こんにちは!はねうさぎです。
久しぶりのブログ更新となりました。
というのも、東南アジアへ旅行に行っていました。
行先は、ラオスとミャンマー!
途中で経由地として、タイのチェンマイに2泊しました。
18日間と言うキツキツのスケジュールの中、公共交通機関があまり整っていないこれらの国をミニバスやタクシーで移動すること合計2200km以上!(フライトを除く)
青森市から鹿児島市まで約2000キロですから、それ以上を陸路で移動したことになります。もちろん、新幹線や電車などありません。
夜行バス3回、フライト1回と、移動に時間をとられ、案の定風邪をひいてしまうという体調の中、ミドルエイジ
40代にはなかなか過酷な環境でしたが、無事にドイツに戻ることができ、楽しく興味深い旅行だったと思っています。
今回は、まず、ざっくりとした旅程と移動ルートをご紹介し、後日街の詳細をアップしていきます。
東南アジア旅行を計画中の方のご参考になればと思います。
ドイツからタイ経由でラオスへ入国
東南アジアへは、日本からだと直行便が飛んでいる都市も多く、色々なルートを計画できると思うのですが、私が今住んでいるのはドイツ。
ドイツからラオスへの直行便は2019年時点では就航していません。
また、価格面も考慮しないといけないので、シーズンや旅程を綿密に計画しました。
行きはフランクフルト国際空港から、何とプーケット~バンコク経由という2ストップで、ラオスの首都・ヴィエンチャンまで飛びました。
フランクフルトを夕方出発し、ヴィエンチャン空港に到着したのは夕方5時半ごろ。
沈んでいく夕日を窓越しにうつろに眺めながら送迎のミニバンに揺られ、市内のホテルに到着し、街で夕食をとりました。
ドイツの出発時間とラオスへの到着時間、両方ともに無理が無くて良かったと思います。
帰りは、ミャンマーのヤンゴン国際空港から、タイのバンコク経由でフランクフルト国際空港に夜19:00過ぎに到着しました。
ラオスは、5~6年前からずっと行きたかった国のひとつで、ようやく願いが叶い、体は疲労困憊していましたが、心は静かに興奮していました。
首都のヴィエンチャンと、旧市街地は世界遺産にも登録されているルアンパバーンは絶対に外したくなかったのですが、そのほかにどの町へ行くのかは、ラオスに到着してから決めることにしていました。
結果として、日程にあまり余裕が無かったので、ヴィエンチャンからルアンパバーンへ行く途中に位置している、自然が美しくユニークな地形を持つ「ヴァンヴィエン(Vang Vieng)」という街に立ち寄りました。
ラオスのルアンパバーンからタイへ陸路で入国
ラオスのルアンパバーンからタイのチェンマイまでは、陸路で入国する計画を立てていました。
はねうさ夫は、メコン川を利用して船でラオスの国境近くの街まで行きたかったらしいのですが、船移動の情報がルアンパバーン市内ではあまり無く、最低でも1泊2日かかるということで、夜行バスで国境近くの村フアイサーイまで行き、到着した時点でその村に滞在するか直接タイまでノンストップで行くか決めよう、ということになりました。
この夜行バスが色々といわくつきで・・・苦笑
バスの中は土足禁止で靴を脱ぐ必要があり、さらに変わったデザインの小さな柵で囲われたようなボックスタイプの2段ベッドがレイアウトされているという奇妙な夜行バス。
始めは「バスのリクライニングシートと違って横になれるしラッキー!」なんて思っていたのですが、小柄のラオス人サイズの柵ベッドは、めっちゃ狭くて微妙でした。
こんな感じ↓
ドライバーを含む3人の乗務員は、イヤホンなしで各々好きな音楽をスマホで大音量で聞いているし、乗客はラオス人ばかりで英語は通じないし、何かにおいのするものを車内で食べているし・・・とにかく「夜行バス」なのに全然寝れる環境が整っていない!!苦笑
最悪のシチュエーションでした。
はねうさ夫は、この夜行バスのラオス~タイの陸路越えを、後日「torture trip(拷問旅)」と命名してました(笑)
