カルチャーショック⁈ドイツでやってはいけない10の事

こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。

「郷に入っては郷に従え」とよく言われますが、その国によってルールや文化的な違いから「タブー」または「禁止」とされていることがあります。

私は現在、ドイツ在住なので、ちょっとシリアスなものから、え?こんなのあるの?!という事まで、ドイツに来たら(住んだから)これを気をつけようね!という事を10個挙げてみようと思います。

ドイツへ旅行へ来る方は勿論、ドイツに住もうと考えている方の予備知識?!豆知識?!として参考になりますように。

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目次

1. ドイツで水はタダではない!お水をもらえる事を期待してはいけない!

ドイツのレストランへ行き、メニューを貰ったら、まず真っ先にやるべきこと・・・それは、注文する飲み物を決め、飲み物を注文することです。

ドイツでは、お水は無料ではありませんから、もし、お水を飲みたい場合には、有料でウエイターやウェイトレスの人に注文する必要があります。

さらに、お水は、炭酸入りと炭酸無しがありますので、そちらもきちんと伝えましょう。

日本だと、レストランや居酒屋、カフェなんかに行っても自動的にお水が出てくる場合もありますし、お願いすればお店の方がお水を持ってきてくれたり、お蕎麦屋ラーメン屋さんなどへ行けば無料の給水機があってお水を飲むことができますが、ドイツでは「お水は基本的に有料」ですので、無料のお水を期待してはいけません。

基本的に、と言う意のは、最近はたまにお水がセルフサービスでおいてあるカジュアルなお店もあるからですが、私の感覚的には99%の確率でお水は有料なので気をつけましょう。

お水の注文に関する詳細は以下記事に書いています。

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2. ドイツで自転車専用レーンを歩いてはいけない

ドイツは、オランダほどではありませんが、日本よりも断然自転車フレンドリーな国です。

至る場所に「バイクパス(自転車専用レーン)」があり、すべてではないのですが、車両が走る通常の舗装道路と、自転車のロゴがついている自転車専用の舗装レーン、そして歩行者用の歩道があります。

場合によっては、自転車と歩行者用が一緒になっている場所があったり、右にはあるのに左には自転車専用レーンが無い・・・なんてこともあるので、自転車を利用している私としては、ドイツの自転車レーンの整備はまだまだ途上だなあとも感じますが、これが少しわかりにくかったりもするのです。

ですから、特に旅行でドイツに来る方は、良く知らずに歩道だと思って自転車レーンを歩いたり、またそこに立ち止まったりすることもあるかもしれませんが、これは非常に危険なのでやってはいけません。

逆もしかりで、本来は歩道を自転車で通行する事もタブーとなっています。

始めて通る道は、この自転車レーンがわかりにくくて、先日も歩行者専用と知らずに自転車で歩道を走っていたら、手前から歩いてきたドイツ人カップルから「Das ist kein Radweg!!(ここは自転車レーンじゃないよ!!)」と怒られてしまいました(汗)

ごめんよ~ガイジンだから許して~~~><というのが通用しないのがドイツ人の生真面目さと言うか・・・ルールを守っていない人を注意する人種!・・・それはドイツ人!なのよねえ。

ですので、ドイツで道を歩く、または自転車で通る時は注意しましょう!

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3. ナチスを擁護するような言動をしてはいけない

ドイツ、およびドイツ人の心の中にある闇・・・それは「ナチスの歴史」です。

ナチスが強制収容所などで、約600万人のユダヤ人を殺害したことは、今でも「ドイツの恥ずべき歴史のひとつ」と考えているドイツ人が多いことは勿論ですが、人間としても絶対に絶対にしてはいけないことです。

そんなドイツでは、徹底的に絶対的にナチスは悪だと教育していますし、細かいことが厳しく法律で禁止されています。

例えば、日本の学校で発言する時に「はい!」と手をまっすぐ揚げますが、ドイツではこれはタブーとなっています。

なぜなら「ナチス式敬礼」だったからです。(映画などで見たことのある方もいることでしょう)

2017年に、ベルリンの連邦議会議事堂前でこのナチス式敬礼のポーズをとって(写真撮影?していた?)いた中国人観光客が逮捕され、罰金を支払ったこともニュースになったので、「冗談」では済まされませんので絶対にしてはいけません。

ドイツ語学校では、肘をついて人差し指を1番のようなイメージで立ててそのまま挙手していました。

また、たま~~~に、外国人が(なぜか特に男性に多い)、「ナチスの制服はカッコイイ」とか「ナチスは社会に貢献したこともある」などと、ナチスOK!ちょっとかっこいいぜ!みたいに擁護するような話し方をする人もいるのですが、これは絶対にしてはいけません。

公共の場でナチスを賞賛するような言動をとった場合には「民衆扇動罪」や「ナチ禁止法」等に問われます。

実は、ドイツに来てから知ったのですが、ドイツでは、第二次世界大戦で戦地へ行き、活躍した男性には勲章が与えられていましたが、ナチス時代には子供をたくさん産んだ女性にも勲章が与えられていました。

