ワイマール観光オススメ5選!ドイツの重要文化都市の見どころ

Germany
スポンサーリンク

こんにちは!はねうさぎです。

ドイツの歴史的な文化都市と言えば色々ありますが、ワイマールもその一つ。

ちなみに、ドイツ語では「ヴァイマー(ル)」と、Wの発音はヴァの発音になりますのでご注意を。

さて、ワイマールと言うと、歴史の授業で習った「ワイマール憲法」を思い出す人も多いでしょう。

ワイマール憲法とは、1919年に、ワイマールで開かれた国民議会で制定されたドイツ共和国憲法で、国民主権、男女平等の普通選挙の承認などを規定し、20世紀の民主主義憲法の典型とされたが、その後のナチス政権によって事実上消滅した憲法のことです。

ローマ帝国時代には、ザクセン=ヴァイマル公国の首都でした。

現在、ワイマールはThüringen(チューリンゲン州)に属し、チューリンゲン州の州都はErfurt(エアフルト)です。

このように、歴史の長いワイマールは、ゲーテやシラーのゆかりの地として、現在でも国内外から多くの観光客が訪れます。

今回はそんなワイマールの観光スポットをお伝えします。

>>あわせて読む

「リトルベルリン」東西ドイツに分裂された平和な村メドラロイト
今年2019年は、ベルリンの壁が崩壊してから30年が経ちます。 「リトルベルリン」と呼ばれる「メドラロイト」というドイツの片田舎に、東西ドイツ分裂の犠牲になった村があります。 ドイツの歴史は、多くの方がある程度知っていると思いますが、ユニークです。 その中でも、一番大きなインパクトを与え、今でもドイツ人の心の中や生活に影響を及ぼしている、東西ドイツの分断という歴史。今回は、メドラロイトについて紹介します。
スポンサーリンク

オススメ1:ゲーテ国立博物館

IMG_4114.JPG
© haneusagi.com

ワイマールに行ったら、必ず訪れたいのが、ゲーテハウス(Goethes Wohnhaus)とも呼ばれている、このゲーテ国立博物館。

ゲーテはワイマールをこよなく愛し、ワイマールの発展にも貢献した人ですが、彼が亡くなるまで住んでいた邸宅を改装し、美術館にしたこのゲーテ国立博物館は、ゲーテの人生と彼の遺産コレクションが展示されています。

また、ゲーテがお気に入りだったという庭園も博物館に属しており、当時の彼の暮らしを垣間見ることができます。

ゲーテについては「詩人だっけ?」くらいにしか知識がなかったのですが、彼の好奇心からもたらされた様々な研究アイテムや、プライベートアート、自然科学のコレクション、書斎の一部の展示とその豪華さには驚きました。

また、政治的にも影響力を持っていたことも知り、興味深かったです。当時にしては珍しかったイタリアへの旅行ルートやゲーテのパスポートの展示も興味深かったです。

日本語の資料とオーディオガイドも用意されていますので、受付で料金を支払う際に日本語の資料ガイドを希望しましょう。

【入場料金】
大人12.00ユーロ/割引8.5ユーロ/学生(16~20歳)3.5ユーロ
16歳以下無料

●ゲーテ国立博物館公式サイト
https://www.klassik-stiftung.de/jp/institutions/goethe-national-museum/

オススメ2:シラーの家

2010_KSW_Liegenschaften_2189_web.jpg
出展:www.klassik-stiftung.de

ゲーテハウスに比べるとこじんまりしていますが、このシラーの家では、シラーが使用した道具、それに類する物が現代のものと組み合わされて展示されています。

シラーは、ゲーテとも交流があり、ゲーテと並び、古典文化を発展させた思想家・歴史学者であり、劇作家でもあります。日本でもベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」(通称「第九」)の原詞や戯曲「ウィリアム・テル」で有名です。

ここでは、シラーの生きた時代のトレンドや彼の生活、仕事、家庭の雰囲気を感じることが出来ます。1階にはホールとキッチンがあり、お手伝いさんの部屋も展示されています。

【入場料金】
大人7.5ユーロ | 割引6ユーロ | 中高生 (16歳~20歳 ) 2.5ユーロ
16歳未満は無料
音声ガイドを含む

●シラーハウス公式ページ
https://www.klassik-stiftung.de/jp/institutions/museums/schiller-residence/