いつもは元気なはねうさ夫が、今回の旅ではすぐに風邪をひいてしまい(その後私に移されるのですが)、この夜行バスの時は体調MAX悪かったらしいです。
結局、ラオスのフアイサーイには朝の6時半ごろ到着したのですが、街には何も見るところがなさそうだったので、タイのチェンマイまでストレートに行くことにしました。
イミグレーションを通過して、タイの国境の街・チェンコーンからバスでチェンマイまで行きたかったのですが、次のバスの空席が無く、その次のバスに乗ったらチェンマイ到着は20:00とのこと。
はねうさ夫は、この夜行バス「拷問旅」から逃れたくて、チェンマイの4つ星ホテルを予約していたので、できるだけ早くチェンマイに着いてホテルでゆっくりしたかったらしく、もっと早い時間にチェンマイに到着する方法が無いのか係の人に聞いてみたところ「チェンラーイまで行けば、1時間毎にチェンマイまでバスが出ているから、チェンラーイまで行って、バスを乗り換えたらどうか?」と提案されました。
即座にチェンラーイまで行くことにし、朝9:30発のバスに乗り込んで、チェンラーイに12:00前に無事に到着。
ところが・・・!!
チェンラーイ~チェンマイ行のバスはすべて満席とのことで、16:30までチケットは完売していると言われてしまいました。
チェンマイ到着予定時間は21:00過ぎ・・・泣
4時間半もチェンラーイで時間をつぶす気にもなれず・・・。
そこで、私たちは強硬手段に出ることにしました。
そう、初めてのジョージア旅行の時にやってみた「プライベートタクシーを交渉して、他の旅行者を探し、一緒にタクシーをシェアする」という手段です。
まずは、ドライバーを確保する必要があります。
通常は「タクシー?タクシー?!」としつこく外国人観光客にタクシー乗車を交渉してくる現地ドライバーでも「チェンライまで行きたい」と言うと「あっちにバスのチケット窓口があるよ!」と、200kmの長旅には付き合ってくれそうもありませんw
(チェンマイから戻る必要もあるしね)
私達は、まずチェンマイまで行ってくれるドライバーと価格交渉をし、確保しました。
次に、チェンラーイのバスチケット窓口の前でスタンバイし、欧米人の旅行者に片っ端から声をかけて、同じ時間にチェンマイへ行く人たちを探し、説得するという方法です。
5~6組の2人連れ旅行者に声をかけた後に、運よくアイスランドから旅行に来ているというカップルに遭遇し、彼らもできるだけ早い時間にチェンマイに到着したいということで、4人で約200キロ・4時間半のタクシーの旅が始まりました。
ちなみに「タクシー」と言っても、軽トラックの荷台にベンチと簡単な屋根がついているだけの乗り物で、この荷台に座って4時間半の間、高速道路?!を駆け抜けるという移動方法でした。
私たちはアイスランドへ行ったことがあり、彼らも日本とドイツへ旅行したことがあるということで、話も弾んで楽しい移動となりました。ただし、砂ぼこりが凄いので、東南アジア旅行ではマスクかハンディタオルで鼻と口をカバーした方が良いですね。
過酷な移動でしたが、無事に17:00前にチェンマイに到着することができました。
この移動で知り合ったアイスランド人のカップルもそうですが、イタリアやアメリカ、チェコ等(もちろん日本の方とも!)いろいろな国から旅行に来ている人たちと色々な話をする機会があり「これも旅行の醍醐味だよな~」と強く実感します。
これだから旅行はやめられない!(笑)
タイのチェンマイからミャンマーのマンダレーまでは空路で移動
ラオスのルアンパバーンからタイ経由でミャンマーへ行く計画を立て、その際に、タイからミャンマーまでの陸路入国はリスクが大きいのではないかということで、タイのチェンマイからミャンマーのマンダレーまで「バンコクエアウェイズ」という航空会社を利用しました。