実はその勲章は、産んだ子供の数により、本物の金や銀で作られており、驚きなのですが・・・歴史好き、アーカイブ好きの性格だからなのかは不明ですが、何故か義理父は、家族の歴史と形見として写真やバッジ、勲章なども保管しており、このナチス時代の勲章などを見せてくれたことがありました。

家族でご先祖様の話をする時に、この過去のシロモノを取り出してくるのですが、私がすぐにいろいろと写真を撮ったりしたがるので、義理母から「絶対に写真に収めてはいけない!当たり前だけどSNS等に投稿することも法律で禁止されているし、すぐに逮捕だからね!」とクギさされました。

当時のナチスに関連する写真や動画、シンボルマークの使用等に関しても、厳しく法律で定められており、例えば教科書に使用する、歴史的資料として使用する、歴史映画などの動画に使用する・・・など、限定されたものにのみ使用可能とされています。

勿論、絵にかいてみたり、あのシンボルマークの鉤十字(かぎじゅうじ)、別名ハーケンクロイツを落書きで書いてしまった場合でもブタ箱行きとなりますので、絶対にしてはいけません!

また、ドイツ国家も、ナチス時代に歌っていた歌詞で歌うことは禁止されています。

4. ドイツでは日曜日に大きな音を立ててはいけない

ドイツでは、「Ruhe Tag」や「Ruhe Zeit」と呼ばれる「静かにしなければいけない時間帯(曜日)」と言うものが有ります。

ちなみに、日曜日に日曜大工をして、トントンカンカン、ドリルの音・・・等を発してはいけません!

キリスト教国のドイツでは、日曜日はRuhe Tagで、「何もしない日」「(人によっては)静かに神に祈りをささげる日」「労働をしない日」と決められており、掃除機をかけたり、庭で芝刈り機でガーデニングなどすることもタブーとされています。

特に私の住んでいる保守的なバイエルン州のドドドドド田舎では、カトリック系が多く(なんとなくカトリックは厳しいイメージ)、地域住民も高齢の方だたり保守的な方が多いので、日曜日の過ごし方には注意が必要です。

また、「静かにする時間」として、夜の22:00から朝の6:00までは、「Ruhezeit」ですので、この時間帯は、大音量の音楽を聴いたり流したり、お祝い事でパーティしたり、吠える犬をほおっておいたり、穴あけや機械操作等で騒音を発する事はやめましょう。

ちなみに、芝刈りの場合は、月~土の朝7:00から午後20:00までしか許可されていません。

アメリカから引っ越してきた友人は、日曜日に芝刈りしていてご近所さんから注意を受けました。

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5. 実際の誕生日よりも前にお祝いをしてはいけない

ドイツの誕生日がとても盛大で、さらにそれがすべて誕生日当日の当人が費用やケーキを負担する話は以前も書きました

そう、ドイツ人の誕生日にかける情熱は、日本人の私にはなかなか理解するのが大変です。

そして、そのドイツ人が超本気モードのお誕生会ですが、日本やアメリカだと、スケジュールの都合で週末にしちゃおうとか、まあ前日でもいいか、とかお祝いの日程は調整したりすることもありますよね?

ドイツでは、誕生日当日よりも前にお祝いすることは「不吉」「不運になる」「縁起が悪い」などの理由でタブーとされています。

私は念のため、お誕生日本人にこのことを確認してから、プレゼントやカードをあげることにしています。

めったに会えない友達もいますし、家族だけで祝うんだ~とか、旅行に行く人なんかもいるので・・・。

ちなみにすべての人から「事前のお祝いはNG」と言われますけどね。

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6. 水着を着たままサウナに入ってはいけない!(プールは水着で)

日本には温泉文化があるので「な~んだ。サウナで裸は当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、ドイツのプールやサウナは男女一緒の「混浴」スタイルです。

とは言え、浴槽は無いので、正確には男女が一緒にお湯につかっているイメージとは違います。

ドイツのサウナはいわゆる「ウェルネス施設」「スパ」の様な総合的な温水・サウナ施設になっており、プールの部分は水着着用必須、サウナは、水着着用不可、と言う風に分かれています。

サウナに行きたくない人、子連れの場合などは、プールのみのチケットを買い、サウナエリアへは入館できないような工夫がされている施設が殆どです。

また、着替えの部屋やブースから直接サウナエリアへ出るようなデザインになっている場合もあり、以前、更衣室の目の前に中くらいのプールがあったので、水着を着て入って行ったら、警備員さんに水着を着ないように注意を受けました・・・。

サウナルームへ入る時も、タオルを巻いて入らず、「タオルは流れる汗を受け止めるもの」と考えられているので、必ず下に敷いて使いましょう。

タオルを敷いていないとこれまた注意されることがあります・・・なんか、「〇〇ポリス」というか、ドイツ人ってルールに従ってない人を注意するのが好きみたいですね!(苦笑)

