【2019年版】ニューヨークのメトロポリタン美術館へ行ってきた

こんにちは!はねうさぎです。

ご無沙汰しておりました~。

友人の不幸があり、急きょアメリカ東海岸に行っていました。

ボストンは、私の第二の故郷!

ブログでボストンについてお伝えできる機会があればしたいと思いますが、まず今回は、ニューヨークにあるメトロポリタン美術館へ行きましたので、最新情報をレポートしたいと思います。

>>あわせて読む

メトロポリタン美術館について

IMG_7968.JPG

© haneusagi.com

世界3大、いや4大美術館?!とも言われる、ニューヨークのメトロポリタン美術館。

「メット(The Met)」の愛称で呼ばれており、私がニューヨークへ行くときには必ず訪れる場所のひとつです。

メトロポリタン美術館は、古代エジプト美術はもとより、ヨーロッパの宗教画からファッションや現代アートまで沢山の絵画、彫刻、インスタレーション等の美術品を鑑賞できる美術館です。

日本語のオーディオガイドもあります。

欧米美術品だけでなく、中国や日本を含むアジアンアート等、世界中のアートを楽しむことができます。
そのコレクションの数は何と300万点以上といわれています!

ニューヨークが誇る、いや、アメリカが誇る素晴らしい美術館と言ってよいでしょう。

すごく驚くのは、この美術館は、政府(国家)や王族によって作られたのではなく、開館当時から、すばらしい芸術作品を共有又は保存しようという強い意志を持った寄贈者たちによって、個人的に収集されたコレクションであり、それは創立以来変っていないポリシーであることです。

ある意味、アメリカ人の懐の広さを奥深さ、もちろんそれなりの資金を有していた人達による寄贈ではあるものの・・・いや、素晴らしい!

敷地も広く、2016年の統計では、700万人の来場者が訪れたという美術館で、2018年には、メトロポリタン美術館が書住する3つの施設を総合して、690万人が訪問。

世界中のコレクションを所蔵しており、1日ですべてのコレクションを鑑賞することは不可能です!

ですので、訪問の際には2~3日に分けるか、1回で見たいものだけピンポイントで廻るかのどちらかになります。

常設展は、古典古代と古代エジプトの芸術作品、ほぼすべてのヨーロッパの巨匠の絵画と彫刻、およびアメリカと現代の芸術の広範なコレクションで構成されています。

モネ、ピカソ、ルノワール、ゴッホ、レンブラント等をはじめとする抽象画家はもちろん、素晴らしい彫刻や写真、モダンアートも展示されており「これ、美術の教科書で見たよね?!」という作品に多く出くわすのもザラです。

2016年3月に、The MetはアッパーイーストサイドのマディソンアベニューにMet Breuer museumを開設しました。ここは、元々ホイットニー美術館だったマルセル・ブロイヤー設計の建物を「The Met Breuer」として新たに開館させ、近現代美術の強化を図るとしています。

アメリカは2年ぶりでしたが、ニューヨークのマンハッタンは、ほぼ4年ぶりでしたので、新しく「The Met」になってからの最新情報をお伝えします。

メトロポリタン美術館の入場料

IMG_7989.JPG

© haneusagi.com

だいぶ、自分の浦島太郎感がいなめないのですが、以前の「メット(The MET)」は、「自分が納得のいく料金を支払う”pay as you wish”」というシステムでした。

なので、正直、まじめに入館料を支払ったことはありません。

いつもごった返していて、料金の支払いに館に関しても、イマイチよく把握していなかったというのが現実です。

ただ、2016年3月1日よりMetでは、ノン・ニューヨーカーに対しての”pay as you wish”の入館料を廃止し、ニューヨーク・ニュージャージー居住者ならびに州の学生たちに関しては、まだこのシステムを導入しています。

不明ですが、資金繰りが大変なのでしょうか・・・。

私達、海外からの外国人は、大人25ドルを支払う必要があります。

この25ドルは、「メット・ブロイヤー」と「メット・クロイスターズ」という2つのMETの別館にも共通で入場が可能です。

メット・ブロイヤーはMET本館から徒歩圏内(5~10分ほど)に位置しており、モダンアート作品を展示しています。また、中世ヨーロッパの修道院の様式で建てられた「メット・クロイスターズ」は、マンハッタンの北部にあります。(クロイスターとは、修道院の意味です)

「メット(The MET)」本館の入館チケットで、この2つの別館にも入館が可能です。チケットは連続した3日間有効なので、数日間に分けで本館や別館を訪問するのがオススメ!

