ドイツ最古!ドレスデンのクリスマスマーケットをレポート

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

ドイツ三大クリスマスマーケットのひとつと言われている、ドレスデンのクリスマスマーケット。

去年は、ニュルンベルクのクリスマスマーケットに行ったので、今年は多くの人々がオススメするドレスデンのクリスマスマーケットに行ってみたいと思い、2泊3日で行ってきました。

「ドイツ最古」と言われているほかに、なぜドレスデンのクリスマスマーケットの評判が良いのかも、分析してみたので、これから行ってみたいと思っている方から、来年こそ・・・いつかきっと!と思っている方まで、ご参考になればいいなと思います。

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目次

ドイツの「東の古都」ドレスデンの魅力を余すことなく紹介

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まず、クリスマスマーケットを語る前に、ドレスデンという街について少し情報を共有したいと思います。

ドレスデンは、ドイツの東側の端に位置するザクセン州の州都。

お隣のチェコ共和国の国境までは約30キロ、世界的にも有名な高級陶磁器ブランドの街であるマイセンまで約25キロと近く、古くからドレスデンを都とした王国として栄えました。

ドイツ国内でも、文化や音楽が重要視されている街として有名で、ザクセン侯宮廷の好みを反映して、古くからイタリア音楽の影響を受けてきました。

17世紀には、ドイツでの音楽の中心地的存在で、モーツァルトがドレスデンで作品の初演を行ったことや、ドイツ最古のオペラ座のオーケストラとして有名なシュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)がある事でも知られています。

第二次世界大戦では、徹底的に街が襲撃され、戦後は旧ソ連の支配下(旧東ドイツ)に置かれていたドレスデンの歴史。東西ドイツ統一後には、多くの建築物が寄付金などによって再建され、近年の発展が目覚ましいドイツ都市のひとつ。

はねうさ夫は、旧東ドイツ時代にドレスデンを訪れたことがあり、あまりの発展ぶりにショックを隠し切れませんでした・・・苦笑

クリスマスマーケットに限らず、見所満載のドレスデン。

芸術、音楽、建築などが好きな方にはたまらない町です。観光客も年々増加しているらしく、英語を巧みにあやつる若者も多いので、英語も通じ、意思疎通の問題が無いのも魅力のひとつです。

ドイツ最古のクリスマスマーケットと言われるドレスデンのクリスマスマーケットの魅力

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実は、ドレスデンに行く前に、ドレスデンではメイン会場に集中してクリスマスマーケットが開催されているというイメージを持っていましたが、私の想像は、100%覆されました。

なんと、ドレスデン市内では、25以上ものクリスマスマーケットが開催されているとのこと!

びっくりです。

その25以上あるクリスマスマーケットの中でも「ドイツ最古のクリスマス・マーケット」として有名なのは、1434年にスタートしたThe Dresden Striezelmarkt(シュトリーツェル・マルクト)のクリスマスマーケットです。

15メートルの高さのクリスマスツリー、クリッペ、ミニ観覧車、クリスマスミラミッドなどのクリスマスマーケットのランドマークはもちろんのこと、ソーセージやグリューワインなどの屋台から、雑貨屋さんまで、とにかくクリエイティブで、大人も子供の夢の時間を過ごせる場所でした。

このマーケットの特徴は、これらのキラキラ景色を高台から見下ろせること。

もちろん、皆セルフィ―やら写真撮影やらで、ライトアップされてキラキラと輝く景観を写真に収めていました。

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ドレスデン聖母教会前のクリスマスマーケット

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ドレスデンのシンボル的存在でもある、ドレスデン聖母教会。(Frauenkirche)

Wikipediaによると、

第二次世界大戦後、瓦礫の堆積のままの状態で放置されていた聖母教会の再建には、世界中から182億円もの寄付が集まり、2005年10月に工事が完了した。瓦礫から掘り出したオリジナルの部材をコンピューターを活用して可能な限り元の位置に組み込む作業は「ヨーロッパ最大のジグソーパズル」と評された。新しい部材との組み合わせがモザイク模様を描き出しているこの建物は、新しい名所となっている。

聖母教会は、外見も素敵なのですが、中にも入ることができます。

淡いブルーとクリーム色のカラーコンビネーションがとてもエレガントな教会内のインテリアも美しいです。

この聖母教会の前にもクリスマスマーケットが開催されており、ヒルトンホテルなどの高級ホテルも集中しているエリアだからなのか、クリスマスマーケットで陶器、ガラス製品、レースなどを販売しているお店が多く、これまた雰囲気が少し違います。

また、このマーケットでの見所は、8メートルの巨大手作りの木製クリスマスピラミッド。

午後16:00には毎日サンタクロースが訪れるそうで、子供達には人気なんだとか。

こちらは、2018年12月24日まで。

ドレスデンのシュタルホーフ・アドベント・クリスマスマーケット

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マイセンの磁器で作られた壁画「君主の行進」の横にあるシュタル・ホーフ(Stallhof)で開催されているクリスマスマーケット。

シュタルホーフ・アドベント・クリスマスマーケットは、別途、大人4ユーロの入場料が必要でしたが、とっても興味深いコンセプトでした。

このクリスマスマーケットの特徴は、中世ドイツのクリスマスマーケットが体験できることでしょう。

音楽の演奏もあり、来場者を飽きさせません。

手作り感満載のお店のスタンドに、手作りパンを販売するお店、手相占いができる小屋、その場で金属製の小物を手作りしている「鍛冶屋」さながらのお店もありました。

もちろん、お店の人の服装を見ても、まるで中世ヨーロッパにタイムスリップした気分になってしまうほどに本格的な雰囲気を味わえます。

グリューワインのカップも個性的で、素焼きのシンプルなカップに文字が型押ししてあるデザインでした。

さらに面白いのは、「公衆浴場」と称する「お風呂」が、このクリスマスマーケットで味わえてしまう事。

こちらも別途料金を支払うことになりますが、木製のバスタブで温かいお湯につかりながらグリューワインなどを飲むことができます。

酔っ払わないように注意が必要です!