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7. 初対面の人を下の名前で呼んではいけない

「欧米人て気さくでフレンドリーだから、初対面でも名前で呼び合っちゃうよね?!」なーんて勘違いしてはいけません。

欧米と一言で言っても、北米とヨーロッパでは違いもありますし、文化的な違いやお国による習慣も違います。

ドイツでは、初めてあった人には敬意を表した方が良いです。

日本と同じなので、その辺は問題ないでしょう。

ビジネスでも、上の名前ではなく、きちんと苗字で呼び合っていて、同僚同士のメールでも苗字宛てに「○○さん、~~~」と、書き始めるなどの会社が多いと思います。(実際に日本でドイツ企業で働いていた時にはそうでした)

また、ドイツ語には「あなた」、英語で言う「You」を表す名詞が2種類あります。

「Sie(あなた、You)」と「Du(君、You)」です。

英語だとこの概念が無いので、英語に慣れているとうっかり・・・なんてこともあるかもしれませんが、必ず「Sie」を使いましょうね!

特に、学生同士などカジュアルな関係で「よう!元気~?」みたいな場合には、いきなりDuを使う人も増えてきているようですが、お歳よりや年上、目上の方には「Sie」を使うのが礼儀とされています。

結構、ドイツ人って陰口言う人が多いんですよ・・・だから、ドイツ人若者が、初対面の目上の人と立ち話やチワ話した後で、「最近の若者はなってない!!さっきの会話信じられる?初対面なのにDuだって!」と怒り&呆れモードの高齢者は何度も見かけたことがあります。

外国人の場合は少しは甘くしてくれると思いますが、気を付けましょう!!

8. チケットを買わずに電車やトラムに乗ってはいけない

基本的に、ドイツの駅には改札がありません。

券売機が入り口や鄭州所にある場合もありますが、無い場合もあるんです。

ドイツに来たばかりの頃は「これ、どーしろっていうんだ?!券売機が無いからトラムに乗れないじゃん!」と思ったこともありました。

あと、結構、機械が壊れていたりすることもアリ・・・泣

券売機の場所がわからない・・・急いでるし・・・買い方も言葉もわからない・・・え~~~い!そのまま乗っちゃおう!なんて思う人もいるかもしれませんが、これはやってはいけません。

まず、DBなどの鉄道の場合は、乗務員さんが席までチケットを確認しにきますので、この時点でチケットが無いと、大変なことになります。

以前、難民の若者だと思うのですが、おそらくわざとチケットなしで乗車していて、乗務員さんと何やら話をした後、次の駅で警察の方と一緒に電車を降りて行ったのを見たことがあります。

また、ミュンヘンやフランクフルトなどの都市部では、電車や地下鉄、トラム等に「無賃乗車は罰金XXユーロの犯罪です!」と大きくポスターが貼ってあったりもします。

※バスは乗る時に運転手さんに支払う事が可能なのでチケットが無くてもOK!

切符を買わずに電車に乗るのはやめましょう!

9. ペットボトル (Pfandflaschen) はゴミに出してはいけない

ドイツがエコ大国であることは以前も書きました

「ゴミの分別」と言う意味では、日本もドイツに負けず劣らず、キッチリと厳しく分別している場合が殆どでしょう。

しかし、少し日本とドイツの違う部分があります。

それは「Pfand」という、ボトルのリファンドのシステムです。

お水やジュースのペットボトルは勿論、ビールやジュースの缶、ガラスの瓶も「Pfand(プファンド)」というシステムを採用している商品であれば全てドイツ国内で、いくらかのお金が返還されます。

その商品が「Pfand」に対応しているかどうかは、ボトルのラベルに書いてありますので一目瞭然で、とても分かりやすいです。

つまり、購入商品の金額に、すでに容器の代金が含まれていて、商品購入時にそれを一緒に支払い、容器だけを返却すると、既に支払っていたお金が戻ってくるというモノです。

ドイツのスーパーには必ずこの「Pfand」の機械が設置されていますので、飲み終わった「Pfand対応の容器」は捨てずに、リサイクルにも貢献できてお金も戻ってくるこの「Pfand」システムを活用しましょう!

ですので、飲み終わったペットボトルは捨ててはいけません!(ラベルもはがさないように!)

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10. ドイツのスーパーのレジでのんびりしてはいけない

ドイツのスーパーでは、

  1. 買い物かごにコインを入れて取り出し
  2. 店内で買い物をし
  3. 「カッセンバンド」と呼ばれるベルトコンベアのようなものに買い物かごから商品を出してひとつづつ並べ
  4. レジ係の人がスキャンした商品を素早く買い物袋やバックパックに詰め
  5. 支払いをする

という流れです。

ですから、日本のスーパーとは少し勝手が違います。

レジ係の人が商品をスキャンしている間にボケ~~~っとしていたり、商品を袋に詰めるのをモタモタしていると大変な目に・・・!

日本のように、支払いを終えた後にゆっくりと自分のペースで袋詰めできる台は無いので、注意しましょう!

よって、ドイツのスーパーのレジで、ぼ~としてはいけません!

あれは一種の戦いだあ~~

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