実際に、私は、「メット・ブロイヤー」でチケットを購入したのですが、「メット(The MET)本館にも入れることを今回知り、「メット・ブロイヤー」から徒歩圏だったので、そのままメットに行きました。

「メット・ブロイヤー」は、主に現在美術作品と特別展示を行っています。モダンアート作品があまり好みでない方は、「メット・ブロイヤー」に行く必要はないかもしれません。

現在は、2~3階フロアのみの展示ということで、あまり長い時間の滞在は必要なかったため、見学の後少し休んで、すぐにMETへ行きました。

【メット・ブロイヤー(The Met Breuer)】
火曜~木曜: 10:00 am – 5:30 pm
金曜と土曜: 10:00 am – 9:00 pm
日曜日: 10:00 am – 5:30 pm
月曜休館日

●公式ホームページ
https://www.metmuseum.org/visit/plan-your-visit/met-breuer

また、ニューヨークのシティーパスも使えます。

詳細は、City pass NYのサイトをご覧ください。
https://www.citypass.com/new-york

メトロポリタン美術館のセキュリティーチェック

IMG_7977.JPG

© haneusagi.com

今は、アメリカならずとも、ドイツやヨーロッパ各国でさえも博物館などでは荷物チェックがありますので、余計な荷物やバックパックは持って行くことをお勧めしません。

もちろん、ロッカーがありますが、入り口で必ずセキュリティーチェックがあります。

お水はOKと聞きましたが、私は持っていなかったので、その場の担当者の指示に従ってください。大きすぎる荷物やコート類は、クラークに預かってもらいましょう。

メトロポリタン美術館のガイドツアー

IMG_7992.JPG

© haneusagi.com

私が行った時には、日本人グループもいましたが、旅行会社が手配したグループのようでした。

少し前まではたくさんあった日本語のパンフレット・・・ですが、最近は全て韓国語や中国語のモノが目立ちます。

通常のガイドツアーは、10:15から16:00の間に15分間隔でスタートしています。

ツアーの所要時間は約1時間で、入り口から入ってすぐの大ホール「The Great Hall」が出発地点となります。
詳細はインフォメーションデスクで質問してみてください。特別展示やショップなどの情報ももらえます。

毎日ではないのですが、日本語での無料ガイドツアーも行われていると聞きました。

詳細はメトロポリタン美術館の公式ウェブサイト からチェックしてみて下さい。

見た限りはほとんどないのですが・・・。
https://www.metmuseum.org/events/programs/met-tours/guided-tours

やはり、チャイナパワーが凄いようです。

また、今回、他の東海岸都市でもそうだったのですが、故人の韓国人観光客も多く見かけました。

メトロポリタン美術館のオススメ見学ルート

IMG_7973.JPG

© haneusagi.com

正直に言って、「好きなものを好きなだけ、好きなルートで見ればいいよ!」とは思うのですが、「せっかくニューヨークに行って、メトロポリタン美術館に行ったんだから、それなりの美術作品を一目見ておきたい!」と言う方もおられることでしょう。

【オススメの見学プラン1】
2階に展示されている、ヨーロッパ絵画~近現代美術まで

【オススメの見学プラン2】
エジプト美術~アメリカ美術~ヨーロッパや日本の武器・鎧等

その他は、METの入口カウンターに館内地図が置いてありますので、それを見ながら自分の興味のある番号のお部屋を回ればよいと思います。

こちらのリンクは、The METのホームページに掲載されている館内マップです。

リンク内に移動して、左の番号をクリックすると、1階、M1階、2階の展示内容を表示することができます。

ヨーロッパ絵画の半分ほどは、改装工事中?で閉鎖されていました。

ヨーロッパ美術はもちろんですが、エジプト美術、アメリカ、アジア美術等も充実しており、また、絵画以外にも彫刻や写真、現代美術、装飾芸術品(古代のネックレスや金製品などの細工)も素晴らしい展示がありますので、是非、自分の興味があるものから順番にしていったらいいと思います。

ゴッホやマティス、ルノアール、ピカソ、モネやゴーギャンなどは感動するのはもちろんですが、それ以外の作家で素晴らしい作品を残している展示も多いので、自分の直観に従ってみたいものを見、感じればよいと思います。

展示は、チャペルを再現してお部屋のように展示しているモノや、門構えや彫刻をその当時の雰囲気のまま再現展示しているものもあり、カラダ全部でアートを感じることができます。

私は今回、クリムトの作品がとても響きました。

昔はさほど好きではなかったのですが、「Mada Primavesi 」は、素晴らしかったです。

ポストカードも買っちゃいました^^

>>あわせて読む

ミュージアムショップでお買い物!

IMG_7996.JPG

© haneusagi.com

The METと言えば、ミュージアムショップ。

デザインされた素敵なアイテムを購入することができます。

アポロ11号の月面着陸の50周年を祝い、私が行った時には、人類初の月面着陸「アポロ11号」に関する特別展示が行われていました。

1969年7月20日、アメリカ人宇宙飛行士が人類最初の月面着陸を成し遂げました。

その様子をテレビなどで世界中の視聴者が見ていました。最新技術により、この歴史的瞬間を特別展示としています。

この特別展示では、「アポロのミューズ(Apollo’s Muse)」とし、月面を写真で捉える事自体も確認的だったこの時代を、月の視覚的表現を写真や絵画などで展示していました。

●Apollo’s Muse
https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2019/apollos-muse-moon-photography

写真に加えて、この特別展示では、アポロ11号の宇宙飛行士が使用した関連図面、版画、絵画、映画、天体測定器具、カメラ等セレクションを紹介していました。

2019年9月22日で、アポロに関する特設展示グッズを購入することができます。

Tシャツを買おうか迷いましたが、確か1枚28ドルでした。

そこまで自分には響かなかったので、買いませんでしたが、特別展示の時のミュージアムショップでのお買い物は必見です!

また、過去数回にわたり、過去のロゴ「The Metropolitan Museum of Art」をカービングしてあるガラス製のマグカップがお気に入りで、2個持っているのですが、今回はどんなものが売っているかな~と物色した結果、2016年にロゴとホームページを新しくした際に、ミュージアムショップの製品ラインナップも変更した様子で、同じカップはもう販売されていませんでした。

METの貯蔵品や、ニューヨークのアイコニックなものを形どったピンは可愛いなあと思いましたが、結局購入には至りませんでした。(1つで10ユーロ、3つ買うと20ユーロ)

安定したデザインとしては、やはりMETのスカーフやアクセサリー。お土産にも良いですね^^

また、私はいつも絵葉書を購入します。荷物もかさばらず、家にも飾れますし、コレクションにもできますので、オススメ!

オンラインでカタログを見ることもできますよ!
https://store.metmuseum.org/?mma_source=mainmuseum&mma_medium=metmuseum.org&mma_campaign=topnav+static&mma_term=100517&mma_content=topnav+static+shopall

The METへの行き方と所在地

IMG_7994.JPG

© haneusagi.com

メトロポリタン美術館は、セントラルパークの東側の5番街に面しています。

正面玄関は、82丁目付近ですが、美術館の建物自体は80丁目から84丁目まであります。

少し歩きたかったので、セントラルパークをちょっと回って入口に入ろうとしたら、とんでもなく歩く羽目になりました・・・><(おい!)

1、地下鉄
地下鉄の最寄駅は、4,5,6,N,Q番ラインの「86th street」です。

最寄駅からは、徒歩10分ほどで到着できます。

2、バス
ほとんどの方が、地下鉄で行くとは思いますが、市バスでも行くことができます。

地下鉄と同じメトロカードが使えますし、乗り放題のメトロカードを持っていたらバスも乗り放題となります。

使えるバスの番号は、M1,M2,M3,M4です。

私は、美術館からの帰りは、M1を使って「5番街」の停留所まで移動しました。

地下鉄より歩く距離が少なくて、とっても便利です!

ダウンタウンからなら「マディソン・アベニュー」、アップタウンからだと「五番街」の停留所から乗ることができます。

メトロカードが無い場合には、現金も使えます。

但し、コインのみ受け付けてくれますが、紙幣はたとえ1ドル札でも拒否されます!気を付けましょう。

3、タクシーまたはUberで
タクシーで行く場合は、「メトロポリタン・ミュージアム」または「MET」と伝えればほとんどの人がわかります。

Uberは、アプリで事前に確認できるので、タクシーよりも安価な割にわかりやすく、最近はとても人気です。
この方のブログが参考になるかも・・・

4、徒歩
METの近くに滞在している場合には、歩いていくことも十分に可能です。

どこから歩いていくかにもよりますが、マンハッタンは根性があればどこへでも歩けます!

綺麗な並木道や、ニューヨーク独特の街並みを観光しながら、徒歩で美術館まで向かうのも良いですね。
ただ、その後、広大な敷地の美術館内を歩きますので、やはりオススメは、地下鉄かバスかなあと思います。

健脚な方はぜひ!

ちなみに、メトロは片道(Single Ride)で、3ドルしましたので、数回乗ったら意外と高額になる!と思い、最後には結構歩いていました。

おかげで、ドイツに戻ってから友達に「なんか・・・痩せた?!」と言われたほどです!(笑)

【メトロポリタン美術館(The Met Fifth Avenue)】
日曜~木曜: 10:00 am – 5:30 pm
金曜と土曜: 10:00 am – 9:00 pm
毎日オープン

【所在地】
1000 Fifth Avenue
at 82nd Street
New York, NY 10028

はねうさぎのブログを応援していただける方はこちらから!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次