ドイツ語b1テストdeutsch-test-fur-zuwanderer-dtz受験!

[独]ドイツ語 学習Hints
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こんにちは!はねうさぎです。

とってもお久しぶりです!

お久しぶりになってしまった理由は、先週の金曜日、ドイツ語のテストがあり、はじめは「落ちたらもう一度受ければいいや~」とのんびり考えていたのですが、ある日、なんだかもう必死にドイツ語やるのもいやだなあと思い始め、また、テストにパスすると授業料が何パーセントか戻ってくるのでは?!という噂を聞き、2週間ほど前から一念奮起して勉強することにしたのです。

ドイツ語B1テストって?

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© haneusagi.com

ドイツ語のレベルにA~Cまであることは以前書いたと思うのですが、Aレベルはビギナーで、Bレベルは中級、Cレベルは上級者という位置づけです。

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B1レベルというのは、もう初級者ではなく、一般生活においてあまり語学に困らず、簡単な言葉で自己表現ができるレベル。(のはず・・・)

ただ、このB1の真のレベルというのは、インターナショナルレベルとして捉えると、なかなか高度なレベルです。よく耳にするのは「独検で2級程度」ということらしいのです。独検は受験したことが無いので、自分としては比較ができないのですが・・・。

さて、私が受けたB1テストは「telc」という団体が運営するテストで、ドイツ国内でのみ受験することができるDeutsch-Test für Zuwanderer (DTZ)というテストです。

ですので、この「なかなか高度なインターナショナルレベル」とは少し違います(笑)

●Telc 公式サイト
https://www.telc.net/

こちらのDTZは、実レベルではA2~B1と言われています。ゲーテが国際的に実施しているDZ(Zertifikat Deutsch)と呼ばれるものよりは大分簡単みたい。テスト形式も異なります。

DTZとは違い、DZはインターナショナルレベルのテストですので、日本でも受験することができます。

なので、「B1のテストを受けた」というと皆、「わー!すごい高レベル!」なんて言ってくれますが、実際はB1にはほど遠いお粗末なレベルで、個人的にも語学学習者として手ごたえのあるレベルではありません。

ちなみに、このDeutsch-Test für Zuwanderer (DTZ)の対象者は、移民と将来的にドイツのパスポート(ドイツ国籍)を取得したい人ということになっています。

私の場合は移民ですが(日本国籍者全員がこういう手続きなのかは不明)3年以内にB1レベルのドイツ語を取得していると、パーマネントビザ(永住権)がもらえるということで、ドイツの移民局から勧められ、ドイツ語学校に通っている次第。

今は、ドイツ語自体の授業は終了したので(このB1レベルをもって終了)、インテグレーションコースという、これまた移民とドイツ国籍を希望する人向けの、ドイツの歴史や政治の仕組み、文化を勉強するコースに通っています。

こちらも移民局により、必須項目となっています。

DTZのB1テストはどんなことをやるの?

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DTZのB1テストの内容は、以下の通りです。(2018年5月現在)

●リスニング(Hören)25分間
天気予報、交通情報、駅のアナウンス、街角インタビューの内容など
3択の回答の中から1つをマークシート形式で選択します。

●読解(Lesen)45分間
仕事探しの掲示板、市役所でどのオフィスに行くべきかの回答照合、マンションの管理会社からの手紙、銀行からの新サービスの案内、学校の保護者会の案内等生活に密着した内容
こちらは、質問に対して正しいか間違っているか(正/誤)を選んで回答するものと、質問に対して3択から選ぶもの、最後に文法の穴埋め問題があります。

●簡単な作文(Schreiben)30分間
テーマが2つ与えられ、その中から自分にとって書きやすい方を選択し、作文中に組み込む4~5つの項目を網羅しながら文章を書く。手紙やEメールの返信など。

●スピーキング(Sprechen)16分間
2人ペアになって同時に受験する。試験官も2名。
Teil 1~3の3つのパートから成り、Teil 1では自己紹介、その後試験監による質問が2つほどでそれに対して回答する。

Teil 2では、写真の描写。その後に試験監より質問があり、回答する。

Teil 3では、ペアで何かを一緒に計画する、というもの。共通の友達の誕生日会であったり、日帰り旅行の計画であったり、同僚の退職祝など様々。試験監からの質問はない。

ドイツ語B1テスト:私の場合こんな問題が出た!