オススメ3:ワイマール城美術館

IMG_4165.JPG
© haneusagi.com

ザクセン・ワイマール・アイゼナハ公爵の住居として建てられたワイマールの城ですが、1424年に火災で一部が損壊し、16世紀半ばに再び城が破壊され、1803年にゲーテ監修のもと再建されました。

ワイマール派の絵画のほか、彫刻、工芸品なども展示されており、常設展と別に特別展も開催されています。

美術館の中に入らなくても、お城の外観を見て歩くだけでも、この城の存在感を感じることができると思います。

【入場料金】
大人7.5ユーロ、割引6ユーロ、中高生(16歳~20歳 )2.5ユーロ
16歳未満は無料
音声ガイドを含む

●ワイマール城美術館公式ページ
https://www.klassik-stiftung.de/jp/institutions/museums/castle-museum/?noMobile=1%255C%255C%255C%255C%255C%255C%255C%5C%27A%253D0&cHash=dbd6ec44abc142e06a0755d961bdaaa4

オススメ4:アンナ・アマリア大公妃図書館

Rokokosaal_.jpg
出展:www.klassik-stiftung.de

1565年に建てられたドイツ初の公共研究図書館で、世界遺産のロココホールは必見の美しさ!

図書館というよりも、まるで宮廷の中にいるような感覚になってしまうほどの美しさで、世界で最も美しい図書館のひとつと言われています。

アンナ・アマリア図書館の入り口はとてもシンプルで看板などもないので、注意しないと通り過ぎてしまいます。

外観もシンプルなのですが、内装は、この外観からは想像もできないような光景です。

蔵書は歴史的にも貴重なものばかりで、バッハの手書きの楽譜や、マルティン・ルターが所有していた聖書など多数!オーディオガイドを借りることができるので、説明を聞きながら見学できます。

ルネッサンスホールは無料で見学できますが、ロココホールは人数制限をしており、特定の時間にだけ開放しています。必ず、チケットを予約してから行きましょう。3日前までならワイマール観光案内所でも前売り券を購入できます。

また、当日券が販売されていますが(1日70枚限定で、午前9:30から図書館の建物内のチケット売り場で購入可能)、即完売することが多いので、事前に予約しておくことをお勧めします。

Eメールで予約しましょう:info@klassik-stiftung.de

詳細は、公式ページで確認してください。
https://www.klassik-stiftung.de/jp/institutions/herzogin-anna-amalia-bibliothek/rococo-hall/

オススメ5:バウハウス博物館

IMG_4152.JPG
© haneusagi.com

※1995年以来改装と新美術館オープンに向けた準備のため、既存のバウハウス美術館は閉鎖され、現在はかなりわずかな作品を、仮設の展示会場で、バウハウスの世界観を感じることができます。

私が行った時には「バウハウスの写真展」をやっていました。

担当者の話によると、来年の2019年は、バウハウス創立100周年にあたる節目の年で、新バウハウス美術館がオープンするという事らしい。

2019年4月6日~7日は、新美術館のオープニング・ウィークエンドということで、イベントが計画されているようです。

詳細は、英語サイトになりますが、こちらでイベント内容を確認してください。
https://www.bauhausmuseumweimar.de/en/kalender

>>あわせて読む

ドイツの小さな町の大きなシンボル!世界遺産ナウムブルク大聖堂
ドイツ、ザクセン=アンハルト州にある都市「ナウムブルクNaumburg (Saale)」。2018年に世界遺産に登録された、ナウムブルク大聖堂(Naumburger Dom)へ行ってきました。 ミステリアスで美しいナウムブルク大聖堂は一見の価値あり!

日本からワイマールまでの行き方

残念ながら、日本からの直行便はなく、空港もありません。

近隣の各都市から電車などを利用しましょう。フランクフルトからドイツ鉄道のICEで約2時間40分、ベルリンからICEで約2時間20分。ドレスデンからICEとIC乗り継ぎで、約2時間40分。

>>あわせて読む

【ドイツのチップ事情】チップマナーを知って旅行をスマートに!
「ドイツではチップはどうしたらいいの?!」 先日、ドイツに住む日本人の友人と、ドイツのチップ事情について意見交換をしました。友人は、ドイツ在住10年以上ですが、レストランやツアーガイドなどなど、いわゆる「サービスを提供する側」として働いてきた経験が長く、会社勤めを経て主婦になった私とは、少し考え方が違います。 一般的なドイツでのチップに対する考え方についてお知らせします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました