせていただくことにしました。
そのくらいの人気店。
あれよあれよと人が入っていくし、出てくる人に聞いたら「GOOD!」を指で作ってジェスチャーしてくれたのでここで食べる事にしました。
周りをよく見ると結構なボリュームがあったので、きゅうりのサラダとラグマンの2つを注文し、はねうさ夫と2人で分けて食べました。
価格は2つとお水2本で3500テンゲ(約1125円)でした。
例えば、女性1人だと完食するのは厳しいボリュームかもしれません。
正直、メニューが読めなかったので、隣の男性と同じラグマンを注文w
キュウリのサラダ(ガーリックタレw)は写真が付いていたので指差しで注文。
英語は若干単語で通じる程度でした。
周りを見ると、焼きラグマンを注文している人、ソースと麺を別盛りにして注文している人、汁だくを注文している人など様々で、なおかつお肉も羊なのか牛肉なのかわからない(笑)
カザフスタンでは、多くの人がイスラム教なので豚肉のメニューは多くないですが、市場に行けばもちろん購入することは可能です。その辺は、カザフスタンと言う国は寛容だなあと感じました。
ボリュームたっぷりなのにリーズナブルな価格なので、地元の方に愛されている食堂という印象でした。
一組だけ西洋人のカップルが座っていたので、観光客もチラホラ来るのだと思います。
オシャレなカフェやレストランは、場合によっては東京同等かそれ以上の価格設定なので、このような地元民に愛されているリーズナブルな食堂はお勧めです!
ラグマンの種類が豊富なアス=カザン・ゴーゴリャ(Ас-Қазан)食堂
ラグマンハナ・ウルムチからほど近い場所にある「アス=カザン・ゴーゴリャ」食堂も人気があります。
英語:As-Kazan Gogolya、カザフ語:Ас-Қазан
レストランと言うよりこちらもカジュアルな食堂といいうかカフェというか。
ラグマンの幅広いメニューがあり、きのこと豆腐のラグマン、などのベジタリアンラグマンもあり、プロフ(Plov)もあるのでラグマン以外のお料理も楽しめます。
期待以上にキノコ料理があるのもアルマトイの良いところ♪
テラス席もあるので外に座って食事をすることもできます。
ラグマン以外の麺メニューも豊富「Lanzhou noodle(Lanzhou кафесі)」食堂
ラグマンを調べていて見つけたレビューで評判のいい、ゼリョンン・バザル(グリーンバザール)から近いお店。
中国の「蘭州市」中華食堂というコンセプト。
いわゆる見た目がラーメンに似ている汁物に麵が入っている「牛肉煮込み麺」のようなメニューから、ラグマン、マンティ、ピザなどいろいろなメニューを提供しています。
おすすめメニューに、「蘭州スタイルケバブラグマン」という卵麺に隠しスパイス入りの炒めたお肉が乗っている他のお店では食べれないラグマンもあり、中華風の混ぜ麺なのかな?と予想しています(以下写真。美味しそう!)
そして、麺はすべてお店の手つくりでスープの辛さも選べるようです。
ホームページを見たところ、生クリームとチーズを使った「創作ラグマン」もあるらしく、ちょっとパスタソースの様なラグマンを味わうこともできるようです。
価格は例えば、ギュロラグマン、選べるサラダ、パン、ドリンクのセットで3200テンゲ(約1030円)、きのこと牛肉を使った「モグル」は、ラグマン(麺)かご飯かを選ぶこともでき、2240テンゲ(約720円)と、良心的。
日本の食堂価格くらいだと言う感じがしますね!
アルマトイは中央アジアの都市とは言え、色々なレストランが楽しめる大都市(内陸なのに魚介類もドイツのド田舎より充実w)で、「数日の滞在で十分かな?」と思っていた私は、いつかチャンスがあればまた訪れたいと思っています。
Lanzhou noodleのホームページでメニューを確認できます。
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