ドレスデン・ノイシュタットのクリスマスマーケット

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ドレスデンには、ノイシュタット(New town:新市街)と、アルトシュタット(Old town:旧市街)があり、名前だけから見ると新しい町だと思われがちな新市街は、実は旧市街よりも歴史はかなり古いのです。

ドレスデン市内の中でも築 100 年を超える建物も多く、大戦の空襲で街が完全に焼け落ちたにもかかわらず、当時の雰囲気を比較的良く保っている地域。

ギャラリーやアート、個性的なカフェやレストランが多くみられるのもこの地域の特徴です。

旧市街地のアルトシュタットからこの、ノイシュタットに向かって橋(現在は工事中ですが、歩行者は歩いて渡れます)を渡り、歩いていくと、レインボーに輝く小さな観覧車が見えます。

これが、このノイシュタットのクリスマスマーケット、AUGUSTUSMARKT(アウグストゥス・マルクト)です。

ドレスデンのインターナショナルクリスマスマーケットとも呼ばれ、ドレスデン市内では2番目に大きな規模のクリスマスマーケットです。

ノイシュタットマーケットとアルバート広場間の道路の間の約500メートルすべてがクリスマスマーケットの屋台になっています。

ホームページ上では、500メートルと書いてありますが、実際に歩いてみると1キロはあるんじゃないかと思ってしまうほどの長さでした。

地元のザクセンの食べ物から多国籍(チェコ、フィンランド、イタリア、スウェーデンなど)の食べ物が味わえる国際色豊かなスタンドもあり、さらにアルバート広場近くまで行くと、スケートリンクもあって、アイススケートを楽しめます!

スケートシューズは8ユーロでレンタル可能。

私達が行った日は少し雨模様だったので、スケートは断念しましたが、地元のキッズたちは楽しそうにアイススケートを楽しんでいました。

こちらのアウグストゥス・マルクトのクリスマスマーケットは、2018年12月23日まで。

ドレスデンのクリスマスマーケットが魅力的な理由

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ドレスデンのクリスマスマーケットの魅力は、実際に行ってみてすごく実感できました。

今までいくつかドイツ国内のクリスマスマーケットに行ってみた経験からの一個人の意見ではありますが、ドレスデンのクリスマスマーケットの大きな魅力の1つは、いくつものクリスマスマーケットが市内のいたるところで開催されており、バリエーションもあるので飽きないことです。

屋台の個性はもちろん(例えば、写真の屋台の上に飾られている7人の小人は動いてます!)、グリューワインも、私が住んでいる地域では見かけないものもあって、ついついい色々なグリューワインを試してみたくなりました。

なので、人間も一カ所に集中しないので、ゆっくりとショッピングなどを楽しめるメリットがあります。

お店とお店の間隔(通路と言うか)も、ニュルンベルクと比べると広めなので、人とぶつかりにくかったです。

※私たちは、日曜日~火曜日という、混んでいない日程を選んだのと、若干雨模様だったので、行く時期や曜日、天候によっても左右されると思います。

大きな魅力のもう一つは、ドレスデンと言う街にも関連するのですが、クリスマスマーケット以外にも見所が沢山あるところです。

それも、どれもこれも歴史を感じ、とても美しかったです。

私達は、ドイツ最古ともいわれているオペラ座のツアーに参加したり、ツヴィンガー宮殿を観光したりと、たくさんのバロック様式の美しい建物を観光できたのも良かったです。

レストランやカフェも、南ドイツではあまり見かけない、個性的で他のチェーン店で見かけるような一般的なインテリアではなく、こだわりを感じるインテリアだったりして、とても良かったです。

例えば、メニューがドイツ語の古い文字で書かれていて、読みにくいのが難点ですが、
ひとつのオススメとして、こちらのカフェレストランは、とってもアンティークな雰囲気で落ち着く場所でした。

◯Trödelschänke Dresden
http://www.troedelschaenke.de/
(ドイツ語のみ)

最後に、ドレスデンのクリスマスマーケットの魅力は、クリスマス雑貨にもあります。

ドレスデンの近くにエルツ山地(Erzgebirge)と呼ばれる、ドイツとチェコ共和国の国境線となっている山地があり、くるみ割り人形をはじめ、クリスマスピラミッドや木製のクリスマスオーナメントなどの発祥地として知られており、数多くの独特で精巧な木材芸術で有名な地域です。

ドレスデンのクリスマスマーケットでは、こちらオリジナルのたくさんのクリスマス雑貨のお店(スタンド)が軒を連ねており、メルヘンの世界に浸れます。

素朴で精巧なオーナメントやクリスマス雑貨の数々は、100%ハンドメイドということから、小さなものでも割と高価なのですが、たくさんの種類があり、本当にかわいい!

これらの理由が、ドレスデンのクリスマスマーケットが人気の秘密なのではないかと思います。

一生に一度は行って間違いない、ドレスデンのクリスマスマーケット。

100%オススメできます!

また、ドレスデンは、かなり寒かったので、防寒対策万全で楽しみましょう!

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