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●作文

【Aufgabe A】
あなたの語学学校が、請求書を送ってきました。文法コースに200ユーロを払う必要があると書いてあります。しかし、あなたはこのコースを申し込んでいませんし、受講もしていません。なので、この語学学校に手紙を書きましょう。

・手紙を書いている理由
・請求書が来た時何をしていたか
・どのコースを受講したか
・あなたは(これに対して)何をしたいか、どうしたいか

【Aufgabe B】
あなたの子供の学校で、5日間のklassenfahrt(修学旅行)を計画している。この詳細に関して説明会及び意見交換の場として、保護者会が予定されているが、あなたは保護者会に参加できない。担任の先生に手紙を書きましょう。

・なぜ保護者会に参加できないのか
・修学旅行の目的、ゴールは何か?
・金額はいくらになるのか?
・修学旅行に関してのあなたの意見を書きなさい

でした。うるおぼえなので上記が正確かは保証がないですが、私はBを選んで書きました。

旅行に対しての意見のところは時間も迫っていて、アイディアが浮かばなかったので、5日間は長すぎるので、費用節約のためにももう少し日数を少なくした方が良い、という様なことを書きました。

あ~>< 結果はいかに!!!?

●スピーキングテスト

Teil 1の自己紹介は、完全に暗記していったので、それを適度に暗記しているように見えないように渡された紙を見ながら話しました。

おそらく、一緒に受けた台湾の子も暗記していたようで、紙を見ずにスラスラ話し始め、台湾についての説明までし始めたので、暗記しているのが丸わかりだったうえ、試験官から「台湾の事ではなくて、もう少しあなた自身のことを話してください」と途中で言われていました。

私は、東京ではドイツの会社で働いていたので、そのことを自己紹介で話したら「おお~!」と試験官から小さな歓声?が。。。(笑)

予測通り、試験官からもそれについての質問があったので、日本でやっていた業務の内容を紙に書いて覚えていった・・・つもりなのですが、緊張の為、ある動詞をド忘れしてしまい、最後は歯切れが悪くなってしまいました・・・・泣

Teil 2では、3人の女性が街角で買い物袋をもって歩いている様子の写真を渡されました。

これは、モデルテストで見たことのある写真だったのですが、とっても緊張してしまい、いいアイディアが浮かばず、単語も度忘れしてしまい、自分ではイマイチだったと思います。情けない。

Teil 3は、クラスメートの台湾人の子と一緒に会話をずっと練習してきたのですが、渡された問題が、「お互いの知り合いがAusbildung(ドイツの職業訓練制度)を探しているが、実は何をやりたいかわからないので2人で助けてあげましょう」という内容でした。

盛り込むべき内容は、
・その友人は何に興味があるのか
・その友人の今までの経験は何なのか
・アプリケーションをどうやって手伝うか
・もうひとつありましたが忘れてしまいました・・・

でした。

正直、このお題を見たときに「何だこりゃ?!」と思いました。

だって、日本だったら、こんな個人的な問題を友達が手伝いますかね??10代の子ならともかく・・・苦笑

正直、まったくイメージがわかなかったので、会話の中でも「全然アイディアないんだけど~!」と言ってしまいました(笑)

なので、お題の紙を試験官に戻すときに、「このお題、ちょっと難しくて奇妙な内容でした・・・」と言い訳してみたw

自分が喋ったダイアログ自体もなんだかふにゃふにゃで、腹落ちしてません・・・・あーー落ちたな。

私が実際にやってみたテスト対策5つをご紹介

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●テスト対策1
まず、問題になれる意味で、インターネット上のTelcのモデルテストを印刷してそれをやりました。

●モデルテストのサイト一例

また、模擬テストが本になっているものがあるので、それを一冊購入してやりました。20ユーロほどで、CDのダイアログの内容もすべてテキスト化された別紙がついており、4つのモデルテストを掲載、CDも実際のテストとほぼ同じ形式になっているので、お勧めです。

今思えばですが、全部のモデルテストの本を買っておけばよかった・・・・。

こちらを購入「Prüfungstraining DaF: A2/B1」
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●テスト対策2
重要な単語だけど、すぐ忘れてしまう!というちょっと難しい「B1レベル」と言われる単語を必死に覚えました。

例えば、「たぶん、おそらく」を意味するVielleicht。これは日常的にもよく聞くし、すぐに覚えてしまうと思うのですが、これよりもWahrscheinlichをつかった方が試験官への印象が良いです。(実際に学校では先生にそう言われました)