「タイからミャンマーまでの陸路入国はリスクが大きいのではないか」というのは、私は日本国籍で2018年よりミャンマービザは免除と聞いているが詳細情報は不明な点、はねうさ夫はドイツ国籍のためビザが必要だが、陸路入国のルートやイミグレーションの情報が少なく、リスクを冒したくないという理由です。
※ちなみに、ラオス、ミャンマーともに日本のパスポートを持っている方はビザなしで入国可能でした。
ドイツ人は両国ともにビザが必要です。
はねうさ夫は、ラオスはアライバルビザ、ミャンマーへは事前にEビザを申請していました。
(2019年11月時点の情報です。滞在日数や目的によって状況は異なりますので、正式な情報は大使館などで調べてください)
フライト時間は1時間ちょっとだったのですが、食事まで出たりしてバンコクエアウェイズのサービスはなかなか良かったです。
食事は、こんな感じ↓
海老焼きそばとフルーツって日本人にとって嬉しいですよね^^白ワインも頼んじゃいました^^
●バンコクエアウェイズ公式サイト(日本語)
http://www.bangkokair.jp/
一応、国際線扱いになりますので、空港へは時間に余裕を見ていきましょう。
アジアのどの国とも違う!ミャンマーで訪れた4か所
ミャンマーは、訪問1か国目のラオスよりも国土が大きく人口も多いのですが、GDPで見ても実際に行ってみても、まだまだ貧困国であると言ってよい国です。
ある人は「30年前のタイ」と言っていましたが(私は30年前のタイに行ったことが無いので比べようがないのですが)、とてもユニークな国だと感じました。
数年前まで水道電気が無かった街も多く、今でも水道水の普及が無い場所もまだまだ多いのだとか。
冷蔵庫というものが存在していなかったミャンマーの料理は、揚げ物や油で煮ると言ったような調理法の料理が多く、食事は結構脂っこかったです。
そんな素朴でユニークなミャンマーで訪れたのは、以下4か所。
・マンダレー(ミャンマー第二の大都市)
・バガン(3000以上もの寺院施設がある世界遺産の街)
・インレー湖(水上村や「首長族」などの少数民族が暮らしているユニークな地域)
・ヤンゴン(旧首都でミャンマー最大の都市。多くの日本企業も進出)
ミャンマーは州によって表情が全く違うので、この4か所は旅行者にとって代表的な訪問先ではありますが、どの場所も見どころがあり、また雰囲気も違ってとても良かったです。
現地人の笑顔も素敵!!
また、ミャンマーは長い軍事政権の時代があったため、その間はちょっとした鎖国状態だったので、色々な意味でアジアの近隣諸国に比べると遅れを取ってきた国と言っても過言ではなく、民主化にかじを取ってからは、日本をはじめ外国資本企業や投資が増え、急成長中です。
特に、ヤンゴンは日本人も多く(現地在住者)、建設中の建物もあり、急成長中であることを肌で感じました。
そして、ミャンマー人で超有名人と言えば、1991年にノーベル賞平和賞を受賞したミャンマーの政治家であり指導者であるアウンサンスーチーさんでしょう。
ミャンマー人からの人気も伺えました。
ミャンマーへは、先ほども書いた通り、タイのチェンマイから飛行機でマンダレーまで飛び、マンダレーから世界遺産に登録されているバガンまで船で移動、バガンからインレー湖まで夜行バスで移動、そしてインレー湖から大都市ヤンゴンまで、これまた夜行バスで移動しました。
東南アジア3か国の全旅程一覧
※地図は車で移動としてGoogle Maps上で作成したものですので、若干実際のルートとは異なる場所があります
【ラオス】
ヴィエンチャン(1泊)~ミニバス移動~
ヴァンヴィエン(2泊)~ミニバス移動~
ルアンパバーン(2泊)~夜行バス(1泊)移動~
【タイ】
チェンマイ(2泊)~飛行機移動~
【ミャンマー】
マンダレー(1泊)~船移動~
バガン(2泊)~夜行バス(1泊)移動~
インレー湖(2泊)~夜行バス(1泊)移動~
ヤンゴン(1泊)
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