実際、Vielleicht とWahrscheinlichは確率的には微妙に差があるのですが、Wahrscheinlich denke ich~~~などのように話した方が印象が良いようです。実際に、Wahrscheinlichはドイツ人も日常的に頻繁に使っています。

●テスト対策3
自己紹介は確実に点を稼げるパートなので、正しい文法で書いた自己紹介を練習して暗記しておきました。また、質問されるであろう内容はいくつか予測しておいて、それも紙に書き、覚えてみたのですが、実践では完璧にはいかなかった・・・・。

やはり、緊張してしまうと、頭がまっしろになってしまったり、普段ならしない失敗なんかもしてしまうので、納得いくまで練習するのが良いと思います。

ちなみに余談ですが、この自己紹介は、テスト以外でもかなり役に立ちますので、スラスラ言えるようになることは決して無駄ではありません!

例えば、先日はねうさ夫の友達と食事をしたときに、私自身のことを聞かれました。

「今は何をやっているの?」=>「今は語学学校に行っているけど、東京ではドイツの会社でマーケティングをしていた」

「住んでいる町は好き?」=>「好きだけど、ちょっと小さいかな。東京都の人口は13万人で、でも東京のメトロポリタンエリアで合わせると約27万人が住んでいる」・・・等

東京メトロポリタンの人口を話すと必ずWOO!となります。

これもすべて自己紹介の時に暗記したもので、もちろんそのまま全てではありませんが、言葉を組み合わせたり、変更したりすれば、すぐに話すことができます。

あと、理由はわかりませんが、紙に書いたものを暗記する手法を練習し始めてから、先生およびクラスメートから「この2週間くらいですっごくスピーキングが良くなってるよ!」と言われました。

で、ここでいつも「家で旦那さんとドイツ語で練習してる?」と聞かれますが(これ聞かれるの嫌なのよね)、はねうさ夫は全然助けてくれません。(質問すれば答えてくれますが、私のテスト練習を手伝おうという雰囲気は全くなく、ダイアログもふざけてしゃべるので無意味!!!)

なので、「旦那は頼りにならないし、今でも家では英語で話してます。もしかしたらタンデムパートナーとの交流が効果が出ているのかも?」と答えてます。

でも正直、タンデムパートナーとは半分くらいは英語で会話してるので、自己分析では、この暗記術?!が功をなしているのでは?と考えてます。

ただ、タンデムパートナーは、文章の添削、および音声もお願いすると送ってくれるので、それを聞きながらひたすらリピートしてます。すっごく優しい!!それが良いのかな??

●テスト対策4
Teil 3のDialogで使える言い回しを覚える。

例えば、自分の意見を言う時
・Ich schlage vor, wir…
・Wie wäre es, wenn wir…?
・Lass uns doch….

相手の意見に同意する時
・Ich bin einverstanden.
・Ja, genau!
・Das finde ich toll.

相手の意見をうかがう時
・Was meinst du dazu?
・Wie findest du das?
・Was dinkest du?

等など・・・・とはいえ、なんだか腑に落ちないお題だったので、これらはフル活用できず、撃沈でした・・・あ~~><

●テスト対策5
これはクラスメートのシリア人の子がオススメしてくれたのですが、マジですごいです。

「Deutsch Sprechen DS」というスマホのAppです。

Appストアから無料でダウンロードすることができます。

ほとんどアラビア語で書かれているので、一見???なのですが、メニューの下の方にいくと「Bild」「Chat」「Breif」と英語で書かれた項目があるので、こちらをタップしてみると、模擬テストの写真描写問題のほとんどすべてと回答例(もちろんドイツ語、そしてアラビア語の翻訳が下方にあります)が記載されています。

ちょっと変な文法のところもあり、こちらを全部覚える必要はないですが、自分にとって、この言い回しいいね!とか、参考になるアイディア!というのが必ずあるので、これで練習するといいと思います。

実際に私のスピーキングのTeil 2テストの写真描写はこの中の一つが出ました!

しかし、しっかり練習していなかったので、無茶苦茶でしたが。。。><

ただし、私のiPhoneと相性が悪いのか、良くバグるし、いまは「一時的に使えなくなっています」と表示されたりするので、何度もダウンロードしなおしたりして手間がかかりました。

B1テストの結果はこちら:

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